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第19話 彼女を口撃した
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「もう~、ばかばかばか!」
「悪かったって」
楓の家に到着するなり、俺は赤面した彼女から全身をポカポカと叩かれていた。
と言っても本気ではないので痛くはない。逆に色々な意味でこそばゆかった。
「一部始終を見られていただけでも恥ずかしいのに、あ、頭撫でるなんて……!」
「いや、本当に反省はしてるって。でも、あれは楓も悪かったと思うぞ」
「私のどこが悪かったんですか」
楓がむすっとした表情を浮かべた。
「あの表情は可愛すぎたっつーか、無意識に頭撫でちゃっても仕方ないっつーか」
「っ……もう~!」
楓が頬を染めて地団駄を踏んだ。
「楓ってもちろん顔も可愛いけど、行動もめっちゃ可愛いよな」
「な、なんなんですかっ! 私の心臓破裂させる気ですか⁉︎」
「言動も可愛いな」
「はぅ……!」
限界が来たようで、楓はソファーにダイブした。
クッションに顔を埋めて、
「ほ、本当になんなんですか……! 供給過多すぎるんですけど……!」
「いやあの、謝罪と感謝を込めてちゃんと想いを伝えておこうかと思ってさ。止めようと思えば止められたのに、俺がずっと傍観してたせいで怖い思いさせて悪かった」
楓から「委員会もうすぐ終わりそうです」という報告を受けていた俺は、いくらなんでも遅いと思って教室まで迎えに行った。
そこで、楓と宮村が言い争っているところに遭遇したのだ。
「別にそこはいいですよ。ちゃんと助けてくれましたし、決定的な証拠を抑えるためだったのでしょう?」
「それもある。けど、一番の理由はそれじゃない」
「えっ?」
楓がクッションから顔を上げた。
「楓にわかってほしかったんだ。自分でできることとできないことを」
「自分でできることと、できないこと?」
キョトンとした表情で小首を傾げる楓、小動物味もあってマジで可愛いな。
……じゃなくて、
「楓は宮村に対して強く出れないって自分を責めてたけど、さっきは一歩も引かずに言い返せてた。ちゃんと拒否できてたじゃん」
「でも、何か言おうとしてもさえぎられちゃってましたし……」
「それは単純に声のでかいほうが有利ってだけだ。言いたいこと言わせてその後にちゃんと自分の意見を主張すればいいし、楓はちゃんと断れてたからそこは気にしなくていいと思うぞ。でも、やっぱり力じゃ勝てなかったろ?」
「びくともしませんでした」
楓がブルっと体を震わせた。恐怖を思い出してしまったのだろう。
隣に座ってその肩を抱くと、安心したように息を吐いた。
「そこが楓のできない部分だ。いくら相手を言い負かすことはできても、暴力に訴えられたらさすがに男子には勝てない。だから、無理しないでほしいんだ。同じようなことが二度と起きないことを祈るけど、もしそうなったときに正論で返すんじゃなくて、その場を収めることを優先してほしい。楓がちゃんと拒否できるのは今回ので証明されたし、俺もいつでも助けられるとは限らねえからさ」
「はいっ、ありがとうございます……!」
楓の瞳から、透明な雫が流れ落ちた。
……えっ?
「ちょ、なんで泣いてんだ⁉︎」
「す、すみませんっ、悠真君がそこまで私のことを考えてくれてたんだなと思ったら嬉しくて……!」
なんだ、そういうことか。よかった。
ズズッと鼻をすする楓の体を、優しく抱きしめる。
「そりゃ当たり前だろ。彼氏なんだからさ」
「はいっ……」
「ちゃんと宮村のことも拒否してくれてありがとな。ビンタしたのとかめっちゃ爽快だったし、あそこまでやってくれてマジで嬉しかった」
「あ、あれは感情が昂って咄嗟に手が出てしまったというか……」
楓が恥ずかしそうにもじもじと言った。
衝動的なものだったらしい。
「だったらなおさら嬉しい」
俺は彼女を抱く腕に力を込め、その額にキスを落とした。
彼女は瞳に涙を浮かべつつも嬉しそうに笑ったが、すぐに後ろめたそうな表情になった。
「でも、それでいうと私からも謝らなければなりません。悠真君の安全のためには別れるべきなんじゃないか、とか馬鹿なことを考えてしまい、申し訳ありませんでした」
「それは本当にそうだな。あっ、それもさっきの口撃の動機の一つだったわ」
「というより、多分それが本命でしたよね?」
ジト目で睨まれ、俺はスッと視線を外した。
図星だった。どんな理由であれ楓が少しでも俺との別れを考えていたという事実に苛立っていたし、彼女からの気持ちを確かめたくて、あそこまで恥ずかしいセリフを投げ続けたのだ。
(……俺もなかなかのメンヘラだな)
苦笑いを浮かべていると、不意に楓が頬にキスをしてきた。
「か、楓?」
「安心してください。その……多分、悠真君に迷惑がかかるとか、そんな殊勝な理由で別れることは無理だと思います。そ、それくらい好きになっちゃってるのでっ」
言ったそばから楓はカァ、と首まで真っ赤に染まった。
俺はたまらずその唇に口付けを落とした。柔らかくてみずみずしくてプルプルな感触が悩ましい。
「楓、好きだ」
「わ、私もですっ」
瞳を閉じて叫ぶように言った後、楓は自分から俺の口にかじりついてきた。
少しザラザラとした暖かい舌が口内に侵入してくる。
「ん……ふっ……!」
俺たちの呼吸音とピチャピチャという水音が室内に響く。
楓は顔を離したかと思えば、呼吸を整える間もなく再びかじりついてくる。
体感的には、正直まだあまり気持ち良さはわからない。変な感触がするな、という程度だ。
それでも、彼女がここまで情熱的なキスをしてくれてるという事実に俺は最高潮まで昂った。
楓の瞳にもはっきりと欲情の色が宿っていた。
ここまで来て止まれるわけがなかった。
テストが数日後に迫っていることを思い出したのは、お風呂で三回戦目を終えて体を洗っているときだった。
お互いを求めることに夢中で、脳裏をかすめることもなかった。
勉強はおろそかにしないようにしよう、と俺たちは誓い合った。
具体的には、その日の宿題などの自分たちで設定したノルマをこなすまではエッチはしないという約束を取り交わした。
「体の相性が良すぎるというのも困りものですね……」
楓が何気なくボソッとつぶやいたその言葉に、俺の愚息はビクッと反応した。
直前に交わした約束を思い出してなんとか堪えた。
恥ずかしがり屋だが、楓は天然なところもある。
時々こうして無意識に強烈なフックを喰らわせてくるのだから、たまったもんじゃない。
「ま、そういうところも好きなんだけどな」
「えっ、何か言いました?」
「な、なんでもねえよ。それよりさっさと上がって勉強しようぜ。成績落ちて親に楓と過ごす時間減らされでもしたら最悪だし」
「そ、それはまずいです! 悠真君、さっさと上がって勉強してください!」
楓が焦りの表情を浮かべて俺の背中をグイグイ押した。
冗談だったけど、楓の暴走ストッパーにはなるだろうから訂正しないでおこう。
「悪かったって」
楓の家に到着するなり、俺は赤面した彼女から全身をポカポカと叩かれていた。
と言っても本気ではないので痛くはない。逆に色々な意味でこそばゆかった。
「一部始終を見られていただけでも恥ずかしいのに、あ、頭撫でるなんて……!」
「いや、本当に反省はしてるって。でも、あれは楓も悪かったと思うぞ」
「私のどこが悪かったんですか」
楓がむすっとした表情を浮かべた。
「あの表情は可愛すぎたっつーか、無意識に頭撫でちゃっても仕方ないっつーか」
「っ……もう~!」
楓が頬を染めて地団駄を踏んだ。
「楓ってもちろん顔も可愛いけど、行動もめっちゃ可愛いよな」
「な、なんなんですかっ! 私の心臓破裂させる気ですか⁉︎」
「言動も可愛いな」
「はぅ……!」
限界が来たようで、楓はソファーにダイブした。
クッションに顔を埋めて、
「ほ、本当になんなんですか……! 供給過多すぎるんですけど……!」
「いやあの、謝罪と感謝を込めてちゃんと想いを伝えておこうかと思ってさ。止めようと思えば止められたのに、俺がずっと傍観してたせいで怖い思いさせて悪かった」
楓から「委員会もうすぐ終わりそうです」という報告を受けていた俺は、いくらなんでも遅いと思って教室まで迎えに行った。
そこで、楓と宮村が言い争っているところに遭遇したのだ。
「別にそこはいいですよ。ちゃんと助けてくれましたし、決定的な証拠を抑えるためだったのでしょう?」
「それもある。けど、一番の理由はそれじゃない」
「えっ?」
楓がクッションから顔を上げた。
「楓にわかってほしかったんだ。自分でできることとできないことを」
「自分でできることと、できないこと?」
キョトンとした表情で小首を傾げる楓、小動物味もあってマジで可愛いな。
……じゃなくて、
「楓は宮村に対して強く出れないって自分を責めてたけど、さっきは一歩も引かずに言い返せてた。ちゃんと拒否できてたじゃん」
「でも、何か言おうとしてもさえぎられちゃってましたし……」
「それは単純に声のでかいほうが有利ってだけだ。言いたいこと言わせてその後にちゃんと自分の意見を主張すればいいし、楓はちゃんと断れてたからそこは気にしなくていいと思うぞ。でも、やっぱり力じゃ勝てなかったろ?」
「びくともしませんでした」
楓がブルっと体を震わせた。恐怖を思い出してしまったのだろう。
隣に座ってその肩を抱くと、安心したように息を吐いた。
「そこが楓のできない部分だ。いくら相手を言い負かすことはできても、暴力に訴えられたらさすがに男子には勝てない。だから、無理しないでほしいんだ。同じようなことが二度と起きないことを祈るけど、もしそうなったときに正論で返すんじゃなくて、その場を収めることを優先してほしい。楓がちゃんと拒否できるのは今回ので証明されたし、俺もいつでも助けられるとは限らねえからさ」
「はいっ、ありがとうございます……!」
楓の瞳から、透明な雫が流れ落ちた。
……えっ?
「ちょ、なんで泣いてんだ⁉︎」
「す、すみませんっ、悠真君がそこまで私のことを考えてくれてたんだなと思ったら嬉しくて……!」
なんだ、そういうことか。よかった。
ズズッと鼻をすする楓の体を、優しく抱きしめる。
「そりゃ当たり前だろ。彼氏なんだからさ」
「はいっ……」
「ちゃんと宮村のことも拒否してくれてありがとな。ビンタしたのとかめっちゃ爽快だったし、あそこまでやってくれてマジで嬉しかった」
「あ、あれは感情が昂って咄嗟に手が出てしまったというか……」
楓が恥ずかしそうにもじもじと言った。
衝動的なものだったらしい。
「だったらなおさら嬉しい」
俺は彼女を抱く腕に力を込め、その額にキスを落とした。
彼女は瞳に涙を浮かべつつも嬉しそうに笑ったが、すぐに後ろめたそうな表情になった。
「でも、それでいうと私からも謝らなければなりません。悠真君の安全のためには別れるべきなんじゃないか、とか馬鹿なことを考えてしまい、申し訳ありませんでした」
「それは本当にそうだな。あっ、それもさっきの口撃の動機の一つだったわ」
「というより、多分それが本命でしたよね?」
ジト目で睨まれ、俺はスッと視線を外した。
図星だった。どんな理由であれ楓が少しでも俺との別れを考えていたという事実に苛立っていたし、彼女からの気持ちを確かめたくて、あそこまで恥ずかしいセリフを投げ続けたのだ。
(……俺もなかなかのメンヘラだな)
苦笑いを浮かべていると、不意に楓が頬にキスをしてきた。
「か、楓?」
「安心してください。その……多分、悠真君に迷惑がかかるとか、そんな殊勝な理由で別れることは無理だと思います。そ、それくらい好きになっちゃってるのでっ」
言ったそばから楓はカァ、と首まで真っ赤に染まった。
俺はたまらずその唇に口付けを落とした。柔らかくてみずみずしくてプルプルな感触が悩ましい。
「楓、好きだ」
「わ、私もですっ」
瞳を閉じて叫ぶように言った後、楓は自分から俺の口にかじりついてきた。
少しザラザラとした暖かい舌が口内に侵入してくる。
「ん……ふっ……!」
俺たちの呼吸音とピチャピチャという水音が室内に響く。
楓は顔を離したかと思えば、呼吸を整える間もなく再びかじりついてくる。
体感的には、正直まだあまり気持ち良さはわからない。変な感触がするな、という程度だ。
それでも、彼女がここまで情熱的なキスをしてくれてるという事実に俺は最高潮まで昂った。
楓の瞳にもはっきりと欲情の色が宿っていた。
ここまで来て止まれるわけがなかった。
テストが数日後に迫っていることを思い出したのは、お風呂で三回戦目を終えて体を洗っているときだった。
お互いを求めることに夢中で、脳裏をかすめることもなかった。
勉強はおろそかにしないようにしよう、と俺たちは誓い合った。
具体的には、その日の宿題などの自分たちで設定したノルマをこなすまではエッチはしないという約束を取り交わした。
「体の相性が良すぎるというのも困りものですね……」
楓が何気なくボソッとつぶやいたその言葉に、俺の愚息はビクッと反応した。
直前に交わした約束を思い出してなんとか堪えた。
恥ずかしがり屋だが、楓は天然なところもある。
時々こうして無意識に強烈なフックを喰らわせてくるのだから、たまったもんじゃない。
「ま、そういうところも好きなんだけどな」
「えっ、何か言いました?」
「な、なんでもねえよ。それよりさっさと上がって勉強しようぜ。成績落ちて親に楓と過ごす時間減らされでもしたら最悪だし」
「そ、それはまずいです! 悠真君、さっさと上がって勉強してください!」
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