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番外編 ふしぎな夜のおひなさま
12 みんなの大事なおひなさま(上)
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「真美ー。もう起きなさいねー」
わたしと真美ちゃんは、そんな真美ちゃんのお母さんの声で目が覚めました。
「あれ?」
わたし達はいつの間にか、ちゃんとおふとんに入って眠っていたようです。
もう元気なお陽さまの光が入ってきています。
目を開けたらちょっとまぶしいくらいでした。
時計を見ると10時になっています。
真美ちゃんのお母さんは、階段の下から声をかけてくれたようです。
起き上がったわたしと真美ちゃんは、不思議さいっぱいの気持ちで顔を見合わせます。
「どうして?
わたし達、あの後ちゃんと戻ってきたんでしたっけ?」
そう首をかしげる真美ちゃんに、わたしも同じ顔をしてうなずきます。
「うん。覚えてないね」
これはもしかして、ポッコロさんの力なのかな?
妖精さんはいろんな不思議な力を持っていました。
その力でわたし達のこともおくってくれたのかもしれません。
それから真夜中に起きていたのに全然眠たくなくて、頭もすっきりしています。
これはあの出来事の前に、たくさん寝ておいたおかげかもしれないけどね。
どうなのかな?
でも考えてもわからないし、そういう疑問はひとまずおいておくことにしました。
それにそういうことよりも、わたし達の心はもう他のことでいっぱいです。
「それにしても…」
そうわたしと真美ちゃんは、2人揃っていい始めます。
あの出来事は、わたし達にとってはついさっきのことでした。
だから気持ちは、あの時のドキドキを持ったままです。
わたしも真美ちゃんも、とってもはずんだ声でいいます。
「おひなさま達と遊べたなんて、本当に夢みたいです」
真美ちゃんが、そう輝いた顔をします。
わたしはうなずきながら、自信を持った笑顔でこたえます。
「妖精さんが来ていたなんてね。
びっくりするようなお話だったけど、でも夢じゃないよ」
わたしの言葉に、真美ちゃんもしっかりうなずきました。
思い出すと楽しくって、2人で笑ってしまいます。
それから真美ちゃんは改まって、でもにっこり笑っていいました。
「みかんちゃん、本当にありがとうございました。
もう心配もなくなったし、とっても楽しかったです」
わたしもそんな真美ちゃんに、感謝の気持ちをお返しします。
「わたしもとっても素敵なことがわかって、来て良かったよ」
わたし達2人とも、がんばって調べてみて本当に良かったと思っていました。
そして午後に千枝ちゃんがやってきました。
報告する約束通りの時間です。
千枝ちゃんは昨日の夜は特に気になって、なかなか眠れなかったそうです。
このひな人形のことを、千枝ちゃんも一生懸命考えていたもんね。
それなのに大事な時にいられなかったんだから、本当に残念だったと思います。
だからできるだけ詳しくお話しました。
そんなわたし達2人のお話に、千枝ちゃんはやっぱりびっくりしました。
でも笑顔になってこたえます。
「へえ。そんな素敵な理由だったんだね。
わたしもそのポッコロさんに会いたかったな」
そういう千枝ちゃんに、わたしは前向きに答えます。
「ポッコロさんは毎年来てくれるみたいだから、これからきっと会えるよ。
わたしも、自分のひな人形のところに来てくれた時に会ってみたいなあ」
そう期待を込めていうと、千枝ちゃんも元気にこたえました。
「そうですね。
わたしのひな人形が動いているのを見られたら、感動するんだろうなあ」
そう2人で、その様子を想像してみます。
そんなわたし達に、真美ちゃんはにっこり笑っていいました。
「千枝ちゃんのも、みかんちゃんのおひなさまも、楽しそうだといいね」
そう幸せなおひなさまの持ち主の真美ちゃんがいうと、重みがあります。
だからわたしは元気にいいました。
「うん。おひなさま達がさびしいって思ったりしないように、わたし達も真美ちゃんを見習わなくちゃね」
千枝ちゃんもしっかりうなずきます。
「そうですね。
そして本当に、真美ちゃんのひな人形はすごかったんだね」
その言葉にわたし達3人は、またそのひな人形を見ました。
ポッコロさんがいっていた通り、おひなさま達はすっかり普通の顔に戻っていました。
こうすっかり元通りだと、本当にあれは夢だったみたいだね。
でも本当にあったことだって、わたしの心がいっています。
「動いている理由はきっと、怖いことじゃない」って予感もバッチリ合ってたし、これも大丈夫だよ。
真美ちゃん家のひな人形の立派さと、そして何よりも真美ちゃんとお母さんの2人がおひなさまを大事にしていたからこそわかった、本当に素敵な出来事でした。
「あら?またお雛さまを見てるの?」
その真美ちゃんのお母さんが、わたし達3人のところに来ます。
その顔を見たら、わたしは真美ちゃんのお母さんにも教えてあげたくなりました。
昨日はせっかくの機会だったのに、いろいろあって呼べなかったことがやっぱり気になっていたんです。
それに今度真美ちゃんのお母さんも、そんなおひなさま達に会える時があるかもしれないもんね。
ううん、こんなにひな人形を大事に思っているんだから、会ってほしいです。
そんな気持ちを込めていいました。
「このひな人形は、妖精さんも特別お気に入りなんですよ。
真美ちゃんとお母さんの2人がとっても大事に思ってくれているから、おひなさま達はとっても幸せなんだそうです」
わたしがそうあんまり正直にいうので、真美ちゃんと千枝ちゃんは慌てました。
「みかんちゃん⁉︎」
でもこの世界の不思議なことは、子どもだけのものじゃないからね。
そう思うわたしは、真美ちゃんのお母さんにも知ってほしいです。
だからわたしは、そんな真美ちゃん達の様子を気にしないで堂々としていました。
すると真美ちゃんのお母さんは、やっぱりこの言葉に不思議そうな顔をしました。
でもそれから、わたしをまっすぐに見て答えてくれます。
「そうなの?
お雛さま達が幸せだって思ってくれているなら、本当にうれしいわね」
そうにっこりいってからちょっと止まって、また続けます。
「魔法使いのみかんちゃんにそういわれると、本当に妖精が来てくれているような気がするわ。
私もその妖精を見かけられるといいのにね。
この雛人形について、好きな者同士、お話できたら楽しそうだもの」
真美ちゃんのお母さんなら、そううなずいてくれると思いました。
期待以上のお返事だったので、わたしは元気に答えます。
「妖精さんは、毎年来ているんですよ。
来年ひな人形を出したら、真美ちゃんと一緒に夜起きてみてください」
そういっても、今は信じられない気持ちの方が大きいと思います。
でも会えたら、全然違うよね。
今年ポッコロさんは、このひな人形には毎日のように会いに来ていました。
だから来年も、たくさん来てくれるんじゃないかな?
会える可能性は高そうです。
妖精さんだけじゃなくって、家のおひなさま達が動くのを見たら、すごく感動するよね。
そんな場面を、またわたしも見てみたいなあって思います。
真美ちゃんの時以上に、説明も必要だろうしね。
でもそれは、また頼まれた時は別として、やめておこうかな。
このひな人形を大事に思っている、真美ちゃんとお母さんの2人きりの方がいいと思います。
家族だからこその話もあるだろうしね。
本当に真美ちゃんのお母さんも、いつか元気なおひなさま達に会えるといいです。
「来年お母さんがこのお話を信じてくれていたら、案内してあげてね」って、真美ちゃんにお願いしました。
そしてわたしはそろそろ帰る時間だなって、真美ちゃんのお家を後にしました。
わたしと真美ちゃんは、そんな真美ちゃんのお母さんの声で目が覚めました。
「あれ?」
わたし達はいつの間にか、ちゃんとおふとんに入って眠っていたようです。
もう元気なお陽さまの光が入ってきています。
目を開けたらちょっとまぶしいくらいでした。
時計を見ると10時になっています。
真美ちゃんのお母さんは、階段の下から声をかけてくれたようです。
起き上がったわたしと真美ちゃんは、不思議さいっぱいの気持ちで顔を見合わせます。
「どうして?
わたし達、あの後ちゃんと戻ってきたんでしたっけ?」
そう首をかしげる真美ちゃんに、わたしも同じ顔をしてうなずきます。
「うん。覚えてないね」
これはもしかして、ポッコロさんの力なのかな?
妖精さんはいろんな不思議な力を持っていました。
その力でわたし達のこともおくってくれたのかもしれません。
それから真夜中に起きていたのに全然眠たくなくて、頭もすっきりしています。
これはあの出来事の前に、たくさん寝ておいたおかげかもしれないけどね。
どうなのかな?
でも考えてもわからないし、そういう疑問はひとまずおいておくことにしました。
それにそういうことよりも、わたし達の心はもう他のことでいっぱいです。
「それにしても…」
そうわたしと真美ちゃんは、2人揃っていい始めます。
あの出来事は、わたし達にとってはついさっきのことでした。
だから気持ちは、あの時のドキドキを持ったままです。
わたしも真美ちゃんも、とってもはずんだ声でいいます。
「おひなさま達と遊べたなんて、本当に夢みたいです」
真美ちゃんが、そう輝いた顔をします。
わたしはうなずきながら、自信を持った笑顔でこたえます。
「妖精さんが来ていたなんてね。
びっくりするようなお話だったけど、でも夢じゃないよ」
わたしの言葉に、真美ちゃんもしっかりうなずきました。
思い出すと楽しくって、2人で笑ってしまいます。
それから真美ちゃんは改まって、でもにっこり笑っていいました。
「みかんちゃん、本当にありがとうございました。
もう心配もなくなったし、とっても楽しかったです」
わたしもそんな真美ちゃんに、感謝の気持ちをお返しします。
「わたしもとっても素敵なことがわかって、来て良かったよ」
わたし達2人とも、がんばって調べてみて本当に良かったと思っていました。
そして午後に千枝ちゃんがやってきました。
報告する約束通りの時間です。
千枝ちゃんは昨日の夜は特に気になって、なかなか眠れなかったそうです。
このひな人形のことを、千枝ちゃんも一生懸命考えていたもんね。
それなのに大事な時にいられなかったんだから、本当に残念だったと思います。
だからできるだけ詳しくお話しました。
そんなわたし達2人のお話に、千枝ちゃんはやっぱりびっくりしました。
でも笑顔になってこたえます。
「へえ。そんな素敵な理由だったんだね。
わたしもそのポッコロさんに会いたかったな」
そういう千枝ちゃんに、わたしは前向きに答えます。
「ポッコロさんは毎年来てくれるみたいだから、これからきっと会えるよ。
わたしも、自分のひな人形のところに来てくれた時に会ってみたいなあ」
そう期待を込めていうと、千枝ちゃんも元気にこたえました。
「そうですね。
わたしのひな人形が動いているのを見られたら、感動するんだろうなあ」
そう2人で、その様子を想像してみます。
そんなわたし達に、真美ちゃんはにっこり笑っていいました。
「千枝ちゃんのも、みかんちゃんのおひなさまも、楽しそうだといいね」
そう幸せなおひなさまの持ち主の真美ちゃんがいうと、重みがあります。
だからわたしは元気にいいました。
「うん。おひなさま達がさびしいって思ったりしないように、わたし達も真美ちゃんを見習わなくちゃね」
千枝ちゃんもしっかりうなずきます。
「そうですね。
そして本当に、真美ちゃんのひな人形はすごかったんだね」
その言葉にわたし達3人は、またそのひな人形を見ました。
ポッコロさんがいっていた通り、おひなさま達はすっかり普通の顔に戻っていました。
こうすっかり元通りだと、本当にあれは夢だったみたいだね。
でも本当にあったことだって、わたしの心がいっています。
「動いている理由はきっと、怖いことじゃない」って予感もバッチリ合ってたし、これも大丈夫だよ。
真美ちゃん家のひな人形の立派さと、そして何よりも真美ちゃんとお母さんの2人がおひなさまを大事にしていたからこそわかった、本当に素敵な出来事でした。
「あら?またお雛さまを見てるの?」
その真美ちゃんのお母さんが、わたし達3人のところに来ます。
その顔を見たら、わたしは真美ちゃんのお母さんにも教えてあげたくなりました。
昨日はせっかくの機会だったのに、いろいろあって呼べなかったことがやっぱり気になっていたんです。
それに今度真美ちゃんのお母さんも、そんなおひなさま達に会える時があるかもしれないもんね。
ううん、こんなにひな人形を大事に思っているんだから、会ってほしいです。
そんな気持ちを込めていいました。
「このひな人形は、妖精さんも特別お気に入りなんですよ。
真美ちゃんとお母さんの2人がとっても大事に思ってくれているから、おひなさま達はとっても幸せなんだそうです」
わたしがそうあんまり正直にいうので、真美ちゃんと千枝ちゃんは慌てました。
「みかんちゃん⁉︎」
でもこの世界の不思議なことは、子どもだけのものじゃないからね。
そう思うわたしは、真美ちゃんのお母さんにも知ってほしいです。
だからわたしは、そんな真美ちゃん達の様子を気にしないで堂々としていました。
すると真美ちゃんのお母さんは、やっぱりこの言葉に不思議そうな顔をしました。
でもそれから、わたしをまっすぐに見て答えてくれます。
「そうなの?
お雛さま達が幸せだって思ってくれているなら、本当にうれしいわね」
そうにっこりいってからちょっと止まって、また続けます。
「魔法使いのみかんちゃんにそういわれると、本当に妖精が来てくれているような気がするわ。
私もその妖精を見かけられるといいのにね。
この雛人形について、好きな者同士、お話できたら楽しそうだもの」
真美ちゃんのお母さんなら、そううなずいてくれると思いました。
期待以上のお返事だったので、わたしは元気に答えます。
「妖精さんは、毎年来ているんですよ。
来年ひな人形を出したら、真美ちゃんと一緒に夜起きてみてください」
そういっても、今は信じられない気持ちの方が大きいと思います。
でも会えたら、全然違うよね。
今年ポッコロさんは、このひな人形には毎日のように会いに来ていました。
だから来年も、たくさん来てくれるんじゃないかな?
会える可能性は高そうです。
妖精さんだけじゃなくって、家のおひなさま達が動くのを見たら、すごく感動するよね。
そんな場面を、またわたしも見てみたいなあって思います。
真美ちゃんの時以上に、説明も必要だろうしね。
でもそれは、また頼まれた時は別として、やめておこうかな。
このひな人形を大事に思っている、真美ちゃんとお母さんの2人きりの方がいいと思います。
家族だからこその話もあるだろうしね。
本当に真美ちゃんのお母さんも、いつか元気なおひなさま達に会えるといいです。
「来年お母さんがこのお話を信じてくれていたら、案内してあげてね」って、真美ちゃんにお願いしました。
そしてわたしはそろそろ帰る時間だなって、真美ちゃんのお家を後にしました。
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