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53☆ 島巡り7=宇賀野・後編=
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はっ!と気がつくと元いた場所に帰ってきていた。これから宿に行くか、どうするか話し合う。
「ゼス⋯私はこれから⋯農協の宇賀野支部に⋯行ってくる⋯。まだ午後三時前だから⋯間に合うだろう」
「うむ⋯私も行った方がいいか?」
「ああ⋯ゼス⋯は来て欲しいかな⋯」
「だったら、農協の隣に【道の駅 宇賀野】があるから、私達はそこで買い物でもして⋯時間を潰しているわ」
「ああ⋯ヘラーダ頼む。我々二人で行ってくるので、待っていてくれ」
農協に着いて、二手に別れた。
道の駅組は、各自、自由行動とした。
ヘラーダは地元の野菜や特産物を見てまわり、レストランに使えるものを物色。
デメテルナとペルセポネアは、野菜や花の苗などの鑑賞。
アフロディーティアとヘパイストスナは、外にあるパラソルの下でティータイム。
アレスター、アルテミスティ、ポセイドンテはフラフラっと何処かに行ってしまった。
アテナーシャは連日の外出に疲れたので車の中で休んでいる。もちろん付き添いはアポロンドだ。
その隣では⋯ヘルメストが⋯当然⋯仕事中だ!⋯と思ったが⋯寝ていた。連日の仕事疲れで、スマホを開いたまま⋯爆睡中だ!
一方、ハデストとゼウスナーは、農業協同組合の宇賀野支部の受付で、土壌担当者が来るのを待っていた。
しばらくすると、担当者がやってきた。
『あの⋯遅くなりました。土壌担当の畑田です』
「突然すみません。実は⋯この宇賀野の土壌を研究したいと思いまして⋯許可を頂きたくお伺いしました」
「⋯私は⋯土壌医をしている者です。この土地の研究をしたい⋯ので⋯お願いします⋯」
『あ⋯話しを聞きますので、こちらにどうぞ』
応接室に通され、名刺交換をした。
『改めまして。宇賀野支部土壌担当をしている畑田です』
「はじめまして⋯ハデスト・ギリリッシアと⋯申します。土壌医の資格を⋯持ってまして⋯この土地をより良い土壌にする研究をしたいと⋯思い⋯こちらに伺いました」
「はじめまして。ゼウスナー・ギリリッシアです。私は近々天手でレストランと畜産を経営します。何処か土壌研究が出来る場所があれば紹介して頂きたいのですが⋯」
畑田さんは、ハデストの名刺を見て質問してきた。ハデストの名刺には⋯
ギリリッシアグループ
ギリリッシア・ゲーマゴス株式会社
土壌医
代表 ハデスト・ギリリッシア
⋯と書かれていた。
『ハデストさんの名刺には⋯ギリリッシア・ゲーマゴス株式会社とありますが⋯どの様な会社ですか?あと⋯土壌医とありますが⋯?』
「⋯我が社ゲーマゴスは土壌研究の会社です。ただ⋯自由に⋯土壌研究がしたいので⋯社員は居ません。⋯土壌は一応⋯専門ですが⋯会社は立ち上げばかりなので⋯」
『そうですか⋯土壌医とは、とても珍しいですね。土のスペシャリストですので⋯この宇賀野の土壌をもっと良いもの変えることが出来るお手伝いはして欲しいところですが⋯⋯』
畑田さんは、思案しているようだ。詐欺師だと思われているかもしれない。だが、土壌協会に問い合わせてくれれば、本物とわかるだろう。
持っている資格は、キチンとした手続きをされているので、正規の資格だ。虚偽のものではない。
『ここから海に向かったところに⋯空き物件がありまして⋯前に花の試験場があった所があります』
「ハース⋯試験場なら⋯すぐ使えそうだな⋯」
「ああ⋯そこなら⋯すぐ研究体制に⋯入れる⋯」
『私の一存では決定出来ないので、後日⋯上司も含め話し合いをしたいのですが⋯』
「そうですね。突然でしたので⋯後日都合の良い日に話し合いましょう」
「あの⋯早めに⋯着手したいので⋯なるべく早く連絡ください⋯」
『わかりました。それでは後日、ハデストさんに連絡します』
「「では、よろしくお願いします」」
とりあえず⋯後日連絡をもらい話し合うことになった。行政関係なので、少し時間がかかるかもしれない⋯早めに承認されればいいが⋯。
このあと、皆と合流し、今日の宿に向かった。
今日の宿【古民家の宿 宇賀菜】は、昔の家屋をそのまま使った、素朴な田舎料理の宿だ。特に野菜や山菜などがメインのシンプルなヘルシー料理が懐かしいと評判。
ご飯を食べていると⋯アテナーシャがポツリとつぶやいた。
「母様のご飯が食べたいなぁ⋯」
「ふふ!アナうれしい事を言ってくれるわね!」
「だって⋯母様のご飯は宇宙一だもの⋯」
「ふふふ⋯お家に戻ったら、好きなものを作ってあげるわね」
アテナーシャだけは、日本に来てヘラーダの作るご飯しか⋯食べていない。今回の島巡りで初めて外食した。そのためか⋯母の味が恋しかったようだ。
「母上!俺は【鴨のロースト】が食べたい!」
「アレス⋯鴨より【鹿のジビエステーキ】で決まりだ」
「アルテ!甘いな!叔父さんは【マグロのステキなステーキ】が食べたい!」
「ポセ⋯ステキなステーキ⋯そんなメニューないわよ⋯とりあえず順番に作ります!」
そんなこんなで⋯今日も一日が終わった⋯。明日はいよいよ最後の村だ⋯。
最後の地⋯【綿津(わたつ)】へ。
「ゼス⋯私はこれから⋯農協の宇賀野支部に⋯行ってくる⋯。まだ午後三時前だから⋯間に合うだろう」
「うむ⋯私も行った方がいいか?」
「ああ⋯ゼス⋯は来て欲しいかな⋯」
「だったら、農協の隣に【道の駅 宇賀野】があるから、私達はそこで買い物でもして⋯時間を潰しているわ」
「ああ⋯ヘラーダ頼む。我々二人で行ってくるので、待っていてくれ」
農協に着いて、二手に別れた。
道の駅組は、各自、自由行動とした。
ヘラーダは地元の野菜や特産物を見てまわり、レストランに使えるものを物色。
デメテルナとペルセポネアは、野菜や花の苗などの鑑賞。
アフロディーティアとヘパイストスナは、外にあるパラソルの下でティータイム。
アレスター、アルテミスティ、ポセイドンテはフラフラっと何処かに行ってしまった。
アテナーシャは連日の外出に疲れたので車の中で休んでいる。もちろん付き添いはアポロンドだ。
その隣では⋯ヘルメストが⋯当然⋯仕事中だ!⋯と思ったが⋯寝ていた。連日の仕事疲れで、スマホを開いたまま⋯爆睡中だ!
一方、ハデストとゼウスナーは、農業協同組合の宇賀野支部の受付で、土壌担当者が来るのを待っていた。
しばらくすると、担当者がやってきた。
『あの⋯遅くなりました。土壌担当の畑田です』
「突然すみません。実は⋯この宇賀野の土壌を研究したいと思いまして⋯許可を頂きたくお伺いしました」
「⋯私は⋯土壌医をしている者です。この土地の研究をしたい⋯ので⋯お願いします⋯」
『あ⋯話しを聞きますので、こちらにどうぞ』
応接室に通され、名刺交換をした。
『改めまして。宇賀野支部土壌担当をしている畑田です』
「はじめまして⋯ハデスト・ギリリッシアと⋯申します。土壌医の資格を⋯持ってまして⋯この土地をより良い土壌にする研究をしたいと⋯思い⋯こちらに伺いました」
「はじめまして。ゼウスナー・ギリリッシアです。私は近々天手でレストランと畜産を経営します。何処か土壌研究が出来る場所があれば紹介して頂きたいのですが⋯」
畑田さんは、ハデストの名刺を見て質問してきた。ハデストの名刺には⋯
ギリリッシアグループ
ギリリッシア・ゲーマゴス株式会社
土壌医
代表 ハデスト・ギリリッシア
⋯と書かれていた。
『ハデストさんの名刺には⋯ギリリッシア・ゲーマゴス株式会社とありますが⋯どの様な会社ですか?あと⋯土壌医とありますが⋯?』
「⋯我が社ゲーマゴスは土壌研究の会社です。ただ⋯自由に⋯土壌研究がしたいので⋯社員は居ません。⋯土壌は一応⋯専門ですが⋯会社は立ち上げばかりなので⋯」
『そうですか⋯土壌医とは、とても珍しいですね。土のスペシャリストですので⋯この宇賀野の土壌をもっと良いもの変えることが出来るお手伝いはして欲しいところですが⋯⋯』
畑田さんは、思案しているようだ。詐欺師だと思われているかもしれない。だが、土壌協会に問い合わせてくれれば、本物とわかるだろう。
持っている資格は、キチンとした手続きをされているので、正規の資格だ。虚偽のものではない。
『ここから海に向かったところに⋯空き物件がありまして⋯前に花の試験場があった所があります』
「ハース⋯試験場なら⋯すぐ使えそうだな⋯」
「ああ⋯そこなら⋯すぐ研究体制に⋯入れる⋯」
『私の一存では決定出来ないので、後日⋯上司も含め話し合いをしたいのですが⋯』
「そうですね。突然でしたので⋯後日都合の良い日に話し合いましょう」
「あの⋯早めに⋯着手したいので⋯なるべく早く連絡ください⋯」
『わかりました。それでは後日、ハデストさんに連絡します』
「「では、よろしくお願いします」」
とりあえず⋯後日連絡をもらい話し合うことになった。行政関係なので、少し時間がかかるかもしれない⋯早めに承認されればいいが⋯。
このあと、皆と合流し、今日の宿に向かった。
今日の宿【古民家の宿 宇賀菜】は、昔の家屋をそのまま使った、素朴な田舎料理の宿だ。特に野菜や山菜などがメインのシンプルなヘルシー料理が懐かしいと評判。
ご飯を食べていると⋯アテナーシャがポツリとつぶやいた。
「母様のご飯が食べたいなぁ⋯」
「ふふ!アナうれしい事を言ってくれるわね!」
「だって⋯母様のご飯は宇宙一だもの⋯」
「ふふふ⋯お家に戻ったら、好きなものを作ってあげるわね」
アテナーシャだけは、日本に来てヘラーダの作るご飯しか⋯食べていない。今回の島巡りで初めて外食した。そのためか⋯母の味が恋しかったようだ。
「母上!俺は【鴨のロースト】が食べたい!」
「アレス⋯鴨より【鹿のジビエステーキ】で決まりだ」
「アルテ!甘いな!叔父さんは【マグロのステキなステーキ】が食べたい!」
「ポセ⋯ステキなステーキ⋯そんなメニューないわよ⋯とりあえず順番に作ります!」
そんなこんなで⋯今日も一日が終わった⋯。明日はいよいよ最後の村だ⋯。
最後の地⋯【綿津(わたつ)】へ。
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