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四章 遺跡探索
遺跡探索 9
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ボロボロで際どくなってしまった三人の服を再現魔法で直した後、僕たちは昨日の夜に蟻型ロボットが這い出してきた広場へと来ていた。
「ここが……、そうなんじゃな……」
「「「……」」」
昨日の夜、地面にできた入り口から這い出してきたのはいいが、長期間に渡る老朽化に戦闘行為すらまともにできずに自滅してしまった蟻型ロボットがそこかしこに転がっている風景を見て、彼女たちは固まってしまっていた。
そんな中で僕だけは、未だに頭のランプが青く光っているロボットを見つけては、スタンピングで相手が動けないのをいいことに次々と潰して回っていた。
だってこいつらのせいで僕、一章に一度は死にかけるジンクスが成立しそうなんだもん!
絶対嫌だよ!
だから僕はこれまでのことと昨晩の想いをこの両手両足に込めて、役目の終わったコイツらに休暇を与えているんだ!
だから、邪魔すんじゃないぞ!
「な、なんかニートちゃんの、様子がおかしい……」
「誰か、マタタビでも嗅がせたんじゃないの?」
「まぁ、ハルカさんたら。仲がよろしいですわね」
「なんでそうなるのよ!」
三人がめいめい騒いでいる間、シュナは地面に転がるロボットの破片を手に取り、掌の上で転がしてみる。
その顔は至って真剣で、まるでそこから何かを探るかのように破片を睨み付けている。
「どうかなさったのですか? 女神様」
その後ろから簀巻きにされた神父がおずおずと尋ねてきた。
「貴様に言っても、しょうがないことじゃ……」
そう呟いた彼女はフッと自嘲するかのように小さく笑うと、その手に持っていた破片をポイッと放り投げて立ち上がった。
「ニートちゃん……、一体なにしてたの?」
そこへ丁度僕が戻ってくると彼女たちは僕に顔を向け、若干引き気味のナスカが尋ねてきた。
僕は神父の前で声を使う気はないので、気にするなという意味合いで顔を背けニヒルに「みぃ」と鳴いた。
「そ、そう……」
分かったような分かっていないような微妙な表情で彼女は頷く。
「まぁ、よいではないか。ニートも色々あるんじゃろう」
うんうんと僕が縦に首を振ると、シュナが僕を抱き上げ三人の方に顔を向ける。
「さてと、そろそろ行くかのぉ。古代のかがくぎじゅつとやらを拝見しに……」
「「「はい!」」」
頷く彼女たちの先頭に立ち、シュナはいつものように弟子とその友達と余計なモノを連れ添って、地面に開いたままになっている入り口へと歩いて行く。
「あのぉ、すいません……。私は、私は何故簀巻きにされて、引き摺られているのでしょうか……」
その声に答える気持ちがあるものは、ここには誰もいなかった。
入り口へと辿り着いた僕たちは、その鋼鉄でできた扉を叩いてみたり、明らかに鉄でできた地下へと繋がるスロープの上で跳び跳ねて安全を確認したり、火も使わずに光を放つハザードランプを不思議そうに突ついたりしていた。
勿論それらをしたのは僕じゃないよ。
扉を叩いたのはシュナとハルカで、スロープの上で跳び跳ねたのはナスカ、ランプで火傷しそうになったのはウェンディだからね。
そんな初めて文明に触れた猿みたいな行動、僕が取る訳ないじゃん。
僕がフフンとそうやってほくそ笑んでいると、何かを察したシュナの手刀が僕の頭に落ちてきた。
「何かよからぬことを考えておったじゃろ」
誤解ですよ姐さん!
僕、とってもいい子!
クルクルとした瞳を向けて「みぃ」と首を傾げてみる。
「前々から思っておったが、お主、いい性格しておるのぉ」
それ、ディーテからも言われた。えっへん。
僕はフンスと鼻から息を吐き出してみる。
「まったく……」
「ホント……。どういう性格してるのかしら」
シュナが小さくため息をつくと、その隣にいて一部始終を見ていたハルカぎ呆れた様子で呟いた。
「シュナさん。そろそろ行きませんか?」
そこへ観察に飽きたのであろうナスカとウェンディの二人が駆け寄ってきた。
「道中で、あの生物? が出てきても、昨日の感じなら私の剣で倒せますしね」
生物じゃなくて機械なんだけどね。
昨日の夜、彼女たちにロボットについて説明したんだけど、どうやら分かってくれなかったらしい。
「よし。相手は魔力がない故、我の魔力探査にも引っ掛からん。心してかかるのじゃぞ!」
「「「はい!」」」
そして僕たちはついに遺跡の中へ足を踏み入れて行く。
「あのぉ……。私のこと、忘れてませんよね?」
ジャンケンで負けたハルカが引く縄に括り付けられ簀巻きにされた神父が声をあげるが、誰もその問いに言葉を返すことはなかった。
スロープを降りた先は長い廊下だった。
向こうの方に赤くハザードランプの光が点っているが、余りにも遠すぎて見通すことができなかった。
ちょっと嫌な予感がする。
こういう風に地下に入り口があって、しかもその先がこんなに長い廊下とか……。
まさかね……。
「油断するでないぞ」
この光景には流石のシュナも声が小さくなっている。
「「「……」」」
三人が無言でその言葉に頷いた時、異変が起きた。
『生態…… 確認。スキャン…… ます』
その機械的な声と共に僕たちの頭上から緑色の光が照射される。
「っ!」
余りにも強い光だったため、僕たちは目を庇うように腕や手で自分の両目を覆い隠した。
「い、一体なんなの!?」
ハルカが声をあげている間に光の照射が終わり、僕たちは掲げていた手を下ろし油断なく周りに目をやる。
『登録デー…… 照合中……。一致…… せんでし……』
ヤッバいねぇ!
絶対ヤバい!!
『……軍、軍事法に…… 軍関係施設へ…… 不法侵入…… 即刻…… 排除します』
その瞬間、ピカッと辺り一面が白いランプで埋め尽くされ、僕たちは顔をしかめて目を細めた。
ウゥーーーー……。
どこからともなくエンジンが稼働したような音が鳴り響いてくる。
そして……。
「上じゃ!!」
―――再現魔法“結界”!
「みぃぃ!」
僕が咄嗟に結界を張った刹那、天井から顔を出した自動小銃型のオートパレットがけたたましい破裂音を響かせて僕たちに火を噴いた。
もう神父に声が聞かれたらとか言ってられない!
「シュナ! 僕が押さえてるから、アレをお願い!」
「よし!」
頷いたシュナは「アイスニードル!」と唱える。
天井から僕たちに向けて撃ち続けている三ヶ所のオートパレットに向けて、彼女の作り出した氷の杭が飛んで行く。
氷の杭が突き刺さるとガシャン! と音を立ててオートパレットが弾け飛び、動かなくなったことを確認した僕は結界を解除した。
「僕が前に出ながら結界を張るから、援護をお願い!」
「分かったのじゃ! ナスカとウェンディはニートの左右を、我とハルカで後ろを守るぞ!」
「「「はい!」」」
「神父は邪魔じゃから、ここで置いていくかの」
「ちょ!? こんな場所に、簀巻きにのまま置いて行かないでください!!」
若干涙目になりながら神父はシュナに訴える。
「邪魔は、せんじゃろうな……」
「「「「……」」」」
僕たちはじとーっと神父の顔を見る。
これまでどれだけこの神父に邪魔されたことか。
今初めて言及するが神父が簀巻きになっているのだって、途中で置いていくことはできないけど付いてこられると邪魔だからそうしているのだ。勿論本人の確認など取っていない。
しかし今の状況で、何処から来るか分からない敵に対処しながら神父を引き摺っていくのは、自殺行為に等しい。
だからここに置いて行きたい。
今すぐにでも。
「おおおおお願いしますよぉぉぉ……! 置いて行かないでくださぁぁぁいぃぃぃ……」
鼻水を垂らして泣き始めた神父を見て、僕たちは揃って深くため息をついた。
「しょうがない……。ナスカ、縄を切ってやるのじゃ」
「わ、分かりました……」
渋々彼女は言われた通りに神父の前に立つと、剣を抜くと同時に縄が切れ、それを確認することなくナスカはこちらに戻ってきた。
無意味にこんなところで音速の剣を放つとか、どんだけ神父に関わりたくないんだよ……。
そんな僕の胸中など露知らず、神父は自由になった手足を確認してゆっくりと立ち上がった。
「貴様はパーティーの都合上、真ん中で邪魔にならないように大人しくしておるんじゃぞ!」
「は、はい! ありがとうございます、女神様!!」
神父はそう叫ぶと同時に涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔のまま、両手を広げシュナに抱きついて感謝の意を示そうとするが、彼女はカウンターの馬場キックで腹に一撃を決め神父を突き飛ばした。
「くぼぉぉっ!!」
「そういうことをするなと言うとるんじゃ!!」
怒りの形相で彼女は叫ぶが、神父は何故か恍惚とした表情を浮かべて「女神様からの愛の証、確かに受け取りました」と微笑んだ。
「「「「「……」」」」」
ヤバくないコイツ……。
なんか覚醒し始めてるし……。
僕らは何も見なかったことにして回れ右すると、遺跡の中にあるという災禍の獣の手掛かりとなるべきものを探して、長い廊下を進み始めた。
「ま、待ってくださぁぁぁい! 置いてかないでくださぁぁぁい!!」
「ここが……、そうなんじゃな……」
「「「……」」」
昨日の夜、地面にできた入り口から這い出してきたのはいいが、長期間に渡る老朽化に戦闘行為すらまともにできずに自滅してしまった蟻型ロボットがそこかしこに転がっている風景を見て、彼女たちは固まってしまっていた。
そんな中で僕だけは、未だに頭のランプが青く光っているロボットを見つけては、スタンピングで相手が動けないのをいいことに次々と潰して回っていた。
だってこいつらのせいで僕、一章に一度は死にかけるジンクスが成立しそうなんだもん!
絶対嫌だよ!
だから僕はこれまでのことと昨晩の想いをこの両手両足に込めて、役目の終わったコイツらに休暇を与えているんだ!
だから、邪魔すんじゃないぞ!
「な、なんかニートちゃんの、様子がおかしい……」
「誰か、マタタビでも嗅がせたんじゃないの?」
「まぁ、ハルカさんたら。仲がよろしいですわね」
「なんでそうなるのよ!」
三人がめいめい騒いでいる間、シュナは地面に転がるロボットの破片を手に取り、掌の上で転がしてみる。
その顔は至って真剣で、まるでそこから何かを探るかのように破片を睨み付けている。
「どうかなさったのですか? 女神様」
その後ろから簀巻きにされた神父がおずおずと尋ねてきた。
「貴様に言っても、しょうがないことじゃ……」
そう呟いた彼女はフッと自嘲するかのように小さく笑うと、その手に持っていた破片をポイッと放り投げて立ち上がった。
「ニートちゃん……、一体なにしてたの?」
そこへ丁度僕が戻ってくると彼女たちは僕に顔を向け、若干引き気味のナスカが尋ねてきた。
僕は神父の前で声を使う気はないので、気にするなという意味合いで顔を背けニヒルに「みぃ」と鳴いた。
「そ、そう……」
分かったような分かっていないような微妙な表情で彼女は頷く。
「まぁ、よいではないか。ニートも色々あるんじゃろう」
うんうんと僕が縦に首を振ると、シュナが僕を抱き上げ三人の方に顔を向ける。
「さてと、そろそろ行くかのぉ。古代のかがくぎじゅつとやらを拝見しに……」
「「「はい!」」」
頷く彼女たちの先頭に立ち、シュナはいつものように弟子とその友達と余計なモノを連れ添って、地面に開いたままになっている入り口へと歩いて行く。
「あのぉ、すいません……。私は、私は何故簀巻きにされて、引き摺られているのでしょうか……」
その声に答える気持ちがあるものは、ここには誰もいなかった。
入り口へと辿り着いた僕たちは、その鋼鉄でできた扉を叩いてみたり、明らかに鉄でできた地下へと繋がるスロープの上で跳び跳ねて安全を確認したり、火も使わずに光を放つハザードランプを不思議そうに突ついたりしていた。
勿論それらをしたのは僕じゃないよ。
扉を叩いたのはシュナとハルカで、スロープの上で跳び跳ねたのはナスカ、ランプで火傷しそうになったのはウェンディだからね。
そんな初めて文明に触れた猿みたいな行動、僕が取る訳ないじゃん。
僕がフフンとそうやってほくそ笑んでいると、何かを察したシュナの手刀が僕の頭に落ちてきた。
「何かよからぬことを考えておったじゃろ」
誤解ですよ姐さん!
僕、とってもいい子!
クルクルとした瞳を向けて「みぃ」と首を傾げてみる。
「前々から思っておったが、お主、いい性格しておるのぉ」
それ、ディーテからも言われた。えっへん。
僕はフンスと鼻から息を吐き出してみる。
「まったく……」
「ホント……。どういう性格してるのかしら」
シュナが小さくため息をつくと、その隣にいて一部始終を見ていたハルカぎ呆れた様子で呟いた。
「シュナさん。そろそろ行きませんか?」
そこへ観察に飽きたのであろうナスカとウェンディの二人が駆け寄ってきた。
「道中で、あの生物? が出てきても、昨日の感じなら私の剣で倒せますしね」
生物じゃなくて機械なんだけどね。
昨日の夜、彼女たちにロボットについて説明したんだけど、どうやら分かってくれなかったらしい。
「よし。相手は魔力がない故、我の魔力探査にも引っ掛からん。心してかかるのじゃぞ!」
「「「はい!」」」
そして僕たちはついに遺跡の中へ足を踏み入れて行く。
「あのぉ……。私のこと、忘れてませんよね?」
ジャンケンで負けたハルカが引く縄に括り付けられ簀巻きにされた神父が声をあげるが、誰もその問いに言葉を返すことはなかった。
スロープを降りた先は長い廊下だった。
向こうの方に赤くハザードランプの光が点っているが、余りにも遠すぎて見通すことができなかった。
ちょっと嫌な予感がする。
こういう風に地下に入り口があって、しかもその先がこんなに長い廊下とか……。
まさかね……。
「油断するでないぞ」
この光景には流石のシュナも声が小さくなっている。
「「「……」」」
三人が無言でその言葉に頷いた時、異変が起きた。
『生態…… 確認。スキャン…… ます』
その機械的な声と共に僕たちの頭上から緑色の光が照射される。
「っ!」
余りにも強い光だったため、僕たちは目を庇うように腕や手で自分の両目を覆い隠した。
「い、一体なんなの!?」
ハルカが声をあげている間に光の照射が終わり、僕たちは掲げていた手を下ろし油断なく周りに目をやる。
『登録デー…… 照合中……。一致…… せんでし……』
ヤッバいねぇ!
絶対ヤバい!!
『……軍、軍事法に…… 軍関係施設へ…… 不法侵入…… 即刻…… 排除します』
その瞬間、ピカッと辺り一面が白いランプで埋め尽くされ、僕たちは顔をしかめて目を細めた。
ウゥーーーー……。
どこからともなくエンジンが稼働したような音が鳴り響いてくる。
そして……。
「上じゃ!!」
―――再現魔法“結界”!
「みぃぃ!」
僕が咄嗟に結界を張った刹那、天井から顔を出した自動小銃型のオートパレットがけたたましい破裂音を響かせて僕たちに火を噴いた。
もう神父に声が聞かれたらとか言ってられない!
「シュナ! 僕が押さえてるから、アレをお願い!」
「よし!」
頷いたシュナは「アイスニードル!」と唱える。
天井から僕たちに向けて撃ち続けている三ヶ所のオートパレットに向けて、彼女の作り出した氷の杭が飛んで行く。
氷の杭が突き刺さるとガシャン! と音を立ててオートパレットが弾け飛び、動かなくなったことを確認した僕は結界を解除した。
「僕が前に出ながら結界を張るから、援護をお願い!」
「分かったのじゃ! ナスカとウェンディはニートの左右を、我とハルカで後ろを守るぞ!」
「「「はい!」」」
「神父は邪魔じゃから、ここで置いていくかの」
「ちょ!? こんな場所に、簀巻きにのまま置いて行かないでください!!」
若干涙目になりながら神父はシュナに訴える。
「邪魔は、せんじゃろうな……」
「「「「……」」」」
僕たちはじとーっと神父の顔を見る。
これまでどれだけこの神父に邪魔されたことか。
今初めて言及するが神父が簀巻きになっているのだって、途中で置いていくことはできないけど付いてこられると邪魔だからそうしているのだ。勿論本人の確認など取っていない。
しかし今の状況で、何処から来るか分からない敵に対処しながら神父を引き摺っていくのは、自殺行為に等しい。
だからここに置いて行きたい。
今すぐにでも。
「おおおおお願いしますよぉぉぉ……! 置いて行かないでくださぁぁぁいぃぃぃ……」
鼻水を垂らして泣き始めた神父を見て、僕たちは揃って深くため息をついた。
「しょうがない……。ナスカ、縄を切ってやるのじゃ」
「わ、分かりました……」
渋々彼女は言われた通りに神父の前に立つと、剣を抜くと同時に縄が切れ、それを確認することなくナスカはこちらに戻ってきた。
無意味にこんなところで音速の剣を放つとか、どんだけ神父に関わりたくないんだよ……。
そんな僕の胸中など露知らず、神父は自由になった手足を確認してゆっくりと立ち上がった。
「貴様はパーティーの都合上、真ん中で邪魔にならないように大人しくしておるんじゃぞ!」
「は、はい! ありがとうございます、女神様!!」
神父はそう叫ぶと同時に涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔のまま、両手を広げシュナに抱きついて感謝の意を示そうとするが、彼女はカウンターの馬場キックで腹に一撃を決め神父を突き飛ばした。
「くぼぉぉっ!!」
「そういうことをするなと言うとるんじゃ!!」
怒りの形相で彼女は叫ぶが、神父は何故か恍惚とした表情を浮かべて「女神様からの愛の証、確かに受け取りました」と微笑んだ。
「「「「「……」」」」」
ヤバくないコイツ……。
なんか覚醒し始めてるし……。
僕らは何も見なかったことにして回れ右すると、遺跡の中にあるという災禍の獣の手掛かりとなるべきものを探して、長い廊下を進み始めた。
「ま、待ってくださぁぁぁい! 置いてかないでくださぁぁぁい!!」
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