【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない

朝日みらい

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 それからほどなくして、エリーナのベルンシュタイン伯爵家に、次々と不幸が起きました。

 長男のアルベルトが外交交渉で他国に機密情報を横流ししていたことが判明し、王国に大きな衝撃を与えたのです。

 すぐにアルベルトは投獄されて、監獄に送られました。

 その事実が明るみになると、ベルンシュタイン伯爵家は名誉と信用を失い、王国内で避難の的となりました。

 次男のエドワードは日ごろの傲慢さが問題となり、クビになる事態となりました。その態度は騎士道の精神と誠実さに反するものであるとされ、エドワードは騎士団から解雇されました。

 三男のグレゴリーは、融資を受けられずに研究の行き詰まりを感じ、王立研究所を辞める決断をしました。それからは他にのめりこむ研究が見つからずに、放浪の旅に国を出ました。


 長女のクララは絵画の作風が時代に合わないとの評判に悩まされ、仕事がなくなりました。

 次女のフローラはバレエダンサーとして活動していたものの、足を痛めて辞めざるおえない状況になりました。

 こうした不幸が重なり、伯爵夫妻の仲もさらに険悪になり、最終的には離縁する決断を下しました。

 離縁は家族や王国内で大きな話題となり、ベルンシュタイン伯爵家は没落したのです。

 一方でメイドのザネリは、エリーナと共にヴィクトール公爵家に移り住み、メイド長に抜擢されて充実した日々を過ごしたのでした。
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