二人の時間。

坂伊京助。

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ゆいの日常。

二人は、友ダチ!?。<前編>

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 私は、教室ではあまり目立つタイプではないけど一人も友達が居ないのかと言われればそうでもない。他愛もない言葉を交わす程度の友達も数人いる。そういえば最近、少し変わった人と友達になった。友達といっても相手に、一方的に好かれてると言った方が正しいと思う。 
 私は、歩き馴れた道を学校へ向かって歩いてた。この道を歩いて二度目の春、この時期になると見慣れた通学風景に新品の制服に身を包んだ新入生達の姿が加わって慣れ親しんだ風景なのに春の優しい日差しの中に爽やかで新しい風が吹いて気持ちが良いし、誰かの新しい青春が始まるような気がするからこの時期は、なぜだか自然と気分が上がる。
 そんな幸せ一杯な私の耳に割り込んできた言葉は、衝撃的だった。「ねぇ、そこの!地味目の君!」その言葉がまさか私に放たれた言葉ではないと思って、周りを少しキョロキョロとしているとさっき聞こえた声が少しずつ大きくなって、気が付くと私のすぐ目の前で間違いなく私自身に向かって放たれた言葉どということをやっと自覚した。「ねぇ?聞こえてる?さっきから君に話しかけてるんだけど?」視線を上に挙げると、見るからにリア充な雰囲気を見に纏っている男子生徒がそこにいた。背もすらっと高くて髪色は、明るめの茶色耳にはピアスが光って見えた。「おい!お前入学早々、女の子捕まえたのかよ!」賑やかなリア充の声がまた一つ増えてしまった。「ってか、このタイの色、この人先輩じゃん?」「まぢか!なんかいきなり絡んじゃってすいません先輩!」「いや全然、気にしてないので、、、、。」とりあえず、この場から一秒でも早く逃げたいと心の底から思った。私がもしも少女マンガの主人公だったら、ここから新しい恋が生まれたりするのかもしれないけどそういう劇的な出来事は、私の日常には必要ないし求めてもいない。なるべく平和に静かに日常を送っていきたい。「でも、よく見ると可愛いじゃん!」「確かに!言われてみればそうかもな!」「え?いや、もうすぐチャイム鳴るからもう行きますね。」そういって絡んできた二人の間から逃げようとした時、右腕をつかまれた。「いいじゃん!俺らと遊ぼうよ、先輩!」「いや、だから私はっ、」掴まれた腕を振りほどこうとしたとき彼女は突然現れた。地面につきそうなな程に長いスカートに黒く長い髪は、毛先の方だけピンク色に
染められている。そして彼女の凛とした立ち姿に私は
唖然としてしまった。
「あんたら、そこに居られると凄い邪魔なんだけど」「はぁ、誰だお前!俺達は、これから三人で遊びに行くところなんだよ!」「そうだそうだ、分かったらどっか行きやがれ!」しかし、彼女に二人の言葉に一切動じている  様子はなかった。「いや、あたしは別にあんたらが何してようが興味はないけど、あたしの通り道にあんたらがいるから邪魔って言っただけなんだけど。」「はあ、黙って聞いてりゃいい気になりやがって!」そういうと男子生徒の一人が拳を彼女に向かって放った。「おい、お前姉さんになにしてんだよ。」勢いよく放たれた拳は、スキンヘッドにサングラスの男性によって止められていた。すると別の方向から数人の威勢の良い声が飛んできた。「姉さんの道塞いでんじゃねぇよ!この野郎!」その声が聞こえてから私は、男子生徒二人を含めた三人が不良の集団に囲まれていると知った。集団野中には、女の人もいる。そして、周りにいる不良達はまるで、漫画の世界からそのまま出てきたかのような格好をしている人ばかりだった。この非日常感満載の状況で不良に姉さんと呼ばれている彼女は私に絡んできた男子生徒お二人のお腹に拳を叩き込み男子生徒二人はその場に倒れてうずくまっている。それを見て不良達は大いに盛り上がっている。「これで大丈夫だから、早くいきな、遅刻になるよ?」さっきまでとは打って変わって彼女は、優しく私に話しかけてくれた。「あ、ありがとうございます
!」「別に全然大したことして無いからさ!」「あの最後に名前、聞いてもいいですか?」「佐々木絢香、よろしく!あんたは?」「わ、私は三年二組の小林優衣です。宜しくお願いします。」「うん、よろしくね、ゆい!ほら、時間もうチャイム鳴るよ?」「あぁ、そうだった、じゃあまた。」こうして私と絢香は出会った。
 「ゆいかぁ、可愛かったな。」
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