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仮面の男
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しおりを挟むユウとリョウが部屋を出て行った後も、残された生徒達は二人のことを気にかけるような、心配そうな顔をしていて、それを察したリュウさんが防水シーツを新しいものに取り替えながら、
「そんな顔しなくても大丈夫だって。なんとかなるから」
と言って皆を安心させるようにニカッと笑った。
なんの根拠も無い『大丈夫』だったけど、この人が『大丈夫』と言うと本当に大丈夫なような気がしてくるから不思議だ。
三分間のインターバルが終了すると、次はヒナとマサがベッドに上がった。
「……ヒナ、ごめん」
「ふぇっ?な、なにが?」
「……オレも、ケイくんみたいにオレの身体で練習していいって、言えたら良かったけど。オレ、AV男優になるのにまだまだテクニックが足りないから、今度はオレに、ヒナの身体で練習させて欲しい」
「あ、う、うん、いいよ。おれはさっき練習させてもらえたし……あの、おれ……その、すぐ気持ちよくなっちゃう、から、あんまり練習にならないかもだけど……」
ベッドに上がるなり唐突にマサから謝られたヒナは、驚いたのかびくりと肩を強ばらせたが、何故謝られたのか、その理由を聞くとほっと肩の力を抜き、頬を赤らめて困ったように笑いながら、マサからの申し出を受け入れた。
「……いっぱい気持ち良くなってくれたら、嬉しい」
ヒナのその可愛らしい表情と台詞に、普段の強面からは想像も出来ない程柔らかく微笑んだマサ。
俺ほどではないけど口数が少なく、表情もあまり変わらない彼がたまに見せるその優しい表情にヒナも少しだけ緊張が解けたようで、珍しく自分から距離を詰めた。
近付いてきたヒナを腕の中にとじこめたマサは、ヒナのふっくらとした唇を音を立てて吸いながら、左手で髪を撫で、右手でバスローブを脱がせていく。
そうしてヒナが裸になる頃には二人の舌が絡み合う湿った音と、ヒナの鼻から漏れる甘い息の音が部屋の中に響いていた。
何度か講習を受けているとは言え流石にまだキスにも他人との触れ合いにも慣れていないヒナは、 ほんの少しの刺激にすら敏感に反応してしまうようで、真っ白な肌の上をマサの掌が滑るたびにぴくぴくと全身を震わせている。
「ん……ん、んふ、ぅ…………んゃ……っ!」
深く唇を重ねたまま、しばらくヒナの柔らかそうな肌の感触を楽しんでいたマサの指がヒナの薄ピンク色の乳首を掠めると、ヒナの身体がびくん!と大きく跳ね上がりその拍子に唇が離れ、ヒナの口の端からたらりと二人分の唾液が垂れた。
そのまま後ろに倒れ込みそうになったヒナの身体を片手で抱きとめたマサは、大きな身体を屈めてヒナの胸元に唇を寄せる。
「ぁ……ぁ、ぁん……やぁ……」
ヒナの口内をまさぐっていたマサの舌が、ヒナの乳首をぬるぬると這うと、ひらきっぱなしになったヒナの口から控えめな喘ぎが漏れた。
「……背中の攻め方、知りたいっす」
マサの舌と指がヒナの乳首を左右交互に堪能し、薄ピンク色だった乳首がほんのり赤く色付いてぷっくりと膨らんだ頃、ちゅっと音を立ててそこを解放したマサはヒナの身体をくるりと反転させ、うつ伏せにベッドに寝かせると、そう講師の二人に声を掛けた。
「背中を攻める時は、まずは性的な触れ方というより普通にマッサージするところから始めるといいよ。相手がリラックスすると、他のところの感度も高まるからね。後は相手がリラックスして力が抜けた隙を狙って、首の後ろに息を吹きかけたり背中を舐めたりしてみて」
リュウさんに教えられたとおり、ヒナの脚を跨いで膝立ちになったマサが、ヒナの背中を揉んだり摩ったり指でぐっぐっと押していくと、気持ち良いのかヒナの表情が性的な愛撫を受けている時とはまた違う感じでとろんとしてくる。
そしてヒナが完全にリラックスして、力が抜けたところでマサがヒナの首の後ろにふっと息を吹きかけると、ヒナのぷりっとした丸い尻がぴくんと浮き上がり、そのまま背骨にそって舌を這わされると、ひなは「んうぅ~」と甘えたような声を出してぞわぞわと身震いをした。
しばらくそのままヒナの背中を舐めたり、やわやわと尻を揉んでいたマサだったが、ヒナの腰がゆらゆらと揺れ始めたことに気付くと、ヒナの腰を持ち上げ、尻だけを突き出させた格好で四つん這いにさせた。
こちら側に見せつけるようにしてさらされたヒナのそこは、白い太腿の隙間から濃いピンク色に染まった小ぶりな性器がしっかり勃起して先走りの汁を垂らしているのが見え、少し上に目をやるとまだほぼ使われたことの無い綺麗な窄まりがひくひくと収縮していて、隣からゴクリと生唾を飲み込む音が聞こえてきた。
「……やば……エロ……」
ヒナの恥部を間近で見たマサもしっかり煽られたようで、切羽詰まったような声でぼそっと呟くと、分厚い舌でヒナの窄まりをべろりと舐め上げた。
「……ッ!?ひ、やぁぁ……!」
突然与えられた強い刺激に、さっきまで控えめな喘ぎを漏らしていたヒナの口から高い悲鳴のような声が上がる。
そして少しでも快感を逃そうとふりふりと横に振られる尻を左手で掴んで固定したマサは、じゅるじゅると音を立てて睾丸から穴までを何度も何度も舐め啜りながら、ヒナの張り詰めた性器を右手でぬちぬちと扱き、ヒナの身体を追い詰めていった。
「や、あ、あ、だめ、あんっ、ぁ、でちゃ……あぁッ……!」
呆気なく爆ぜたヒナの性器からぴゅっと吐き出された精液が、ぱたぱたと防水シーツに飛び散る。
ふにゃりとなったヒナの性器をゆるゆると扱いて最後の一滴まで吐き出させたマサは、息を荒らげてぐったりとしたヒナに腕枕をするような形でベッドに横になった。
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