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30話
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遊び疲れて眠ってしまった詩音を抱っこする。
変身が解けてたぬきの姿になってしまった彼女だが、その小さな手には小陽と交換したというぬいぐるみを大切そうに抱き締めている。
「今日は無理な頼みを聞いてくださってありがとうございました。またご機会があれば、その時はよろしくお願いします」
「また好きな時に来たら良い。此奴も喜ぶからな」
「美味しいお魚定食もありがとね」
「いくらでも食わせてやる」
送りに来てくれた猫又の腕に包まれて寝息を立てる黒猫。
可愛い生物が可愛い生物を抱っこしているという癒しの権化のような状態の彼女をまた撫で回したくなりながら、詩音を抱っこして屋敷の方からやって来た迎えの車に乗り込む。
運転席に座るのは楓で、私の腕の中ですやすやと寝息を立てる詩音を見てムフフと笑らう。
「遊び疲れちゃったんですね」
「うん、そうみたい。友達も出来たみたいだよ」
ふわふわな背中を撫でながらそう言うと、彼女は喜ばしそうな笑みを浮かべ、車のエンジンを掛ける。
窓の外に目を向ければ目を覚ました小陽が猫の姿のままこちらをじいっと見つめていて、私が代わりに手を振ろうとする前に、目を覚ました詩音が窓に張り付く。
窓を開けてあげると小陽は尻尾をくねらせながら。
「またね」
「うん! またね!」
愛らしいおこちゃま二人に癒されるのと同時に車は動き出し、詩音は寂しそうにリアウィンドウを覗き込む。
尻尾がしょんぼりと垂れ下がった彼女は寂しそうに私の膝の上に戻り、撫でて欲しそうにお腹を見せる。
お望み通り柔らかいお腹を撫でてあげるとくすぐったそうにケラケラと笑い、そして手足をピンと伸ばしてぷるぷる震える。
と、ぽふんと煙を出して幼女の姿になった。
「おねえちゃん、またあそびにきたい!」
「うん、また行こうね。あ、でも、今度は向こうから来てくれるみたいだよ?」
「ホント!? おかたづけしなくちゃ……」
尻尾をせわしなく動かす詩音を微笑ましく思いながらシートベルトを付け直していると、運転席に座る楓がおかしそうに笑う。
「私たちが言っても全然聞かないのに、お友達が来る時はちゃんと片付けるんだ?」
「そ、それは……」
言い訳が思い浮かばなかったのか、彼女は誤魔化すようにへたっぴな口笛を吹きながら窓の外へ目を向ける。
嘘が吐けないポンコツなところもまた可愛らしく、その純粋さを見習いたく思いながら頭を撫でる。
そんなことをしている間に車は屋敷へ到着した。
シートベルトを外して車から出ると、屋敷のものでは無い軽トラが傍に止められていることに気が付いた。
よく見れば土地神が使っていた軽トラであることに気付き、今日はどうしたのだろうと疑問に思いながら、詩音を抱っこして玄関へ向かう。
すると中から男らしい声が聞こえ始め、引き戸を開ければ靴を履きながら美農と談笑する土地神の姿があった。
真っ白な犬耳とふさふさな尻尾に目を奪われていると、こちらに気付いた彼は微笑んで。
「よお、夏月。おチビと遊びに行ってたんだってな?」
「猫又ちゃんのところで遊んで来ました。土地神さんはどうしたんですか?」
「廃棄貰いに来たんだよ。餌作るのに使えるからな」
そう言いながら立ち上がった彼は、私に抱っこされている詩音をぽんぽんと撫でる。
牧場はあんなに凄い臭いがしていたのに臭いが無く、むしろ花のような香りがしている。
「お、匂い気づいたか?」
「は、はい。良い匂いするなーって……」
バレてしまった焦りと恥ずかしさで思わず声を震わせる。
かなり好きな香りなこともあってついつい嗅いでしまった。これは気持ち悪がられるのでは――。
「だろ! この香水めっちゃ良い匂いすっからいつも使ってんだよ。お前も使うか?」
「えっ……使ってみたいです」
想定の斜め上を行く言葉に驚きながら答えると、彼は「今度持って来る」と笑い、詩音にも微笑み掛けてから屋敷を出て行った。
すると、美農がおかしそうに笑って。
「惚れたら早めに気持ちを伝えるのじゃぞ」
「変なこと言わないでよ」
詩音を下ろして両手をフリーにした私は、余計なことを言う彼女の頬を挟んで黙らせる。
ぶちゃいくな顔になってヘンテコな声を出す美農を見ていると許せてしまえて、自分のチョロさに笑えてくる。
と、千春が呆れたように笑って。
「遊んでないでお風呂入っちゃいましょう。特に詩音は屋敷の中走り回ってましたから」
「猫又にはまたお礼の物を送らんといかんなぁ……」
しみじみとそう言った美農は尻尾をもにゅもにゅと動かしながら廊下を歩き出し、そんな彼女の後に続く。
ふわふわ尻尾に目を奪われていると詩音が私の袖を引っ張り、抱っこしてと両手を伸ばして来る。
「可愛いねえ」
「えへへ」
美農といい勝負をする大きさの体を抱っこすると彼女は嬉しそうに笑い、尻尾を腕に巻き付ける。
子どもに懐かれるという初めての経験でテンションが上がっていると、美農がちょこっと寂し気な目を向けていることに気付く。
「かまって欲しい?」
「べ、別に……」
「可愛いのお」
「童の口調を真似るでない」
不満気に、でも耳を撫でられて嬉しそうにそう言った美農と、後ろを付いて歩いていた千春と楓、そして変身を解いた詩音の四人と共に脱衣所へと入った。
さて、残りの暇な期間は寂しがりなおこちゃま達のために使うとしようか。
変身が解けてたぬきの姿になってしまった彼女だが、その小さな手には小陽と交換したというぬいぐるみを大切そうに抱き締めている。
「今日は無理な頼みを聞いてくださってありがとうございました。またご機会があれば、その時はよろしくお願いします」
「また好きな時に来たら良い。此奴も喜ぶからな」
「美味しいお魚定食もありがとね」
「いくらでも食わせてやる」
送りに来てくれた猫又の腕に包まれて寝息を立てる黒猫。
可愛い生物が可愛い生物を抱っこしているという癒しの権化のような状態の彼女をまた撫で回したくなりながら、詩音を抱っこして屋敷の方からやって来た迎えの車に乗り込む。
運転席に座るのは楓で、私の腕の中ですやすやと寝息を立てる詩音を見てムフフと笑らう。
「遊び疲れちゃったんですね」
「うん、そうみたい。友達も出来たみたいだよ」
ふわふわな背中を撫でながらそう言うと、彼女は喜ばしそうな笑みを浮かべ、車のエンジンを掛ける。
窓の外に目を向ければ目を覚ました小陽が猫の姿のままこちらをじいっと見つめていて、私が代わりに手を振ろうとする前に、目を覚ました詩音が窓に張り付く。
窓を開けてあげると小陽は尻尾をくねらせながら。
「またね」
「うん! またね!」
愛らしいおこちゃま二人に癒されるのと同時に車は動き出し、詩音は寂しそうにリアウィンドウを覗き込む。
尻尾がしょんぼりと垂れ下がった彼女は寂しそうに私の膝の上に戻り、撫でて欲しそうにお腹を見せる。
お望み通り柔らかいお腹を撫でてあげるとくすぐったそうにケラケラと笑い、そして手足をピンと伸ばしてぷるぷる震える。
と、ぽふんと煙を出して幼女の姿になった。
「おねえちゃん、またあそびにきたい!」
「うん、また行こうね。あ、でも、今度は向こうから来てくれるみたいだよ?」
「ホント!? おかたづけしなくちゃ……」
尻尾をせわしなく動かす詩音を微笑ましく思いながらシートベルトを付け直していると、運転席に座る楓がおかしそうに笑う。
「私たちが言っても全然聞かないのに、お友達が来る時はちゃんと片付けるんだ?」
「そ、それは……」
言い訳が思い浮かばなかったのか、彼女は誤魔化すようにへたっぴな口笛を吹きながら窓の外へ目を向ける。
嘘が吐けないポンコツなところもまた可愛らしく、その純粋さを見習いたく思いながら頭を撫でる。
そんなことをしている間に車は屋敷へ到着した。
シートベルトを外して車から出ると、屋敷のものでは無い軽トラが傍に止められていることに気が付いた。
よく見れば土地神が使っていた軽トラであることに気付き、今日はどうしたのだろうと疑問に思いながら、詩音を抱っこして玄関へ向かう。
すると中から男らしい声が聞こえ始め、引き戸を開ければ靴を履きながら美農と談笑する土地神の姿があった。
真っ白な犬耳とふさふさな尻尾に目を奪われていると、こちらに気付いた彼は微笑んで。
「よお、夏月。おチビと遊びに行ってたんだってな?」
「猫又ちゃんのところで遊んで来ました。土地神さんはどうしたんですか?」
「廃棄貰いに来たんだよ。餌作るのに使えるからな」
そう言いながら立ち上がった彼は、私に抱っこされている詩音をぽんぽんと撫でる。
牧場はあんなに凄い臭いがしていたのに臭いが無く、むしろ花のような香りがしている。
「お、匂い気づいたか?」
「は、はい。良い匂いするなーって……」
バレてしまった焦りと恥ずかしさで思わず声を震わせる。
かなり好きな香りなこともあってついつい嗅いでしまった。これは気持ち悪がられるのでは――。
「だろ! この香水めっちゃ良い匂いすっからいつも使ってんだよ。お前も使うか?」
「えっ……使ってみたいです」
想定の斜め上を行く言葉に驚きながら答えると、彼は「今度持って来る」と笑い、詩音にも微笑み掛けてから屋敷を出て行った。
すると、美農がおかしそうに笑って。
「惚れたら早めに気持ちを伝えるのじゃぞ」
「変なこと言わないでよ」
詩音を下ろして両手をフリーにした私は、余計なことを言う彼女の頬を挟んで黙らせる。
ぶちゃいくな顔になってヘンテコな声を出す美農を見ていると許せてしまえて、自分のチョロさに笑えてくる。
と、千春が呆れたように笑って。
「遊んでないでお風呂入っちゃいましょう。特に詩音は屋敷の中走り回ってましたから」
「猫又にはまたお礼の物を送らんといかんなぁ……」
しみじみとそう言った美農は尻尾をもにゅもにゅと動かしながら廊下を歩き出し、そんな彼女の後に続く。
ふわふわ尻尾に目を奪われていると詩音が私の袖を引っ張り、抱っこしてと両手を伸ばして来る。
「可愛いねえ」
「えへへ」
美農といい勝負をする大きさの体を抱っこすると彼女は嬉しそうに笑い、尻尾を腕に巻き付ける。
子どもに懐かれるという初めての経験でテンションが上がっていると、美農がちょこっと寂し気な目を向けていることに気付く。
「かまって欲しい?」
「べ、別に……」
「可愛いのお」
「童の口調を真似るでない」
不満気に、でも耳を撫でられて嬉しそうにそう言った美農と、後ろを付いて歩いていた千春と楓、そして変身を解いた詩音の四人と共に脱衣所へと入った。
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