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四章 遺跡探索
遺跡探索 18
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通路のランプが青から赤に変わったかと思うと、赤くなったランプからレーザーが照射される。
「再現魔法! 結界!」
何となく嫌な感じがしていたから用意しといてよかった……。
僕の造り出した結界がギリギリで間に合い、四方八方から皆に向けられたレーザーが空中で阻まれる。
「今の内に、あの赤い光を出してるのを壊して!」
「わ、分かったのじゃ!」
「う、うん!」
僕の魔力じゃそんなに長いこと持たないことは、蟻型ロボットの時に十分痛感している。
だから僕は彼女たちに声をかけ、彼女たちは僕の言葉で直ぐ様戦闘体勢に入った。
「アイスニードル!」
「ウィンドカッター!」
「剛射・雷電!」
近接職であるナスカ以外の攻撃が、レーザーを照射するランプを悉く破壊していく。
「これで周りのは、大体片付いた……、よね?」
僕は周りに目を向けながら結界を解かずに声をかける。
辺りには機械の残骸やガラスの破片が散乱し、ちょっと歩くだけで金属質な音を響かせる。
「で、いいはずじゃが……?」
シュナが僕に頷きながら顔を向ける。
「向こうの方はまだ赤いランプが光ってるから、多分あっちに行くとまた、同じような目に遭うと思うけど……」
十メートルほど先の通路は未だに赤い光に包まれており、僕らのいる所までは多分有効射程外だと思われた。
「行くしかないじゃろ」
「「「うん」」」
僕らはシュナの言葉に頷き、歩を先に進めた。
僕らは矢と魔力の消耗以外は何の損害も受けることなく、油断なく通路を進んで行った。
相変わらず防衛のためのレーザーの照射が止むことはなかったが、その悉くを破壊しながら先へと進んでいくと、途中から扉がチラホラと通路の壁に点在し始めた。
「この、色の違う部分は、なんでしょうか……?」
ウェンディがその扉に手を当てながら首を傾げてくる。
彼女の言う通り壁の色が淡い青で塗装されているのに対して、扉の色は金属剥き出しの鈍い色をしていた。
「それは扉だよ。多分自動扉のはずだけど、もうシステムが壊れちゃってるか、防衛システムのせいで全部施錠されちゃってるんだと思うよ」
「「「「「……?」」」」」
僕の言葉に皆揃って首を傾げた。
いや、分かるけどね。
それ以外の言い方が思い付かないんだよ。
「前から思ってたけど……」
「ニートって、なんでそんなに……」
「色々知ってるんでしょう?」
ナスカたちが揃って僕に疑わしげな視線を向けてくる。
そうだよね。シュナにしか科学のこととか話してないもんね。
どうしよっかな? 今、話すべきかな? でもバカがいるし……。
と頭を悩ませていると、神父が前に出て僕を両手で抱え上げ、高らかと自分の頭上にかざし皆の晒し者にした。
「何を言っているのですか!! この猫様は、女神ディーテ様より寵愛を受けし猫様ですよ!! 私たちのような凡庸な者が、猫様のお考えを察することができないなど当たり前のことなのです!!」
「「「「……」」」」
みんな、目が棒になってるよ。
「だからこそ私たちには、女神ディーテ様や猫様のお力が必要なのです! そこに疑問の余地などありません!! 私たち人類は! 女神ディーテ様より寵愛を受けし猫様より、おぉ……! おおぉぉぉぉ!!」
な、何だよいきなり!?
神父は急に変な声をあげたかと思うと僕を掴んでいた手から力が抜けていき、僕はその表紙に地面に落ちてしまった。
まぁ、猫だから着地は平気なんだけどね。
僕はスタタッとシュナの胸元に飛び乗ると、彼女に抱えらながら、彼女たちと同じように奇異の目を神父に向ける。
「め、女神ディーテ様よりの信託です!」
ボロボロと瞳から涙を流し、震える唇を噛み締めながら神父は言葉を発した。
そういえばこいつ、本当に天界にいるディーテから言葉を届けられるんだっけ……。
変態過ぎて忘れてた……。
「この通路の先の一番奥の部屋に、猫様なら分かる災禍の獣に通じるヒントがあると、女神ディーテ様が仰っております。それと、猫様……。『まな板』と言ったのは忘れてないからね、とディーテ様より直々のお言葉です」
「アウチ!!」
僕はペシリと自分の額を叩いた。
天界にいても僕の心が分かるとか、ちょっとストーカーが過ぎない?
「今の言葉も閻魔帳に追加しとく、とディーテ様は仰っております」
「……」
もう、いい加減にして!
「あぁ……。ディーテ様との繋がりが……、女神様の愛が……! 女神様、この心はいつでもあなた様と共に……」
片膝をつき顔を伏せながら神父は涙を流していた。
「あんな変態なのに、なんで女神様は、あんなのを……」
ハルカが僕らの心を代弁するように言葉を発した。
ディーテは近くにロクな奴がいなかったって言ってたけど……。
後々絡んでこないよね?
「ま、まぁとにかくじゃ……。曾祖母様が言うには、この一番奥まで行って、後はニートに任せればよいのじゃろう?」
「そういうことだと思うよ」
シュナの言葉に僕は首を縦に振る。
何があるか分からないけど、ここまで来た以上はもう進むしかない。
「さぁ、行こう」
僕はシュナの胸から飛び降りると、先陣を切って歩き出した。
それから僕たちはレーザーのトラップを道なりに壊滅させながら進んで行くと、遂に目的地であろう際奥の扉の前へと辿り着くことができた。
扉は今まで見てきた扉と同じく鈍い色をしており、唯一違うのはその扉の横にパネルが付いていることだった。
多分だけど、よく海外ドラマで見る指紋認証とか静脈認証の類いだと思う。
もちろん今の状況でそんなものを真面目に突破する気は甚だない。
だから僕たちはその扉をこじ開けるために意見を出しあっていた。
「究極魔法で吹き飛ばしたらどうですか?」
「バカもん! あんなものをこの金属如きに使ったら、中身ごとなくなるわ!」
「じゃぁ……、ウィンドカッターとか、アイスニードルで削っていくとか?」
「それ、何時間かかるか分かったもんじゃないよ」
「ここまで来る時に壁に流れ弾が幾つか当たってましたが、異常に硬かったですからね」
「そう、よね……」
「ナスカ、お主の一閃でなんとかならぬか? 我とニートとハルカで、片っ端から身体強化魔法をかけてやるからのぉ」
「や、やって……、みます、か?」
シュナの言葉にタラリと脂汗を流しながらナスカは表情を固くした。
「うむ。そちがその気になってくれるのなら、やってみようではないか」
腕を組んで意気揚々とシュナは声をかけた。
「ナスカ、ドンマイ……」
「う、うぅ……」
ハルカがナスカの肩に手を置いて慰めの言葉をかけると、彼女は項垂れて青筋を立てていた。
バフ魔法のことはよく分かんないけど、二人の様子だとなんかあるのかな?
「さあゆくぞ、ナスカ」
「は、はい……」
とぼとぼと力なくナスカが扉の前に立ち、剣の柄に手をかける。
「身体強化・膂力特化! スピード特化!」
シュナの言葉と共にナスカの身体に光が溢れる。
「身体強化・膂力特化! スピード特化!」
次いでハルカもシュナと同じようにナスカに身体強化の魔法をかける。
「う、うぇ……」
その途端、急にナスカがえずきだした。
「我慢せい、ナスカ。後はニートだけじゃ」
「えぇ!? だ、大丈夫なの!? やっていいの!?」
僕はナスカの様子に躊躇して身体強化魔法をかけられずにいると、横に立っていたハルカが「早くしなさい!」と捲し立ててきた。
「バフをかけ過ぎると魔力酔いでああなるのよ。ナスカがもどす前に、早くやりなさい、ニート!」
「えぇ……」
「なに、後でハイヒールかけてやれば戻るのじゃ。それまでの辛抱じゃて」
そうなんだ。
なら、大丈夫かな?
僕はシュナの言葉に一応納得し、ナスカに身体強化魔法を二人と同じようにかけた。
「う、うぇぇ……」
三人分の身体強化魔法をかけられたナスカは本当に気持ち悪そうに表情を歪めながらも、その纏っている魔力は魔力を見ることができない僕でも分かるほど強力になっていた。
「い、い、いきます……」
言葉だけ聞くと、今にも死にそうなんだけどね。
シャリンと静かな音を響かせてナスカが剣を抜くと、いつの間にか彼女はもう剣を鞘に戻し通路の端に走り出した。
「う、うぇぇぇ……」
彼女の嘔吐する声が聞こえてくると同時に扉には幾つもの斬り筋が浮かび上がり、ガラガラと音を立てて扉は崩れていった。
「おえぇぇえぇぇぇ……」
「「「「……」」」」
強力な魔法だけど、もう使えないなぁ。
僕はナスカを遠巻きに眺めながらそんなことを思っていた。
くちゃい……。
「再現魔法! 結界!」
何となく嫌な感じがしていたから用意しといてよかった……。
僕の造り出した結界がギリギリで間に合い、四方八方から皆に向けられたレーザーが空中で阻まれる。
「今の内に、あの赤い光を出してるのを壊して!」
「わ、分かったのじゃ!」
「う、うん!」
僕の魔力じゃそんなに長いこと持たないことは、蟻型ロボットの時に十分痛感している。
だから僕は彼女たちに声をかけ、彼女たちは僕の言葉で直ぐ様戦闘体勢に入った。
「アイスニードル!」
「ウィンドカッター!」
「剛射・雷電!」
近接職であるナスカ以外の攻撃が、レーザーを照射するランプを悉く破壊していく。
「これで周りのは、大体片付いた……、よね?」
僕は周りに目を向けながら結界を解かずに声をかける。
辺りには機械の残骸やガラスの破片が散乱し、ちょっと歩くだけで金属質な音を響かせる。
「で、いいはずじゃが……?」
シュナが僕に頷きながら顔を向ける。
「向こうの方はまだ赤いランプが光ってるから、多分あっちに行くとまた、同じような目に遭うと思うけど……」
十メートルほど先の通路は未だに赤い光に包まれており、僕らのいる所までは多分有効射程外だと思われた。
「行くしかないじゃろ」
「「「うん」」」
僕らはシュナの言葉に頷き、歩を先に進めた。
僕らは矢と魔力の消耗以外は何の損害も受けることなく、油断なく通路を進んで行った。
相変わらず防衛のためのレーザーの照射が止むことはなかったが、その悉くを破壊しながら先へと進んでいくと、途中から扉がチラホラと通路の壁に点在し始めた。
「この、色の違う部分は、なんでしょうか……?」
ウェンディがその扉に手を当てながら首を傾げてくる。
彼女の言う通り壁の色が淡い青で塗装されているのに対して、扉の色は金属剥き出しの鈍い色をしていた。
「それは扉だよ。多分自動扉のはずだけど、もうシステムが壊れちゃってるか、防衛システムのせいで全部施錠されちゃってるんだと思うよ」
「「「「「……?」」」」」
僕の言葉に皆揃って首を傾げた。
いや、分かるけどね。
それ以外の言い方が思い付かないんだよ。
「前から思ってたけど……」
「ニートって、なんでそんなに……」
「色々知ってるんでしょう?」
ナスカたちが揃って僕に疑わしげな視線を向けてくる。
そうだよね。シュナにしか科学のこととか話してないもんね。
どうしよっかな? 今、話すべきかな? でもバカがいるし……。
と頭を悩ませていると、神父が前に出て僕を両手で抱え上げ、高らかと自分の頭上にかざし皆の晒し者にした。
「何を言っているのですか!! この猫様は、女神ディーテ様より寵愛を受けし猫様ですよ!! 私たちのような凡庸な者が、猫様のお考えを察することができないなど当たり前のことなのです!!」
「「「「……」」」」
みんな、目が棒になってるよ。
「だからこそ私たちには、女神ディーテ様や猫様のお力が必要なのです! そこに疑問の余地などありません!! 私たち人類は! 女神ディーテ様より寵愛を受けし猫様より、おぉ……! おおぉぉぉぉ!!」
な、何だよいきなり!?
神父は急に変な声をあげたかと思うと僕を掴んでいた手から力が抜けていき、僕はその表紙に地面に落ちてしまった。
まぁ、猫だから着地は平気なんだけどね。
僕はスタタッとシュナの胸元に飛び乗ると、彼女に抱えらながら、彼女たちと同じように奇異の目を神父に向ける。
「め、女神ディーテ様よりの信託です!」
ボロボロと瞳から涙を流し、震える唇を噛み締めながら神父は言葉を発した。
そういえばこいつ、本当に天界にいるディーテから言葉を届けられるんだっけ……。
変態過ぎて忘れてた……。
「この通路の先の一番奥の部屋に、猫様なら分かる災禍の獣に通じるヒントがあると、女神ディーテ様が仰っております。それと、猫様……。『まな板』と言ったのは忘れてないからね、とディーテ様より直々のお言葉です」
「アウチ!!」
僕はペシリと自分の額を叩いた。
天界にいても僕の心が分かるとか、ちょっとストーカーが過ぎない?
「今の言葉も閻魔帳に追加しとく、とディーテ様は仰っております」
「……」
もう、いい加減にして!
「あぁ……。ディーテ様との繋がりが……、女神様の愛が……! 女神様、この心はいつでもあなた様と共に……」
片膝をつき顔を伏せながら神父は涙を流していた。
「あんな変態なのに、なんで女神様は、あんなのを……」
ハルカが僕らの心を代弁するように言葉を発した。
ディーテは近くにロクな奴がいなかったって言ってたけど……。
後々絡んでこないよね?
「ま、まぁとにかくじゃ……。曾祖母様が言うには、この一番奥まで行って、後はニートに任せればよいのじゃろう?」
「そういうことだと思うよ」
シュナの言葉に僕は首を縦に振る。
何があるか分からないけど、ここまで来た以上はもう進むしかない。
「さぁ、行こう」
僕はシュナの胸から飛び降りると、先陣を切って歩き出した。
それから僕たちはレーザーのトラップを道なりに壊滅させながら進んで行くと、遂に目的地であろう際奥の扉の前へと辿り着くことができた。
扉は今まで見てきた扉と同じく鈍い色をしており、唯一違うのはその扉の横にパネルが付いていることだった。
多分だけど、よく海外ドラマで見る指紋認証とか静脈認証の類いだと思う。
もちろん今の状況でそんなものを真面目に突破する気は甚だない。
だから僕たちはその扉をこじ開けるために意見を出しあっていた。
「究極魔法で吹き飛ばしたらどうですか?」
「バカもん! あんなものをこの金属如きに使ったら、中身ごとなくなるわ!」
「じゃぁ……、ウィンドカッターとか、アイスニードルで削っていくとか?」
「それ、何時間かかるか分かったもんじゃないよ」
「ここまで来る時に壁に流れ弾が幾つか当たってましたが、異常に硬かったですからね」
「そう、よね……」
「ナスカ、お主の一閃でなんとかならぬか? 我とニートとハルカで、片っ端から身体強化魔法をかけてやるからのぉ」
「や、やって……、みます、か?」
シュナの言葉にタラリと脂汗を流しながらナスカは表情を固くした。
「うむ。そちがその気になってくれるのなら、やってみようではないか」
腕を組んで意気揚々とシュナは声をかけた。
「ナスカ、ドンマイ……」
「う、うぅ……」
ハルカがナスカの肩に手を置いて慰めの言葉をかけると、彼女は項垂れて青筋を立てていた。
バフ魔法のことはよく分かんないけど、二人の様子だとなんかあるのかな?
「さあゆくぞ、ナスカ」
「は、はい……」
とぼとぼと力なくナスカが扉の前に立ち、剣の柄に手をかける。
「身体強化・膂力特化! スピード特化!」
シュナの言葉と共にナスカの身体に光が溢れる。
「身体強化・膂力特化! スピード特化!」
次いでハルカもシュナと同じようにナスカに身体強化の魔法をかける。
「う、うぇ……」
その途端、急にナスカがえずきだした。
「我慢せい、ナスカ。後はニートだけじゃ」
「えぇ!? だ、大丈夫なの!? やっていいの!?」
僕はナスカの様子に躊躇して身体強化魔法をかけられずにいると、横に立っていたハルカが「早くしなさい!」と捲し立ててきた。
「バフをかけ過ぎると魔力酔いでああなるのよ。ナスカがもどす前に、早くやりなさい、ニート!」
「えぇ……」
「なに、後でハイヒールかけてやれば戻るのじゃ。それまでの辛抱じゃて」
そうなんだ。
なら、大丈夫かな?
僕はシュナの言葉に一応納得し、ナスカに身体強化魔法を二人と同じようにかけた。
「う、うぇぇ……」
三人分の身体強化魔法をかけられたナスカは本当に気持ち悪そうに表情を歪めながらも、その纏っている魔力は魔力を見ることができない僕でも分かるほど強力になっていた。
「い、い、いきます……」
言葉だけ聞くと、今にも死にそうなんだけどね。
シャリンと静かな音を響かせてナスカが剣を抜くと、いつの間にか彼女はもう剣を鞘に戻し通路の端に走り出した。
「う、うぇぇぇ……」
彼女の嘔吐する声が聞こえてくると同時に扉には幾つもの斬り筋が浮かび上がり、ガラガラと音を立てて扉は崩れていった。
「おえぇぇえぇぇぇ……」
「「「「……」」」」
強力な魔法だけど、もう使えないなぁ。
僕はナスカを遠巻きに眺めながらそんなことを思っていた。
くちゃい……。
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