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おまけ
彼女達との突然の別れ
しおりを挟むぶぁっしーーーーーん!!×5
叩かれた勢いでその場に倒れるオレ。オレの目はその時、まさに「点」となっていた事であろう。
エリナに公園にいきなり日曜日、呼び出され…眠い目を擦りながら何とか部屋着のままで出かけたオレ。
そこには……
3つ歳上のサキさん、1つ歳下の優等生のミカ、8つ歳下なヨシミさん、5つ歳上のアイさん…そしてエリナの5人が全員‼揃っていた。
5人とも怒りで肩を震わせている。エリナが代表して…状況がイマイチ飲み込めていないオレにイヤミを込めて話し出す。
『あたし!…あんたのケータイをあんたが風呂入ってん時に調べたんや‼…なんか、毎週水曜日にしか…あんたに会ってないって事に気付いてね?
…そしたら!ココにいる4人のオンナの名前と番号がしっかり登録されてんじゃん⁉
みんなのケータイの番号をメモして…今日全員に会ってハナシ聞いてみたら‼
………全員“あんたの彼女だ”って言い張るじゃねぇか‼そこであたし達は話し合って意見総一致してね!……あんたをココに呼び出したってワケなんだよ‼』
エリナ……なんか怒り過ぎてて言葉遣いがなんか変わってるぞ?
なんて事をオレはぼーっと考えながら…
「とにかく!5人にオレがゴマタしてた事がバレた!」という事には…アタマがついて行かなかった。
4人のオンナに、口々に
『楽しかったわ、サヨナラ‼』
等と言われてる最中もオレはただ、マヌケな顔を全員にさらしていたと思う。そしてオンナ達は次々に公園から姿を消した。
最後にエリナがオレの前にずかずかと歩いて来て、
『今まで…よくも弄んでくれたな‼本当なら埋めてやりたいところだが……』
ぶゎきぃっ!!!
更にエリナのパンチが飛んだ。(もちろんグーで)
オレは、何とか「終わった…」という事実は掴む事が出来た。
(エリナのパンチで歯が1本、ポロリと抜け落ちてきた)
それでも、1年くらいは“ゴマタ”生活は続いていたと思う。
そしてエリナも、公園から出ていった。
それでもオレに罪の意識は無いって言ったら…また5人のオンナに叩かれるのか?
←てか栗栖、サイテー!
しかしそれに懲りたのかオレはそれ以来、女遊びとは縁を切った。
そもそも、オレにこんなに1度にたくさんのオンナが出来たのも…当時密かに陰で作られていた『栗栖鷹峰♡親衛隊』からの猛烈なオンナ達からのアタックのせいなんだけどな。(苦笑)
→(で、仕方なく5人選んだ)
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