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第二部 獣人武闘祭
第330話(実況席)
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「シルヴァさん、二日酔いの具合、どうです……?」
「あ~、めっちゃ楽んなったわ。おおきにな、くーちゃん」
「ふふ、良かったです。走って行ってきた甲斐がありました」
「ほんま、魔法みたいによう効くわ」
「そうなんです、魔法の薬なんですよ、それ」
「マジで?」
「なんか、一時的に、苦痛を取り去る魔法みたいなのがかかってて、二時間くらいは、どんな苦しみも先送りにできるらしいですよ」
「えっ、ちょっ、待って。せやったら、二時間たったら、また二日酔いのキツイのが、戻ってくるわけ?」
「でしょうね」
「嘘やん……はぁ、めっちゃ憂鬱やわ」
「飲みすぎた自分が悪いんですから、反省してください。さあ、ちゃんと解説してもらいますよ。まずはドラム・ゼファー選手に関してですが、どんな選手なんですか?」
「うち、あいつきら~い」
「はぁ。それまたどうして」
「ごっつ性格悪いねん、あいつ。去年なんか、試合前に『お互い頑張ろなー』って握手しようとしたら、その手をばちーんって叩いてはねつけたんやで? めっちゃ感じ悪いやろ?」
「それは確かに、やな感じですね。んで、実力的には、どうなんです?」
「せやな。たとえば、うちの能力を、打撃100点、組み技100点、スピード100点、タフネス100点やとするやんか」
「すっごい自己評価高いですね……まあ、前回のチャンピオンだし、いいですけど」
「あいつは、打撃90点、組み技80点、スピード70点、タフネス100点くらいやな。総合的にレベルの高い選手やとは思うで、嫌いやけど」
「なるほど、では、対するタマラ・リズウェル選手はどうでしょうか。あっ、ちょうど今、入場してきましたね」
「かぁ~、ちんまい子やなぁ~。ドラムがでかいから、よけいに小さく見えるわ」
「ええっと、プロフィールによると、タマラ選手はまだ12歳ですからね」
「12歳!? マジか!? よう予選突破できたな!? まあ、うちもそんくらいの頃から、大人にまざって練習しとったけどな~」
「はいはい、対抗心燃やさなくていいですから。でも、あんなにちっちゃい子だと、普通は攻撃するの、躊躇しちゃいそうですよね。顔もお人形さんみたいに可愛いし」
「ドラムには関係なしやろ。むしろ、大喜びで顔狙うんちゃう? クソを○○した○○みたいな性格しとるからな」
「え~、お茶の間の皆さま、ただいま、不適切な表現があったことをお詫びいたします」
「あ~、めっちゃ楽んなったわ。おおきにな、くーちゃん」
「ふふ、良かったです。走って行ってきた甲斐がありました」
「ほんま、魔法みたいによう効くわ」
「そうなんです、魔法の薬なんですよ、それ」
「マジで?」
「なんか、一時的に、苦痛を取り去る魔法みたいなのがかかってて、二時間くらいは、どんな苦しみも先送りにできるらしいですよ」
「えっ、ちょっ、待って。せやったら、二時間たったら、また二日酔いのキツイのが、戻ってくるわけ?」
「でしょうね」
「嘘やん……はぁ、めっちゃ憂鬱やわ」
「飲みすぎた自分が悪いんですから、反省してください。さあ、ちゃんと解説してもらいますよ。まずはドラム・ゼファー選手に関してですが、どんな選手なんですか?」
「うち、あいつきら~い」
「はぁ。それまたどうして」
「ごっつ性格悪いねん、あいつ。去年なんか、試合前に『お互い頑張ろなー』って握手しようとしたら、その手をばちーんって叩いてはねつけたんやで? めっちゃ感じ悪いやろ?」
「それは確かに、やな感じですね。んで、実力的には、どうなんです?」
「せやな。たとえば、うちの能力を、打撃100点、組み技100点、スピード100点、タフネス100点やとするやんか」
「すっごい自己評価高いですね……まあ、前回のチャンピオンだし、いいですけど」
「あいつは、打撃90点、組み技80点、スピード70点、タフネス100点くらいやな。総合的にレベルの高い選手やとは思うで、嫌いやけど」
「なるほど、では、対するタマラ・リズウェル選手はどうでしょうか。あっ、ちょうど今、入場してきましたね」
「かぁ~、ちんまい子やなぁ~。ドラムがでかいから、よけいに小さく見えるわ」
「ええっと、プロフィールによると、タマラ選手はまだ12歳ですからね」
「12歳!? マジか!? よう予選突破できたな!? まあ、うちもそんくらいの頃から、大人にまざって練習しとったけどな~」
「はいはい、対抗心燃やさなくていいですから。でも、あんなにちっちゃい子だと、普通は攻撃するの、躊躇しちゃいそうですよね。顔もお人形さんみたいに可愛いし」
「ドラムには関係なしやろ。むしろ、大喜びで顔狙うんちゃう? クソを○○した○○みたいな性格しとるからな」
「え~、お茶の間の皆さま、ただいま、不適切な表現があったことをお詫びいたします」
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