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5年生6月
みんなで楽しく遊ぼう(前)
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時鳴さん家の広いお庭に、わたしとテトリちゃん、響香ちゃんとリリーちゃんが出て行きました。
響香ちゃんは手に、小さな黄色のボールを持っています。
「猫さんにはやっぱりこれだね。
はーい、2人とも仲良く遊んでね」
そういって響香ちゃんがボールを軽く投げます。
リリーちゃんとテトリちゃんは喜んで追いかけていきました。
テトリちゃんがこういう喜び方をしているのを見るのは、初めてかもしれません。
前からリリーちゃんと遊んでいる響香ちゃんは、さすが猫さんの相手が上手です。
うれしそうな2匹をにこにこして見ている響香ちゃんに、わたしは感心しました。
そして庭を見回したわたしは、すばらしい物に気がつきました。
発見すると、わくわくした気持ちになっていいます。
「すごーい!響香ちゃん家はブランコもあるんだね」
庭の奥に、木でできたブランコが1つありました。
「うん。お父さんが作ってくれたんです」
わたしが瞳をきらきらさせてみつめていると、響香ちゃんが提案してくれました。
「じゃああのブランコで遊びましょうか。
みかんちゃん、お先にどうぞ」
「いいの!?わーい」
わたしは遠慮なく、喜んでブランコへと駆けていきました。
自分からすぐにはいえなかったけど、とっても乗ってみたかったんです。
少し緊張しながら乗ると、最初はゆっくりとこぎ始めます。
人のお家にある手作りのブランコって、公園にあるのとは違った感覚があるよね。
これはそのお友達だけのものなんだなって考えると、宝物を貸してもらっているような気分です。そんな気持ちを感じながら、うれしくってしばらく乗ってしまいました。
「お待たせしました。5分くらい乗ってたかな」
わたしはそう、ごめんなさいの意味も入れていいます。
すると響香ちゃんは首を振りました。
「ううん。こうやってこのブランコで、お友達と遊べるのがうれしいです。
このブランコ大好きだけど、1人だとそんなに楽しくないから」
響香ちゃんはそういってから、はっとして付け加えました。
「あ、でもほとんどはリリーちゃんとのってます。
ひざに乗せてゆっくりこげば、2人でのれるから。
リリーちゃんもブランコ喜ぶんですよ」
「そうなんだ」
その話に、わたしはうなずきます。
2人でそうやって遊んでいる様子を想像すると、ほのぼのとした気分になるね。
わたしはそう考えて、テトリちゃんとリリーちゃんのことを思い出しました。
振り返ると、2匹はとっても楽しそうに走り回っています。
「そのリリーちゃん達は、盛り上がってるねー」
ボール遊びの次は、かくれんぼか鬼ごっこでもしているのかな?
テトリちゃんが茂みの裏に隠れます。
するとリリーちゃんが追いかけたりしています。
ここまではしゃいでいる声が、微かに届いているよ。とっても楽しそうです。
わたしがそんな2匹を見ていると、響香ちゃんもうれしそうにいいました。
「やっぱり同じ猫同士気が合うんだね。
じゃあ次はわたしがのりまーす」
今度は響香ちゃんがブランコに乗って、こぎ始めました。
ここまではしゃいでいるわたしはそんな響香ちゃんとお話をしながら、待っています。
そうやって何回か換わりばんこして、満足するまで乗ったよ。
それからはテトリちゃんやリリーちゃんに声をかけて、4人で一緒にたくさん遊びました。
「あっ。もうすぐ3時半。そろそろ家に戻りましょう」
庭から家の中の時計を見て、響香ちゃんがいいました。
2時間くらい遊んでいたんだね。
元気いっぱい動いて、汗もたくさんかいちゃいました。
横にいるテトリちゃんはどうかなって、見てみます。
するとかくれんぼをした時のものか、草や土も付いたりして、大分ほこりっぽくなっていました。
「テトリちゃんも、大分汚れちゃったね」
わたしはしゃがんで、その付いているところを払ってみます。
するとテトリちゃんの場合は、簡単にきれいになりました。
汚れない魔法がかかっているって、いっていたもんね。
表面に付いていただけのようです。
でもリリーちゃんは、そうはいかないようでした。
「うーん、いつもより汚れたから、今日はお風呂だね」
玄関の前で、響香ちゃんはそういいます。
そしてタオルでリリーちゃんの足をふいてあげます。
そんな様子から、本当に慣れているんだなあと感心しちゃいます。
そう猫さん2匹が大体きれいになりました。
すると今度はわたし達の黒くなった手が気になりました。
そんな自分の手を見つめて、響香ちゃんと2人で笑います。
こういうふうに黒くなった手って、わたしは結構好きです。
元気に遊んだ印だもんね。
みんなで家の中に入ると、わたしと響香ちゃんはまっすぐ洗面所に行きます。
それから石鹸でよく手を洗います。
そしてきれいになって、石鹸のいい匂いのする手は最高に好きだよ。
リビングに戻ると、お母さん達は紅茶を飲みながら、お話を続けていたようでした。
家から持ってきたクッキーもテーブルの上に並んでいます。
「あっ!クッキーが出てる」
わたしはクッキー登場の時にいられなかったことに、がっかりしました。
でもわたし達はずっと外で遊んでいたんだもんね。しょうがないかな。
それに遊んでいる間は、クッキーのことをすっかり忘れちゃっていたしね。
そうしょんぼりとあきらめているわたしに、お母さんは笑っていいました。
「まだ食べてないわよ。みんなが揃うのを待ってたの」
「本当!?」
わたしが喜ぶと、響香ちゃんのお母さんも笑いました。なんでかな?
みんなで座って、早速いただきます。
「とってもおいしい!」
そう響香ちゃんと晴香さんがにっこり笑っていってくれました。
こういう言葉を聞きたかったから、最初の一口の時にいたかったんです。
わたしもぱあっと笑顔になります。
お母さんと作った物をほめてもらえたことと、クッキーのおいしさにね!
響香ちゃんは手に、小さな黄色のボールを持っています。
「猫さんにはやっぱりこれだね。
はーい、2人とも仲良く遊んでね」
そういって響香ちゃんがボールを軽く投げます。
リリーちゃんとテトリちゃんは喜んで追いかけていきました。
テトリちゃんがこういう喜び方をしているのを見るのは、初めてかもしれません。
前からリリーちゃんと遊んでいる響香ちゃんは、さすが猫さんの相手が上手です。
うれしそうな2匹をにこにこして見ている響香ちゃんに、わたしは感心しました。
そして庭を見回したわたしは、すばらしい物に気がつきました。
発見すると、わくわくした気持ちになっていいます。
「すごーい!響香ちゃん家はブランコもあるんだね」
庭の奥に、木でできたブランコが1つありました。
「うん。お父さんが作ってくれたんです」
わたしが瞳をきらきらさせてみつめていると、響香ちゃんが提案してくれました。
「じゃああのブランコで遊びましょうか。
みかんちゃん、お先にどうぞ」
「いいの!?わーい」
わたしは遠慮なく、喜んでブランコへと駆けていきました。
自分からすぐにはいえなかったけど、とっても乗ってみたかったんです。
少し緊張しながら乗ると、最初はゆっくりとこぎ始めます。
人のお家にある手作りのブランコって、公園にあるのとは違った感覚があるよね。
これはそのお友達だけのものなんだなって考えると、宝物を貸してもらっているような気分です。そんな気持ちを感じながら、うれしくってしばらく乗ってしまいました。
「お待たせしました。5分くらい乗ってたかな」
わたしはそう、ごめんなさいの意味も入れていいます。
すると響香ちゃんは首を振りました。
「ううん。こうやってこのブランコで、お友達と遊べるのがうれしいです。
このブランコ大好きだけど、1人だとそんなに楽しくないから」
響香ちゃんはそういってから、はっとして付け加えました。
「あ、でもほとんどはリリーちゃんとのってます。
ひざに乗せてゆっくりこげば、2人でのれるから。
リリーちゃんもブランコ喜ぶんですよ」
「そうなんだ」
その話に、わたしはうなずきます。
2人でそうやって遊んでいる様子を想像すると、ほのぼのとした気分になるね。
わたしはそう考えて、テトリちゃんとリリーちゃんのことを思い出しました。
振り返ると、2匹はとっても楽しそうに走り回っています。
「そのリリーちゃん達は、盛り上がってるねー」
ボール遊びの次は、かくれんぼか鬼ごっこでもしているのかな?
テトリちゃんが茂みの裏に隠れます。
するとリリーちゃんが追いかけたりしています。
ここまではしゃいでいる声が、微かに届いているよ。とっても楽しそうです。
わたしがそんな2匹を見ていると、響香ちゃんもうれしそうにいいました。
「やっぱり同じ猫同士気が合うんだね。
じゃあ次はわたしがのりまーす」
今度は響香ちゃんがブランコに乗って、こぎ始めました。
ここまではしゃいでいるわたしはそんな響香ちゃんとお話をしながら、待っています。
そうやって何回か換わりばんこして、満足するまで乗ったよ。
それからはテトリちゃんやリリーちゃんに声をかけて、4人で一緒にたくさん遊びました。
「あっ。もうすぐ3時半。そろそろ家に戻りましょう」
庭から家の中の時計を見て、響香ちゃんがいいました。
2時間くらい遊んでいたんだね。
元気いっぱい動いて、汗もたくさんかいちゃいました。
横にいるテトリちゃんはどうかなって、見てみます。
するとかくれんぼをした時のものか、草や土も付いたりして、大分ほこりっぽくなっていました。
「テトリちゃんも、大分汚れちゃったね」
わたしはしゃがんで、その付いているところを払ってみます。
するとテトリちゃんの場合は、簡単にきれいになりました。
汚れない魔法がかかっているって、いっていたもんね。
表面に付いていただけのようです。
でもリリーちゃんは、そうはいかないようでした。
「うーん、いつもより汚れたから、今日はお風呂だね」
玄関の前で、響香ちゃんはそういいます。
そしてタオルでリリーちゃんの足をふいてあげます。
そんな様子から、本当に慣れているんだなあと感心しちゃいます。
そう猫さん2匹が大体きれいになりました。
すると今度はわたし達の黒くなった手が気になりました。
そんな自分の手を見つめて、響香ちゃんと2人で笑います。
こういうふうに黒くなった手って、わたしは結構好きです。
元気に遊んだ印だもんね。
みんなで家の中に入ると、わたしと響香ちゃんはまっすぐ洗面所に行きます。
それから石鹸でよく手を洗います。
そしてきれいになって、石鹸のいい匂いのする手は最高に好きだよ。
リビングに戻ると、お母さん達は紅茶を飲みながら、お話を続けていたようでした。
家から持ってきたクッキーもテーブルの上に並んでいます。
「あっ!クッキーが出てる」
わたしはクッキー登場の時にいられなかったことに、がっかりしました。
でもわたし達はずっと外で遊んでいたんだもんね。しょうがないかな。
それに遊んでいる間は、クッキーのことをすっかり忘れちゃっていたしね。
そうしょんぼりとあきらめているわたしに、お母さんは笑っていいました。
「まだ食べてないわよ。みんなが揃うのを待ってたの」
「本当!?」
わたしが喜ぶと、響香ちゃんのお母さんも笑いました。なんでかな?
みんなで座って、早速いただきます。
「とってもおいしい!」
そう響香ちゃんと晴香さんがにっこり笑っていってくれました。
こういう言葉を聞きたかったから、最初の一口の時にいたかったんです。
わたしもぱあっと笑顔になります。
お母さんと作った物をほめてもらえたことと、クッキーのおいしさにね!
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