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第一章
6話ここの世界はやばい、知っちゃった
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あれから、僕は2歳になった。2歳になった今は、結構喋れるようになった。
この宮殿の王である、お父さんは書斎部屋で今日も街の治安をよくするためにせっせっと資料チェックをしている。
そして、僕はお父さんを眺めるべく、ここの部屋にいる…。んじゃなくて、僕はお父さんに呼ばれて来たと言うことの方が大きい。
いつも、僕はお母さんの膝の上ばかりに抱き上げられているから。お父さんに呼ばれたことは僕にとってとてもうれしい。
「チーロ、成長したな。会話が出来るようになった。本当に偉いぞ~。お父さんはすごくうれしいよ。チーロ~」
とお父さんが椅子から立ち上がって僕の頭を撫でに来た。僕はうれしくて、うれしくて笑顔が…、いや、にやけが止まらない。こーんなかっこいい人を僕は独り占めに出来るなんて。…あ、だめだ。
僕は想像を止め、首をぶんぶん振った。
「チーロ、どうした?お父さんに撫でられたのが嫌だったか?」
「う!違いましゅ。お父さん。ぽくは…、何でもありません」
僕は慌てて、お父さんに恥じらいながら言った。僕が撫でられるのが嫌なわけないよ~。にしても、僕、話せるようになったけど、はっきりと言葉に出来てない。僕の口はまだ発音がなってないけれど、気持ちを伝えれるようにはなったから…。いっか。
「そうか。チーロに渡したい物があるんだ。チーロが大きくなるにつれて、チーロからの力がすごい感じるんだ。きっと、チーロにはもう素質が備わっていると思うんだよ」
「力…れすか…?」
何だろう。力って。もしかして、僕がいつもにやけて想像したりしてることがバレたのかな。僕、寝言で、そんなこと言ったりしたのかも…。そう思えば、思うほど、僕は今にもクッションに顔を埋めたい気持ちになった。
僕はギュッと目を瞑った。
「どうした~、チーロ。もしかして、もうお母さんから聞いてたりするのか? 」
「へ?何をれすー!ぽくは何も想像してません」
「そんなにはしゃいじゃって、もう聞いていて楽しみなんだろう!チーロは」
とお父さんはにこにこと笑む。うぅ。お父さん、ごめんなさいー。本当は、本当は…。と泣きそうな気持ちになりながら、お父さんを見上げる。
とお父さんは何やら、左手を広げた。そして、青い炎みたいなのが掌から出てきた。
えぇー!どうして!?もしかして、これは夢の中なのかな。
と僕は思い、自分の頬を抓ってみた。うぅ、痛い。夢じゃないんだ~。僕は圧倒されて呆然と見る。
「よし、これだ!チーロ。お父さんの力の入った、チーロだけの剣だ。これでチーロ、お父さんの後を継ぐんだぞ。チーロの初めての君主なる剣だ」
とお父さんがにこやかに言う。僕はほへとただ唖然と聞き入ることしか出来なかった。
お父さんは何を言っているのですか…。
僕だけの剣なの。どうして、手から青い炎が出て、剣が出てくるの!?
お父さんは僕に合わせて、しゃがんだ。そして、僕に剣を渡す。
僕は意識を取り戻し、両手でお父さんから剣を受け取った。
すると、僕の身体から何やら光が出てきた。しかも、色とりどりの光だ。
え、どうして…。どういうこと。
「おお!これはすごいな!チーロやったな。やっぱり、チーロには強い力があるんだな。俺の目は間違っていなかった」
とお父さんが言った。僕からはまだ色とりどりの光で輝いている。
そして、僕の体は一回宙に舞い上がった。そして一回転した。
僕の背中には水色の光でガラスで出来たみたいな翼が僕の背中に浮く。
「チーロは飛力の魔法か。それとも雷力なのか。楽しみだなー!」
とお父さんはふむふむと顎に手で撫でて言っている。
僕の頭にふっと言葉が浮かび、咄嗟に言った。
「デスティーノライト!」
と。何でこれを言ったのか、よく分からないが、僕の両手から言葉が聞こえた気がしたんだ。そうしたら、色とりどりの光も羽も消えた。
お父さんは『おっ!」っと言葉を漏らし、目を輝かせた顔をしている。
「チーロはもう自分の魔法を操る言葉を分かっていると言うことか!さすがだな~!やっぱり、力の理解が早いと言うことなんだな。俺はこれからのチーロに期待するよ!きっと、エクリプスパーダに通えば、さらに強くなれるぞー」
と僕の頭をポンポンと叩いて言う。
「魔法…?僕の魔法れすか…。これが」
「そうだぞ。チーロ。学べば学ぶほど良き仲間に会える。お父さんがそうだったんだよ。エクリプスパーダに通える年になるまで、お父さんが沢山教えてあげるからな」
とお父さん。僕の魔法。待って…。この世界には魔法があるの。僕の光は魔法だったの。
魔法。まるで、前世にやっていた、アプリゲームみたいだ。でも、僕はあのゲームの内容をすっかり忘れてしまっている。
確か、魔法があった気がする。もしかして、僕は…。
そして、お父さんとの話しが終わり、夜食へと移動した。
一時、僕はうーんと考え込んでいた。魔法。そして、僕はお父さんの後を継ぐ者なんだよね。
エクリプスパーダという所はきっと学校と言うことが明らかだと思うし…。
この宮殿の王である、お父さんは書斎部屋で今日も街の治安をよくするためにせっせっと資料チェックをしている。
そして、僕はお父さんを眺めるべく、ここの部屋にいる…。んじゃなくて、僕はお父さんに呼ばれて来たと言うことの方が大きい。
いつも、僕はお母さんの膝の上ばかりに抱き上げられているから。お父さんに呼ばれたことは僕にとってとてもうれしい。
「チーロ、成長したな。会話が出来るようになった。本当に偉いぞ~。お父さんはすごくうれしいよ。チーロ~」
とお父さんが椅子から立ち上がって僕の頭を撫でに来た。僕はうれしくて、うれしくて笑顔が…、いや、にやけが止まらない。こーんなかっこいい人を僕は独り占めに出来るなんて。…あ、だめだ。
僕は想像を止め、首をぶんぶん振った。
「チーロ、どうした?お父さんに撫でられたのが嫌だったか?」
「う!違いましゅ。お父さん。ぽくは…、何でもありません」
僕は慌てて、お父さんに恥じらいながら言った。僕が撫でられるのが嫌なわけないよ~。にしても、僕、話せるようになったけど、はっきりと言葉に出来てない。僕の口はまだ発音がなってないけれど、気持ちを伝えれるようにはなったから…。いっか。
「そうか。チーロに渡したい物があるんだ。チーロが大きくなるにつれて、チーロからの力がすごい感じるんだ。きっと、チーロにはもう素質が備わっていると思うんだよ」
「力…れすか…?」
何だろう。力って。もしかして、僕がいつもにやけて想像したりしてることがバレたのかな。僕、寝言で、そんなこと言ったりしたのかも…。そう思えば、思うほど、僕は今にもクッションに顔を埋めたい気持ちになった。
僕はギュッと目を瞑った。
「どうした~、チーロ。もしかして、もうお母さんから聞いてたりするのか? 」
「へ?何をれすー!ぽくは何も想像してません」
「そんなにはしゃいじゃって、もう聞いていて楽しみなんだろう!チーロは」
とお父さんはにこにこと笑む。うぅ。お父さん、ごめんなさいー。本当は、本当は…。と泣きそうな気持ちになりながら、お父さんを見上げる。
とお父さんは何やら、左手を広げた。そして、青い炎みたいなのが掌から出てきた。
えぇー!どうして!?もしかして、これは夢の中なのかな。
と僕は思い、自分の頬を抓ってみた。うぅ、痛い。夢じゃないんだ~。僕は圧倒されて呆然と見る。
「よし、これだ!チーロ。お父さんの力の入った、チーロだけの剣だ。これでチーロ、お父さんの後を継ぐんだぞ。チーロの初めての君主なる剣だ」
とお父さんがにこやかに言う。僕はほへとただ唖然と聞き入ることしか出来なかった。
お父さんは何を言っているのですか…。
僕だけの剣なの。どうして、手から青い炎が出て、剣が出てくるの!?
お父さんは僕に合わせて、しゃがんだ。そして、僕に剣を渡す。
僕は意識を取り戻し、両手でお父さんから剣を受け取った。
すると、僕の身体から何やら光が出てきた。しかも、色とりどりの光だ。
え、どうして…。どういうこと。
「おお!これはすごいな!チーロやったな。やっぱり、チーロには強い力があるんだな。俺の目は間違っていなかった」
とお父さんが言った。僕からはまだ色とりどりの光で輝いている。
そして、僕の体は一回宙に舞い上がった。そして一回転した。
僕の背中には水色の光でガラスで出来たみたいな翼が僕の背中に浮く。
「チーロは飛力の魔法か。それとも雷力なのか。楽しみだなー!」
とお父さんはふむふむと顎に手で撫でて言っている。
僕の頭にふっと言葉が浮かび、咄嗟に言った。
「デスティーノライト!」
と。何でこれを言ったのか、よく分からないが、僕の両手から言葉が聞こえた気がしたんだ。そうしたら、色とりどりの光も羽も消えた。
お父さんは『おっ!」っと言葉を漏らし、目を輝かせた顔をしている。
「チーロはもう自分の魔法を操る言葉を分かっていると言うことか!さすがだな~!やっぱり、力の理解が早いと言うことなんだな。俺はこれからのチーロに期待するよ!きっと、エクリプスパーダに通えば、さらに強くなれるぞー」
と僕の頭をポンポンと叩いて言う。
「魔法…?僕の魔法れすか…。これが」
「そうだぞ。チーロ。学べば学ぶほど良き仲間に会える。お父さんがそうだったんだよ。エクリプスパーダに通える年になるまで、お父さんが沢山教えてあげるからな」
とお父さん。僕の魔法。待って…。この世界には魔法があるの。僕の光は魔法だったの。
魔法。まるで、前世にやっていた、アプリゲームみたいだ。でも、僕はあのゲームの内容をすっかり忘れてしまっている。
確か、魔法があった気がする。もしかして、僕は…。
そして、お父さんとの話しが終わり、夜食へと移動した。
一時、僕はうーんと考え込んでいた。魔法。そして、僕はお父さんの後を継ぐ者なんだよね。
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