新☆何でも屋

みのる

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小話 一家団欒

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『てなわけで…仔猫達を連れ帰るのに、超!重宝してたカートが無くなっちまったんだ。全部を連れて帰る事が出来ねぇから…おっさんとこで猫達を1日だけ預かっててくれねぇか?(アシタニハドウニカスルカラ……)』
と言う店主中村からの案に元・店主は造作も無いことだと快く引き受けた。

『あぁ、良いぞ。ウチのも猫が大好きだからな。しかも仔猫を預かれると言ったらそりゃあ喜ぶだろうよ。…なぁ?』
との元・店主からの呼びかけに店主奥さんはそれはもう!大喜びだ‼
『1日だけとは言わずに!1週間でもコッチは大歓迎だよ!嬉しいねぇ♡』

家が近かった為、4人で仔猫のゲージを手分けして元・店主邸までえっちらと運んだ。


仔猫のゲージを全て開けて解放して回る中村奥さん。
『良かったわね♪今日はお父さんのお家で「お泊まり」よ?』
生まれて初めて見る、自分達の家では無い場所に仔猫達は初め、少し戸惑っていたようだったが……そこら中に広がる父親の匂いに安心したのか元・店主邸を元気良く駆けずり回り始めた5匹のやんちゃ達。

『それじゃあ、明日…「準備」が整ったら迎えに来るよ。それまで…ヨロシクな!おっさん‼』
中村奥さんが元・店主夫婦に一礼し「よろしくお願いします。」と告げる。

こうして本日1日だけの「仔猫達のお泊まり会」が始まった。

『スキッパ‼(以下略)ご飯だぞ。』
元・店主の呼びかけにも……無論仔猫達、知らん顔。
呆れた顔の奥さんが改めて仔猫達の名前を呼ぶ。
『チャトラ‼(以下略)ご飯だよ~?』
1つのお皿に山盛りに猫達のごはんを盛られた猫達の食堂に、我先にと元気に飛びかかる5匹の腹ぺこ達。←とっくにお昼のおご馳走が消化されたのは言うまでもない。

それを見届けてから、親猫もゆっくりと腹を満たす。


仔猫『もう……食べられなぁい……(げぷぅ…)』
そして即座に5匹固まっておやすみTIME☆
それからたまはとらの毛づくろいTIME♡

それを見つめながら奥さんが呟く。
「やっぱり……仔猫ってのは癒されるねぇ……♡ウチにも少し仔猫…分けてくれないかねぇ……」
(相変わらず新聞に目を通しながら)元・店主答える。
『んーーー……でも、ちょっと遅いんじゃないのか?てかとらに引っかかれるどころな話じゃあ済まないぞ。』

奥さんは軽くため息をつきながら名残惜し気に5匹の仔猫達から目を離した。
『………やっぱ……無理だよね……(無念)』


ー翌日ー
「準備」を済ませた中村夫婦が元・店主邸を訪れたのはお昼前の話であった。
そう、チューリップ薬局のカートをガラガラと押しながらね。
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