酸っぱいだらけのアブナイ戯れ

みのる

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ーもしー美樹の支店にパートさんが突然訪れたならば?(おまけ)※

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それは、唐突な支店長からの発言にて始まった。

『ねぇ………
この支店、少しだけ!人材が足りないよね?ね!?』

それはあまりにも、
「もう、俺この支店に新しい人材入れちゃうからね?」
と言い切っている感が溢れ出していた故に!
 
全『は、はぁ…………』

と答えるより他なかったのであった。


ー翌日ー
朝、時間通りに支店へ出勤した美樹に支店長がニコニコ………いや、むしろ鼻の下を伸ばしっぱなしにしながら話しかけてきた。 
……………見るからに幼女である女性を連れて。

『あ、加地さん。紹介するよ、
この子………ゴホンッ!
この人が今日から此処で働いてくれるパートの「桑原さん」だ。
色々と教えてやってくれるかい?』

…………とまぁ、美樹は半強制的に「パートさん教育係」を任命された。
美樹は仕方なく、

『よろしくお願いします、桑原さん。(ニッコリ)』

『…………………………………………』

朗らかに挨拶をするも!桑原さん、シカト。
慌てた支店長がパートさんのフォローをする。

『き、きっと!き、緊張してるんだよ、うん!!(断定)
そ、そうだな……まずは基本的なお茶汲みからいってみようか?(ダラリダラダラ)』

と言いながらパートさんを部屋の隅に連れ去ると、何やらボソボソ。

「ちょっと!清美ちゃん!?
ココでは!もう少しお返事しよぉか?」

『………なんでだ?』

「シーッ!
そ、そうだ!今日一日ココで"イイコ"に出来たら……"美味しいモノ"食べに連れてったげるから!?」

『じゅるり………わかったぞ。
そこのおんな、よろしくな。』

その桑原さんはツリ目さんな瞳で美樹を睨みつけると!(恐怖!)
そう挨拶をした。

※本人は優しく見つめている………つもりなのだとは思います。


『今は季節的に暑いから、この麦茶をグラスに注いで……
氷を入れてお客様にお出ししてください、桑原さん。』

それをじっと横から見ていた桑原さんは、何を思ったのか唐突に!

『あっ!桑原さん!!?
それはお客様にお出しするモノだから…………

飲んじゃダメですぅっ!??(大慌)』

『…………のどがかわいたから、のもぉとおもったのだが………
イカンのか?』

『いけません!!(滝汗)』


………そんなこんなでどうにかお茶の準備を習得した桑原さん。

『いいですか?
まずは私が手本をお見せしますから………
桑原さんは次の来客時にお茶をお出ししてくださいね?』

『…………わかったぞ?』

美樹がお客様にお茶をお出しするサマをじぃっと睨んでいた(?)桑原さん。


ーそして次の来客時ー
『………では桑原さん、さっき私がお出ししたように!
くれぐれもお客様に失礼の無いようにしてくださいね?』

美樹はなんか心配で何度も桑原さんに念を押す。

『わかったぞ!』

(………………本当に?(美樹に押し寄せる不安))

いうなり!桑原さんはお茶の盆を両手で持ち、

『はいるぞー!?』

それに呆気に取られる支店長とお客様。しかし桑原さんは気にもとめずに!

『おちゃがはいったぞー!
これはしゅうのぶんだ!
じゃあな。』

……………桑原さん!!
貴女は私の一体何を見ていたのですか!??(美樹、絶叫!)



この日一日で、残念な事に桑原さんはおはらいばこ解雇となったのは言うまでもない。(合掌)


(おまけ)
ー仕事が一段落着いた頃ー
『あれ?支店長と桑原さんは?
これからお茶淹れようと思ったのに………』

『さぁ?そう言えば見ないわねぇ?』


~~~合掌~~~



い、いや………
せっかく白い紙があるし?
つ、使わないともったいないし?←遂にはモノの所為にしようと目論むタラコ唇氏。
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