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メインストーリー
8.最後の試練
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最近は、勇者様たちに課題を出してその間に魔界に遊びに行っていた。
別に見てるだけだと飽きるとか、そう言うわけじゃないですが。
「魔法使いちゃん、今日の課題終わったよ」
時間をだんだん縮まってきて、魔界に行っても大丈夫そうな強さにはなってきた。
レベルも、勇者様は75、騎士さんは72、武闘家さんになると83、まあ確かに武闘家って大概スタメンですから一人だけレベルが高いってこともありますよね。
おっとすいません、違う世界の話をしてしまいました。
「ふんっ、もうお前が出す課題は退屈だ、その貧相な胸と同じように死ね」
「とうっ!」
騎士さんは盾で防いだ、なかなか防御力も上がっているようで何よりだ。
だが、この胸の恨み、晴らさずにはいられない。
「なかなか良い防御ですが、後ろがガラ空きです」
私は普段から愛用している箒を操作して、背中に思いっきりぶつけてやった。
風魔法を纏わせていたので、例の如く、五十メートル位飛んだ。
遠くからボキボキといういびつな音がしたが、即刻ヒールをかけたので問題ないだろう。
「まだまだですね」
多分私は今、ドヤ顔というものをしていたのだろうが特に気にしない。
「………魔王がいないとネタがないな~」
「何か言った? 魔法使いちゃん」
ついこの世界のメタい部分に触れてしまった。
全くもって、魔界の個性といったらこいつらはもうちょっと学んで欲しいものだ。
「いえいえ、明日の課題について考えていただけです」
「そっか」
正直言って、勇者様と武闘家さんって私の名前呼ぶときとか、短い言葉になると似てるんだよな。
だから、毎回書きづらくてしょうがないんですよ。
はっ、私は一体何をしていたのでしょうか。
神に操られていたような気分でした。
「明日にテストをします! もし合格できたなら、次の日でも魔界に行きましょう」
三人は、子供のように喜んでいて目の保養になった。
男三人に女一って今まで普通だなーとか思ってましたが、今考えると結構偏りありますよね。
三人とも真面目などうて…じゃなくて純潔な方ですから心配はないんですがね。
まあ、今考えると仲の良さはいろんなパーティーの中でも最高だと思う。
だからこそ、騙している罪悪感が強くて、強くておかしくなってしまいそうだった。
これじゃあお父さんを殺した下賤な魔物共と同じじゃないか。
あぁ、私が嫌いなのは世界じゃなかった、私自身だったんだと思った。
「魔法使いちゃん! どうしたの、泣いてるよ」
無意識というのは、怖いものですね。
泣くのは平和な世界を見てから、なんていうこと言ってたくせにだらしないな、私。
「少し、我儘言ってもいですか? 勇者様」
「いいよ、魔法使いちゃん」
私は勇者様の胸でただ、ただ泣いた。
時々、いやかなり稀に私は勇者様に慰めてもらう。
それで自分を騙す。
勇者様を好きになったとまた、錯覚する。
なんて私は醜いのでしょうね。
別に見てるだけだと飽きるとか、そう言うわけじゃないですが。
「魔法使いちゃん、今日の課題終わったよ」
時間をだんだん縮まってきて、魔界に行っても大丈夫そうな強さにはなってきた。
レベルも、勇者様は75、騎士さんは72、武闘家さんになると83、まあ確かに武闘家って大概スタメンですから一人だけレベルが高いってこともありますよね。
おっとすいません、違う世界の話をしてしまいました。
「ふんっ、もうお前が出す課題は退屈だ、その貧相な胸と同じように死ね」
「とうっ!」
騎士さんは盾で防いだ、なかなか防御力も上がっているようで何よりだ。
だが、この胸の恨み、晴らさずにはいられない。
「なかなか良い防御ですが、後ろがガラ空きです」
私は普段から愛用している箒を操作して、背中に思いっきりぶつけてやった。
風魔法を纏わせていたので、例の如く、五十メートル位飛んだ。
遠くからボキボキといういびつな音がしたが、即刻ヒールをかけたので問題ないだろう。
「まだまだですね」
多分私は今、ドヤ顔というものをしていたのだろうが特に気にしない。
「………魔王がいないとネタがないな~」
「何か言った? 魔法使いちゃん」
ついこの世界のメタい部分に触れてしまった。
全くもって、魔界の個性といったらこいつらはもうちょっと学んで欲しいものだ。
「いえいえ、明日の課題について考えていただけです」
「そっか」
正直言って、勇者様と武闘家さんって私の名前呼ぶときとか、短い言葉になると似てるんだよな。
だから、毎回書きづらくてしょうがないんですよ。
はっ、私は一体何をしていたのでしょうか。
神に操られていたような気分でした。
「明日にテストをします! もし合格できたなら、次の日でも魔界に行きましょう」
三人は、子供のように喜んでいて目の保養になった。
男三人に女一って今まで普通だなーとか思ってましたが、今考えると結構偏りありますよね。
三人とも真面目などうて…じゃなくて純潔な方ですから心配はないんですがね。
まあ、今考えると仲の良さはいろんなパーティーの中でも最高だと思う。
だからこそ、騙している罪悪感が強くて、強くておかしくなってしまいそうだった。
これじゃあお父さんを殺した下賤な魔物共と同じじゃないか。
あぁ、私が嫌いなのは世界じゃなかった、私自身だったんだと思った。
「魔法使いちゃん! どうしたの、泣いてるよ」
無意識というのは、怖いものですね。
泣くのは平和な世界を見てから、なんていうこと言ってたくせにだらしないな、私。
「少し、我儘言ってもいですか? 勇者様」
「いいよ、魔法使いちゃん」
私は勇者様の胸でただ、ただ泣いた。
時々、いやかなり稀に私は勇者様に慰めてもらう。
それで自分を騙す。
勇者様を好きになったとまた、錯覚する。
なんて私は醜いのでしょうね。
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