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第3話 力の証明
しおりを挟むレインは森の中を歩きだす。サリオ王に教えられた場所に向かって……
そしてサリオ王が言ったことを考えながら……
そして森を抜けて、滝が見えた。
滝の下彼はいた。
上半身裸で立派なド素人でもわかるくらいのすごい刀を持っていた。
そして静寂で……でも威圧や殺意はこっち側にも十分伝わってくる。
刀をひと振りした。
魚を捕っていたようだ。
その瞬間レインは魅せられしまった。
ただ、黙っているだけだった。
そして男はこっちに気付き、こういった。
「ん……客?フッ(笑い)いや、違うな?何の用?」
その言葉に正気でも戻ったかのように。
レインは口を開く……
「あなたが死刀のガイラ?」
それを聞いたガイラは顔の様子が少し変わる。
「……帰れ今すぐだ」声を強ばらせながら言う。
「え?」と驚くレイン。
「え?俺まで何も言ってないですよ!話を聞いてください」とあせながらも熱心に
そして……
「お前の眼だよ……その眼は強さを求める眼だ!!俺に強くしてくれとでも頼みにきたか?」
あっさりとレインの目的を見抜かれる。
さすがだと言わんばかりの顔をするレイン。そしてさらに熱心に
「そうです!俺は強さを求めにきた!俺にあなたの剣を教えてくれ!」黙り込むガイラ。
少し聞く耳をもったのか
「お前なぜ強さを求める?見たとこ魔術士だろ?なぜ剣覚えようとする?」と返ってきた。
レインは堂々とこたえる、
「俺は呪術士をとめたい、たしかに魔術があれば少しはなんとかなる。でも、呪術士が使えるのは呪術だけとは限らない。
あいつらはほかの種族にまじり力を得ていると聞く、だからダメなんだ、
魔術だけじゃあいつらは止められない」
と、いつもより熱心に……
すると「……なるほどな……まぁいい大体はわかった。あとはこれ(剣)で語ろぜ?今のお前の力を証明してみろ!全力を俺にぶつけろ」
お互いに剣を構えるそして、
「俺の得意な魔術は雷なんだうおぉ!雷刀斬(らいとうざん)!!」とレインの剣が雷をおびる
だが、しかしあっさり剣ごと吹っ飛ばされてしまう。負けた……
「負けた……くそっなんて……なんて俺は弱いんだ」と地に手をつきながら涙をこぼすレイン
そしてガイラが「合格。俺に殺られるとわかって立ち向かってきたのはお前が初めてだ……おれがつよくしてやる」
と手を差しのべながらガイラが言う。
それに対してレインは「え……本当?」と驚く。
次回
師匠とレインの本格的な修行がはじめる!
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