極道検事

タカベ タクト

文字の大きさ
2 / 5
第一話 乙女達の友情の裁判

1-2

しおりを挟む
武瑠は小学生のときに父親を殺人事件で亡くし、母親も病気で亡くしてしまった。なので武瑠と妹だけ残され母方の祖父の家に引き取られた。祖父はヤクザの組長であったが、祖父は武瑠と妹を我が子のように可愛がって育ててくれた。おかげで武瑠は大学を卒業し検察官となり、妹は有名な高校に通っている。
武瑠は高速道路に入るとカーナビをテレビに切り替えた。


「昨日のマンションで発生した殺人事件は未だ犯人逮捕に至っておらず警察は捜査を続けています…」


ニュース番組に事件現場が映り女性アナウンサーが報じていた。


「しかし、ここ最近は殺人事件が多いな、おかげでこっちは忙しくてたまったもんじゃないぜ」


武瑠はガムを一粒口に入れるとそう呟いた。ここ5年間で刑事事件は何倍も増加し、さまざまな憲法の改正や法律の改正が行われていた。これまで検察官は捜査を行わなかったが、裁判をより正確かつ短期間で終わらせるため法改正で、検察官も捜査を行うことになった


(事件が増えたから裁判の期間もどんどん短くなっていくし、少年犯罪も増加して少年法も2年前に廃止されたし、どうなっていくんだろうな)


そんなことを考えていると明慶学園の近くに来ていた。学校の周りは警察車両や人がごった返していた。武瑠は警官に検察官の証明書を見せると学校の中に車を停めた。


「ご苦労様です!」


車から降りるとすぐに警官がやって来て現場まで案内すると言ってきた。現場の近くは警察関係者や学校の生徒であふれており現場にいた生徒の聞き込みも始まっていた、それとどこかの新聞社の記者も数人来ていた。



ー 5月11日14時28分
明慶学園 新校舎 ー


事件現場の新校舎の周りでは刑事や鑑識が動き回っていた、KEEP OUTと書かれた警察の立ち入り禁止テープをくぐり中に入る。ぱっと見渡すとまず大型トラックが新校舎横に停まっていた、その他にフェンス、被害者の持ち物などか散乱していた。


「はい、急に人が落ちてきたんです、屋上から…」


「周りに怪しい人はいませんでしたよ」


テープの外からは警察の事情聴取を受ける生徒や教師の声が聞こえてくる。すると1人の刑事が近づいてきた、身長は180cmほどあり体格もいい体格をしている。この人が赤井 直昌 刑事だ。


「ご苦労様です!京極検事!」


「うっせえバカ野郎!勝手に申請しやがって、次勝手に申請したら許さねえからな!」


武瑠はすごい剣幕と口調で赤井刑事に言い放った。


「怖いこと言わないでくださいよ、とにかく今回はお願いします」


「わかったよ、現場まで来ちまったしやってやるよ。で、事件の詳細は?」


すると赤井刑事は「待ってました」と言わんばかりに手帳をポケットから取り出した


「はい!被害者は明慶学園3年の藤堂 明日香さんで5階の屋上から転落。しかし、真下に停まっていたトラックがクッションとなり命に別状はなく今は病院で手当てを受けています」


武瑠はトラックの下に行き見渡した。トラックの上の屋上のフェンスがなくなっていて、トラックの荷台が凹んでいた


「この高さから落ちてよく命が助かったな」


「ええ、トラックがなかったら間違いなく即死でした。本当に奇跡ですよ」


するとテープの中にポニーテールの女子生徒が1人入ってきた。その少女は現場の証拠品などをじろじろ見ている
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

お隣さんはヤのつくご職業

古亜
恋愛
佐伯梓は、日々平穏に過ごしてきたOL。 残業から帰り夜食のカップ麺を食べていたら、突然壁に穴が空いた。 元々薄い壁だと思ってたけど、まさか人が飛んでくるなんて……ん?そもそも人が飛んでくるっておかしくない?それにお隣さんの顔、初めて見ましたがだいぶ強面でいらっしゃいますね。 ……え、ちゃんとしたもん食え? ちょ、冷蔵庫漁らないでくださいっ!! ちょっとアホな社畜OLがヤクザさんとご飯を食べるラブコメ 建築基準法と物理法則なんて知りません 登場人物や団体の名称や設定は作者が適当に生み出したものであり、現実に類似のものがあったとしても一切関係ありません。 2020/5/26 完結

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

処理中です...