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第1章 奇跡の始まり
奴隷購入からの奇跡発動
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有り難う御座いましたギイ様。
奴隷商館の店主の見送りを受けて店を出る。
購入した奴隷の彼女は今の見た目では耳しか判らないが犬の獣人らしい、尻尾の毛も焼けて尻尾自体は身体に癒着してるのだとか。
ミズリに抱えられた彼女の胸には刻印がある。
契約内容は何にでも従うというものだ。
犯罪奴隷ですら直接死に繋がる命令は受けなくて良いが彼女の場合はそれすら拒否できない。
そこまでは必要ないと言ったのだが、彼女は今、意識が無く契約内容の変更は出来ないと言われた。
しかも理解してこの契約にしてくれと懇願したのは彼女だと言う。
彼女は最初から死の寸前まで諦めないつもりだったのだろう。
少しでも主人に有利な契約内容にして、本気で助かろうと思って居たんだろう。
それが生への執着なのか信仰による物なのか・・・
まずは癒してからだな。
宿に戻るとまず風呂場を貸し切った。
宿の亭主は拒否しようどしたが金貨を5枚程握らせるとジッとそれを見つめてから笑顔に成り、手の平を返した。
さてまずは彼女を脱がして貰う。
ミズリは微妙な顔で、それが坊ちゃんの趣味なら仕方在りません。とか完全に誤解してそうな言葉を零した。
よし。やっぱりミズリにはスキルの説明しないと駄目だな。
私は覚悟を決めた顔で切り出した。
「ミズリ。話が有ります」
ミズリも覚悟を決めた顔で頷いた
「まずミズリが思ってる様な事は致しません」
えっ?と言う顔に成るミズリに更なる追撃
「というか私の事を何だと思ってるんですかね?」
それは、その、と言葉に窮するミズリに謝罪する。
「ああ、いや、すいませんね。私が隠し事をしていたのが悪いんです」
そんな事はと言い出した彼女を宥めながら本体に入る
「実は厄介なスキルを授かりました」
厄介?とミズリ。
「ええ、おそらく強力過ぎる力です。しかも今の所、私自身を守れないスキルなので狙われやすい」
其処まで言うとミズリは理解したみたいだった。
回復系のスキルですか?いえ、でも欠損を治す様な事はどんなスキルでも出来ない筈ですけど。と流石だ核心を突いている。
「スキル名は依存の奇跡」
『奇跡なんて候補はきいた事が有りません。・・まさかそれの事ですか、神様の仰れていた失敗。人の許容量以上のスキルとは、私は神様が付与に失敗したのだと思っていましたが。坊ちゃんは習得出来ていたのですね!』
あの、顔が怖いよ、貧血が治った時以上にヤバい顔に成ってるから。それ何処に目の焦点合ってんの?怖いってば。
「ゴホン、話を先に進めて良いかい?」
ああ、失礼しました、どうぞ。と何とか体裁を整えたミズリにスキルの概要を説明していく。
途中ミズリの依存度が1番高かった事に触れると誇らしげに当然ですと返された。やはりあの貧血を治した事が理由だったみたいだ。子供の時から貧血気味で長く苦しんでいましたし。あの頃は本当にもうあと数ヶ月間は持たないと思っていましたから。そこから助けて頂いたのです、坊ちゃんはまるで神様の様でしたと言われて閉口した。
だってミズリ、仕事は完璧にこなしてたんだよ?
家事全般に、私の身の回りの世話をしながら、剣術、魔法の鍛錬、ご近所さんのトラブル解決、魔物退治までやってたんだよ?
そんなに悪かったんだ。超人かな?ミズリ様って呼ぼうか?あ、すいません怒らないで下さいミズリ。
「まぁそんな感じで、癒やしの奇跡を試してみたいと思ってね、修復されるときに服を巻き込まない様に裸にして貰ったんだよ」
なる程、分かりました。じゃあ早速使ってみましょう坊ちゃん。とミズリは張り切っていた。
うん、じゃあ早くやろうかな、辛いだろうし。
強く思えば良いんだよね。うーん、完璧に治った姿を想像してっと。ついでだし自分の理想の獣人に近づけちゃえ。イメージだけだから大丈夫だよね。
「さあ頼むぞ。 《癒やしの奇跡》」
瞬間、辺りは光に包まれた。
奴隷商館の店主の見送りを受けて店を出る。
購入した奴隷の彼女は今の見た目では耳しか判らないが犬の獣人らしい、尻尾の毛も焼けて尻尾自体は身体に癒着してるのだとか。
ミズリに抱えられた彼女の胸には刻印がある。
契約内容は何にでも従うというものだ。
犯罪奴隷ですら直接死に繋がる命令は受けなくて良いが彼女の場合はそれすら拒否できない。
そこまでは必要ないと言ったのだが、彼女は今、意識が無く契約内容の変更は出来ないと言われた。
しかも理解してこの契約にしてくれと懇願したのは彼女だと言う。
彼女は最初から死の寸前まで諦めないつもりだったのだろう。
少しでも主人に有利な契約内容にして、本気で助かろうと思って居たんだろう。
それが生への執着なのか信仰による物なのか・・・
まずは癒してからだな。
宿に戻るとまず風呂場を貸し切った。
宿の亭主は拒否しようどしたが金貨を5枚程握らせるとジッとそれを見つめてから笑顔に成り、手の平を返した。
さてまずは彼女を脱がして貰う。
ミズリは微妙な顔で、それが坊ちゃんの趣味なら仕方在りません。とか完全に誤解してそうな言葉を零した。
よし。やっぱりミズリにはスキルの説明しないと駄目だな。
私は覚悟を決めた顔で切り出した。
「ミズリ。話が有ります」
ミズリも覚悟を決めた顔で頷いた
「まずミズリが思ってる様な事は致しません」
えっ?と言う顔に成るミズリに更なる追撃
「というか私の事を何だと思ってるんですかね?」
それは、その、と言葉に窮するミズリに謝罪する。
「ああ、いや、すいませんね。私が隠し事をしていたのが悪いんです」
そんな事はと言い出した彼女を宥めながら本体に入る
「実は厄介なスキルを授かりました」
厄介?とミズリ。
「ええ、おそらく強力過ぎる力です。しかも今の所、私自身を守れないスキルなので狙われやすい」
其処まで言うとミズリは理解したみたいだった。
回復系のスキルですか?いえ、でも欠損を治す様な事はどんなスキルでも出来ない筈ですけど。と流石だ核心を突いている。
「スキル名は依存の奇跡」
『奇跡なんて候補はきいた事が有りません。・・まさかそれの事ですか、神様の仰れていた失敗。人の許容量以上のスキルとは、私は神様が付与に失敗したのだと思っていましたが。坊ちゃんは習得出来ていたのですね!』
あの、顔が怖いよ、貧血が治った時以上にヤバい顔に成ってるから。それ何処に目の焦点合ってんの?怖いってば。
「ゴホン、話を先に進めて良いかい?」
ああ、失礼しました、どうぞ。と何とか体裁を整えたミズリにスキルの概要を説明していく。
途中ミズリの依存度が1番高かった事に触れると誇らしげに当然ですと返された。やはりあの貧血を治した事が理由だったみたいだ。子供の時から貧血気味で長く苦しんでいましたし。あの頃は本当にもうあと数ヶ月間は持たないと思っていましたから。そこから助けて頂いたのです、坊ちゃんはまるで神様の様でしたと言われて閉口した。
だってミズリ、仕事は完璧にこなしてたんだよ?
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そんなに悪かったんだ。超人かな?ミズリ様って呼ぼうか?あ、すいません怒らないで下さいミズリ。
「まぁそんな感じで、癒やしの奇跡を試してみたいと思ってね、修復されるときに服を巻き込まない様に裸にして貰ったんだよ」
なる程、分かりました。じゃあ早速使ってみましょう坊ちゃん。とミズリは張り切っていた。
うん、じゃあ早くやろうかな、辛いだろうし。
強く思えば良いんだよね。うーん、完璧に治った姿を想像してっと。ついでだし自分の理想の獣人に近づけちゃえ。イメージだけだから大丈夫だよね。
「さあ頼むぞ。 《癒やしの奇跡》」
瞬間、辺りは光に包まれた。
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