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第1章 白醒めた息止まり
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僕はポケットからスマホを取り出し、そのまま耳に当てた。
「通算三度目の空振り報告について、ご感想をどうぞ」
『……仕方ないじゃん。相手が偽物かどうかなんて、私の視界からじゃ余計に見分けづらいんだし』
僕渾身の皮肉が通じたようで、向こうは思いっきし拗ねていた。
とはいえ碧菜の能力の使い勝手の悪さは事あるごとに聞かされて把握しているので、こっちも本気で責めてはいない。
しかし、相手はSIAのもう一つの特徴である『異能』に目覚めるほど不安が根を張っている。まごうことなく重症患者だ。下手したら手に余る厄介事。いつ変異するか読めない相手である以上、決着は早急につけてしまいたいのが正直な気持ちだ。
『……それに初めての試みでもあるし。相手の姿を追い続けながら口頭で指示を出すのって、想像よりかなり難しいんだからね』
「はいはい」
側面の出っ張った箇所を頼りにビルを登る。
一分もかからず屋上に到着する。
目も眩む炎天下。
錆びた鉄柵。腐食した換気扇。剥き出しのコンクリート。
傷跡を所々に晒す雑居ビル群の屋外に人影は見当たらない。
アーケード街は再開発に伴い、建物の高さが制限され、他の街と比べ凹凸はなだらか。まるで巨人たちの公園だ。遠くに乱立する建物は草むらのようであり、少し離れたところの高層ビルや高層マンションは、どこか砂上の楼閣めく屹立している。
僕は斑斑していた。
いつまでも獲物にありつけない苛立ちと、そのまま遠くへいなくなってくれという思いと、無我夢中に駆け出したい欲求。その三つがせめぎ合い、それらを俯瞰するもう一人の自分が衝動性を咎めている。
ピエロの面を右手でぎゅっと押し込んだ。前回の反省を踏まえ、碧菜が用意してくれた仮面だけど、案外、着け心地は悪くなかった。
『君が潰した相手は、ようするにデコイなんだよね?』
「見かけはかなり精巧のね。息遣いまで完璧。でも繊維っぽいもので編まれてたから、水に強くないらしい」
実際、あのデコイは湿っていた地面から腰を上げた直後だったのだろう。尻の辺りが白く質感を欠いていた。走る程度の事はできるようだけど、闘えるほどの耐久性はない。
あれだけ精巧な分身。そしてその耐久性の低さと合わせれば、長距離の運用は厳しいはずだ。
『……そして、そう連発もできそうにないと』
「うん、おそらくは」
捕捉するたびに相手の息の切れが早くなっているし、間隔も短くなっている。本人の状態をそのまま反映しているのだろう。著しい消耗の激しさは機能局在型の特徴だ。この場合、身体能力の向上はあまり考慮に入れなくていい。
「───相手は、まだ近くにいる」
///
……───はぁ、はぁ、はぁ。
男の荒い息遣いが、デスクや椅子が放置されたオフィス内に頼りなく反響する。
弥月の推測する通り、男はまだ遠くへ離れていなかった。
分身が少年によって潰された近場の廃墟ビルに身を隠すのが、現状の精一杯だった。情けない限りだと男は自嘲してみるが、こんな能力に目覚めてしまうくらいなのだから、今更でもあった。
すると前触れもなく、男が嘔吐する勢いで咳き込み出した。音には喉に異物を溜め込んだ感触が紛れ、吐いた先から白い繊維が薄闇に浮き上がり、床の上で丸い固形と化していく。男はぼんやり思う。熱病に侵された蜘蛛なら、こんなふうに糸を噴き出すのかもしれない。
男の操る異能は肺に負担の掛かる代物だ。肺で精製されたタンパク質の繊維が身体を取り巻き、蛹のように分身を形成する。形成された分身体は逃走する際に幻覚作用を有する鱗粉のようなものを振り撒き、追跡者の認識を一時的に撹乱、本体を見失わせ、分身体へと意識を引き寄せる。巻かれるだけの己を逃がすためにしか使えない姑息な能力だが、しかしこの能力のおかげで、男はこれまで何度も窮地を脱してきた。
これといって知恵も回らず、頼るあてもない一般的な大学生が一週間以上にも亘って警察組織を相手にやり過ごすには、必然的にこれくらいのズルがなければ成り立たない。
また立地も彼の味方をした。
上根駅北口より広がる、全天を覆うアーケード市場。ちょうど梅雨の時期に覚醒したため、天候には全く恵まれなかったが、常に通りが蓋をされたこの街に潜伏していれば、例え雨の日であれ、異能の行使にほとんど支障はない。
下手を打たなければ、捕まる恐れは皆無に等しい。そのはずだった。
しかし現在、そんな算段とは裏腹に、無様な逃亡劇をこうして演じる憂き目に遭っていた。
「ッッ……─────」
咳は止まらず、成り損ないの繊維が床に溜まっていく。
胸を抑え、さらに蹲る。
肺が随分と萎縮している。気道も抉られたように熱い。
分身の形成は出来てあと二度が限度。それを超えたら命に関わるだろう。
そしてここまで追い詰められながら、男は未だ相手の正体を掴めずにいる。
「くそ……っ」
ようやく咳が治ると、床に這いつくばりながら男は悪態をついた。
残された猶予はあと僅か。どんな手段を用いているのかは想像もつかないが、相手は程なくこの場所に辿り着くだろう。たった二度の経験ではあるが、この予感が当たると確信するには十分だった。
───それでも、逃げるしかない。
男にはそれしかできない。それ以外の選択肢など浮かびもしない。
逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて。逃げ続けて。
再び呼吸が荒くなる。
指先に力がこもる。
床に積もる繊維がうねうねと蠢き、ある形を象る。
仄暗い色を湛えた瞳。
あの少女の囁きと濡れた微笑みが、一雫を垂らし、波紋を起こした。
“あなたが、私を殺してくれるのね──”
けっきょく、男は未遂に終わった。
見苦しいにも程がある凶行を前にしながら、穏やかな死に様をいまに迎えようとする少女の表情は、あまりにも不釣り合いだった。
うつくしい、と。思わず胸が空くほど、見惚れてしまったのだ。
男は指の力を緩めた。か弱な肢体が車椅子の上に放り出される。力の限りに掴み掛かっていた少女の白々とした首には、くっきり跡が残っていた。男の背筋に奇妙な悪寒が走り、腰を抜かす。少女はぐったりともたれ、酸欠になりかけていたのだろう、気を失ってしまっていた。
どれほどの時を、男は框にへたり込んでいたのだろう。
十分か、二十分か、一時間はありえまい。
ん、と少女が意識を取り戻した。
少女は朧げに首元を指でなぞり、ついで股のあたりにさっと指をあて、投げやりに腕を垂らした。そしてじっと男のほうを薄目で見遣った。その昏い眼差しには、失望の底に満ちた冷気が込められていた。少女の儚い吐息さえ、未明にて立ち込める濃霧を幻視させた。
“そう。あなたでは、私の命を奪うどころか、辱める事もできなかったのね”
無響の幽玄な声色が男の脳を直接揺さぶる。
“なんて裏切り。期待外れにも限度があるでしょう。ねぇあなた、どう償ってくれるの?”
───まるで、蛇の毒牙が心臓に届いたかのようだった。
「──────……っ」
歯を食いしばり、頭をかなぐるように振る。
頭の中を闇雲に掻き混ぜ、血が上り、眼球がこぼれ落ちそうなほどに重くなろうと、現実は遥か膜の外。息を吸って吐く。繰り返す。咳が出る。輪郭が徐々に青褪めていく。ふっ、と影に覆われる。
男は朦朧とした視界で影の出所を見上げた。
そこには、男と瓜二つの姿が佇んでいる。
自分の名前を題された標本を前にするような気色悪い錯覚。
タンパク質で構成されたもう一人の彼は、酷く怯えた顔をしていた。
「……逃げなきゃ」
どちらかの口が音もなき声を発した。
男が粗雑に口元を拭う。
「───こんな、とこで……っ、終われないよな。あの子が、待ってる。オレがクスリを届けてやらなきゃいけないんだ」
「通算三度目の空振り報告について、ご感想をどうぞ」
『……仕方ないじゃん。相手が偽物かどうかなんて、私の視界からじゃ余計に見分けづらいんだし』
僕渾身の皮肉が通じたようで、向こうは思いっきし拗ねていた。
とはいえ碧菜の能力の使い勝手の悪さは事あるごとに聞かされて把握しているので、こっちも本気で責めてはいない。
しかし、相手はSIAのもう一つの特徴である『異能』に目覚めるほど不安が根を張っている。まごうことなく重症患者だ。下手したら手に余る厄介事。いつ変異するか読めない相手である以上、決着は早急につけてしまいたいのが正直な気持ちだ。
『……それに初めての試みでもあるし。相手の姿を追い続けながら口頭で指示を出すのって、想像よりかなり難しいんだからね』
「はいはい」
側面の出っ張った箇所を頼りにビルを登る。
一分もかからず屋上に到着する。
目も眩む炎天下。
錆びた鉄柵。腐食した換気扇。剥き出しのコンクリート。
傷跡を所々に晒す雑居ビル群の屋外に人影は見当たらない。
アーケード街は再開発に伴い、建物の高さが制限され、他の街と比べ凹凸はなだらか。まるで巨人たちの公園だ。遠くに乱立する建物は草むらのようであり、少し離れたところの高層ビルや高層マンションは、どこか砂上の楼閣めく屹立している。
僕は斑斑していた。
いつまでも獲物にありつけない苛立ちと、そのまま遠くへいなくなってくれという思いと、無我夢中に駆け出したい欲求。その三つがせめぎ合い、それらを俯瞰するもう一人の自分が衝動性を咎めている。
ピエロの面を右手でぎゅっと押し込んだ。前回の反省を踏まえ、碧菜が用意してくれた仮面だけど、案外、着け心地は悪くなかった。
『君が潰した相手は、ようするにデコイなんだよね?』
「見かけはかなり精巧のね。息遣いまで完璧。でも繊維っぽいもので編まれてたから、水に強くないらしい」
実際、あのデコイは湿っていた地面から腰を上げた直後だったのだろう。尻の辺りが白く質感を欠いていた。走る程度の事はできるようだけど、闘えるほどの耐久性はない。
あれだけ精巧な分身。そしてその耐久性の低さと合わせれば、長距離の運用は厳しいはずだ。
『……そして、そう連発もできそうにないと』
「うん、おそらくは」
捕捉するたびに相手の息の切れが早くなっているし、間隔も短くなっている。本人の状態をそのまま反映しているのだろう。著しい消耗の激しさは機能局在型の特徴だ。この場合、身体能力の向上はあまり考慮に入れなくていい。
「───相手は、まだ近くにいる」
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……───はぁ、はぁ、はぁ。
男の荒い息遣いが、デスクや椅子が放置されたオフィス内に頼りなく反響する。
弥月の推測する通り、男はまだ遠くへ離れていなかった。
分身が少年によって潰された近場の廃墟ビルに身を隠すのが、現状の精一杯だった。情けない限りだと男は自嘲してみるが、こんな能力に目覚めてしまうくらいなのだから、今更でもあった。
すると前触れもなく、男が嘔吐する勢いで咳き込み出した。音には喉に異物を溜め込んだ感触が紛れ、吐いた先から白い繊維が薄闇に浮き上がり、床の上で丸い固形と化していく。男はぼんやり思う。熱病に侵された蜘蛛なら、こんなふうに糸を噴き出すのかもしれない。
男の操る異能は肺に負担の掛かる代物だ。肺で精製されたタンパク質の繊維が身体を取り巻き、蛹のように分身を形成する。形成された分身体は逃走する際に幻覚作用を有する鱗粉のようなものを振り撒き、追跡者の認識を一時的に撹乱、本体を見失わせ、分身体へと意識を引き寄せる。巻かれるだけの己を逃がすためにしか使えない姑息な能力だが、しかしこの能力のおかげで、男はこれまで何度も窮地を脱してきた。
これといって知恵も回らず、頼るあてもない一般的な大学生が一週間以上にも亘って警察組織を相手にやり過ごすには、必然的にこれくらいのズルがなければ成り立たない。
また立地も彼の味方をした。
上根駅北口より広がる、全天を覆うアーケード市場。ちょうど梅雨の時期に覚醒したため、天候には全く恵まれなかったが、常に通りが蓋をされたこの街に潜伏していれば、例え雨の日であれ、異能の行使にほとんど支障はない。
下手を打たなければ、捕まる恐れは皆無に等しい。そのはずだった。
しかし現在、そんな算段とは裏腹に、無様な逃亡劇をこうして演じる憂き目に遭っていた。
「ッッ……─────」
咳は止まらず、成り損ないの繊維が床に溜まっていく。
胸を抑え、さらに蹲る。
肺が随分と萎縮している。気道も抉られたように熱い。
分身の形成は出来てあと二度が限度。それを超えたら命に関わるだろう。
そしてここまで追い詰められながら、男は未だ相手の正体を掴めずにいる。
「くそ……っ」
ようやく咳が治ると、床に這いつくばりながら男は悪態をついた。
残された猶予はあと僅か。どんな手段を用いているのかは想像もつかないが、相手は程なくこの場所に辿り着くだろう。たった二度の経験ではあるが、この予感が当たると確信するには十分だった。
───それでも、逃げるしかない。
男にはそれしかできない。それ以外の選択肢など浮かびもしない。
逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて。逃げ続けて。
再び呼吸が荒くなる。
指先に力がこもる。
床に積もる繊維がうねうねと蠢き、ある形を象る。
仄暗い色を湛えた瞳。
あの少女の囁きと濡れた微笑みが、一雫を垂らし、波紋を起こした。
“あなたが、私を殺してくれるのね──”
けっきょく、男は未遂に終わった。
見苦しいにも程がある凶行を前にしながら、穏やかな死に様をいまに迎えようとする少女の表情は、あまりにも不釣り合いだった。
うつくしい、と。思わず胸が空くほど、見惚れてしまったのだ。
男は指の力を緩めた。か弱な肢体が車椅子の上に放り出される。力の限りに掴み掛かっていた少女の白々とした首には、くっきり跡が残っていた。男の背筋に奇妙な悪寒が走り、腰を抜かす。少女はぐったりともたれ、酸欠になりかけていたのだろう、気を失ってしまっていた。
どれほどの時を、男は框にへたり込んでいたのだろう。
十分か、二十分か、一時間はありえまい。
ん、と少女が意識を取り戻した。
少女は朧げに首元を指でなぞり、ついで股のあたりにさっと指をあて、投げやりに腕を垂らした。そしてじっと男のほうを薄目で見遣った。その昏い眼差しには、失望の底に満ちた冷気が込められていた。少女の儚い吐息さえ、未明にて立ち込める濃霧を幻視させた。
“そう。あなたでは、私の命を奪うどころか、辱める事もできなかったのね”
無響の幽玄な声色が男の脳を直接揺さぶる。
“なんて裏切り。期待外れにも限度があるでしょう。ねぇあなた、どう償ってくれるの?”
───まるで、蛇の毒牙が心臓に届いたかのようだった。
「──────……っ」
歯を食いしばり、頭をかなぐるように振る。
頭の中を闇雲に掻き混ぜ、血が上り、眼球がこぼれ落ちそうなほどに重くなろうと、現実は遥か膜の外。息を吸って吐く。繰り返す。咳が出る。輪郭が徐々に青褪めていく。ふっ、と影に覆われる。
男は朦朧とした視界で影の出所を見上げた。
そこには、男と瓜二つの姿が佇んでいる。
自分の名前を題された標本を前にするような気色悪い錯覚。
タンパク質で構成されたもう一人の彼は、酷く怯えた顔をしていた。
「……逃げなきゃ」
どちらかの口が音もなき声を発した。
男が粗雑に口元を拭う。
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