【完結】傷物令嬢は近衛騎士団長に同情されて……溺愛されすぎです。

朝日みらい

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 その言葉を聞いた瞬間、全身が熱くなるような感覚を覚えた──。

 そしてセーリーヌの乳房に手を当ててくる。

 服の上から乳房を揉みしだかれ、彼女の口から吐息が漏れた。

「ああん……アドニス様……」

 乳房を愛撫されながらも必死に耐えていたが、次第に甘い声が漏れ始める──。

 それでもなお抵抗する素振りを見せないセーリーヌに対して、彼はさらに激しく責め立ててきた。

「あっ……はぁ……んぅっ……」

 敏感な部分を刺激され続けるうちに徐々に身体の力が抜けていき、立っているのも辛くなってきたようだ──。

 だが、アドニス侯爵は容赦しなかった。

「さぁ、ベッドへ行こうか」

 そう提案すると、彼女を抱きかかえてベッドまで運んでいったのである──。

 そして、優しく降ろすと覆い被さってきた。そのまま唇を重ねてくる。

「んっ……ちゅぱ……あんぅ……」

 舌を差し入れられ、口内を舐め回されるとゾクゾクとした感覚が背筋を走る──。

 それと同時に下腹部の奥が熱を帯び始めたような気がした。

 それは次第に大きくなっていき、やがて耐えられなくなったセーリーヌは自ら脚を開いてしまっていた……。

「はぁ……はぁ……」

 荒い呼吸を繰り返している彼女を見つめながら、アドニス侯爵は微笑んだ。

「可愛いよ、セーリーヌ……」

 彼はゆっくりと覆い被さってくると、もう一度キスをした──。

 今度は優しい口づけだった。舌を絡ませ合う濃厚なものではなく、お互いの唇を合わせるだけの軽いものだ。

 それでもセーリーヌにとっては十分すぎるほどの快感を得ることができた……。

 そんな彼女の姿を見ているだけで興奮してきたのだろう──。

 彼はズボンの中から自分のモノを取り出すと見せつけてきた。

 既に大きく勃起しており、血管が浮き出ている様子が見て取れる。

 それを見た瞬間、セーリーヌは思わず唾を飲み込んだ……。

(これが今からわたくしの中に入ってくるんだ……)

 そう思うと期待と不安が入り交じった感情が湧き上がってくる──。

 だが、不思議と恐怖心はなかった。むしろ早く受け入れたいという欲求の方が強かったのである。
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