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G捕獲計画※閲覧注意
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だんだんと気温も上がりだし寝苦しいある日の夜、静まり返った町内に悲鳴が響いた。
『キャー!!アナタ、Gが出たわ何とかして~!!』
寝ている店主中村の頭をポカポカ殴って叩き起こす奥さん。
『なんだよ寝かせてくれよ~、俺は昨日カートの改良に手間取って寝るのが遅くなったんだよ~』
『Gが出たのよ、いいから早く退治してよ!早くしないとどこかに行っちゃうわ‼』
と中村を揺さぶりしつこく起こす中村奥さん。
『Gって何だよ・・・なんだよゴキブリじゃないか。』
ブツブツ言いながらも手元に有った雑誌を丸めて叩く、が寝ぼけており動作も鈍く手元も定まらないのでゴキブリに容易に交わされる。
パシ!!
カサカサカサ
『キャー‼』
『クソッおかしいな!?』
バシン!!
ヒョイッカサカサ
『キャー、早く退治してよ!!』
『え~いちょこまかと!!』
バシン、パシ、パシーン
カサカサ、ヒョイカサカサカサ、カサカサカサカサカサカサカサ
『キャー!!タンスの隙間に逃げんこんじゃったじゃないの!!
いったいどうするつもり?あなたって本当に役に立たないわね!!』
『ウッ、ご、ゴメン・・・』
寝ている所を叩き起され、寝ぼけながらも必死に奮闘したにも関わらず暴言を吐かれ涙目になる店主中村。
一方、元店主宅でも悲鳴があがった。
『ヒ~、あんた!Gが出たよ早く何とかしておくれよ‼』
涎を垂らしながらタラコ唇を醜く歪めながら元店主に訴えかける。
『あぁ、わかったよ。』
店元主は返事をすると部屋から出ていきすぐに戻って来て寝床に潜り込み奥さんに声をかけて寝る。
『さぁこれで安心だから寝よう。』
店主中村宅とは違い、元店主宅は物の数分でカタがつき平穏になる。
翌朝、店主中村がうつらうつらと舟を漕ぎながら店番をしている。
ガラガラガラっ!と引き戸が開き元店主が入って来る。
『やあ・・・って目の下にクマを作ってひどい顔だな、いったいどうしたんだ?』
店主中村が夜中に有ったことを話す。
『……ってな訳で散々な目に遭ったぜ、眠い中頑張ったのに役にたたないとか言われてさ…』
『ハッハッハッハッハ、そいつァ災難だったな。』
笑う店主に腹をたてた店主中村が怒る。
『笑い事じゃないぜ、ほんとにまったく…』
『悪い悪い、試しにこれを使ってみな。効果抜群だぞ。』
と1つのゴキブリホイホイを取り出す。
とりあえず設置しながら
『ゴキブリホイホイなら何個か仕掛けて有るよ、こんなの1つ増やした所で・・・うぉ
どこからか出てきたゴキブリがまっしぐらに中に入った・・・』
更に奥の方からも数匹ゴキブリホイホイへとむかい走り込んで来るのを見て店主中村が驚いていると、奥の部屋から悲鳴と大きな音が聞こえてくる。
キャー、キャー、ガラガラガラドスン
少し間が空きう~ん、う~ん、と唸り声がしだす。どうやらゴキブリが何匹も出てきたので驚いて何かを足の上にでも落とした様だ。
『おっさん、これ凄いな…何ていう商品なんだ?』
中村の問い掛けに商品の説明をはじめる。
『これか?これは何でも屋オリジナル商品の【Nもまっしぐら】だ、効果抜群だろ?』
『おっさん、そのNって言うのはなんだ?』
何か引っ掛かりを覚えた店主中村が元店主に問いかける。
『そ、それは特に意味は無いぞ、うん。』
歯切れの悪い元店主に畳み掛ける。
『Nって言うのはまさかとは思うが・・・中村のNじゃないよな?』
『そ、そんなわけないだろ、き、気のせいだよ、うん
元店主の返答で怪しさが確信に変わった中村が呆れ顔で呟く。
『…どうやら図星だったらしいな。』
『ウッ、そ、それはともかく…これを売るといいよ、何でも屋でかき氷と並ぶ夏場の主力商品だから。』
必死に話をそらそうとする元店主。
『へ~』
店主中村は白い目で軽く流す。
『そ、そうだこれも有った!』
と1つの液体蚊とりを取り出す。
『それはゴールドバードの蚊取りシートやスカイのイエスシートじゃないのか?』
思わず食いついてしまう中村
してやったりと笑い店主が話を続ける
『これも何でも屋ブランドの液体蚊取りJキラーだ。これもよく効くぞ?』
『今度はJかよ・・・で、そのJってのはなんだ?』
また飛び出した怪しげな名前に質問せざるを得ない店主中村。
『いやぁ~、以前うちに来た客でウザイのが居てね、まぁなんだ洒落だ。』
と誤魔化す店主に呆れ果てた店主中村。
『そんなのばっかだな・・・』
『と、とにかくこれらを売るといい、私は帰るよ。』
と気まずいのか幾つかゴキブリホイホイと蚊取りマットを取り出し、そそくさと帰ってしまった。
「商品に人の名前を勝手に付けるなんてとんでもない店主が居たもんだぜ、いい物を貰ったからまあ良いか…」
とブツブツ言いながらも有難く商品を収める店主中村。
その日以後は平穏な夜が訪れるのであった。
『キャー!!アナタ、Gが出たわ何とかして~!!』
寝ている店主中村の頭をポカポカ殴って叩き起こす奥さん。
『なんだよ寝かせてくれよ~、俺は昨日カートの改良に手間取って寝るのが遅くなったんだよ~』
『Gが出たのよ、いいから早く退治してよ!早くしないとどこかに行っちゃうわ‼』
と中村を揺さぶりしつこく起こす中村奥さん。
『Gって何だよ・・・なんだよゴキブリじゃないか。』
ブツブツ言いながらも手元に有った雑誌を丸めて叩く、が寝ぼけており動作も鈍く手元も定まらないのでゴキブリに容易に交わされる。
パシ!!
カサカサカサ
『キャー‼』
『クソッおかしいな!?』
バシン!!
ヒョイッカサカサ
『キャー、早く退治してよ!!』
『え~いちょこまかと!!』
バシン、パシ、パシーン
カサカサ、ヒョイカサカサカサ、カサカサカサカサカサカサカサ
『キャー!!タンスの隙間に逃げんこんじゃったじゃないの!!
いったいどうするつもり?あなたって本当に役に立たないわね!!』
『ウッ、ご、ゴメン・・・』
寝ている所を叩き起され、寝ぼけながらも必死に奮闘したにも関わらず暴言を吐かれ涙目になる店主中村。
一方、元店主宅でも悲鳴があがった。
『ヒ~、あんた!Gが出たよ早く何とかしておくれよ‼』
涎を垂らしながらタラコ唇を醜く歪めながら元店主に訴えかける。
『あぁ、わかったよ。』
店元主は返事をすると部屋から出ていきすぐに戻って来て寝床に潜り込み奥さんに声をかけて寝る。
『さぁこれで安心だから寝よう。』
店主中村宅とは違い、元店主宅は物の数分でカタがつき平穏になる。
翌朝、店主中村がうつらうつらと舟を漕ぎながら店番をしている。
ガラガラガラっ!と引き戸が開き元店主が入って来る。
『やあ・・・って目の下にクマを作ってひどい顔だな、いったいどうしたんだ?』
店主中村が夜中に有ったことを話す。
『……ってな訳で散々な目に遭ったぜ、眠い中頑張ったのに役にたたないとか言われてさ…』
『ハッハッハッハッハ、そいつァ災難だったな。』
笑う店主に腹をたてた店主中村が怒る。
『笑い事じゃないぜ、ほんとにまったく…』
『悪い悪い、試しにこれを使ってみな。効果抜群だぞ。』
と1つのゴキブリホイホイを取り出す。
とりあえず設置しながら
『ゴキブリホイホイなら何個か仕掛けて有るよ、こんなの1つ増やした所で・・・うぉ
どこからか出てきたゴキブリがまっしぐらに中に入った・・・』
更に奥の方からも数匹ゴキブリホイホイへとむかい走り込んで来るのを見て店主中村が驚いていると、奥の部屋から悲鳴と大きな音が聞こえてくる。
キャー、キャー、ガラガラガラドスン
少し間が空きう~ん、う~ん、と唸り声がしだす。どうやらゴキブリが何匹も出てきたので驚いて何かを足の上にでも落とした様だ。
『おっさん、これ凄いな…何ていう商品なんだ?』
中村の問い掛けに商品の説明をはじめる。
『これか?これは何でも屋オリジナル商品の【Nもまっしぐら】だ、効果抜群だろ?』
『おっさん、そのNって言うのはなんだ?』
何か引っ掛かりを覚えた店主中村が元店主に問いかける。
『そ、それは特に意味は無いぞ、うん。』
歯切れの悪い元店主に畳み掛ける。
『Nって言うのはまさかとは思うが・・・中村のNじゃないよな?』
『そ、そんなわけないだろ、き、気のせいだよ、うん
元店主の返答で怪しさが確信に変わった中村が呆れ顔で呟く。
『…どうやら図星だったらしいな。』
『ウッ、そ、それはともかく…これを売るといいよ、何でも屋でかき氷と並ぶ夏場の主力商品だから。』
必死に話をそらそうとする元店主。
『へ~』
店主中村は白い目で軽く流す。
『そ、そうだこれも有った!』
と1つの液体蚊とりを取り出す。
『それはゴールドバードの蚊取りシートやスカイのイエスシートじゃないのか?』
思わず食いついてしまう中村
してやったりと笑い店主が話を続ける
『これも何でも屋ブランドの液体蚊取りJキラーだ。これもよく効くぞ?』
『今度はJかよ・・・で、そのJってのはなんだ?』
また飛び出した怪しげな名前に質問せざるを得ない店主中村。
『いやぁ~、以前うちに来た客でウザイのが居てね、まぁなんだ洒落だ。』
と誤魔化す店主に呆れ果てた店主中村。
『そんなのばっかだな・・・』
『と、とにかくこれらを売るといい、私は帰るよ。』
と気まずいのか幾つかゴキブリホイホイと蚊取りマットを取り出し、そそくさと帰ってしまった。
「商品に人の名前を勝手に付けるなんてとんでもない店主が居たもんだぜ、いい物を貰ったからまあ良いか…」
とブツブツ言いながらも有難く商品を収める店主中村。
その日以後は平穏な夜が訪れるのであった。
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