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第1章 白醒めた息止まり
4/ 八月は焦がれていた
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最近、行方不明の捜索依頼が増えている。
行方不明事件のほとんどは、単なる家出の場合が多数を占めると言われている。実際、父のもとへ持ち込まれる依頼もその例に漏れない。
男子学生が受験の重積に参り、学校に行ったきり、ふらりといなくなる。両親との折り合いが悪い娘がいて、毎日のように門限を破り、夜更けに帰ってくる生活を繰り返していると、ある時を境に行方を晦ましてしまった。学校にも通わなくなった不良少年が何も言わずに家からいなくなった。仕事に行ったきり夫が戻ってこない。息子を連れて妻が出ていった。───挙げていけばキリがない。
納得のいかない話だけど、ようするに人が“家”を見限る行為は、往々にして何処にでも転がっているということ。
父の話によると、現在の上根市では五十人に一件の割合で殺人や行方不明などの事件が起きているらしい。一日あたり七~八件。警察が“事件性なし”として消極的な態度を取り続けるのは、何も完全には責められない背景がある。失踪にもそれぞれの抑圧が隠されているように。
だからといって。
やはり放っておいていい理由にはならない。
「……出ないし」
スマホを耳から離す。トーク履歴に二つ目の応答なしが並ぶ。
浦野弥月という一つ年下の男の子とは、かれこれ一年半以上の付き合いになる。いや、本当はそれ以前の仲ではあるんだけど、向こうはその事をすっかり忘れてしまっている。
彼は普段から軽薄な性格を装っているけど、まったくのちゃらんぽらんではない。約束をすっぽかすことはあっても、それは単に彼が忘れっぽいだけのことで、連絡を入れればちゃんと応えてくれる。
けれど、今回はその連絡にも出てくれる様子がなかった。
「……何かあったのかな」
つい首を捻る。私がそうしていると、事務所のドアが開いた。
父が買い出しから戻ってきたのかと思えば、姉の紅葉が顔を出しに来たようだ。
「あれ、照須さんはいないのね」
「お父さんはお昼の買い出し中」
ああ、そうなの、と紅葉が眠たげに欠伸をする。父がこの場にいないと知って気が抜けたみたい。事務所の時計の針を見ると、大体正午を指し示している。おそらく起き抜けに出てきたのだろう。それでも身嗜みはきちんとしているあたり、姉も一人の女だ。いや、正直どうかとは思うけど。歳上好きにも節度はあって然るべきでしょう。
「で、碧菜はスマホの画面と睨みっこしてどうしたの? 弥月くんに振られた?」
「そもそも告ってないし。依頼が入ったから今回も付き添ってもらおうかなって連絡してるんだけど、全然出てくれなくて」
「ふーん、そう」
興味なさげに相槌を打つ紅葉。そんな反応するくらいならわざわざ聞いてくるなと言ってやりたい。しかし、私がじっと睨みを利かせても、紅葉相手にはそよ風ほどにも届いていなかった。
「依頼ね。それってついさっきの話?」
「そうだけど」
「照須さんが座ってたのは、この辺り?」
「……まあ、そうだけど」
矢継ぎ早の質問に答えていくと、紅葉が先ほどまで父の座っていた位置に腰を下ろした。私は依頼人の座っていた右隣、つまりソファの角に身を寄せているので、間にテーブルを挟み、紅葉の顔を斜め前から眺めるような位置関係になる。
紅葉が対面の席を薄目で凝らす。何度も見慣れた光景だ。
私が透視と遠隔視の異能を生まれつき持っているように、双子の姉である紅葉は未来視と過去視の異能を持つ。未来よりも過去のほうが明瞭に捉えることができるようで、未来視が対象を選ぶのに対し、過去視は場所を選ぶ。紅葉曰く、『結局どちらもラプラス的ではなくアニマ的』らしいのだけど、私にはよくわからない比喩だ。父や弥月なら、もしかしたら理解を示せるのかもしれないけど。
「依頼人は男性。五十代くらい……かな。依頼内容は行方不明となった娘の捜索」
「そ。大学三年生のね」
依頼人の娘は、高校卒業後に上京し、晴れて悠々自適な一人暮らしの生活を送っていた。しかし、だいたい一ヶ月ほど前に薬物中毒で倒れてしまい、療養で実家に戻ることになった。それからしばらくして、七月二十一日──彼女は突然姿を消した。
「警察は頼りにならないと言ってるのは……ああそう。途中で捜索を打ち切られてしまったのね」
「前科もあって、それに精神面も不安定だったろうし」
そんな年頃の女性が忽然といなくなった。今時目新しくもないありふれた事案。今回、警察組織の動きが鈍かったのは、最近薬物関連で大きな動きがあってごたごたしていることもそうだけど、時間の問題に過ぎないと判断されたせいなのもあるかもしれない。
あとはご家庭の中で解決なさってくださない……なんて。
「目に浮かぶような事務対応よね」と、紅葉が皮肉げに微笑む。
こっちは全然笑えなかった。その皺寄せが父への依頼として押し寄せてくることを思えば、飢え死にする心配はなくなっても気が滅入る話には変わりないのだから。
「それでいつも通り弥月くんを誘おうとしたけど、連絡には出てくれなかったと。ま、前回のことで碧菜は照須さんに単独行動を咎められているしね。弥月くんも大変だ。色々と小さい先輩の面倒も見てないといけないんだから。逃げられるのも当然といえば当然」
「逃げられてないし」
ふん、と私は顔を逸らす。アイツが一々そういう事を気にする性格じゃないのは、紅葉だって知っている。ようするに、意地悪な姉は私を揶揄って暇つぶしをしているのだ。律儀に付き合ってやる必要はない。
「それで碧菜はどうするつもりなの?」
「……なにが」
「どっちにしても、しばらく一人では何もさせてもらえないでしょ。私がついていくにしても、やっぱりいざという時、非力が仇になるかもしれない。照須さんもその事を懸念してるでしょうしね」
私と紅葉が揃っていれば、大抵の危機は乗り越えられる。けれど、どうしても決め手に欠ける場合も当然ながらある。その穴を埋めてくれるのが弥月の役割で、私たちが仕事に関わろうとしてくる事に対し困った笑みを浮かべる父でも、彼と一緒なら黙認してくれる。
今の私に他の選択肢なんてなかった。
「……紅葉に言われるまでもなく、直接家には行ってみるつもり」
「そう。弥月くんのことが気になるんだ」
「そんなんじゃないし」
「もう髪まで結んでるくらいだし、愚問だったか」
うるさいなあ、もう。
「ま、弥月くんに会うことはできるでしょうから、そこは安心しなさい」
紅葉は途端に興味を失くしたかのように冷めた物言いをし出す。急の方向転換は相変わらずとはいえ、温度差に戸惑う。
「そういう未来が見えたの?」
と、私が問うと、紅葉は「ええ」とつまらなげに頷いた。
「でも、きっと依頼どころじゃなくなるでしょうけどね」
そしていつにも増して含みのある言葉に、私は頭上に疑問符を浮かべた。
◇
ぼくのせかいは灰色だった。
けれど幸いにも、石でも岩でも、嫌いなコンクリートの囲いでもない。
骨子は木造。薄っぺらく凸凹とした壁紙が見栄えに貼ってあるだけ。
ぼくの力ならば、容易く打ち破れるだろう。
ふと、そこで首を傾げる。その拍子でこてんと倒れる。ベッドの上に座っていたから、頬にあたる感触はほどほどに柔らかかった。
ぼくは、何かを忘れている。そんな気がした。
ここはどうにも寂しい部屋だ。ベッドと机と、隙間だらけの棚。他には何もない。必要とさえ思えなかった。
それでも、寂しいものは寂しい。
ぼくは何も必要とすらしていないのに、いまはひどく、心が渇いている。
レースカーテンには、うつらうつらと昼の陽射しが滲んでいる。
ぐぅ、とお腹が鳴った。
その裏腹に。起きようとする気力はまったく湧いてこなかった。
穴が空くほどの飢餓感さえ、やはり拠り所のない渇望には遠く及ばない。
不可視。不可侵。不可解。
ありもしない心のうちに声を投じる。
反響。きみはいまも眠ったまま。
ぼくはぼくを求める声に応えたくて。
だからこそ、そのときをじっと待ちこがれている。
行方不明事件のほとんどは、単なる家出の場合が多数を占めると言われている。実際、父のもとへ持ち込まれる依頼もその例に漏れない。
男子学生が受験の重積に参り、学校に行ったきり、ふらりといなくなる。両親との折り合いが悪い娘がいて、毎日のように門限を破り、夜更けに帰ってくる生活を繰り返していると、ある時を境に行方を晦ましてしまった。学校にも通わなくなった不良少年が何も言わずに家からいなくなった。仕事に行ったきり夫が戻ってこない。息子を連れて妻が出ていった。───挙げていけばキリがない。
納得のいかない話だけど、ようするに人が“家”を見限る行為は、往々にして何処にでも転がっているということ。
父の話によると、現在の上根市では五十人に一件の割合で殺人や行方不明などの事件が起きているらしい。一日あたり七~八件。警察が“事件性なし”として消極的な態度を取り続けるのは、何も完全には責められない背景がある。失踪にもそれぞれの抑圧が隠されているように。
だからといって。
やはり放っておいていい理由にはならない。
「……出ないし」
スマホを耳から離す。トーク履歴に二つ目の応答なしが並ぶ。
浦野弥月という一つ年下の男の子とは、かれこれ一年半以上の付き合いになる。いや、本当はそれ以前の仲ではあるんだけど、向こうはその事をすっかり忘れてしまっている。
彼は普段から軽薄な性格を装っているけど、まったくのちゃらんぽらんではない。約束をすっぽかすことはあっても、それは単に彼が忘れっぽいだけのことで、連絡を入れればちゃんと応えてくれる。
けれど、今回はその連絡にも出てくれる様子がなかった。
「……何かあったのかな」
つい首を捻る。私がそうしていると、事務所のドアが開いた。
父が買い出しから戻ってきたのかと思えば、姉の紅葉が顔を出しに来たようだ。
「あれ、照須さんはいないのね」
「お父さんはお昼の買い出し中」
ああ、そうなの、と紅葉が眠たげに欠伸をする。父がこの場にいないと知って気が抜けたみたい。事務所の時計の針を見ると、大体正午を指し示している。おそらく起き抜けに出てきたのだろう。それでも身嗜みはきちんとしているあたり、姉も一人の女だ。いや、正直どうかとは思うけど。歳上好きにも節度はあって然るべきでしょう。
「で、碧菜はスマホの画面と睨みっこしてどうしたの? 弥月くんに振られた?」
「そもそも告ってないし。依頼が入ったから今回も付き添ってもらおうかなって連絡してるんだけど、全然出てくれなくて」
「ふーん、そう」
興味なさげに相槌を打つ紅葉。そんな反応するくらいならわざわざ聞いてくるなと言ってやりたい。しかし、私がじっと睨みを利かせても、紅葉相手にはそよ風ほどにも届いていなかった。
「依頼ね。それってついさっきの話?」
「そうだけど」
「照須さんが座ってたのは、この辺り?」
「……まあ、そうだけど」
矢継ぎ早の質問に答えていくと、紅葉が先ほどまで父の座っていた位置に腰を下ろした。私は依頼人の座っていた右隣、つまりソファの角に身を寄せているので、間にテーブルを挟み、紅葉の顔を斜め前から眺めるような位置関係になる。
紅葉が対面の席を薄目で凝らす。何度も見慣れた光景だ。
私が透視と遠隔視の異能を生まれつき持っているように、双子の姉である紅葉は未来視と過去視の異能を持つ。未来よりも過去のほうが明瞭に捉えることができるようで、未来視が対象を選ぶのに対し、過去視は場所を選ぶ。紅葉曰く、『結局どちらもラプラス的ではなくアニマ的』らしいのだけど、私にはよくわからない比喩だ。父や弥月なら、もしかしたら理解を示せるのかもしれないけど。
「依頼人は男性。五十代くらい……かな。依頼内容は行方不明となった娘の捜索」
「そ。大学三年生のね」
依頼人の娘は、高校卒業後に上京し、晴れて悠々自適な一人暮らしの生活を送っていた。しかし、だいたい一ヶ月ほど前に薬物中毒で倒れてしまい、療養で実家に戻ることになった。それからしばらくして、七月二十一日──彼女は突然姿を消した。
「警察は頼りにならないと言ってるのは……ああそう。途中で捜索を打ち切られてしまったのね」
「前科もあって、それに精神面も不安定だったろうし」
そんな年頃の女性が忽然といなくなった。今時目新しくもないありふれた事案。今回、警察組織の動きが鈍かったのは、最近薬物関連で大きな動きがあってごたごたしていることもそうだけど、時間の問題に過ぎないと判断されたせいなのもあるかもしれない。
あとはご家庭の中で解決なさってくださない……なんて。
「目に浮かぶような事務対応よね」と、紅葉が皮肉げに微笑む。
こっちは全然笑えなかった。その皺寄せが父への依頼として押し寄せてくることを思えば、飢え死にする心配はなくなっても気が滅入る話には変わりないのだから。
「それでいつも通り弥月くんを誘おうとしたけど、連絡には出てくれなかったと。ま、前回のことで碧菜は照須さんに単独行動を咎められているしね。弥月くんも大変だ。色々と小さい先輩の面倒も見てないといけないんだから。逃げられるのも当然といえば当然」
「逃げられてないし」
ふん、と私は顔を逸らす。アイツが一々そういう事を気にする性格じゃないのは、紅葉だって知っている。ようするに、意地悪な姉は私を揶揄って暇つぶしをしているのだ。律儀に付き合ってやる必要はない。
「それで碧菜はどうするつもりなの?」
「……なにが」
「どっちにしても、しばらく一人では何もさせてもらえないでしょ。私がついていくにしても、やっぱりいざという時、非力が仇になるかもしれない。照須さんもその事を懸念してるでしょうしね」
私と紅葉が揃っていれば、大抵の危機は乗り越えられる。けれど、どうしても決め手に欠ける場合も当然ながらある。その穴を埋めてくれるのが弥月の役割で、私たちが仕事に関わろうとしてくる事に対し困った笑みを浮かべる父でも、彼と一緒なら黙認してくれる。
今の私に他の選択肢なんてなかった。
「……紅葉に言われるまでもなく、直接家には行ってみるつもり」
「そう。弥月くんのことが気になるんだ」
「そんなんじゃないし」
「もう髪まで結んでるくらいだし、愚問だったか」
うるさいなあ、もう。
「ま、弥月くんに会うことはできるでしょうから、そこは安心しなさい」
紅葉は途端に興味を失くしたかのように冷めた物言いをし出す。急の方向転換は相変わらずとはいえ、温度差に戸惑う。
「そういう未来が見えたの?」
と、私が問うと、紅葉は「ええ」とつまらなげに頷いた。
「でも、きっと依頼どころじゃなくなるでしょうけどね」
そしていつにも増して含みのある言葉に、私は頭上に疑問符を浮かべた。
◇
ぼくのせかいは灰色だった。
けれど幸いにも、石でも岩でも、嫌いなコンクリートの囲いでもない。
骨子は木造。薄っぺらく凸凹とした壁紙が見栄えに貼ってあるだけ。
ぼくの力ならば、容易く打ち破れるだろう。
ふと、そこで首を傾げる。その拍子でこてんと倒れる。ベッドの上に座っていたから、頬にあたる感触はほどほどに柔らかかった。
ぼくは、何かを忘れている。そんな気がした。
ここはどうにも寂しい部屋だ。ベッドと机と、隙間だらけの棚。他には何もない。必要とさえ思えなかった。
それでも、寂しいものは寂しい。
ぼくは何も必要とすらしていないのに、いまはひどく、心が渇いている。
レースカーテンには、うつらうつらと昼の陽射しが滲んでいる。
ぐぅ、とお腹が鳴った。
その裏腹に。起きようとする気力はまったく湧いてこなかった。
穴が空くほどの飢餓感さえ、やはり拠り所のない渇望には遠く及ばない。
不可視。不可侵。不可解。
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