23 / 26
番外編
2.魔王城の紹介
しおりを挟む
どうも、前回の不人気から巻き返そうと頑張る魔王ことカルロです。
今回は魔王城にいる仲間を紹介したいと思います。
「にゃっはー! 堅物カルロよー、用があるっつわれたから来てやったぞ」
彼女はアカネ、猫又の一族の族長兼魔界の十二幹部の一人だ。
「私一人では面白いことを言えないから、なんか面白いこと言ってくれ」
「おいおい、なかなかの無茶振りだにゃ~他にも幹部いるし、そいつらを紹介してみたらどうだ」
そういう意味で面白いことを言ってくれと言ったわけではないが、それも面白そうだな。
これはすぐに実行しよう。
「なぜついてくる」
「面白そうだからに決まってるにゃ」
「なんか無理してそうなキャラだよな」
「テメーキャラとか言ってんじゃねえぞ、魔界のスターに殺されたか? おどれは」
彼女は魔界では人気があり、人間界の踊り子的なものもやっているらしい。
実際性格はかなり悪いが、まあそれは置いておこう。
「性格悪いってさー!アカネ」
どこからともなく現れたこいつはクロウトだ。
心を読む能力を持っていて、キマイラをつくる時に血を借りた奴だ。
「おい、カルロ! 実力は同じなのに偉くなったもんだにゃー」
「じゃ、俺はそろそろ行くよ」
クロウトの奴、この場を引っ掻き回して帰っていったぞ。
信じられないやつだ。
「まあ、アカネのボディはその口から出るワガママよりすごいからプラマイゼロだよね、それに比べて私なんか」
この卑屈な奴が、シイラだ。
悪魔の一族で、鎌を使わせたら右に出るものはいないと言われている。
本人的には十二幹部にいる資格なんてないと言っていたが、幹部の中ではかなり上の実力だ。
「まだ成長期だし気にするなよ。お前はこいつと違って謙虚さがある」
「ははっ、私は体まで謙虚ですからね。マイナスのマイナスでマイナスの二乗ですよ」
この性格さえなければ本当にいい子なのに。
「おいおい、可愛い女子がそんなこと言っちゃ大なしだぞ」
こいつは幹部の中では一番個性的なや奴だ。
名前は、デュランダル。
ゾンビで妖刀と聖剣を使う、という意味のわからない設定がある。
生前は聖騎士だったらしいが、妖刀に興味を持ち、ヘマをこいて呪い殺されたらしい。
性格は穏やかでとても紳士な男(死体)だ。
「猫に性格の悪い妖怪、それに謙虚な悪魔と紳士なゾンビとはまあ、なんと面妖な幹部なんだろうな」
「そんにゃこと言ったら呪いを専門とする一族の化け物と呼ばれていて、そのくせ超美少女のあんたも大概だにゃ」
「それは同感だねー」
「私なんかが言っていいのかわかりませんが、私も同感です」
「拙者も同感だ」
今言っておくと、妖刀の影響でデュランダルは侍?という一族のような言葉遣いになってしまっている。
あと私は可愛くはない、絶対にだ。
「確かにカルロと初めて出会った時、なにこの美少女、と思った」
「やめてください、ナノ様!」
今回は魔王城にいる仲間を紹介したいと思います。
「にゃっはー! 堅物カルロよー、用があるっつわれたから来てやったぞ」
彼女はアカネ、猫又の一族の族長兼魔界の十二幹部の一人だ。
「私一人では面白いことを言えないから、なんか面白いこと言ってくれ」
「おいおい、なかなかの無茶振りだにゃ~他にも幹部いるし、そいつらを紹介してみたらどうだ」
そういう意味で面白いことを言ってくれと言ったわけではないが、それも面白そうだな。
これはすぐに実行しよう。
「なぜついてくる」
「面白そうだからに決まってるにゃ」
「なんか無理してそうなキャラだよな」
「テメーキャラとか言ってんじゃねえぞ、魔界のスターに殺されたか? おどれは」
彼女は魔界では人気があり、人間界の踊り子的なものもやっているらしい。
実際性格はかなり悪いが、まあそれは置いておこう。
「性格悪いってさー!アカネ」
どこからともなく現れたこいつはクロウトだ。
心を読む能力を持っていて、キマイラをつくる時に血を借りた奴だ。
「おい、カルロ! 実力は同じなのに偉くなったもんだにゃー」
「じゃ、俺はそろそろ行くよ」
クロウトの奴、この場を引っ掻き回して帰っていったぞ。
信じられないやつだ。
「まあ、アカネのボディはその口から出るワガママよりすごいからプラマイゼロだよね、それに比べて私なんか」
この卑屈な奴が、シイラだ。
悪魔の一族で、鎌を使わせたら右に出るものはいないと言われている。
本人的には十二幹部にいる資格なんてないと言っていたが、幹部の中ではかなり上の実力だ。
「まだ成長期だし気にするなよ。お前はこいつと違って謙虚さがある」
「ははっ、私は体まで謙虚ですからね。マイナスのマイナスでマイナスの二乗ですよ」
この性格さえなければ本当にいい子なのに。
「おいおい、可愛い女子がそんなこと言っちゃ大なしだぞ」
こいつは幹部の中では一番個性的なや奴だ。
名前は、デュランダル。
ゾンビで妖刀と聖剣を使う、という意味のわからない設定がある。
生前は聖騎士だったらしいが、妖刀に興味を持ち、ヘマをこいて呪い殺されたらしい。
性格は穏やかでとても紳士な男(死体)だ。
「猫に性格の悪い妖怪、それに謙虚な悪魔と紳士なゾンビとはまあ、なんと面妖な幹部なんだろうな」
「そんにゃこと言ったら呪いを専門とする一族の化け物と呼ばれていて、そのくせ超美少女のあんたも大概だにゃ」
「それは同感だねー」
「私なんかが言っていいのかわかりませんが、私も同感です」
「拙者も同感だ」
今言っておくと、妖刀の影響でデュランダルは侍?という一族のような言葉遣いになってしまっている。
あと私は可愛くはない、絶対にだ。
「確かにカルロと初めて出会った時、なにこの美少女、と思った」
「やめてください、ナノ様!」
0
あなたにおすすめの小説
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
二度目の勇者は救わない
銀猫
ファンタジー
異世界に呼び出された勇者星谷瞬は死闘の果てに世界を救い、召喚した王国に裏切られ殺された。
しかし、殺されたはずの殺されたはずの星谷瞬は、何故か元の世界の自室で目が覚める。
それから一年。人を信じられなくなり、クラスから浮いていた瞬はクラスメイトごと異世界に飛ばされる。飛ばされた先は、かつて瞬が救った200年後の世界だった。
復讐相手もいない世界で思わぬ二度目を得た瞬は、この世界で何を見て何を成すのか?
昔なろうで投稿していたものになります。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる