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第100話
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私とエリスは、ログハウスの中で、お茶をご馳走になっている。……エリスの兄――マッギロウは、今も外で薪割りをしている。彼は、一度やり始めた仕事は、最後までやり遂げないと心が落ち着かない性格らしい。
私とエリスにお茶を淹れてくれたのは、エリスの祖父であるユーゲンスだ。……マッギロウがとてつもない巨漢だったので、エリスの親族は皆大きいのかもしれないと思っていたが、ユーゲンスの身長は160cm少々と小柄であった。
ユーゲンスは、まさに『好々爺』といった感じの人で、シワの多い顔を、さらに笑顔でしわくちゃにし、エリスと私を迎え入れ、今こうして、旅の疲れをねぎらってくれているのだ。
エリスの家族は、そのユーゲンスとマッギロウの二人だけであり、エリスの母にあたる人はいないようだ。それは、単に今、席をはずしているという感じではなかった。エリスは母親についてはまったく語らないので、死別したか、あるいは、他の事情で、この家には住んでいないのだろう。
私とエリスは、しばらくの間、私たちの出会いや、ここに至るまでの道中について、ユーゲンスに語って聞かせた。ユーゲンスは、ひたすらニコニコと微笑み、時折「ほうほう」「ほおぉ」「ふぅむ」と相槌を打ち、話がひと段落した頃に、しみじみと頷き、私に向かって頭を下げた。
「それはそれは……聖女ディーナ様……うちのエリスが、随分とご迷惑をおかけしたようで……いや……本当に申し訳ない……すべて、わたくしどもの教育が至らぬ故のこと……心から謝罪いたします……この通りでございます……」
そう言って、さらに頭を深く下げ、とうとうテーブルに額をぶつけてしまうユーゲンス。その腰の低い態度に、私はすっかり恐縮してしまい、大慌てで彼の体を起こさせた。
「あ、謝ってもらう必要なんて、少しもありませんよ。そりゃ、エリスの行動に、最初はかなり驚きましたが、その後は良い関係を築けていますし、ここに来るまでの旅でも、彼女にはたくさん助けてもらいました。だからどうか、頭を上げてください、ユーゲンスさん」
「おお……なんというお優しいお言葉……エリスや……このように立派な方の弟子にしてもらえて、本当に良かったのう……」
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私とエリスは、ログハウスの中で、お茶をご馳走になっている。……エリスの兄――マッギロウは、今も外で薪割りをしている。彼は、一度やり始めた仕事は、最後までやり遂げないと心が落ち着かない性格らしい。
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ユーゲンスは、まさに『好々爺』といった感じの人で、シワの多い顔を、さらに笑顔でしわくちゃにし、エリスと私を迎え入れ、今こうして、旅の疲れをねぎらってくれているのだ。
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「あ、謝ってもらう必要なんて、少しもありませんよ。そりゃ、エリスの行動に、最初はかなり驚きましたが、その後は良い関係を築けていますし、ここに来るまでの旅でも、彼女にはたくさん助けてもらいました。だからどうか、頭を上げてください、ユーゲンスさん」
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