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小話 何でも屋『仔猫物語』※
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『みゃあ♪みゃあ~♪みゃあ♪』
朝早くにトイレに目覚めた店主中村、とらの横を通りかかった時!とらの声でない可愛らしい声を耳にしたのだった。
『でかした‼とらぁ~‼』
店主中村の声は店中を響き渡り、結果的に奥さんの快適な眠りを妨げる事になる。
「………朝っぱらから……なに……?」
目を擦り擦り、朝から妙にハイテンションな店主中村の元にのそのそ歩み寄る奥さんも、「それ」を目にした瞬間瞳の色を変えた!
『いやぁん♡かぁわいい~っっっ♡』
奥さんの目はもう♡マークだ。
『だろ?俺もたまげたぜ‼』
何故か得意気な店主中村…(第一発見者だからだろうか?)
無論!奥さんから即「あの言葉」が出る。
『ねぇねぇ!名前付けましょうよ?』
ウキウキしながら仔猫の数を数える奥さん。
『コトラちゃんが2匹にぃ♪…ミケちゃんが3匹ね?うーん……どうしようかなぁ?』
と懸命に考える奥さんを遮るように!店主中村が瞳を輝かせながらこうのたまった。
『コイツがイレバ、コイツがサシバ、コイツはニギリッペ、コイツはスカシッペ…最後のコイツは…』
『そんな名前は嫌ぁぁぁあああ‼‼』
店主中村の仔猫の名付け方にキレた奥さんは、真剣な表情で名前を考える。
『この仔はコトラ君、この仔はチャトラちゃん、この仔はコタマちゃん、この仔はミケ君、この仔は……どうも最後の仔が決まらないわぁ……』
と奥さんが悩んでいるところに
『やぁ!新☆何でも屋夫婦‼儲かってるかい?』
旧・何でも屋店主の来訪だ。
『儲かるかどうかはオッサンがよく知ってるだろ……ホントに全く……』
相変わらずな店主にやはり呆れ顔の店主中村。
すると旧・店主が生まれた仔猫達の存在に気づいた。
『おや、ちっこいのがいっぱい増えたじゃあないか。……名前はあるのかね?』
そこで奥さんは旧・店主に相談を持ちかけた。
『最後の仔だけは名前が決まらないんです。何か良い名前はありませんか?』
造作の無い事のようにしれっと答えた旧・店主。
『それならばイレ……』
その返事を慌ててかき消すかのように奥さんは、
『すみません!やっぱり何でも無いです……』
”何でも屋の男達は何でこんなにセンスが無いのだろう?“
こころから奥さんがそう思った瞬間であった。
※店主中村の仔猫達のネーミング提供:seiiti氏(笑)
タラコ唇さん、ほぼ想像のみで(半分嘘)頑張って描きました!
※時の流れはあまり!気にしないで下されm(_ _)m
朝早くにトイレに目覚めた店主中村、とらの横を通りかかった時!とらの声でない可愛らしい声を耳にしたのだった。
『でかした‼とらぁ~‼』
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「………朝っぱらから……なに……?」
目を擦り擦り、朝から妙にハイテンションな店主中村の元にのそのそ歩み寄る奥さんも、「それ」を目にした瞬間瞳の色を変えた!
『いやぁん♡かぁわいい~っっっ♡』
奥さんの目はもう♡マークだ。
『だろ?俺もたまげたぜ‼』
何故か得意気な店主中村…(第一発見者だからだろうか?)
無論!奥さんから即「あの言葉」が出る。
『ねぇねぇ!名前付けましょうよ?』
ウキウキしながら仔猫の数を数える奥さん。
『コトラちゃんが2匹にぃ♪…ミケちゃんが3匹ね?うーん……どうしようかなぁ?』
と懸命に考える奥さんを遮るように!店主中村が瞳を輝かせながらこうのたまった。
『コイツがイレバ、コイツがサシバ、コイツはニギリッペ、コイツはスカシッペ…最後のコイツは…』
『そんな名前は嫌ぁぁぁあああ‼‼』
店主中村の仔猫の名付け方にキレた奥さんは、真剣な表情で名前を考える。
『この仔はコトラ君、この仔はチャトラちゃん、この仔はコタマちゃん、この仔はミケ君、この仔は……どうも最後の仔が決まらないわぁ……』
と奥さんが悩んでいるところに
『やぁ!新☆何でも屋夫婦‼儲かってるかい?』
旧・何でも屋店主の来訪だ。
『儲かるかどうかはオッサンがよく知ってるだろ……ホントに全く……』
相変わらずな店主にやはり呆れ顔の店主中村。
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『おや、ちっこいのがいっぱい増えたじゃあないか。……名前はあるのかね?』
そこで奥さんは旧・店主に相談を持ちかけた。
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”何でも屋の男達は何でこんなにセンスが無いのだろう?“
こころから奥さんがそう思った瞬間であった。
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