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~番外編・レアンドル×ブランシュ~
公爵様の慈しみと、子爵令嬢の距離感
しおりを挟む――Side レアンドル・クレイラーゼ
クレイラーゼ公爵家当主としての仕事や立場を忘れる事の出来る休日のある晴れた日のこと。
俺は愛しい恋人を屋敷へと招き、自分の邸内で飼っている犬達を紹介した。
女性は皆、大抵は可愛らしい存在や愛らしい動物達に対して弱いものだ。
俺の愛するブランシュも同じく、紹介した犬達にすぐ心を許した。
邸内の庭で何頭もの犬達と楽しそうに戯れるブランシュ……。
「ふふっ、くすぐったい! きゃあっ、もうっ」
「ワンッ!!」
「ワフッ」
……視覚的にも、日々の疲れを癒してくれる事は間違いない微笑ましい光景だ。
だが、ブランシュの可愛い顔をぺろぺろと舌で舐め、俺よりも小さな、その柔らかい手で撫でられ嬉しそうにしている犬達の光景を見ていると……。
(幾ら相手が犬とはいえ、羨ましいと思わずにはいられないのだけどね)
基本的に、俺とブランシュのデートといえば、大勢の目のある場所での、始終穏やかでほのぼのとしたものばかりだ。二人きりになる時もあるが、俺を見上げ、その純真無垢な眼差しを向けられていると……。
(一線を越えるのは、容易くない、と……、わかってはいるが)
恋人同士となっても、俺を見る彼女の眼差しが、どこか人畜無害な大人を見ているようで……。
正直、彼女を愛しく想う気持ちが増して、自分でも持て余しているというのに、
(手を出したら終わりという気しかしない……)
彼女という存在に、俺という男の欲をぶつける事に、情けない事だが、怯えがあるのだ。
絶対に傷付けないと誓う相手から、『奪う』という意思をもって触れられた時……。
(君はどう思うのだろうね……ブランシュ)
喜んで受け入れてくれるのか、男としての顔を見せた俺を恐怖の対象としてみるのか……。
(キスまでは……、どうにか受け入れてくれるようにはなったのだけどね)
甘い雰囲気を演出し、言葉巧みに温もりを触れ合せれば、ブランシュは大人しくそれを受け入れてくれる。
まだ俺が、大人としての余裕を保っていられるからね……。
けれど、彼女の温もりに酔いしれ、うっかり我を忘れかける事も……なくはない。
その時に、ブランシュも男の欲を感じ取ってしまうのか、小さく震えを纏ってしまうから……。
(結局、毎回そこから先には進めない……)
社交界で浮名を流した事など、本当に何の意味もない。
ブランシュを愛するあまり、傷付けたくないという保護者的な理性と、奪ってでも彼女を自分のものにしてしまいたいという本能がせめぎ合う。
雰囲気や、自分のペースに流してしまう事は出来るかもしれない。
けれど、俺はそんな流れで、彼女を抱きたくはないのだ。
「レアンドル様~! た、助けてくださっ、きゃあっ、ふふっ、く、くすぐった~い!!」
「あぁ、今行くよ。……こら、お前達、ブランシュが可愛くて懐いてしまう気持ちはわかるけれど、彼女は俺の愛しい姫君なのだから、少しは遠慮してくれないとね」
「「「「「ワンッ、ワンッ!!」」」」
犬達に取り囲まれ、芝生の上に倒れ込んで顔や手を舐められているブランシュの光景に、自然と笑みが零れ出る。
本当に……、彼女を守りたいと思うのに、深く愛するが故に、いずれは傷付ける必要がある事が悔やまれるよ。
柔らかな羽毛のように、ブランシュをそっと包み込んで愛したいと願うのに……。
「大丈夫かい? ブランシュ」
「は、はいっ。……レアンドル様?」
「ん? どうかしたのかい?」
犬達の輪からブランシュを抱き上げ救出すると、彼女は不思議そうな顔をして、俺の頬へと両手を伸ばして来た。
甘い香りを纏う、彼女の優しい手のひらの温もり……。
愛しいと想える相手が、こうやって自分を心配するかのように触れてくれる事だけでも、幸せな事なのに。
「具合でも悪いのですか? その……少し、お元気がなさそうです」
「ブランシュ……」
彼女の温かな思い遣りも、触れている感触も、全てが愛おしくて堪らない。
俺を見てくれる君を、俺の想いを受け入れてくれた君を、この腕の中で守りたい……永遠(とわ)に。
それなのに、いつか自分は必ず彼女を傷付け、耐えがたい苦痛の中に身と心をおかせてしまうかと思うと……。
「すまないね、ブランシュ……。俺は、不甲斐ない男だ」
「な、何を言ってらっしゃるんですか!! レアンドル様は、いつも優しくて、温かくて、とても素敵な方ですのに!!」
「……」
その評価は嬉しいけれど、……やはりこの子はまだ、俺という存在を、『男』としては受け入れていないのだろう。恋人という関係を結んでも、唇を触れ合せても、本格的な行為に及んでいないからか、ブランシュの中での俺は、『自分を傷付けたりはしない、良識のある大人』という印象が強い。
俺の良いところを一生懸命述べてくれるブランシュに、嬉しいという感情と、男としては寂しいという複雑な感情を混ぜ合わせ、俺は小さな苦笑を漏らし、彼女の額へとキスを落とした。
「有難う、ブランシュ。愛しい俺の天使……」
「きゃっ、……は、恥ずかしい、です、レアンドル様」
「おや、頬が可愛らしい色に染まったね」
ほら、彼女は俺が額に触れただけでも、こんなにも恥ずかしがってしまう。
落ち着かないように視線をキョロキョロと彷徨わせ、鼓動を速めていく……。
もう少し……、時間をかけて、俺という男に慣らしていかなくてはいけないね。
今度はブランシュの左目の横に唇を触れ合せ、少しだけ吸い付くように小さな音を立てる。
「んっ……」
「ブランシュ、覚えておいてほしい。俺の全ては、君だけの為に在るという事を……」
「れ、レアンドル、様。……ンっ」
戸惑う少女の柔らかな唇を優しく塞ぎ、何度か軽く啄む。
このくらいの行為なら、まだ彼女を傷付けずに済む……。
けれど、自分自身の中に潜む男の欲は、どれだけ抑えようと、その片鱗を覗かせるように行為へと現れていく。
「ンゥッ……ふぁ、れ、レアンドル、様。わんちゃん達が……見て、ま、すっ」
「すまないね、ブランシュ。もう少しだけ、……ンっ、俺の熱を君の可愛い唇で受け止めておくれ」
「レア、ンンッ……」
ブランシュを抱えたまま、その甘い蕾から蜜を得るように唇を割り開き、濡れた舌を差し入れた。
彼女の小さな舌が怯えるように逃げていくのを絡め取ると、互いから生じる唾液が混じり合い、淫卑な水音を微かに零す。
何度かこうやって触れ合いを重ねてはいるけれど、ブランシュの反応はいつまで経っても初々しい少女のそれだ。
俺の舌に求められ、それにどうやって応えて良いのかわからず、されるがまま……。
まだ、彼女からは求めて貰えない……。それが、ほんの少し、……寂しく感じられる。
いつか、純粋無垢なこの少女を、俺という存在が刃となって傷付ける日が訪れる……。
純潔を散らされる苦痛と、凶器のような男の欲と、俺の愛を……ブランシュに与える『いつかの日』。
出来れば、彼女の痛みを極力和らげて事を成したいという気持ちはあるが……。
――ドサッ!
邸内へと入り、外に続く窓扉を閉めた俺は、中の様子が見えないようにカーテンで世界を閉ざした。
ソファーへとブランシュを下ろし、キスという行為で蕩けている彼女を見下ろす……。
今……、男としての俺を見せたら、この子はやはり、怯えてしまうだろうか。
行為の恥ずかしさで涙を滲ませ、瞳を潤ませているブランシュの表情に、『女』としての気配が浮かんでいる……。
「レアン……ドル、さま」
身を捩り、起き上がろうとしたブランシュを、少しだけ……強くその場に押し留める。
「ブランシュ……」
それほど力を込めているわけじゃない。
けれど、小柄でか弱いブランシュからすれば、恐怖を感じる力だったのだろう。
その澄んだ美しい青の双眸に……俺に対する怯えが浮かぶ。
「あ、あの……」
俺がこれから自分に何をしようとしているのか……。
それに戸惑い、俺を見上げてくるブランシュの表情は、餌を求める獣には煽るものでしかない。
涙に潤んで頼りない顔も、小さく震えている華奢な身体も……、どこか俺の中に在る嗜虐心を刺激する。
本能に呑まれてしまえば、きっと俺は……ブランシュをこの部屋に閉じ込めて、全てを奪ってしまう事だろう。
泣きながら、俺に流されるように身体を穢される愛しい天使……。
それを一瞬だけ想像したが……。
「すまなかったね。怖がらせてしまったようだ」
「え……」
俺はブランシュを助け起こし、その愛しい温もりを優しく抱き締めると、背中をあやすように軽く叩いた。
「レアンドル……様?」
「愛しい君を前にすると、どうにも俺は箍が外れやすい……。
あの子達、……心強い、頼りになる番犬達の許に戻ろう。
そうすれば……」
ブランシュを求める、俺の中の獣を檻の中に閉じ込めておけるだろう。
まぁ、彼女からすれば、この一連の流れは、全く意味のわからないものだっただろうが……。
ただ、不用意に怖がらせてしまった事をもう一度詫びた俺は、部屋のカーテンを開け放ち、再び庭へと下り立った。眩しい陽の光に照らされ、犬達の前に出たブランシュは……、やはり天使のようだ。
穢してはならないと……、天上の神々が俺を見張っているかのような晴天の空を見上げる。
「はぁ……」
俺は、ブランシュを傷付ける事が正直怖い。
彼女が傷付いてしまう事も、それを強いてしまう自分の想いも……。
さっきのブランシュの様子を見るからに、彼女がそうなっても良いと、俺という存在を苦痛と共に受け入れてくれる心の準備を整えてくれるまでにも、きっとまだまだ時間がかかる。
俺とブランシュの心が互いを結び付けようと、強く惹かれ合い、温もりを重ねる事が出来る、その日まで……。
「あの……レアンドル様」
「ん?」
気が付くと、空を見上げ表情を曇らせていた俺を心配したのか、ブランシュが小さな背丈で背伸びをし、俺の様子を窺っていた。
「レアンドル様は……、大人、だから、私じゃ相談相手にもならないのはわかっています」
「ブランシュ?」
「レアンドル様から見れば、私なんて、まだまだ子供で……。何のお力にもなれない事も……。だけど、……だけどっ。わ、私は……、あ、貴方の……こ、恋人、です」
恥ずかしそうに、俺にとって自分がどんな立場であるかを、初めてその小さな唇で紡いだブランシュは、俺に少しだけ背を屈めるように促し、……自分の顔の前に近付いた俺の首に、両手をまわした。
「ぶ、ブランシュ? どうしたんだい」
ぎゅっと強くしがみつき、俺の耳元で……愛しい天使が一生懸命に言葉を紡ぐ。
「貴方の力になる事は……正直、今の私では難しいと思うんです。だけど……、レアンドル様が悩んでいたり、不安になっている時には、必ず、こうやって……傍にいて、抱き締めてあげられる存在にはなりたい、って」
そう……思うんです。と、彼女は最後の方だけ恥ずかしそうに俺に告白の言葉を口にする。
「大好きな人の心を、ひとりぼっちになんか……したくないんですっ」
俺が何を悩んでいたのか、それを正確に知っているわけではない。
けれど、ブランシュは、俺が何かを悩んでいる事、彼女に対する複雑な感情を持て余している事を、その優しく思い遣りの深い心根で感じ取ってくれたのだろう。
社交界の場で口にされる、どんな称賛の言葉なども及ばない、……愛する女性からの思い遣りの心。
はぁ……、まさか、愛する君と結ばれるその日の事を心配しての葛藤などを抱いていたとは……どうにも言い出しにくいね。
こんなにも純粋で、心優しい天使からの想いを、俺は両腕の温もりで受け止める。
「有難う、ブランシュ……。今日は、俺のせいで君を困らせてしまったというのに」
「こ、困るというか……、そ、その、……レアンドル様にキスをされたり、こうやって抱き締められていると……、こ、心だけではなくて」
「ん?」
「あの、はしたない娘と思わないでほしいのですが」
「愛らしい俺の天使を、そんな風に思うわけがないよ」
寄って来た犬達に見守られながら、俺は芝生の上に腰を下ろし、首にしがみ付いていたブランシュを自分の両足の間に収めた。
両手が首から離され、彼女の可愛らしい顔が俺の視線の下に現れる。
ショートケーキの上に付いている苺のように真っ赤な色で頬を染めているブランシュが、もじもじと、両手を自分の膝部分のドレスの上に置き、暫く思い悩むように視線を彷徨わせた、直後。
「へ、変になるんです……」
「変?」
「れ、レアンドル様に触られたり、キスをされたりしていると……、身体の奥が、何だか……凄く、熱くなって、……むずむずする、というか」
「……」
「は、はしたない、ですよね。ご、ごめんなさい……。でも、最近では、お会いしていない時にも、レアンドル様の事を思い浮かべると……。凄く会いたくて堪らなくなったり、身体が勝手に熱をもってしまって……」
「……」
恥ずかしがり、涙目になって自分は変なのだと告白するブランシュに、俺の中で堪えていた理性が総攻撃を受けたように急速に崩壊していく……。
何だ? この、耐えろとばかりの試練は。俺を見上げるブランシュの表情が、完全に誘っているとしか思えない。
だが、一時の衝動で彼女を傷付けるわけにはいかないという強い意思が介入してくる。
「……ブランシュ」
「は、はいっ」
暴走に走ろうとする自分の本能を、どうにか寸でのところで押し留めた俺は、ブランシュを傷付けない為に、ひとつの名案を思い付いた。
「実は俺もね、君の事を想うと……『身体が熱くなったり』、『むずむずする』時があるんだよ」
「れ、レアンドル様も、ですか?」
「あぁ、だから、今日は、二人の共通の悩みであるそれを解決する為に、『たっぷり』と、『キスのレッスン』をしようと思うんだ」
「き、キスの……ですか? な、何で……」
「大丈夫だよ。怖がらなくてもいい……。二人の悩みを解決する為には、お互いにもっと触れ合う必要があるだけ、だからね」
戸惑うブランシュを抱き上げ、再び部屋へと向かい始める。
勿論、彼女を傷付ける事はしない。
ただし、ブランシュの『告白』によって昂ぶったこの熱情は、彼女によって癒して貰う必要がある。
怖がらせないように……、優しく、優しく……甘く蕩ける様な愛で包みながら。
「ブランシュ、君を傷付けないように……大切にレッスンしていくからね?」
「は、はい? え、えっと、あ、あの……それは、どういうっ」
にっこりと、困惑している彼女に笑みを向け、部屋へと入った俺は、さっきと同じように、カーテンで世界を閉ざした。彼女を怖がらせないように、いつか……二人で結ばれる日を迎え、極力傷付けないようにする為には……。
「れ、レアンドル、さまっ?」
ソファーに彼女と共に向き合うように座り、その金の髪を優しく撫でながら、耳元で囁く。
「俺の愛するブランシュ、何も怖い事はないんだよ……。今からするのは、俺達が互いを深く知り合い、いつか、ひとつになる日を迎える為の、レッスンだからね」
「あ、あの……えっ、れ、レアンドル、さまっ?」
あくまで優しく、彼女の心を羽毛の中で包むように、怖い顔はせず、微笑みと共に戸惑う声音を紡ぐ蕾を塞ぐ。
最後までは奪わない。けれど、何もしないままでは、俺達の関係は進展しない事もまた事実だ。
彼女の心の準備が整う行程と、俺に対する警戒心や、男に対する恐怖を拭い去る為に、この身体で触れて、来るべき日に備えて慣らしていく事も重要な俺の役目だ。
さっきまでは、彼女を怖がらせてしまう事や傷付けてしまう事にばかり意識を向けていたが、よくよく考えれば、『怖がらせないように努力すればいい』のだ。
「可愛い俺のブランシュ……、ンっ……、二人がひとつになるその日まで、こうやって触れ合っていく回数を増やそうか。唇を触れ合せ、お互いの温もりを感じ合って、いつか強く求めあえるように、ね」
「ふぁっ……ンンッ、……レア、ンド、ル……さ、まっ。駄目、です……、また、身体が、熱く……変に、なって、しまい、ますっ」
「大丈夫だよ。レッスンをすれば、……時期に良くなるよ」
俺幼い恋人は、その反応が俺に対する欲情だとも気付かずに恥ずかしがり、顔を背けようとする。
こんな姿を見て、それでも大人としての仮面を外さずにいられる男がいたら見てみたいものだ。
俺は愛する彼女を宥めながら、あくまでこれはレッスンなのだと言い含めて、唇を啄む。
お互いの心の距離を近付ける努力も必要だけれど、互いの温もりを知り、身体の準備を整えていくのも大事な事だ。だからこの行為は、恋人同士である二人には、これからを一緒に生きて行く為に必要な事……。
「ブランシュは……、俺の事をもっと知りたくはないかな?」
「そ、それは、……し、知りたい、です」
「俺もだよ。まだ知らない君の色んな可愛い部分を知りたい……」
少しでも彼女の中に怯えがあれば、それを消す為に優しい物言いや触れ方で安堵感を与える。
そうやって……、少しずつ、俺という男に慣れさせていこう。
俺に触れられて、彼女が幸せを感じられるように、いつか迎える記念すべき日に、痛み以上の幸福を、俺と共に感じられるように……。
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