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二章 古代からの侵入者
古代からの侵入者 2
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海の上をゴムボートで航行し、あれから三日が経った。
太陽光充電式のエンジンはすこぶる順調ではあったが、乗組員はそうはいかない。特に初めて海上を航行するリディーは、最初こそ初めて見る大海原に好奇の目を浮かべていた。しかし初日の朝、大きな波に晒されて初めての船酔いを経験してから早く陸地について欲しいと、ほぼ三日の間同じ位置で横になりながら今も深く息を吸っては吐いてを繰り返していた。
そして時折ボートの縁に身を乗り出しては……。
「おぇ、かぁぁっ……、おぉぉ……」
リディーがこの有り様だったため代わりに舵をとっていたダスマンは、風上からくる酸っぱい臭いが鼻につき顔をしかめた。
「リディー軍曹は、三世代目だったか?」
「は、はい……」
肩で息をしながら彼女は小さく頷いた。
「俺らコールドスリープ組にとっちゃ懐かしいもんも、お前さんにゃ酒よりも酔いが強かったか」
くつくつとダスマンは笑い「中尉!」と今まで黙っていたバルトに話しかけた。
「何だ、曹長?」
「中尉殿は、海に思い入れはないのでありますか?」
「何だ? 突然……」
「単なる、興味であります」
「興味、ね……」
バルトは手に持っていた端末から目を外し、何かを懐かしむように頬を緩めて目を閉じた。
「俺のじぃさんは大の釣り好きでな。俺がガキの頃初めて釣りに連れて行ってもらったときのことなんだが……」
そう言ってバルトはゴムボートの縁に肩肘をつき、横目を海に向けて微笑んだ。
「その日はじぃさんも俺もボウズでな。朝から晩まで釣糸を垂らしていたんだが、ケツが痛くなるばかりだった。それで俺は悔しくて、じぃさんに『釣れるまで帰らない』て言ったんだ。そしたらじぃさんが『お前が釣れてなくても、世界の何処かじゃ誰かが釣れとる。ただ単に、今日は俺たちじゃなかっただけだ』てさっさと帰り支度始めてな」
そこでバルトは「ハハハ」と笑った。
「俺もまだガキだっからな。言われた意味はピンとこなかったが、じぃさんに置いていかれると思った俺は、さっきまでの威勢のよさなんか忘れてじぃさんの後ろ追っかけてったよ。あのときは分からなかったが、この年になると何となく分かるもんだな」
どこまでも真っ直ぐ続く青空に視線を向けながら、バルトは頭にゆっくりと手を置いた。
「世界の何処かじゃ誰かが釣れとる、か……」
その言葉を噛み締めるようにダスマンは呟く。
「お前はどうなんだ、曹長?」
「俺で、ありますか?」
ダスマンは片手をエンジンから離して顎の下を掻きながら頭を捻った。
「兄弟と釣りをしたとか、浜辺で日光浴していたお袋が寝ている隙に、兄弟と力を合わせて埋めておいた、くらいしかないでありますな」
ダスマンは顔にかかった水飛沫を手で拭った。
「俺には中尉のように、含蓄あるお言葉を垂れてくれる爺様はおりませんでしたので」
くつくつとダスマンが笑うとバルトも吊られて笑っていた。
「リディー軍曹には、退屈な話しだったろう」
「い、いえ! そんなことは……」
いつの間にか横たわっていたリディーは急に降ってきた矛先に慌てて上体を起こしたが、その瞬間「うっ!」と口元を抑えて縁に寄りかかり、海に向かって黄色いモノを吐き出し始めた。
「参ったね、こりゃ……」
「そう言うな。これもリディー軍曹にとって、代えがたい経験だろう」
しかめっ面をするダスマンにバルトは苦笑しながら嗜めた。
それから会話は暫く途切れ、リディーも横になり呼吸が大分整ってきた頃……。
「中尉! 陸が見えてきました!」
バルトは端末から目を離し、ダスマンの指差す方向に傍らに置いておいた望遠鏡越しに目を向けた。
地平線の向こうに濃い緑と太陽で照り返す黄色がかった薄い灰色が見えてきた。
その遥か向こう側にはうっすらとだが、蒼白の大きな尖りも見える。
「俺たちは、帰ってきたんだな……」
ダスマンは陸地を見て感極まったのか涙を流していた。
「まだ気が早いぞ曹長。俺たちの故郷にはまだ災禍の獣の子孫共“カラミティーチャイルド”が蔓延ってる。俺たちは奴等を撃滅し、地上を、この星を取り戻さねばならんのだ!」
バルトは双眼鏡を下ろし、怒りの形相を地平線の彼方に向けていた。
「も、申し訳ありません。中尉」
涙を手の甲で拭いながらダスマンは小さく謝罪した。
「気持ちは分かる。俺も泣けるもんなら泣きたい」
そう言ってバルトは再び双眼鏡を陸地に向けると、そこに人影がないか探りながら「だがな曹長」と言葉を続けた。
「俺たちには大義がある。死んでいった仲間たちのためにも、今涙を流すときではないんだよ」
ダスマンは「はい」と唇を噛んだ。
「さぁ、陸地が近い。着替えるぞ」
「了解です」
「リディー軍曹、大丈夫か」
「は、はい……」
彼女が弱々しくも起き上がり、白い宇宙服を脱ぎ始めると二人もそれに倣って着替え始めた。
コントーラ大陸の南にある海岸沿いの砂浜に、黒い一艘のゴムボートが停泊していた。
その傍らには三人の人影がおり、一人はボートから荷物を下ろし、一人はその荷物を一ヶ所に集め、一人は集めた荷物とその中身の確認をしていた。
そして荷物を全て下ろし終わったのか、一人がゴムボートの傍らに立って縁に手を置き身体を預けた。
「中尉殿。ゴムボートは切り刻んで流してしまいますが、宜しいですか」
ボロの薄茶色の半ズボンにヨレヨレになった藍色の半袖の装束を着て漁師風の格好をしたダスマンが、ナイフを抜き放ちなが問いかけた。
「構わんが……。リディー軍曹、荷は下ろしきったか?」
白いシャツに黒いベストを羽織り黒いズボンをはいたバルトがリディーに声をかける。
「は、はい。全部下ろし終わりました」
茶色の古びた麻のロングスカートをはき、白いロングシャツに薄茶色の麻のベストを着たリディーが、黒い光沢のあるカバンを手で指しながら答えた。
「よし。曹長、頼む」
「了解」
片手に持ったナイフをゴムボートに突き立てボロボロにする。
「曹長、そっちを頼む」
「了解!」
二人は抱え込むようにゴムボートの両側に手をかけ「一、二の、三!」と振り子の原理で海に投げ放った。
ゴムボートを切り刻んだ際に出た破片を三人で海に放ると「さて、いよいよだな」とバルトは二人の顔を見た。
「いよいよ、ですね……」
「は、はい!」
ダスマンは天を仰ぎその先にあるであろうグレイス星団の幻に想いを馳せ、リディーは緊張からか頬を赤らめ瞳孔を開いてバルトの顔を見た。
「リディー軍曹、落ち着け。今からそれじゃ身が持たんぞ」
「す、すいません。中尉」
バルトは苦笑すると一つ咳き込み「再度作戦を確認する」と言葉を続けた。
「我々の任務は、災禍の獣の子孫である“カラミティーチャイルド”の実態を掴むことである。奴等は苦々しくも我々と同じ“人間の身体”を模している。我々と奴等を見極めるには、我々ナトゥビアの正規の民の腕にあるチップに端末をかざせばいい。現地の諜報員と連絡を取り合う際には、必ず確認するように。ソレ以外にもカラミティーチャイルドたちは“魔法”という人外の技が使える。あれが使えるのは災禍の獣とその子孫カラミティーチャイルドだけだ!」
バルトはそこで言葉を区切ると、上着のポケットに入れていた端末を出した。
「我々はこれより別々の任地へと赴く訳ではあるが、定時連絡を忘れないように。奴等に科学を扱う頭があるかどうかは知らんが、暗号化も忘れないように。もしバレるようなことがあったら、分かっているな」
「元より、覚悟の上です!」
「この任務に就いたときから、故郷のために命を捨てる覚悟です!」
「うむ。その意気やよし。我々は運よくこの任務に就き、土の上で死ぬことができる! そのことを忘れるな!」
「「はい!」」
「星団にいる同胞のために、カラミティーチャイルドに思い知らせてやるぞ!」
「「ハッ!」」
二人は上官に敬礼しバルトは深く、力強く頷いた。
その後三人は黒いカバンから取り出した武器を各々が背負った大きなズタ袋に入れ三方向に別れて行った。
「グレイス星団に栄光を!」
「災禍の獣に誅罰を!」
「カラミティーチャイルドに因果の報いを!」
各々の背中に、各々の言葉を背負って歩いて行く。
バルトの祖父の言葉を借りるとするならば、彼らの“その時”を全うするために。
太陽光充電式のエンジンはすこぶる順調ではあったが、乗組員はそうはいかない。特に初めて海上を航行するリディーは、最初こそ初めて見る大海原に好奇の目を浮かべていた。しかし初日の朝、大きな波に晒されて初めての船酔いを経験してから早く陸地について欲しいと、ほぼ三日の間同じ位置で横になりながら今も深く息を吸っては吐いてを繰り返していた。
そして時折ボートの縁に身を乗り出しては……。
「おぇ、かぁぁっ……、おぉぉ……」
リディーがこの有り様だったため代わりに舵をとっていたダスマンは、風上からくる酸っぱい臭いが鼻につき顔をしかめた。
「リディー軍曹は、三世代目だったか?」
「は、はい……」
肩で息をしながら彼女は小さく頷いた。
「俺らコールドスリープ組にとっちゃ懐かしいもんも、お前さんにゃ酒よりも酔いが強かったか」
くつくつとダスマンは笑い「中尉!」と今まで黙っていたバルトに話しかけた。
「何だ、曹長?」
「中尉殿は、海に思い入れはないのでありますか?」
「何だ? 突然……」
「単なる、興味であります」
「興味、ね……」
バルトは手に持っていた端末から目を外し、何かを懐かしむように頬を緩めて目を閉じた。
「俺のじぃさんは大の釣り好きでな。俺がガキの頃初めて釣りに連れて行ってもらったときのことなんだが……」
そう言ってバルトはゴムボートの縁に肩肘をつき、横目を海に向けて微笑んだ。
「その日はじぃさんも俺もボウズでな。朝から晩まで釣糸を垂らしていたんだが、ケツが痛くなるばかりだった。それで俺は悔しくて、じぃさんに『釣れるまで帰らない』て言ったんだ。そしたらじぃさんが『お前が釣れてなくても、世界の何処かじゃ誰かが釣れとる。ただ単に、今日は俺たちじゃなかっただけだ』てさっさと帰り支度始めてな」
そこでバルトは「ハハハ」と笑った。
「俺もまだガキだっからな。言われた意味はピンとこなかったが、じぃさんに置いていかれると思った俺は、さっきまでの威勢のよさなんか忘れてじぃさんの後ろ追っかけてったよ。あのときは分からなかったが、この年になると何となく分かるもんだな」
どこまでも真っ直ぐ続く青空に視線を向けながら、バルトは頭にゆっくりと手を置いた。
「世界の何処かじゃ誰かが釣れとる、か……」
その言葉を噛み締めるようにダスマンは呟く。
「お前はどうなんだ、曹長?」
「俺で、ありますか?」
ダスマンは片手をエンジンから離して顎の下を掻きながら頭を捻った。
「兄弟と釣りをしたとか、浜辺で日光浴していたお袋が寝ている隙に、兄弟と力を合わせて埋めておいた、くらいしかないでありますな」
ダスマンは顔にかかった水飛沫を手で拭った。
「俺には中尉のように、含蓄あるお言葉を垂れてくれる爺様はおりませんでしたので」
くつくつとダスマンが笑うとバルトも吊られて笑っていた。
「リディー軍曹には、退屈な話しだったろう」
「い、いえ! そんなことは……」
いつの間にか横たわっていたリディーは急に降ってきた矛先に慌てて上体を起こしたが、その瞬間「うっ!」と口元を抑えて縁に寄りかかり、海に向かって黄色いモノを吐き出し始めた。
「参ったね、こりゃ……」
「そう言うな。これもリディー軍曹にとって、代えがたい経験だろう」
しかめっ面をするダスマンにバルトは苦笑しながら嗜めた。
それから会話は暫く途切れ、リディーも横になり呼吸が大分整ってきた頃……。
「中尉! 陸が見えてきました!」
バルトは端末から目を離し、ダスマンの指差す方向に傍らに置いておいた望遠鏡越しに目を向けた。
地平線の向こうに濃い緑と太陽で照り返す黄色がかった薄い灰色が見えてきた。
その遥か向こう側にはうっすらとだが、蒼白の大きな尖りも見える。
「俺たちは、帰ってきたんだな……」
ダスマンは陸地を見て感極まったのか涙を流していた。
「まだ気が早いぞ曹長。俺たちの故郷にはまだ災禍の獣の子孫共“カラミティーチャイルド”が蔓延ってる。俺たちは奴等を撃滅し、地上を、この星を取り戻さねばならんのだ!」
バルトは双眼鏡を下ろし、怒りの形相を地平線の彼方に向けていた。
「も、申し訳ありません。中尉」
涙を手の甲で拭いながらダスマンは小さく謝罪した。
「気持ちは分かる。俺も泣けるもんなら泣きたい」
そう言ってバルトは再び双眼鏡を陸地に向けると、そこに人影がないか探りながら「だがな曹長」と言葉を続けた。
「俺たちには大義がある。死んでいった仲間たちのためにも、今涙を流すときではないんだよ」
ダスマンは「はい」と唇を噛んだ。
「さぁ、陸地が近い。着替えるぞ」
「了解です」
「リディー軍曹、大丈夫か」
「は、はい……」
彼女が弱々しくも起き上がり、白い宇宙服を脱ぎ始めると二人もそれに倣って着替え始めた。
コントーラ大陸の南にある海岸沿いの砂浜に、黒い一艘のゴムボートが停泊していた。
その傍らには三人の人影がおり、一人はボートから荷物を下ろし、一人はその荷物を一ヶ所に集め、一人は集めた荷物とその中身の確認をしていた。
そして荷物を全て下ろし終わったのか、一人がゴムボートの傍らに立って縁に手を置き身体を預けた。
「中尉殿。ゴムボートは切り刻んで流してしまいますが、宜しいですか」
ボロの薄茶色の半ズボンにヨレヨレになった藍色の半袖の装束を着て漁師風の格好をしたダスマンが、ナイフを抜き放ちなが問いかけた。
「構わんが……。リディー軍曹、荷は下ろしきったか?」
白いシャツに黒いベストを羽織り黒いズボンをはいたバルトがリディーに声をかける。
「は、はい。全部下ろし終わりました」
茶色の古びた麻のロングスカートをはき、白いロングシャツに薄茶色の麻のベストを着たリディーが、黒い光沢のあるカバンを手で指しながら答えた。
「よし。曹長、頼む」
「了解」
片手に持ったナイフをゴムボートに突き立てボロボロにする。
「曹長、そっちを頼む」
「了解!」
二人は抱え込むようにゴムボートの両側に手をかけ「一、二の、三!」と振り子の原理で海に投げ放った。
ゴムボートを切り刻んだ際に出た破片を三人で海に放ると「さて、いよいよだな」とバルトは二人の顔を見た。
「いよいよ、ですね……」
「は、はい!」
ダスマンは天を仰ぎその先にあるであろうグレイス星団の幻に想いを馳せ、リディーは緊張からか頬を赤らめ瞳孔を開いてバルトの顔を見た。
「リディー軍曹、落ち着け。今からそれじゃ身が持たんぞ」
「す、すいません。中尉」
バルトは苦笑すると一つ咳き込み「再度作戦を確認する」と言葉を続けた。
「我々の任務は、災禍の獣の子孫である“カラミティーチャイルド”の実態を掴むことである。奴等は苦々しくも我々と同じ“人間の身体”を模している。我々と奴等を見極めるには、我々ナトゥビアの正規の民の腕にあるチップに端末をかざせばいい。現地の諜報員と連絡を取り合う際には、必ず確認するように。ソレ以外にもカラミティーチャイルドたちは“魔法”という人外の技が使える。あれが使えるのは災禍の獣とその子孫カラミティーチャイルドだけだ!」
バルトはそこで言葉を区切ると、上着のポケットに入れていた端末を出した。
「我々はこれより別々の任地へと赴く訳ではあるが、定時連絡を忘れないように。奴等に科学を扱う頭があるかどうかは知らんが、暗号化も忘れないように。もしバレるようなことがあったら、分かっているな」
「元より、覚悟の上です!」
「この任務に就いたときから、故郷のために命を捨てる覚悟です!」
「うむ。その意気やよし。我々は運よくこの任務に就き、土の上で死ぬことができる! そのことを忘れるな!」
「「はい!」」
「星団にいる同胞のために、カラミティーチャイルドに思い知らせてやるぞ!」
「「ハッ!」」
二人は上官に敬礼しバルトは深く、力強く頷いた。
その後三人は黒いカバンから取り出した武器を各々が背負った大きなズタ袋に入れ三方向に別れて行った。
「グレイス星団に栄光を!」
「災禍の獣に誅罰を!」
「カラミティーチャイルドに因果の報いを!」
各々の背中に、各々の言葉を背負って歩いて行く。
バルトの祖父の言葉を借りるとするならば、彼らの“その時”を全うするために。
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