【R18】ウブな小鳥と奔放な兎とツンな猫は猛獣と猛禽類と仲良くお勉強をします

枯枝るぅ

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仮面の男

12 ※

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「……この前リンくんとした時も今も、疲れてるからって言ったんすけど、あれ、嘘で。俺、ゲイやねんけど何故か女にしか勃起せぇへんから、それをどうにかしたかったのもここに来た理由の一つなんすよね」


リョウの言葉に、俺も、他の生徒達も、講師の二人も一様に驚いた顔をしてリョウの方に視線を向けた。

そして、
 

「男相手に勃起したことないの?一回も?」


と訊ねるリュウさんにリョウは、


「無いっすね。……あぁいや、厳密に言うと一回だけあるっすけどそれもそん時だけやったからなんで勃起したんか、たまたまやったんかも分からんのですわ。相手が気持ちよくなってくれたら興奮するし、触られれば気持ちええねんけど、何故か完勃ちはせぇへんくて」


そう答えると、気まずそうにユウの頭をポンポンと撫でた。


「……そういうことやから。ユウに興奮せんかったとか、ユウがヘタになったとかそういうことやないねん。俺の身体の問題やから。不安にさせてごめんな」

「いや……こっちこそ勝手に勘違いして拗ねてごめん。何か力になれたら良かったんだけど……」

「その気持ちだけで充分やから。そもそもそう簡単に解決するとも思ってなかったしな」
 
 
困ったように苦笑いするリョウに、部屋の中がなんとも言えない空気に包まれる。

恋愛対象は男なのに、男相手に勃起出来ないだなんて考えただけで辛すぎる。

流石のリュウさんとレイさんも、女性にしか勃たないゲイの生徒は受け持ったことがないようで、なんと言葉を掛けて良いのやら迷っている様子だ。

そんな重苦しい空気に耐えかねたのか、リョウが明るい声で、


「もうこの話はええから。なぁユウ、まだ少し時間あるし、とりあえず課題クリアしとくか?俺はイけへんけど、お前はまだ出せるやろ」


そうユウに声を掛けた。

突然話を振られて驚いたらしいユウは俯いていた顔を上げて目を見開いている。

だけどたとえもうそんな雰囲気じゃなかったとしてもここで断ったら余計にリョウを傷付けかねない、そう思ったのか、そうだね、と言ってリョウをベッドに押し倒すと、リョウの股間の上に跨った。


「ボクがするから……リョウは見てて」


妖艶に微笑んだユウが、萎んでしまった状態でぴったりと重なり合った二人分の性器にローションをとぷとぷとかけ、纏めて両手で握り込んで腰を前後に揺らし始めた。


「ん……ッ、あ、あ、はぁっ……」


ほんの少し前までくったりと力を失っていたユウの性器は、ローションに塗れてすっかり硬さを取り戻し、ユウの両手で作られた筒の中を出入りしながらリョウの萎えた性器を擦り上げている。

リョウもリョウで勃ちはしないものの気持ち良いには気持ち良いと言ていたとおり、興奮しきった表情で荒い息を吐きながら、左肘をベッドについて少しだけ上半身を起こし、右手で腹に垂れたローションを掬うとユウの後ろの穴に塗りつけ、中指と薬指を一纏めにして再びゆっくりとナカに沈めていった。

 
「やあぁ……ッ!あ、んぁっ、ぁ、やば、なか、きもちぃ……」


両手で握っているモノだけでなく、ナカに埋められたリョウの指がいいところに当たるように、ユウの腰の動きが激しさを増していく。

部屋の中にはユウの気持ち良さそうな声とリョウの吐き出す息、シーツや肌が擦れる音とローションのにちゃにちゃという粘ついた音が合わさって響き、ユウの手に隠れたリョウの性器が勃起していないだなんて考えられないぐらい淫猥な空気に満ちていた。


「あっ、あっ、あっ、もぉ、でそ、でるぅ……ッ」

「ええよ、見てるから出しや」

「あっ、あんっ、イく、イく、い…………っ!!」


腰の動きを止めてビクンと仰け反ったユウの両手の中から、リョウの胸元にびゅっと白い液体が放たれた。


「頑張ってくれてありがとうな。気持ち良かったわ」


上半身に散ったユウの精液を拭き取り、その流れでローションでヌルヌルになったユウの手も拭いながら笑いかけるリョウに、ユウは嬉しそうな、だけどどこか悲しそうな、なんとも言えない表情をして口を開いた。


「……リョウさ、ウリセンで働くんでしょ?このまま男相手に勃起出来なかったらどうするの?」


内容が内容なだけに聞きづらい、だけど気になって仕方ないから聞きたい、というユウの葛藤が見え隠れする遠慮がちな問いに対してリョウは特に気にするそぶりもなくあっさりと、


「まぁスカウトマンには俺が女にしか勃たんこと言ってあるし、ずっと勃たんままやったら断るしかないな」


そう答えた。

この二人は毎回講習が始まる前、下らない話をしては笑い合っていて、普通に友達として気が合うんだろうなと思っていたけど、流石に今の二人の間にはなんとなく気まずい空気が流れている。

そしてユウが、そっかぁ……と返した直後、その気まずい空気をかき消すようにタイミング良く鳴ったアラームの音に二人は少しホッとしたような表情をして、バスローブを羽織り、『おなかすいちゃったね~』などと無理矢理話題を逸らしてテンポの悪い会話を交わしながら、シャワーを浴びる為部屋を出て行った。

 
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