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第6章 カイルの協力提案
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侯爵の『自業自得』な失態が街中に広まり始めた頃、わたしの心は、これまでになく高揚していました。
(ふふ、完璧ですわ。あとは、来たる夜会で、侯爵が自ら破滅の道を歩むのを待つだけ……!)
わたしは、自分の部屋の窓から夕暮れの空を眺めながら、満足げに微笑みました。
セシリア様の依頼は、ほぼ成功したも同然です。長年の勘が、そう告げていました。
普段なら、仕事の成功を確信した時点で、わたしの心は平静を取り戻します。
しかし、今回は違いました。
胸の奥に、ざわめくような奇妙な熱が残っているのです。
その熱の正体は、先日、カイル様から投げかけられた、あの言葉でした。
『お嬢さんは、お嬢さんのままでいいのですから』
あの時、彼の優しい眼差しに、わたしは初めて自分の仮面が剥がされそうになる感覚を味わいました。
男嫌いであるはずのわたしが、彼の言葉に涙を流すなんて、我ながら信じられません。
「カイル様……」
無意識のうちに、彼の名前を呟いていました。
(わたしは、あの人に、何を望んでいるの? 警戒すべき敵のはずなのに……)
自分の心の中で芽生え始めた、甘く、そして苦い感情に戸惑っていると、コンコン、と扉がノックされました。
「お嬢様、お客様がお見えです。……アーベント子爵家の方です」
エルザの声に、わたしの心臓は跳ね上がりました。
(まさか、カイル様が? なぜ、今さら……?)
心の準備ができないまま、エルザに促されて応接室へと向かいました。
応接室の扉を開けると、そこには、銀髪の貴公子、カイル様が静かに椅子に腰掛けていました。
彼は、わたしの姿を認めると、立ち上がり、優雅に一礼しました。
「お嬢様、急な訪問、申し訳ありません。どうしても、お話ししておきたいことがありまして」
「いえ、構いませんわ。それで、お話とは?」
わたしは、平静を装いながら、彼を促しました。
しかし、わたしの内心は、嵐のように荒れ狂っていました。
(どうしよう……! もしかして、わたしの裏の顔を、ご両親に……いえ、騎士団に報告するつもりなのでは!?)
わたしは、冷たい汗が背中を伝うのを感じました。
カイル様は、わたしの警戒心に気づいているようでした。
彼は、椅子をわたしに差し出すと、自身もゆっくりと腰を下ろしました。
「お嬢さん、そんなに緊張しなくても大丈夫です。あなたを傷つけるつもりはありませんから」
彼の言葉に、わたしの心のざわめきは、一層大きくなりました。
「……一体、何を仰りたいのですか?」
わたしは、震える声で尋ねました。
カイル様は、まっすぐにわたしの瞳を見つめました。
彼の真剣な眼差しに、わたしは言葉を失いました。
「単刀直入に申し上げます。リリアーナ嬢……私は、あなたのしていること、すべてではありませんが、だいたい分かっています」
彼の言葉に、わたしの体は硬直しました。
「な、何を……?」
「ダミアン侯爵の周りで、奇妙な噂が流れ始めた。それは、彼の軽率な行動を証明するもので、まるで誰かが意図的に仕組んだかのようだ。……そして、その噂が流れ始める前、あなたは侯爵に近づき、とても親密に話していた」
カイル様は、わたしを責めるような口調ではありませんでした。
まるで、一つの推理を語っているかのような、落ち着いた声でした。
「あなたの行動は、あまりにも周到で、計画的だ。まるで、誰かの復讐を代行しているかのようだ。……違いますか?」
彼の言葉は、わたしの『ざまぁ請負人』としての活動を、正確に言い当てていました。
……もう、誤魔化すことはできない。
「……もし、そうだとしたら、どうなさいますか? わたしを、騎士団に引き渡しますか?」
わたしは、彼の顔を見つめました。
すると、彼は、静かに首を横に振りました。
「いいえ。私は、あなたに協力を申し出たい」
その言葉は、わたしの予想を遥かに超えるものでした。
「……へ?」
わたしは、素っ頓狂な声を上げてしまいました。
「ダミアン侯爵の行為は、あまりにも許しがたい。婚約者だった女性を、理由もなく傷つけ、そのあげく、彼女の名誉を貶めようとした。そのような男を、放置しておくわけにはいきません。……それに」
彼は、一度言葉を切ると、わたしの手を取りました。
彼の指は、夜会の日よりも、ずっと温かく、そして、わたしを優しく包み込むようでした。
「あなたを、危険な目に遭わせたくないのです」
彼の真剣な眼差しと、温かい手に触れて、わたしの心は、激しく揺さぶられました。
(どうして、この人は……? こんなに優しい言葉をかけてくれるの?)
男嫌いであるはずのわたしが、彼の優しさに触れて、心の奥がじんわりと温かくなるのを感じました。
「……どうして、わたしを?」
震える声で尋ねました。
「理由は、二つ。一つは、先ほど言ったように、侯爵の行為が許せないから。そしてもう一つは……」
彼は、言葉を選びながら、ゆっくりと話し始めました。
「あなたは、本当に『平凡な令嬢』ではない。いや、正確には、本当はとても優しく魅力的なのに、それを隠している。私は、あなたの本当の姿に、興味があるのです」
彼の言葉に、わたしの頬が熱くなりました。
「それに、あなたの計画は、あまりにも大胆で、そして美しい。私は、あなたの強さとその頭脳に、惹かれているのです」
彼は、そう言って、わたしの手を取ったまま、少しだけ顔を近づけました。
「だから、お願いです。……私にも、手伝わせてくれないか?」
彼の、あまりにも真摯な言葉に、わたしは、ついに観念しました。
この男は、わたしを貶めようとしているのではない。本当に、わたしを理解し、そして、守ろうとしてくれている。そう感じたからです。
「……わかりました」
力なくそう答えました。
「計画の最終段階は、来週の夜会です。そこで、侯爵の真実を、すべての人に知らしめます」
「私も、その夜会に参加します。あなたを、陰ながら護衛しますから」
彼の言葉に、わたしは、思わず安堵のため息をつきました。
「ありがとうございます、カイル様……」
「いいえ。協力者ですから、お互い様でしょう?」
彼は、そう言って、わたしの頭に、そっと手を乗せました。
そして、わたしの髪を撫でるように、優しく、何度も頭を撫でてくれました。
(もう、男嫌いだなんて、言えません……)
わたしは、彼の優しさに触れて、初めて、自分の心を素直に認めました。
(ふふ、完璧ですわ。あとは、来たる夜会で、侯爵が自ら破滅の道を歩むのを待つだけ……!)
わたしは、自分の部屋の窓から夕暮れの空を眺めながら、満足げに微笑みました。
セシリア様の依頼は、ほぼ成功したも同然です。長年の勘が、そう告げていました。
普段なら、仕事の成功を確信した時点で、わたしの心は平静を取り戻します。
しかし、今回は違いました。
胸の奥に、ざわめくような奇妙な熱が残っているのです。
その熱の正体は、先日、カイル様から投げかけられた、あの言葉でした。
『お嬢さんは、お嬢さんのままでいいのですから』
あの時、彼の優しい眼差しに、わたしは初めて自分の仮面が剥がされそうになる感覚を味わいました。
男嫌いであるはずのわたしが、彼の言葉に涙を流すなんて、我ながら信じられません。
「カイル様……」
無意識のうちに、彼の名前を呟いていました。
(わたしは、あの人に、何を望んでいるの? 警戒すべき敵のはずなのに……)
自分の心の中で芽生え始めた、甘く、そして苦い感情に戸惑っていると、コンコン、と扉がノックされました。
「お嬢様、お客様がお見えです。……アーベント子爵家の方です」
エルザの声に、わたしの心臓は跳ね上がりました。
(まさか、カイル様が? なぜ、今さら……?)
心の準備ができないまま、エルザに促されて応接室へと向かいました。
応接室の扉を開けると、そこには、銀髪の貴公子、カイル様が静かに椅子に腰掛けていました。
彼は、わたしの姿を認めると、立ち上がり、優雅に一礼しました。
「お嬢様、急な訪問、申し訳ありません。どうしても、お話ししておきたいことがありまして」
「いえ、構いませんわ。それで、お話とは?」
わたしは、平静を装いながら、彼を促しました。
しかし、わたしの内心は、嵐のように荒れ狂っていました。
(どうしよう……! もしかして、わたしの裏の顔を、ご両親に……いえ、騎士団に報告するつもりなのでは!?)
わたしは、冷たい汗が背中を伝うのを感じました。
カイル様は、わたしの警戒心に気づいているようでした。
彼は、椅子をわたしに差し出すと、自身もゆっくりと腰を下ろしました。
「お嬢さん、そんなに緊張しなくても大丈夫です。あなたを傷つけるつもりはありませんから」
彼の言葉に、わたしの心のざわめきは、一層大きくなりました。
「……一体、何を仰りたいのですか?」
わたしは、震える声で尋ねました。
カイル様は、まっすぐにわたしの瞳を見つめました。
彼の真剣な眼差しに、わたしは言葉を失いました。
「単刀直入に申し上げます。リリアーナ嬢……私は、あなたのしていること、すべてではありませんが、だいたい分かっています」
彼の言葉に、わたしの体は硬直しました。
「な、何を……?」
「ダミアン侯爵の周りで、奇妙な噂が流れ始めた。それは、彼の軽率な行動を証明するもので、まるで誰かが意図的に仕組んだかのようだ。……そして、その噂が流れ始める前、あなたは侯爵に近づき、とても親密に話していた」
カイル様は、わたしを責めるような口調ではありませんでした。
まるで、一つの推理を語っているかのような、落ち着いた声でした。
「あなたの行動は、あまりにも周到で、計画的だ。まるで、誰かの復讐を代行しているかのようだ。……違いますか?」
彼の言葉は、わたしの『ざまぁ請負人』としての活動を、正確に言い当てていました。
……もう、誤魔化すことはできない。
「……もし、そうだとしたら、どうなさいますか? わたしを、騎士団に引き渡しますか?」
わたしは、彼の顔を見つめました。
すると、彼は、静かに首を横に振りました。
「いいえ。私は、あなたに協力を申し出たい」
その言葉は、わたしの予想を遥かに超えるものでした。
「……へ?」
わたしは、素っ頓狂な声を上げてしまいました。
「ダミアン侯爵の行為は、あまりにも許しがたい。婚約者だった女性を、理由もなく傷つけ、そのあげく、彼女の名誉を貶めようとした。そのような男を、放置しておくわけにはいきません。……それに」
彼は、一度言葉を切ると、わたしの手を取りました。
彼の指は、夜会の日よりも、ずっと温かく、そして、わたしを優しく包み込むようでした。
「あなたを、危険な目に遭わせたくないのです」
彼の真剣な眼差しと、温かい手に触れて、わたしの心は、激しく揺さぶられました。
(どうして、この人は……? こんなに優しい言葉をかけてくれるの?)
男嫌いであるはずのわたしが、彼の優しさに触れて、心の奥がじんわりと温かくなるのを感じました。
「……どうして、わたしを?」
震える声で尋ねました。
「理由は、二つ。一つは、先ほど言ったように、侯爵の行為が許せないから。そしてもう一つは……」
彼は、言葉を選びながら、ゆっくりと話し始めました。
「あなたは、本当に『平凡な令嬢』ではない。いや、正確には、本当はとても優しく魅力的なのに、それを隠している。私は、あなたの本当の姿に、興味があるのです」
彼の言葉に、わたしの頬が熱くなりました。
「それに、あなたの計画は、あまりにも大胆で、そして美しい。私は、あなたの強さとその頭脳に、惹かれているのです」
彼は、そう言って、わたしの手を取ったまま、少しだけ顔を近づけました。
「だから、お願いです。……私にも、手伝わせてくれないか?」
彼の、あまりにも真摯な言葉に、わたしは、ついに観念しました。
この男は、わたしを貶めようとしているのではない。本当に、わたしを理解し、そして、守ろうとしてくれている。そう感じたからです。
「……わかりました」
力なくそう答えました。
「計画の最終段階は、来週の夜会です。そこで、侯爵の真実を、すべての人に知らしめます」
「私も、その夜会に参加します。あなたを、陰ながら護衛しますから」
彼の言葉に、わたしは、思わず安堵のため息をつきました。
「ありがとうございます、カイル様……」
「いいえ。協力者ですから、お互い様でしょう?」
彼は、そう言って、わたしの頭に、そっと手を乗せました。
そして、わたしの髪を撫でるように、優しく、何度も頭を撫でてくれました。
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わたしは、彼の優しさに触れて、初めて、自分の心を素直に認めました。
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