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第二小節 彩るハルの季節、軋んでナル世界
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翌日、二日酔いには当然なるわけもなく、スマホの通知音で目を覚ました。さすがに疲れたのもありパソコンをいじることはできず、そのまま眠ってしまった。
寝ぼけ眼でスマホの通知を確認すると、そのメッセージに一気に脳に血が巡った。
【おはよー! 昨日楽しかった! そのまま寝ちゃったよ】
それはリタからのメッセージだった。思わず飛び起きると、そういえば連絡先を交換したことを思い出した。もちろん、ハルからではなくリタからだった。帰り際に半ば強引に交換されたのである。
【おはよう。こっちも楽しかった】
短文だが、女子とのやりとりの経験もなく会話のキャッチボールなどできるわけもなく、キャッチで終わった。返事もなく、スマホを放置して、寝汗の気持ち悪さをシャワーで流そうと階段を降りていった。ソウジが帰ってきた気配はなく、昨日の騒がしさと相対的にがらんどうに感じていた。リビングの壁掛け時計は既に九時前だった。
さっとシャワーを浴びて髪をドライヤーで乾かす。多少湿ったままの髪をそのままにして、着替えを終え、なんとなくテレビのスイッチを入れる。この時間は朝のワイドショーばかりだった。連日飽きるほど報道されている新型の疾患。今日もまた特集が組まれていた。テロップには”新型疾患について会見始まる”と出されていて、そう言えば親父も言っていたな、と他人事のように思った。
『会見の模様を生中継でお伝えします』
画面がスタジオから切り替わり、長テーブルにぞろぞろと不揃いに座り始める白衣の人間達。その中に良く見知った顔がいた。
「親父もかよ……」
その顔ぶれの端にソウジを発見して、ついに他人事ではなくなり、水分補給もかねて炭酸のペットボトルを冷蔵庫から取り出し、ソファーに座った。
『では、一ヶ月から国内でも発症が確認されている新型疾患について中間報告をいたします。まず病名を仮にですが”特異性突然変異型感染症”、”Specific mutant infections”、SMIと呼称します』
記者達が図ったようにざわめく、質疑応答の時間を待たずして一部の記者が質問する。
『感染症ということは病原体の存在が確認された、とのことでしょうか?』
研究団の一面はその質問を想定していたようで、言い淀む素振りは一切見せなかった。
『まだ病原体の存在は確認できておりません。ただ、少なくと罹患者の発症範囲から鑑みた結果、感染症の疑いを否定することには至りませんでした。これについては米国、ヨーロッパ、そして日本を含むアジア一部についても同じ傾向があります』
『世界の各都市で同じ症状と見られる発症者が多数発生しているようですが、パンデミックとは言えないのですか?』
「そのいずれも人口が多い地域、主要都市が多く現在の所地方都市への拡大は見られておりません。各罹患者の海外渡航履歴もないこと、各都市で独立して発症が確認されていること、そして生命への危機には当てはまらず、現在の所パンデミックには当たらないと考えております。では話を戻しまして具体的な症状についてですが――』
記者達はざわめいたままだったが、研究員はそのまま、次の話へシフトした。と、ここで画面がスタジオに切り替わった。
『生中継の途中ですが、この後の模様は午後のニュースでお伝えいたします』
女性のアナウンサーが軽く頭を下げる。尺の関係だろうが、その後は既に情報を入手した範囲でパネルで解説を始めていた。
『事前に入手した情報によりますと、症状としては、虚脱、もしくは突発的な暴力衝動、性格の変化など多くは精神疾患と疑われる症状が多く報告されていますが――』
ハルは父親の映像がなくなったので、興味を亡くし、チャンネルを切り替える。どこのワイドショーも同じ更正だったが、あるチャンネルでリモコンを押す手を止めた。
『最近、話題の謎メールご存知ですか?』
その始まりの文句でちょうど始まったコーナーだった。
「あ……」
過去にあったCIAの採用試験の謎解き、未だ解読不能の暗号ページなどの後に、今話題として、新たな謎のメールが取り上げられた。映し出された後半ぼかされていたるURLに見覚えどころか、身に覚えがあった。
『この差出人不明の謎のURLですが、一つのフォルダがダウンロードされるのですが、今のところウイルスと等の悪性は検知されていないんです。もちろん、我がスタッフもダウンロードしましたので、VTRをご覧ください』
そう司会が言うと、ナレーションと映像が切り替わる。早速ダウンロードしたフォルダを開く。ハルの時と同じく、圧縮の拡張子が特異なものだった。そこでどこぞの自称クラッキングに詳しい男が紹介され、それをどうにか解凍しようと、同じく解析に乗り出したネット上の情報も加味しながら、フォルダ内部をこじ開けようと黒画面に文字がひたすら流れていく。
『行きましたね』
ハルは少し驚いた様子で、炭酸をあおる。解析できた人間が他にいることが驚きだった。独自で組んだ学習型AIを使わずに自力でフォルダを開いたので、上には上がいるのだと関心した。手に持ったリモコンを机に置き、その中身の報告を待つ。スマホを広げ同じ番組を見ているネット民の反応を見れば、俺もここまではいったという書き込みが多数あった。
「ここまでってどういうことだ?」
その先はもうテキストファイルと動画ファイルと思われるデータがあるだけで、それを見れば完結するはずだった。内心、テキストファイルにあるはずの座標データが自宅を差してしまうのではないかと、急に不安になったが、自称クラッカーは戸惑いを浮かべた。
『また、どっかのページですね。ってなんだこれ』
遷移したページにはプログラムの羅列と世界遺産の遺跡や動物、建物の画像が表示されていた。と、そこで続報を待て。と締められスタジオでお茶を濁していた。ネット民の反応を見ると皆、同じようでそこで止まっていること、そして、メッセージについて沸き立つ。
『暗号から暗号へ、とよくあるパターンですが、直後にこのようなメッセージが解析に乗り出していた方達に届いたんです』
【特定位置に転送完了。詳細位置は該当者に通達】
ハルは一気に汗が噴き出した。そのメッセージは明らかに自分にだけ向けられたものだと確信していたからだ。それの反応を待たずして、ハルは二階へと駆け上る。途中、スマホにメッセージの通知が来るが、PCの前でようやく確認する。
>おっはー。テレビ見てたか? あのメッセージのやつ? まさかと思うけどお前が該当者なん? 返事くれねえしもしかしてやべえことになってんのかとwktkしてんのよ
スマホでの返事は止めて、焦ったようにPCで返事をする。
>>たぶん、もしかしたら、きっと
>はあ?w あのページも突破したってことか? kwsk
>>まだはっきりしない。それこそ続報を待て
その返事の少し後、再びメッセージがかえって来る。
>>おk。もしお前がそうだったらな、なんかしんねえけどガチな連中も動いてるらしいから注意しろよ。
>ガチ?
>>個人じゃねえってこと。察しろ
すぐにそれに思い当たる。個人ではなく組織、それこそCIAとか政府か非公式の諜報機関のことだろう。あえて伏せるのはただの雰囲気かもしくは本当にガチなのかは図りきれなかった。
そこで、狼狽を察するかのようにメッセージが入った。差出人:nullからだった。
【追加データ同期完了。複数人によるデータ送信を確認、以降、時系列対応】
ハルはおそるおそる机の下に置かれた通学鞄を開ける。当然のことながら本はまだそこにあった。震える手でページを開いていくと、昨日までは白紙だったページにはっきりとした黒インクで文字がつづられていた。まるで、今、書き終えたかのようにインク臭が鼻を突いた。
寝ぼけ眼でスマホの通知を確認すると、そのメッセージに一気に脳に血が巡った。
【おはよー! 昨日楽しかった! そのまま寝ちゃったよ】
それはリタからのメッセージだった。思わず飛び起きると、そういえば連絡先を交換したことを思い出した。もちろん、ハルからではなくリタからだった。帰り際に半ば強引に交換されたのである。
【おはよう。こっちも楽しかった】
短文だが、女子とのやりとりの経験もなく会話のキャッチボールなどできるわけもなく、キャッチで終わった。返事もなく、スマホを放置して、寝汗の気持ち悪さをシャワーで流そうと階段を降りていった。ソウジが帰ってきた気配はなく、昨日の騒がしさと相対的にがらんどうに感じていた。リビングの壁掛け時計は既に九時前だった。
さっとシャワーを浴びて髪をドライヤーで乾かす。多少湿ったままの髪をそのままにして、着替えを終え、なんとなくテレビのスイッチを入れる。この時間は朝のワイドショーばかりだった。連日飽きるほど報道されている新型の疾患。今日もまた特集が組まれていた。テロップには”新型疾患について会見始まる”と出されていて、そう言えば親父も言っていたな、と他人事のように思った。
『会見の模様を生中継でお伝えします』
画面がスタジオから切り替わり、長テーブルにぞろぞろと不揃いに座り始める白衣の人間達。その中に良く見知った顔がいた。
「親父もかよ……」
その顔ぶれの端にソウジを発見して、ついに他人事ではなくなり、水分補給もかねて炭酸のペットボトルを冷蔵庫から取り出し、ソファーに座った。
『では、一ヶ月から国内でも発症が確認されている新型疾患について中間報告をいたします。まず病名を仮にですが”特異性突然変異型感染症”、”Specific mutant infections”、SMIと呼称します』
記者達が図ったようにざわめく、質疑応答の時間を待たずして一部の記者が質問する。
『感染症ということは病原体の存在が確認された、とのことでしょうか?』
研究団の一面はその質問を想定していたようで、言い淀む素振りは一切見せなかった。
『まだ病原体の存在は確認できておりません。ただ、少なくと罹患者の発症範囲から鑑みた結果、感染症の疑いを否定することには至りませんでした。これについては米国、ヨーロッパ、そして日本を含むアジア一部についても同じ傾向があります』
『世界の各都市で同じ症状と見られる発症者が多数発生しているようですが、パンデミックとは言えないのですか?』
「そのいずれも人口が多い地域、主要都市が多く現在の所地方都市への拡大は見られておりません。各罹患者の海外渡航履歴もないこと、各都市で独立して発症が確認されていること、そして生命への危機には当てはまらず、現在の所パンデミックには当たらないと考えております。では話を戻しまして具体的な症状についてですが――』
記者達はざわめいたままだったが、研究員はそのまま、次の話へシフトした。と、ここで画面がスタジオに切り替わった。
『生中継の途中ですが、この後の模様は午後のニュースでお伝えいたします』
女性のアナウンサーが軽く頭を下げる。尺の関係だろうが、その後は既に情報を入手した範囲でパネルで解説を始めていた。
『事前に入手した情報によりますと、症状としては、虚脱、もしくは突発的な暴力衝動、性格の変化など多くは精神疾患と疑われる症状が多く報告されていますが――』
ハルは父親の映像がなくなったので、興味を亡くし、チャンネルを切り替える。どこのワイドショーも同じ更正だったが、あるチャンネルでリモコンを押す手を止めた。
『最近、話題の謎メールご存知ですか?』
その始まりの文句でちょうど始まったコーナーだった。
「あ……」
過去にあったCIAの採用試験の謎解き、未だ解読不能の暗号ページなどの後に、今話題として、新たな謎のメールが取り上げられた。映し出された後半ぼかされていたるURLに見覚えどころか、身に覚えがあった。
『この差出人不明の謎のURLですが、一つのフォルダがダウンロードされるのですが、今のところウイルスと等の悪性は検知されていないんです。もちろん、我がスタッフもダウンロードしましたので、VTRをご覧ください』
そう司会が言うと、ナレーションと映像が切り替わる。早速ダウンロードしたフォルダを開く。ハルの時と同じく、圧縮の拡張子が特異なものだった。そこでどこぞの自称クラッキングに詳しい男が紹介され、それをどうにか解凍しようと、同じく解析に乗り出したネット上の情報も加味しながら、フォルダ内部をこじ開けようと黒画面に文字がひたすら流れていく。
『行きましたね』
ハルは少し驚いた様子で、炭酸をあおる。解析できた人間が他にいることが驚きだった。独自で組んだ学習型AIを使わずに自力でフォルダを開いたので、上には上がいるのだと関心した。手に持ったリモコンを机に置き、その中身の報告を待つ。スマホを広げ同じ番組を見ているネット民の反応を見れば、俺もここまではいったという書き込みが多数あった。
「ここまでってどういうことだ?」
その先はもうテキストファイルと動画ファイルと思われるデータがあるだけで、それを見れば完結するはずだった。内心、テキストファイルにあるはずの座標データが自宅を差してしまうのではないかと、急に不安になったが、自称クラッカーは戸惑いを浮かべた。
『また、どっかのページですね。ってなんだこれ』
遷移したページにはプログラムの羅列と世界遺産の遺跡や動物、建物の画像が表示されていた。と、そこで続報を待て。と締められスタジオでお茶を濁していた。ネット民の反応を見ると皆、同じようでそこで止まっていること、そして、メッセージについて沸き立つ。
『暗号から暗号へ、とよくあるパターンですが、直後にこのようなメッセージが解析に乗り出していた方達に届いたんです』
【特定位置に転送完了。詳細位置は該当者に通達】
ハルは一気に汗が噴き出した。そのメッセージは明らかに自分にだけ向けられたものだと確信していたからだ。それの反応を待たずして、ハルは二階へと駆け上る。途中、スマホにメッセージの通知が来るが、PCの前でようやく確認する。
>おっはー。テレビ見てたか? あのメッセージのやつ? まさかと思うけどお前が該当者なん? 返事くれねえしもしかしてやべえことになってんのかとwktkしてんのよ
スマホでの返事は止めて、焦ったようにPCで返事をする。
>>たぶん、もしかしたら、きっと
>はあ?w あのページも突破したってことか? kwsk
>>まだはっきりしない。それこそ続報を待て
その返事の少し後、再びメッセージがかえって来る。
>>おk。もしお前がそうだったらな、なんかしんねえけどガチな連中も動いてるらしいから注意しろよ。
>ガチ?
>>個人じゃねえってこと。察しろ
すぐにそれに思い当たる。個人ではなく組織、それこそCIAとか政府か非公式の諜報機関のことだろう。あえて伏せるのはただの雰囲気かもしくは本当にガチなのかは図りきれなかった。
そこで、狼狽を察するかのようにメッセージが入った。差出人:nullからだった。
【追加データ同期完了。複数人によるデータ送信を確認、以降、時系列対応】
ハルはおそるおそる机の下に置かれた通学鞄を開ける。当然のことながら本はまだそこにあった。震える手でページを開いていくと、昨日までは白紙だったページにはっきりとした黒インクで文字がつづられていた。まるで、今、書き終えたかのようにインク臭が鼻を突いた。
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