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マーカスサイド 愛しいセシリア
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マーカスサイド
ミアに殴られそうになった時、視界が黒くなった。
ミアだけで無く愛しいセシリアの姿も消え、マーカスは狼狽えたが、頭の中に突然声が聞こえてその姿を探したが見えない。
『お前に神の力を与えてやろう。愛しいセシリアを救い出すが良い』
神の力。魅惑的な言葉にマーカスはにやりと口元を歪ませれば、視界が戻り愛しいセシリアの姿が見えた。
警備隊の者にミアが連行されるのを見てもマーカスは邪魔する者が排除された、くらいしか感じない。
学園内でも始終自分の周りをうろちょろして、セシリアに言いがかりの様な事を喚いていたが何の感情も湧かないどころか、鬱陶しくて仕方なかった。
あのうるさい女に対しては何の感情も持てない。
自分の感情は死んでいるのか?とも思ったがセシリアの姿を見れば心がはやり、今すぐにでも抱き締めたかった。
だが今は駄目だ。周りの目がセシリアを守っている。
油断が生まれ、セシリアが1人になった時こそチャンスだ。
神の力か分からないが周りの者を自分の思い通りに操れる事に気が付いたマーカスは壁際でセシリアが1人になる瞬間を虎視眈々と狙っていた。
そして、最大のチャンスが訪れた。
アリアンナが席を外し、他の者達もセシリアから目を離した隙にマーカスはセシリアをバースの力で強引に会場から連れ出し、まだ明るい中何処かへと馬車を走らせた。
ミアに殴られそうになった時、視界が黒くなった。
ミアだけで無く愛しいセシリアの姿も消え、マーカスは狼狽えたが、頭の中に突然声が聞こえてその姿を探したが見えない。
『お前に神の力を与えてやろう。愛しいセシリアを救い出すが良い』
神の力。魅惑的な言葉にマーカスはにやりと口元を歪ませれば、視界が戻り愛しいセシリアの姿が見えた。
警備隊の者にミアが連行されるのを見てもマーカスは邪魔する者が排除された、くらいしか感じない。
学園内でも始終自分の周りをうろちょろして、セシリアに言いがかりの様な事を喚いていたが何の感情も湧かないどころか、鬱陶しくて仕方なかった。
あのうるさい女に対しては何の感情も持てない。
自分の感情は死んでいるのか?とも思ったがセシリアの姿を見れば心がはやり、今すぐにでも抱き締めたかった。
だが今は駄目だ。周りの目がセシリアを守っている。
油断が生まれ、セシリアが1人になった時こそチャンスだ。
神の力か分からないが周りの者を自分の思い通りに操れる事に気が付いたマーカスは壁際でセシリアが1人になる瞬間を虎視眈々と狙っていた。
そして、最大のチャンスが訪れた。
アリアンナが席を外し、他の者達もセシリアから目を離した隙にマーカスはセシリアをバースの力で強引に会場から連れ出し、まだ明るい中何処かへと馬車を走らせた。
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