29 / 68
第18話 家電を求める夫婦【中編】
しおりを挟む
旦那さんが嫁さんに声をかける。
『掃除機と洗濯機と冷蔵庫も買っといて』
嫁さんは
『はーい♪』
と返事をして、店主に
『先ずは洗濯機を見せてください』
と言う。
店主は、
『洗濯機だね、10万だ』
とごく一般的な洗濯機を出す。
嫁さんは困惑して、
『これ一つしか無いのですか?』
店主は、
『あぁ、そうだよ』
嫁は不平を漏らす。
『え~、私…ドラム式の洗濯機が欲しかったのに· · ·』
店主は、
『ん?ドラム式が良いなら、スライドさせたらドラム式になるぞ』
とありえないことを言う。
嫁さんは驚いて、
『えっ?言ってる意味がよくわからないのですけど· · ·』
と言うと、
店主は、
『ここのロックを外して、ここをこういう風にスライドさせて、ここをロックすれば· · ·ほらドラム式の洗濯機だ!』
と自慢げ言う。
嫁さんが唖然として固まってると、隣で音美さんと旦那さんがクックックと声を押し殺して笑ってる。
店主が、
『でだ、洗濯が終わったらここのボタンを押すと…脱水と乾燥がはじまるから干す必要も無いぞ、シワも無く綺麗なもんだ!』
と言い笑ってる。
嫁さんのフリーズが続いてる。横では2人がゲラゲラと笑いだした。
嫁さんが笑い声にハッと我に返り、旦那さんと音美さんに、
『あなた!!何が面白いのですか!?音美さんも酷いですよ!?』
と怒る。
2人がごめんごめんと謝る。
嫁さんが、
『ほんとにもう…』
と頬を膨らませる。
店主に向かって、
『次は掃除機を見せてくれますか?』
店主は、
『はいよ、8千円だ』
とカウンターの上に置く。
嫁さんは、
『流石にこれは変な機能は無いですよね?』
と恐る恐る店主に尋ねる。
店主は、
『そうだな、音がしないくらいで他には特になにも無いかな?そうそう、ゴミも自動分解されて捨てる必要も無いな』
と答える。
嫁さんは、
『え· · ·音がしないのですか?それとゴミが出ないなんて有り得るのですかそんなこと!?』
店主が、
『音聞いてみるか?そう言われても出ないからな・・・』
と見本用の掃除機を取り出して電源を入れる。
嫁さんは驚き、
『· · ·音がまったくしない…』
とまた固まる。その横ではまたもや2人が涙目になりながら笑いを堪えている。
嫁さんが我に返り、
『冷蔵庫も見せてください』
と言う。
店主は、
『冷蔵庫はこれだが、14万でどうだ』
と取り出す。
嫁さんはまた不服そうに、
『あの~、出来ればもう少し大きい方が良いのですが…』
と訴えてくる。
店主は言う。
『これは見た目は小さいけど、見た目以上に入るから大丈夫だよ』
嫁さんは店主に、
『どの程度入りますか?』
と聞く。
店主は、
『ん~、大型の冷蔵庫(店舗用)と同じくらいは入ると思うけど…見てみるかい?』
と尋ねる。
嫁さんが、
『大型の冷蔵庫(家庭用)ですか・・・少し確認させてください』
と言い、冷蔵庫のドアを開いて中を確認する。
『見た目と中の広さが合ってないと思うのですが…どうなってるのですか?』
店主は、
『特別製だからな』
と、だけ返す。
旦那さんが嫁さんに、
『他に必要な物が有るなら買っておいてよ、僕達は取り敢えず買ったものを車へ運ぶよ』
と声をかける。
次々と運び出される荷物を横目に嫁さんが、
『え~と他には· · ·あっ、そうそう炊飯器もください』
店主が、
『炊飯器っと…これは6万だね、これは炊きあがりも早く何時間保温しておいても炊きたてと同じ、そして何よりもまるで釜で炊いた様に炊きあがるよ』
とカウンターの上に炊飯器を置く。
嫁さんが旦那さんに、
『とりあえずこれくらいじゃないかしら?』
と問いかける。
旦那は、
『そうだね、支払いはクレジットカードでも大丈夫ですか?』
と店主に確認。
店主は、
『ああ、使えるよ』
と答える。
旦那が、
『じゃあ、これでお願いします』
とクレジットカードを差し出して支払いを済ませる。
旦那さんが嫁さんに、
『車で待ってて、残りをトラックに積み込むから』
と言って荷物を次々と運び出す。
暫くして荷物を運び終わった旦那さんが
『お世話になりました!』
と店主にお礼を言い、
『あと、缶コーヒー3つください』
と言うと、
店主が、
『良かったら奥のCafeスペースで寛いで行ったらどう?』
と声をかける。
旦那さんが、
『いや、荷物がトラックに積みっぱなしになってますので…』
と言う。
店主は、
『ハッハッハ、大丈夫だよ』
と笑う。
『もし盗られても、買ったものは保証してあげるから休んでってよ』
と言う。
買ったものを保証してくれると言うし…旦那さんが、
『それじゃあ2人を呼んできます』
と車に走った。
『掃除機と洗濯機と冷蔵庫も買っといて』
嫁さんは
『はーい♪』
と返事をして、店主に
『先ずは洗濯機を見せてください』
と言う。
店主は、
『洗濯機だね、10万だ』
とごく一般的な洗濯機を出す。
嫁さんは困惑して、
『これ一つしか無いのですか?』
店主は、
『あぁ、そうだよ』
嫁は不平を漏らす。
『え~、私…ドラム式の洗濯機が欲しかったのに· · ·』
店主は、
『ん?ドラム式が良いなら、スライドさせたらドラム式になるぞ』
とありえないことを言う。
嫁さんは驚いて、
『えっ?言ってる意味がよくわからないのですけど· · ·』
と言うと、
店主は、
『ここのロックを外して、ここをこういう風にスライドさせて、ここをロックすれば· · ·ほらドラム式の洗濯機だ!』
と自慢げ言う。
嫁さんが唖然として固まってると、隣で音美さんと旦那さんがクックックと声を押し殺して笑ってる。
店主が、
『でだ、洗濯が終わったらここのボタンを押すと…脱水と乾燥がはじまるから干す必要も無いぞ、シワも無く綺麗なもんだ!』
と言い笑ってる。
嫁さんのフリーズが続いてる。横では2人がゲラゲラと笑いだした。
嫁さんが笑い声にハッと我に返り、旦那さんと音美さんに、
『あなた!!何が面白いのですか!?音美さんも酷いですよ!?』
と怒る。
2人がごめんごめんと謝る。
嫁さんが、
『ほんとにもう…』
と頬を膨らませる。
店主に向かって、
『次は掃除機を見せてくれますか?』
店主は、
『はいよ、8千円だ』
とカウンターの上に置く。
嫁さんは、
『流石にこれは変な機能は無いですよね?』
と恐る恐る店主に尋ねる。
店主は、
『そうだな、音がしないくらいで他には特になにも無いかな?そうそう、ゴミも自動分解されて捨てる必要も無いな』
と答える。
嫁さんは、
『え· · ·音がしないのですか?それとゴミが出ないなんて有り得るのですかそんなこと!?』
店主が、
『音聞いてみるか?そう言われても出ないからな・・・』
と見本用の掃除機を取り出して電源を入れる。
嫁さんは驚き、
『· · ·音がまったくしない…』
とまた固まる。その横ではまたもや2人が涙目になりながら笑いを堪えている。
嫁さんが我に返り、
『冷蔵庫も見せてください』
と言う。
店主は、
『冷蔵庫はこれだが、14万でどうだ』
と取り出す。
嫁さんはまた不服そうに、
『あの~、出来ればもう少し大きい方が良いのですが…』
と訴えてくる。
店主は言う。
『これは見た目は小さいけど、見た目以上に入るから大丈夫だよ』
嫁さんは店主に、
『どの程度入りますか?』
と聞く。
店主は、
『ん~、大型の冷蔵庫(店舗用)と同じくらいは入ると思うけど…見てみるかい?』
と尋ねる。
嫁さんが、
『大型の冷蔵庫(家庭用)ですか・・・少し確認させてください』
と言い、冷蔵庫のドアを開いて中を確認する。
『見た目と中の広さが合ってないと思うのですが…どうなってるのですか?』
店主は、
『特別製だからな』
と、だけ返す。
旦那さんが嫁さんに、
『他に必要な物が有るなら買っておいてよ、僕達は取り敢えず買ったものを車へ運ぶよ』
と声をかける。
次々と運び出される荷物を横目に嫁さんが、
『え~と他には· · ·あっ、そうそう炊飯器もください』
店主が、
『炊飯器っと…これは6万だね、これは炊きあがりも早く何時間保温しておいても炊きたてと同じ、そして何よりもまるで釜で炊いた様に炊きあがるよ』
とカウンターの上に炊飯器を置く。
嫁さんが旦那さんに、
『とりあえずこれくらいじゃないかしら?』
と問いかける。
旦那は、
『そうだね、支払いはクレジットカードでも大丈夫ですか?』
と店主に確認。
店主は、
『ああ、使えるよ』
と答える。
旦那が、
『じゃあ、これでお願いします』
とクレジットカードを差し出して支払いを済ませる。
旦那さんが嫁さんに、
『車で待ってて、残りをトラックに積み込むから』
と言って荷物を次々と運び出す。
暫くして荷物を運び終わった旦那さんが
『お世話になりました!』
と店主にお礼を言い、
『あと、缶コーヒー3つください』
と言うと、
店主が、
『良かったら奥のCafeスペースで寛いで行ったらどう?』
と声をかける。
旦那さんが、
『いや、荷物がトラックに積みっぱなしになってますので…』
と言う。
店主は、
『ハッハッハ、大丈夫だよ』
と笑う。
『もし盗られても、買ったものは保証してあげるから休んでってよ』
と言う。
買ったものを保証してくれると言うし…旦那さんが、
『それじゃあ2人を呼んできます』
と車に走った。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
なお、スピンオフもございます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる