11 / 20
第11章:本音
しおりを挟む
人は、真実を知るのが怖い生き物だと、どこかで読んだことがあります。
嘘の方が優しいこともある。
本当のことを知ってしまえば、戻れなくなることもあるから――と。
だったら、わたしはいま、戻れない場所に踏み込もうとしているのでしょう。
窓の外では、夜風がカーテンを揺らしていました。
寮の門限後。静まり返った廊下に足音を忍ばせ、わたしは裏階段を降ります。
「こんな時間に抜け出すなんて。悪い子ですね、わたし」
小さく呟いて、自嘲めいた笑みを浮かべました。
でも、どうしても――彼の話を聞かなければならない気がしたのです。
夕方、温室を出るときに言われた言葉。
『今夜、中庭に来て。全部、話すから』
全部。
その一言が、ずっと頭から離れません。
* * *
王立学園の中庭は、月明かりだけが頼りでした。
噴水は水を止めていて、広場には誰の気配もありません。
ただひとりを除いて。
「……遅かったね、リディア」
噴水の縁に腰掛けていた彼が立ち上がりました。
白いシャツに軽いコートだけの格好で、月光を浴びてどこまでも静かに見える。
昼間の“光の象徴”ではない。
ただの、ひとりの青年――エリオット・ルシアン様。
「見つかったら退学ですね」
「君と駆け落ちするから大丈夫」
「……軽く言わないでください」
口ではそう返しながらも、胸が少しだけ温かくなりました。
ああ、本当にこの人は。
深刻さと冗談を絶妙なバランスで混ぜるのが上手すぎます。
「……話って、なんですか」
いちばん聞きたいことを、先に。
そうしないと、また甘い言葉で流されてしまいそうでした。
エリオット様は、ふっと息を吐いてから、わたしを見つめました。
「最初に謝るよ」
「謝る……?」
「君にした“告白”のこと。……最初は、本当に罰ゲームだった」
胸の奥が、ちくりと痛みました。
分かっていた事実。それでも、生身の言葉で聞くのはやっぱり少し辛い。
「……はい。知ってました」
「だよね。君の目は、最初から俺の嘘を見てた」
彼は自嘲気味に笑い、空を仰ぎます。
「友人たちとのくだらない賭けだった。“誰でもいいから、今すぐそこにいる令嬢に告白してみろ”って。
……振られたら俺の負け。付き合えたら、俺の勝ち」
「性格の悪い遊びですね」
「本当にね。今思えば、殴ってでも止めるべきだった」
小さく笑いあって、少しだけ緊張がほどけました。
でも、ここからが本題のはずです。
「あの日、噴水の前で君を見かけた。
“目を閉じてるのかと思ったら、全部見てる目”をしてた」
「……めんどくさい目ですね」
「ううん、綺麗だった。世界を正しく見てる目だと思った」
心臓がきゅっと縮みました。
誰かに“そんなふうに”見られたことなんて、一度もない。
「だから、君を選んだ。……一番、落としづらそうな相手を」
「…………」
正直すぎて、笑えません。
「俺は今まで、誰にでも同じことができた。
名前を覚えて、好きを拾って、弱いところをそっと撫でて、
“君だけ特別”だって刷り込む」
「知ってます。あなた、恋愛ゲームの達人ですから」
「でもね」
そこで彼の声色が変わりました。
柔らかさの底に、かすかな震えが混じる。
「君だけは、最初から“落としたい”と思えなかった」
「……え?」
意味が、すぐには飲み込めませんでした。
なんてわがままな台詞でしょう。それでいて、とても怖い。
「落とす側でいたくなかった。……君の前でだけは」
静かな告白。
胸の奥が静かに波打つ。
「最初に君を見たとき、“あ、この人は俺の嘘に気づくだろうな”って思ったんだ。
だからこそ、試したくなった。俺の“技術”が、君に通じるのか」
「ひどい話ですね」
「本当に、その通りだよ。
でも――すぐに、分かった。
君は確かに俺のテクニックを見抜くのに、ぜんぶ受け入れてくれてた」
「それは……観察対象として、興味があったからです」
「うん。でも、だんだん違ってきた」
彼は一歩、近づいてきました。
月明かりの帯の中へ。もう逃げることのできない距離。
「君の色が変わったから」
「わたしの……色?」
「最初、君の周りは静かな“灰青色”だった。
あきらめと、達観と、少しの孤独。……俺と同じだって思ったよ」
「あなたと、同じ……?」
「俺も、人の感情を“表情”で読んで、
いつの間にか“操作する側”に立つようになっていたから」
だから、分かるよ――と、彼は穏やかに微笑んだ。
「君は、自分には“愛される価値がない”って決めつけてたんだろ?」
喉に何かが詰まったみたいでした。
図星過ぎて、何も言えない。
「最初の頃、君の色には“期待”がなかった。
俺に向いていたのは、好奇心だけ。危うくて、綺麗だった」
「やめてください。わたしのことを、そんなに綺麗なんて」
「でもね、少しずつ、変わっていったんだ」
彼の指が、そっと私の頬をなぞりました。
いつか望んで、いつか怖れていた接触。
「君が笑うたび、淡い橙が混ざるようになった。
俺の言葉に怒るときは、真っ赤になって。
それを見るたびに、“もっと色を見たい”って思ってしまった」
「それ、研究対象を見る目ですよね」
「そう思っていたかった。ずっと」
息を飲む。
彼の表情が、今まで見たことのないくらい苦しそうだったから。
「でも、君が傷ついた顔をしたとき――
俺の胸の奥が、押し潰されるくらい痛くなったんだ」
図書室でのすれ違い。
“距離を置く”と言われた日の、あの瞬間。
あれはわたしだけの痛みじゃなかった。
彼も、同じ場所を抉られていたのだと、今なら分かります。
「最初は遊びだった。でも……君だけは、“堕とす側”でいたくなかった」
月光が揺れた気がしました。
言葉の意味を理解した瞬間、視界が滲む。
「俺は、君と同じ場所に立ちたかった。
上から見下ろして操作するんじゃなくて、
隣で、同じ景色を見て、同じように泣きたかった」
「……エリオット様」
名前を呼ぶ声が震えて、自分のものじゃないように聞こえました。
「だから、距離を取った。君に依存し始めてる自分が怖くなって」
「それで、あんなふうに……突き放したんですね」
「うん。最低だよね。
君は俺の嘘を見抜くのに、俺は自分の嘘すら見抜けなかった」
くすくすと笑う声の奥に、深い後悔の色がにじんでいました。
紫と黒が混じった、自己嫌悪の色。
「でも、気づいた。
君なしで平然としてる自分なんて、もうどこにもいないって」
彼が両腕を伸ばして、そっとわたしを抱き寄せました。
今までのどの“演技”とも違う。
計算のかけらもない、少しだけ震えた抱擁。
「リディア。君が他の誰かのものになる未来なんて、耐えられない」
「……わたしだって、嫌です」
気づけば、胸の内が口をついて溢れていました。
「あなたが、わたしに嘘をついて笑うのも、もう見たくありません。
わたしが知らない顔で、誰かを甘やかすのも……嫌です」
「じゃあ、どうすればいい?」
彼の声がすぐ近くで揺れます。
「俺は、どんなルートを選べばいい?」
そんなの、ひとつしかありません。
「――わたしだけ、見てください」
やっと、言えました。
愛してる、なんて直接的な言葉はまだ怖い。
でも、これがきっと、わたしなりの告白。
腕に力が込められました。
背中越しに伝わる鼓動が、早鐘のように重なる。
「了解。……一生、君を最優先にする」
「軽いですね」
「重いよ。たぶん、君の想像よりずっと」
くすりと笑って、彼はわたしの髪を撫でました。
指先が慈しむように何度も往復し、頭をぽんと軽く叩く。
「最初は遊びだった。でも、いまは全部本気だ。
君を“堕とす”んじゃなくて、君と一緒に“堕ちていきたい”」
「……一緒に堕ちるなんて、ろくな未来が見えません」
「大丈夫。俺が責任取るから」
そう言って、額にもう一度、今度は少しだけ長く唇を重ねました。
“演技”ではないキス。
そこに乗っていたのは、計算ではなく決意の味。
「ねえ、リディア」
「はい」
「俺を落としてくれて、ありがとう」
そんな反則みたいなことを言わないでください。
胸の奥が苦しくて、でも幸せで、泣きそうになるから。
嘘の方が優しいこともある。
本当のことを知ってしまえば、戻れなくなることもあるから――と。
だったら、わたしはいま、戻れない場所に踏み込もうとしているのでしょう。
窓の外では、夜風がカーテンを揺らしていました。
寮の門限後。静まり返った廊下に足音を忍ばせ、わたしは裏階段を降ります。
「こんな時間に抜け出すなんて。悪い子ですね、わたし」
小さく呟いて、自嘲めいた笑みを浮かべました。
でも、どうしても――彼の話を聞かなければならない気がしたのです。
夕方、温室を出るときに言われた言葉。
『今夜、中庭に来て。全部、話すから』
全部。
その一言が、ずっと頭から離れません。
* * *
王立学園の中庭は、月明かりだけが頼りでした。
噴水は水を止めていて、広場には誰の気配もありません。
ただひとりを除いて。
「……遅かったね、リディア」
噴水の縁に腰掛けていた彼が立ち上がりました。
白いシャツに軽いコートだけの格好で、月光を浴びてどこまでも静かに見える。
昼間の“光の象徴”ではない。
ただの、ひとりの青年――エリオット・ルシアン様。
「見つかったら退学ですね」
「君と駆け落ちするから大丈夫」
「……軽く言わないでください」
口ではそう返しながらも、胸が少しだけ温かくなりました。
ああ、本当にこの人は。
深刻さと冗談を絶妙なバランスで混ぜるのが上手すぎます。
「……話って、なんですか」
いちばん聞きたいことを、先に。
そうしないと、また甘い言葉で流されてしまいそうでした。
エリオット様は、ふっと息を吐いてから、わたしを見つめました。
「最初に謝るよ」
「謝る……?」
「君にした“告白”のこと。……最初は、本当に罰ゲームだった」
胸の奥が、ちくりと痛みました。
分かっていた事実。それでも、生身の言葉で聞くのはやっぱり少し辛い。
「……はい。知ってました」
「だよね。君の目は、最初から俺の嘘を見てた」
彼は自嘲気味に笑い、空を仰ぎます。
「友人たちとのくだらない賭けだった。“誰でもいいから、今すぐそこにいる令嬢に告白してみろ”って。
……振られたら俺の負け。付き合えたら、俺の勝ち」
「性格の悪い遊びですね」
「本当にね。今思えば、殴ってでも止めるべきだった」
小さく笑いあって、少しだけ緊張がほどけました。
でも、ここからが本題のはずです。
「あの日、噴水の前で君を見かけた。
“目を閉じてるのかと思ったら、全部見てる目”をしてた」
「……めんどくさい目ですね」
「ううん、綺麗だった。世界を正しく見てる目だと思った」
心臓がきゅっと縮みました。
誰かに“そんなふうに”見られたことなんて、一度もない。
「だから、君を選んだ。……一番、落としづらそうな相手を」
「…………」
正直すぎて、笑えません。
「俺は今まで、誰にでも同じことができた。
名前を覚えて、好きを拾って、弱いところをそっと撫でて、
“君だけ特別”だって刷り込む」
「知ってます。あなた、恋愛ゲームの達人ですから」
「でもね」
そこで彼の声色が変わりました。
柔らかさの底に、かすかな震えが混じる。
「君だけは、最初から“落としたい”と思えなかった」
「……え?」
意味が、すぐには飲み込めませんでした。
なんてわがままな台詞でしょう。それでいて、とても怖い。
「落とす側でいたくなかった。……君の前でだけは」
静かな告白。
胸の奥が静かに波打つ。
「最初に君を見たとき、“あ、この人は俺の嘘に気づくだろうな”って思ったんだ。
だからこそ、試したくなった。俺の“技術”が、君に通じるのか」
「ひどい話ですね」
「本当に、その通りだよ。
でも――すぐに、分かった。
君は確かに俺のテクニックを見抜くのに、ぜんぶ受け入れてくれてた」
「それは……観察対象として、興味があったからです」
「うん。でも、だんだん違ってきた」
彼は一歩、近づいてきました。
月明かりの帯の中へ。もう逃げることのできない距離。
「君の色が変わったから」
「わたしの……色?」
「最初、君の周りは静かな“灰青色”だった。
あきらめと、達観と、少しの孤独。……俺と同じだって思ったよ」
「あなたと、同じ……?」
「俺も、人の感情を“表情”で読んで、
いつの間にか“操作する側”に立つようになっていたから」
だから、分かるよ――と、彼は穏やかに微笑んだ。
「君は、自分には“愛される価値がない”って決めつけてたんだろ?」
喉に何かが詰まったみたいでした。
図星過ぎて、何も言えない。
「最初の頃、君の色には“期待”がなかった。
俺に向いていたのは、好奇心だけ。危うくて、綺麗だった」
「やめてください。わたしのことを、そんなに綺麗なんて」
「でもね、少しずつ、変わっていったんだ」
彼の指が、そっと私の頬をなぞりました。
いつか望んで、いつか怖れていた接触。
「君が笑うたび、淡い橙が混ざるようになった。
俺の言葉に怒るときは、真っ赤になって。
それを見るたびに、“もっと色を見たい”って思ってしまった」
「それ、研究対象を見る目ですよね」
「そう思っていたかった。ずっと」
息を飲む。
彼の表情が、今まで見たことのないくらい苦しそうだったから。
「でも、君が傷ついた顔をしたとき――
俺の胸の奥が、押し潰されるくらい痛くなったんだ」
図書室でのすれ違い。
“距離を置く”と言われた日の、あの瞬間。
あれはわたしだけの痛みじゃなかった。
彼も、同じ場所を抉られていたのだと、今なら分かります。
「最初は遊びだった。でも……君だけは、“堕とす側”でいたくなかった」
月光が揺れた気がしました。
言葉の意味を理解した瞬間、視界が滲む。
「俺は、君と同じ場所に立ちたかった。
上から見下ろして操作するんじゃなくて、
隣で、同じ景色を見て、同じように泣きたかった」
「……エリオット様」
名前を呼ぶ声が震えて、自分のものじゃないように聞こえました。
「だから、距離を取った。君に依存し始めてる自分が怖くなって」
「それで、あんなふうに……突き放したんですね」
「うん。最低だよね。
君は俺の嘘を見抜くのに、俺は自分の嘘すら見抜けなかった」
くすくすと笑う声の奥に、深い後悔の色がにじんでいました。
紫と黒が混じった、自己嫌悪の色。
「でも、気づいた。
君なしで平然としてる自分なんて、もうどこにもいないって」
彼が両腕を伸ばして、そっとわたしを抱き寄せました。
今までのどの“演技”とも違う。
計算のかけらもない、少しだけ震えた抱擁。
「リディア。君が他の誰かのものになる未来なんて、耐えられない」
「……わたしだって、嫌です」
気づけば、胸の内が口をついて溢れていました。
「あなたが、わたしに嘘をついて笑うのも、もう見たくありません。
わたしが知らない顔で、誰かを甘やかすのも……嫌です」
「じゃあ、どうすればいい?」
彼の声がすぐ近くで揺れます。
「俺は、どんなルートを選べばいい?」
そんなの、ひとつしかありません。
「――わたしだけ、見てください」
やっと、言えました。
愛してる、なんて直接的な言葉はまだ怖い。
でも、これがきっと、わたしなりの告白。
腕に力が込められました。
背中越しに伝わる鼓動が、早鐘のように重なる。
「了解。……一生、君を最優先にする」
「軽いですね」
「重いよ。たぶん、君の想像よりずっと」
くすりと笑って、彼はわたしの髪を撫でました。
指先が慈しむように何度も往復し、頭をぽんと軽く叩く。
「最初は遊びだった。でも、いまは全部本気だ。
君を“堕とす”んじゃなくて、君と一緒に“堕ちていきたい”」
「……一緒に堕ちるなんて、ろくな未来が見えません」
「大丈夫。俺が責任取るから」
そう言って、額にもう一度、今度は少しだけ長く唇を重ねました。
“演技”ではないキス。
そこに乗っていたのは、計算ではなく決意の味。
「ねえ、リディア」
「はい」
「俺を落としてくれて、ありがとう」
そんな反則みたいなことを言わないでください。
胸の奥が苦しくて、でも幸せで、泣きそうになるから。
13
あなたにおすすめの小説
白い結婚は無理でした(涙)
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。
明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。
白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
王宮に薬を届けに行ったなら
佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。
カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。
この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。
慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。
弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。
「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」
驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。
「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」
※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
双子の姉に聴覚を奪われました。
浅見
恋愛
『あなたが馬鹿なお人よしで本当によかった!』
双子の王女エリシアは、姉ディアナに騙されて聴覚を失い、塔に幽閉されてしまう。
さらに皇太子との婚約も破棄され、あらたな婚約者には姉が選ばれた――はずなのに。
三年後、エリシアを迎えに現れたのは、他ならぬ皇太子その人だった。
私は恋をしている。
はるきりょう
恋愛
私は、旦那様に恋をしている。
あれから5年が経過して、彼が20歳を超したとき、私たちは結婚した。公爵家の令嬢である私は、15歳の時に婚約者を決めるにあたり父にお願いしたのだ。彼と婚約し、いずれは結婚したいと。私に甘い父はその話を彼の家に持って行ってくれた。そして彼は了承した。
私の家が公爵家で、彼の家が男爵家だからだ。
【完結】母になります。
たろ
恋愛
母親になった記憶はないのにわたしいつの間にか結婚して子供がいました。
この子、わたしの子供なの?
旦那様によく似ているし、もしかしたら、旦那様の隠し子なんじゃないのかしら?
ふふっ、でも、可愛いわよね?
わたしとお友達にならない?
事故で21歳から5年間の記憶を失くしたわたしは結婚したことも覚えていない。
ぶっきらぼうでムスッとした旦那様に愛情なんて湧かないわ!
だけど何故かこの3歳の男の子はとても可愛いの。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる