3 / 25
ー案件その壱ー入行
しおりを挟む
『私、此方の支店に配属になりました、加地 美樹と申します!これから、お世話になります‼️』
支店のみんなの前での自己紹介。私はこれまでに無いってほどガチガチに緊張していた。
私は、昔から人前で何か話したりするのが最苦手行為である。
『僕は岡田 泰昭です。先程の加地さんと共にこれから此方で頑張ります』
なんとなく、私よりも自己紹介慣れしているような感じだ。
岡田 泰昭…私と共にこの少し大きめな支店にふたり、この四月から新入行員が入った。
朝礼の時の挨拶、支店のみんなは快く私達を迎え入れてくれた。
それから、私と岡田の『銀行LIFE』は始まった。
新入行員のする事と言えば!!当時は来客時の”お茶くみ“&ワンコールでの”電話応対“。
お茶くみはともかく、私は電話も苦手である。初めはそれは尻込みしていたものだが、岡田がソツなくやってのけるものだから…”負けてはおれぬ!“……変な対抗意識を持っていた。
この支店での、私と岡田の元気(だけは人一倍)な電話応対は、いつしか全支店でも少しだけ有名になっていた。
だが、岡田に私がひとつだけ勝っていたところがあった。それはお茶くみだ。岡田はどうやら手先は不器用らしい。ので、自然とお茶くみは私の仕事となっていた。
当然、我々の仕事はお茶くみと電話応対だけでは無い。岡田は為替係、私は小切手処理&元帳記入係と…私にはなんだか地味っぽい役が回ってきた。
元帳記入は私は苦手だ。書いては間違え、斜線訂正の嵐。…余りにも汚らしいので、内務課長からのご指摘を食らい、元帳一ページを書き直しなどザラであった。だが、岡田はコンピューター系が得意らしい。そのブラインドタッチの速さには目を見張るモノがある。
空いた時間でふたりで雑務処理。
岡田とは同じ新入行員なのに、仕事以外は話すことが別段と無かった。仕事が暇な時はよくふたりでお昼休憩に行かされたが、その時もたわいもない日常会話位で、色気の欠片も無かった。
そして時は流れ、六月。仕事も慣れてきた岡田に、渉外行員になるように辞令が下った。
そして私は、先輩方と協力して電話応対したり…お茶くみしたり、為替係に小切手処理…とても忙しい毎日が待っていた。
支店のみんなの前での自己紹介。私はこれまでに無いってほどガチガチに緊張していた。
私は、昔から人前で何か話したりするのが最苦手行為である。
『僕は岡田 泰昭です。先程の加地さんと共にこれから此方で頑張ります』
なんとなく、私よりも自己紹介慣れしているような感じだ。
岡田 泰昭…私と共にこの少し大きめな支店にふたり、この四月から新入行員が入った。
朝礼の時の挨拶、支店のみんなは快く私達を迎え入れてくれた。
それから、私と岡田の『銀行LIFE』は始まった。
新入行員のする事と言えば!!当時は来客時の”お茶くみ“&ワンコールでの”電話応対“。
お茶くみはともかく、私は電話も苦手である。初めはそれは尻込みしていたものだが、岡田がソツなくやってのけるものだから…”負けてはおれぬ!“……変な対抗意識を持っていた。
この支店での、私と岡田の元気(だけは人一倍)な電話応対は、いつしか全支店でも少しだけ有名になっていた。
だが、岡田に私がひとつだけ勝っていたところがあった。それはお茶くみだ。岡田はどうやら手先は不器用らしい。ので、自然とお茶くみは私の仕事となっていた。
当然、我々の仕事はお茶くみと電話応対だけでは無い。岡田は為替係、私は小切手処理&元帳記入係と…私にはなんだか地味っぽい役が回ってきた。
元帳記入は私は苦手だ。書いては間違え、斜線訂正の嵐。…余りにも汚らしいので、内務課長からのご指摘を食らい、元帳一ページを書き直しなどザラであった。だが、岡田はコンピューター系が得意らしい。そのブラインドタッチの速さには目を見張るモノがある。
空いた時間でふたりで雑務処理。
岡田とは同じ新入行員なのに、仕事以外は話すことが別段と無かった。仕事が暇な時はよくふたりでお昼休憩に行かされたが、その時もたわいもない日常会話位で、色気の欠片も無かった。
そして時は流れ、六月。仕事も慣れてきた岡田に、渉外行員になるように辞令が下った。
そして私は、先輩方と協力して電話応対したり…お茶くみしたり、為替係に小切手処理…とても忙しい毎日が待っていた。
0
あなたにおすすめの小説
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
密室に二人閉じ込められたら?
水瀬かずか
恋愛
気がつけば会社の倉庫に閉じ込められていました。明日会社に人 が来るまで凍える倉庫で一晩過ごすしかない。一緒にいるのは営業 のエースといわれている強面の先輩。怯える私に「こっちへ来い」 と先輩が声をかけてきて……?
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる