海賊提督の悪妻

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グレイプ編

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 硝煙臭い手に担がれて、宿に戻った。
 逃亡劇のあっけない幕引きである。

 いつまで経っても震えが収まらないリリアンヌをバスタブに降ろし、煙草を咥えた男が服の上から湯をかける。そこかしこにべったりと付いていた血が湯に混じって流れ、排水口へと吸い込まれていく。

 出しっぱなしのシャワーを壁に引っ掛けると、ワンピースやら下着やらを剥いで、長身を屈ませ裸体を泡で包んだ。

 リリアンヌは彼のモノだ。
 他の男の手垢は一ミリたりとも許されないので、熱心に洗い始めた。

 今晩のネイトは海軍服ではなく、生成りのシャツを着ている。黄みがかった生地には返り血のどす黒い赤が飛び散っていた。水が跳ね、さらに染みが加えられていく。リリアンヌはその模様をただ見つめて、滲みだした赤をその目に映す。
「目ぇ閉じろ」
 バリトンに従って瞼を降ろし、そのまま頼りない身体を丸めた。
「屈むな、洗えない」

 目の前で小さくなってしまったリリアンヌに困り、結局ネイトも煙草を消してバスタブに入った。濡れるのも構わず腰を下ろすと、ぬるんと泡だらけの裸体を胡坐に乗せる。
 胸の前で交差している小さな拳には、ずっと力が入っている。
 震えが収まらない。

 脇の下に指を入れ、デコルテの窪みを伝い、一本ずつ指を手のひらで包んでマッサージするみたいに洗う。

 ネイトは可哀想な女に頬ずりをして、身体中を泡で愛撫した。音を立てない泡と湯気が、静かなバスルームを埋める。

 男の手で赤から白に塗り替えると、シャワーで泡を、ゆっくりすすぐ。


 第三倉庫で取引が成立し、闇商が出て行った後でスコットと打ち合わせをしていた。内容が内容だけに声を潜め、辺りの音には細心の注意を払っていたのだ。そこに、明らかに女の走るヒールの音がして、用心したスコットに見に行かせた所、まさかのリリアンヌだったという経緯である。

 せっかくウニを撒いて逃げた所で別の男に群がられた、憐れな女だった。襲われかけて、更に毎晩自分を犯す男に助けられた。せっかく逃げたのに!
 だけどもう仕方がない。リリアンヌは彼のものである。

 ネイトはミューズの目の前で、襲った男たちの指と鼻と股間を撃ち抜き、無言でそれぞれが動かなくなるまでゴミみたいに蹴り倒した。今頃は草葉の陰で反省しているだろう。

 だけど目の前で震えるリリアンヌを前にすれば、頭を蜂の巣みたいにぶち抜いて来れば良かったと後悔しかない。
「リリ、他に気持ち悪い所はないか」
「………」
 リリアンヌはネイトと目を合わせようとはしない。

 可哀想に、三つ星がまだ浸透していない。
 漏れなく触ったら殺すとビラでも撒いてやろうか。

 彼自身も手早く洗い、拭いた女ごとベッドに横たわる。



 リリアンヌは大きな胸に抱かれて、どうせ始まるのだろうと身を固くして待ったが、その夜は何も始まる気配はなかった。ただ背中を撫でられて、ネイトは時々思い出したように煙草を吸った。

「…………?」

 側の顔を見上げるが、ちらりと見返して来るだけで何もない。

 ふかふかの枕と、その下の腕枕、何度も髪を梳かれ背中を撫でられている内に、気持ちの悪い手のひらの感触が上書きされて身体のこわばりが少しずつ解けていく。おかしな男だ。延々とリリアンヌを犯している男なのに。慰めるとか癒すとか、間違ってもそんな立場にない。

 だけどもっとおかしなことに、その手が心地よい。

「あ」
 腕枕が引き抜かれ、軽い声を上げたネイトが起き上がる。じっとしていると最早耳慣れた鎖の音がして、細い手首に手錠が嵌められる。もちろん反対側は、目の前の男の腕に。
 ごそごそと戻って来て再び身体の中に収められると、あろうことか、途轍もない安心感がリリアンヌを襲った。

 明日の船にはもう乗れない。
 金も失ってしまった。

 だけど今は、生まれて初めて陥る巨大な安心と言う穴にすっぽりと入っていた。頭がおかしくなるようなパラドックス。
ありえない。あってはいけない。
リリアンヌは爪の先まで覆われた安心の中で狼狽える。

 灯りのともった部屋で二人はそれぞれ別の方向を見て過ごした。リリアンヌはフラッシュバックしそうな恐怖を追い払うのに瞼を瞬かせたり降ろしたりと忙しい。
 それを時々見下ろす青い瞳に、今日は欲の熱もこもらない。たまに鎖が立てる穏やかな金属音とマッチが擦れて溢れるまるい匂い。
 リリアンヌを優しく撫でる、大きな手。


「俺はギヴリーが大嫌いだった」
 何度目かの紫煙の匂いの後で、唐突に頭上からネイトの声が聞こえてきた。身動ぎひとつせず、リリアンヌは薄目を開けてバリトンが紡ぐどうでもいい音の羅列を流す。

「親父はいつもデカくて、最高だった。俺の知ってる誰よりも強くて、怖くて、馬鹿みてぇに器が広くてカッコいい。誰も勝てねぇ。皆親父を慕って、こぞって配下に入りたがった。
 親父も好かれると、それ以上を返してやりたくなる性分でな。生活に困ってると聞けば借金だらけでもまた金を借りてくるし、女子供が泣いてたら漏れなく引き取る。借り過ぎて生活出来なくなった借金取りを拾ってやったこともあった。あれは傑作だったな。奴隷は全員同情して解放したし、奴隷商が大嫌いで、見つけたら片っ端から有無を言わせず海に叩き込んだ」
 ひとり思い出して笑って、灰が落ちる。
「俺も気が付いたら奴隷だった。親父に引き取ってもらって、恩返ししたくて仕事を覚えた。目をかけてもらって本船に入ってからは、親父が困ってることを一目散にやった。嫌がることを率先してすれば、人は心を開くのが早い。親父は腹の探り合いとかが苦手でな。政治向きじゃなかった。だから親父の気に入りになって早々に、密約のあるギヴリーとの会談には連れて行かれるようになった」
 リリアンヌの長い睫毛が上下する。腕枕をした手が、枕に散る髪をすく。

「……海賊業は性質(タチ)の悪い商売だ、て口癖みてーに言ってたな。船団を組みだした時から、親父の頭は一人でも救うことでいっぱいだった。とにかく全員貧乏だったからな。俺が奴隷の頃なんざ、仕事もらう為に邪魔な奴殺すなんて日常だった。パンひとつで殴り合う。小島の奴らの頭ん中はドブより汚ねぇ。誰にも金はないし、そもそも金に価値もなかった。通貨もない。
 だから大量の物資を横流すギヴリーは特別だったんだろう。向こうは分かってなかったが、金なんか貰うよりも何千倍も意味があるんだ」

 ネイトの青い瞳はサイドテーブルの小さな光を浴びて琥珀色に染まっている。
 その瞳にはバートレッドの背中と、カールやカールの父が甦っていた。
 黙って聞いていたリリアンヌだったが、『大量の物資を横流すギヴリー』に少しだけ反応した。そんな話は初耳だった。

「ギヴリーとの密約で生活が少しずつ安定すると、死人が減った。そうなりゃ人が増えていく。親父はギヴリーとの会談のたびに、少しずつ横流しを増やしてくれとねだるようになった」
「………」
「立場は対等だったが、ねだったら負けだ。ギヴリーのほうが分が悪かったが、あいつらはねだらなかった。当たり前だな。かかっているのは利益で、人の命じゃない。俺はねだるなと怒ったが、親父は言うことを聞かなかったし……確かにそれ以外、方法がなかった。物資の貴重さに気が付いたギヴリーはその時点から『お慈悲』を交渉に使うようになりやがった。親父は馬鹿だ。通行料を下げたり、機嫌を取るための土産を手にするようになって……俺には最大の屈辱だった。親父が誰かの機嫌を取ったり、あれこれ頭を悩ます姿なんて見たくなかった」

 思い起こしたかつての恥を煙と共に吐いて追いやる。

「バートレッドと言うよりも小島全体にギヴリーは無くてはならなくなってしまったが、俺には余計な存在だった。いっそ家がなくならないかと思えるくらいに憎かった。はは。それでマレーナに来たら、必ず海からお前の屋敷を眺めるようになった。どうやったらあの家をぶっ壊せるのかって、そればっかり考えて。双眼鏡で家の中を覗き見て、攻略方法を考えるのが癖になった」

 大砲を撃ち込めれば良いが、長距離砲でも届かない。
 船から銛付きのロープを撃ち込めるか? だが撃った後でやりようがない。
 陸に上がって、こっそりと忍び込んで家を爆破するとか。
 だが海賊らしく、海から攻撃してやりたかった。あれはバートレッドがやったと、誰がどう見ても明らかに。何かいい手段はないか。

 そうやってのんびり不穏な考えを巡らせながら覗いたレンズの先で、こちらを見返してくる少女に気が付いた。
「お前、夜になるといつも海を見ていたろ」
「………」

 少女は寝衣で窓辺に立ち、いつもこちらを睨みつけている。
 初めは覗きがバレたのかと思ったが、どうも違った。

「憎くて憎くてしょうがない。そういう目で、お前は俺を見ていた。毎晩、毎晩、お前は覗き見する俺を睨んだ」

 他の部屋は違った。活気のある妹に、夫婦仲は円満な家人たち。姉と思しき少女だけが暮らしの中で浮いていた。
 ネイトは攻略法を巡らしながらも、レンズの先を少女に向けるようになった。
「お前を誘拐するのも手だと想像したりもした」

 マレーナに来る度に覗いたが、少女は美しい女になっていくだけで、その瞳は変わりない。笑わない。一ミリだって笑わないリリアンヌ。

「ずっと同じことをして、こいつは馬鹿じゃないかと思った。でも俺もだ。お前を詰ると自分に返って来る。イライラして、可笑しくなった。
 そのうち、なぜ睨むのか気になりだした。お前のことを知りたくなった。その頃には屋敷を見る為じゃなくて、お前が目的で双眼鏡を持つようになった。ギヴリー家の話なら大して調べなくともすぐ手に入る。お前はあの家ではオマケだと知って、笑った。……それに海を憎む理由も聞いた」

 二人の頭に、同じ夜の海が浮かぶ。
 片方は足元の海、片方は眼下の海。
 自分の人生全てが詰まった海を憎むリリアンヌ。

「だんだん大砲を撃ち込む想像に興味がなくなった。撃ち込めば、お前が弾け飛ぶ。弾け飛ぶ前に、俺のものにしとかねぇと」
「…………」
 なんでそうなった?
 顔を上げたリリアンヌが、ネイトの顔を見る。
「ははは」
「意味がわからないわ」
「俺にもわからん。お前は前にどうして自分がミューズなのか聞いてきたが、どうしてお前なのかって、理由なんかねぇんだろ。けど、俺のものにすると決めてから、俺が動く理由の真ん中にお前が居座った。これがなかなか良い。まずギヴリーとの密約を解消することにした。そのままだとお前が手に入らない。まさか海賊ごときに娘はやらねーだろ。くれる理由がない。だからギヴリーより上に立つ必要があった。それに、そっちの方が面白い」

 ギヴリーに頼らず、一家も小島も全員が安心して死ねる生に。
 ネイトは全部背負って立とうと腹を括った。

 腹を括れば、急に全ての道筋が開けた。

「屋敷を破壊したいなんて小悪党の夢のままなら、そこで終わってた。一家全部を身売りする方法なんて発想すらねーわ。けど、お前を正攻法で手に入れるって考えるとゾクゾクした。ギヴリーをねじ伏せる瞬間に等しいだろ。わかるか、何千人の戸籍と仕事、俺を提督にしたのはお前なんだ。だから、ミューズ」
「馬鹿馬鹿しい」
 ひとつとして頼んでいない男の願いの成就など、リリアンヌには関係がない。嫌そうな顔で一蹴して終わりである。
 ぶほっと煙を吐いてネイトが笑う。
「そーだな、まぁ、リリには何の関係もない」
「あなたの願いが叶ったのなら、私の願いも叶えなさいよ」
「お、無駄口が……元気出て来たな。ヤろーか」
「!!」
 ミューズに覆いかぶさって、ネイトは顔中に口づけて頭を撫でた。
 頭では違うとわかっていても、どうしてもリリアンヌは反射で身体が硬くなる。
「……………」
 ネイトは可哀想な女の頬を舐め、額に額をあてて長い睫毛を眺める。
 それでまた、ゴロンと戻る。
「やめた」
「………」

 灯りを消した男が鎖を引いて、暗闇の中ぺたりと二人はくっ付く。
 素肌の温もりが心地よい。リリアンヌはネイトの身体の中でスーッと眠りについた。
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