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5年生6月
学校うさぎのトキくんがいない!?(下)
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そして教室に戻ってきたみんなは、早速相談を始めました。
みんなで輪になって、健治くんが中心になって話しています。
「それでみかんがいなくなった理由を、何ていうことにするかだな」
そう先生に聞かれた時に、何て答えるかを考えています。
「普通に、具合いが悪くて早退したじゃだめなのか?」
そう温広くんがいうと、秋子ちゃんが首を振ります。
「それはだめだよ。
魔法使いは普通具合いが悪くなったりしないってことくらい、友子先生も知ってるよ」
「うーん、そうだなー」
みんなで首をひねって、一生懸命考えます。
その中で、健治くんはいい考えが浮かんだようでした。
「よし、これだ!みんな安心しろ。
オレがいい理由を思い付いたから」
カラーンコローン♩
チャイムが鳴って、友子先生が入ってきました。
そしてすぐにわたしがいないことに気が付きます。
「あら?みかんちゃんがいないけど?」
そう不思議な顔をします。
すると健治くんは、元気よく手を上げていいました。
「先生!みかんはお母さんに呼ばれていきました。
何でも、今すぐみかんの魔法が必要とかで」
(これならつじつまは合うし、絶対にみかんが早退しなきゃならない、いい理由だ。)
そう健治くんは自信満々でしたが、1つ大事なことを忘れていました。
そう間違えたのは、わたしがさっき魔法の力を話に出したからかな。
「あら、そうなの?
でもみかんちゃんって、今は魔法が使えないんじゃなかったかしら?」
そう首をひねる友子先生に、みんなはどっきりします。
怪しまれないように、美穂ちゃんが慌てていいました。
「先生、今のは健治くんの冗談です。
本当の理由は、えーと…」
健治くんが思い付いたといっていたので、安心していたみんなは、とっさに理由が思い付きません。
(どうしよう…。早く答えないと、後でみかんちゃんが大変だ。)
そうみんなは焦ります。
するとその中で、高志くんが真っ先に思い付きました。
嘘を付くのが苦手な高志くんは、たどたどしくいいます。
「先生、実は…、みかんが夏から入る魔法の森の学校の入学手続きに行ったんです…。
今日の夕方が締め切りなのに忘れていたみたいで…、慌てていきました…」
そういいながらきょろきょろもしていました。
でもまだ高志くんの癖を知らない友子先生は、その理由に納得しました。
「そうだったの。
それは大事なことだものね」
そううなずいて、友子先生は黒板に向かいます。
すると今の話について、桜ちゃんがももちゃんにひそひそと聞きます。
「魔法の森の学校って?」
桜ちゃんは忘れていたけれど、覚えていたももちゃんは説明します。
「みかんちゃん、いってたよ。
毎年夏休みに魔法の森っていうところにいってるって。
そこで今年からは魔法を教えてもらえるんだって」
それを聞いた美穂ちゃんが感心していいました。
「そうだったよね。
それにしても、よくとっさに出てきたね。高志くん」
すると安心して立ち直った健治くんがいいます。
「ほら、なんたって高志は、みかんに対する気持ちがオレ達とは違うからさー」
!
その言葉に、高志くんは振り返って怒りました。
「おい!こういう大変な時にまで、そういうこというな!」
その声が大きかったので、友子先生はびっくりして振り返ります。
「みんな、どうしたの?」
そうきょとんとします。
みんなは慌てて前に向き直って、返事をしました。
「なんでもありませーん」
それからはないしょ話を止めて、授業に集中します。
(みかんちゃん、頑張ってね。)
そうわたしのことを心の中で応援してくれながら。
その中で高志くんは、まだ怒っていました。
(全く健治のやつ、ああやってしょっちゅうおれのことをからかって。
みかんにもばれたら、本当に絶交するからな!)
そして窓の向こうを見て、気持ちを切り替えます。
(また置いてきぼりになったけど、みかんは本当に1人で大丈夫かな?)
みんなで輪になって、健治くんが中心になって話しています。
「それでみかんがいなくなった理由を、何ていうことにするかだな」
そう先生に聞かれた時に、何て答えるかを考えています。
「普通に、具合いが悪くて早退したじゃだめなのか?」
そう温広くんがいうと、秋子ちゃんが首を振ります。
「それはだめだよ。
魔法使いは普通具合いが悪くなったりしないってことくらい、友子先生も知ってるよ」
「うーん、そうだなー」
みんなで首をひねって、一生懸命考えます。
その中で、健治くんはいい考えが浮かんだようでした。
「よし、これだ!みんな安心しろ。
オレがいい理由を思い付いたから」
カラーンコローン♩
チャイムが鳴って、友子先生が入ってきました。
そしてすぐにわたしがいないことに気が付きます。
「あら?みかんちゃんがいないけど?」
そう不思議な顔をします。
すると健治くんは、元気よく手を上げていいました。
「先生!みかんはお母さんに呼ばれていきました。
何でも、今すぐみかんの魔法が必要とかで」
(これならつじつまは合うし、絶対にみかんが早退しなきゃならない、いい理由だ。)
そう健治くんは自信満々でしたが、1つ大事なことを忘れていました。
そう間違えたのは、わたしがさっき魔法の力を話に出したからかな。
「あら、そうなの?
でもみかんちゃんって、今は魔法が使えないんじゃなかったかしら?」
そう首をひねる友子先生に、みんなはどっきりします。
怪しまれないように、美穂ちゃんが慌てていいました。
「先生、今のは健治くんの冗談です。
本当の理由は、えーと…」
健治くんが思い付いたといっていたので、安心していたみんなは、とっさに理由が思い付きません。
(どうしよう…。早く答えないと、後でみかんちゃんが大変だ。)
そうみんなは焦ります。
するとその中で、高志くんが真っ先に思い付きました。
嘘を付くのが苦手な高志くんは、たどたどしくいいます。
「先生、実は…、みかんが夏から入る魔法の森の学校の入学手続きに行ったんです…。
今日の夕方が締め切りなのに忘れていたみたいで…、慌てていきました…」
そういいながらきょろきょろもしていました。
でもまだ高志くんの癖を知らない友子先生は、その理由に納得しました。
「そうだったの。
それは大事なことだものね」
そううなずいて、友子先生は黒板に向かいます。
すると今の話について、桜ちゃんがももちゃんにひそひそと聞きます。
「魔法の森の学校って?」
桜ちゃんは忘れていたけれど、覚えていたももちゃんは説明します。
「みかんちゃん、いってたよ。
毎年夏休みに魔法の森っていうところにいってるって。
そこで今年からは魔法を教えてもらえるんだって」
それを聞いた美穂ちゃんが感心していいました。
「そうだったよね。
それにしても、よくとっさに出てきたね。高志くん」
すると安心して立ち直った健治くんがいいます。
「ほら、なんたって高志は、みかんに対する気持ちがオレ達とは違うからさー」
!
その言葉に、高志くんは振り返って怒りました。
「おい!こういう大変な時にまで、そういうこというな!」
その声が大きかったので、友子先生はびっくりして振り返ります。
「みんな、どうしたの?」
そうきょとんとします。
みんなは慌てて前に向き直って、返事をしました。
「なんでもありませーん」
それからはないしょ話を止めて、授業に集中します。
(みかんちゃん、頑張ってね。)
そうわたしのことを心の中で応援してくれながら。
その中で高志くんは、まだ怒っていました。
(全く健治のやつ、ああやってしょっちゅうおれのことをからかって。
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(また置いてきぼりになったけど、みかんは本当に1人で大丈夫かな?)
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