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マスクマン 続※
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シュコァ、シュコシュコシュコシュコ!!シュココココココ
(俺ァ、今日と言う日を待ちわびたぜ!!ほんとにまったく…)
開始早々から何故か店主中村の御機嫌が斜めである。
シュコシュコシュコシュコ!!シュココココココ
(誰の所為で機嫌が悪いと思ってんだ!!ほんとにまったく…)
シュコシュコシュコシュコ!!
(それよりも早くマスクを取りやがれ!!)
さて、前回から引き続き店主中村が寝ていると・・・
シュコシュコ、シュコシュコシュコシュコシュコ!?
(おい待て、俺の話を聞いてるのか!?)
中村が寝ていると!!
シュコシュコ、シュコシュコシュコシュコ?シュコシュコ
(わかったよ、寝りゃあ良いんだろ?寝りゃあ)
シュココココ~、シュココココ~
(ンゴゴゴゴ~、ンゴゴゴゴ~)
シュココココ~、シュココココ~
(ンゴゴゴゴ~、ンゴゴゴゴ~)
店主中村が寝ていると出かけていた奥さんのまいが帰ってきた。
『ただいま~♪』
シュコ?シュコ、シュコシュコシュコ~
(ンガ?まいか、お帰り~)
『きゃああああーー!!強盗ーーーっ‼
シュコッ!!シュッコシュコ
(イテッ!!ちょっと待て)
『こっちへ来ないで!!』
シュコシュコシュッコシュコ!!シュコシュコ!!
(だから待てって!!俺だよ!!)
シュ~コ、シュコシュコシュコ······
(え~と、紙とペンは······)
『え、何?何を探してるの?』
マイが帰って来た音で目覚めた店主中村が、マスクを被ってるのを忘れていつものように声をかけてしまう。マスクを着けた怪しげな人物に驚いたまいが、近くにある物を手当り次第に投げはじめる。
投げられた物の幾つかが店主中村にヒットしたようで、痛がりながらまいに近付こうするも、まいの抵抗が激しくなり店主中村は直ぐに離れて両手を前へ突き出し、手を左右に振り待てとジェスチャーする。
マスクマンの動きがオカシイのでまいが物を投げるのを止めると、店主中村が大急ぎで紙とペンを探しはじめる。
『え~と、何々·····えっ!?アナタなの!?』
シュコシュコシュコ
(そうだ俺だ)
『何でそんなマスクなんて被ってるのよ?もうアナタってわかったんだし早く脱いだら?』
シュコシュコシュコシュコ!!
(外せないんだよ!!)
『何を言ってるのよアナタ!?』
紙とペンを見つけた店主中村は、紙にデカデカと【まい、俺だ】と書きまいに見せる
マスクマンの正体が店主中村だと気付き驚きを隠せないまいだが、直ぐに落ち着きを取り戻し店主中村に一つの疑問をぶつける・・・何故マスクを外さないのかと。
まぁ当然と言えば当然な話である。
まいの疑問に答える店主中村だがまいにはシュコシュコとしか聞こえておらず、何を言ってるのかと言われる始末。
再び紙とペンを手にとった中村は一部始終を紙に書きまいに見せる。
『え~‼マスクを着けたら外せなくなったの!?アナタちょっとこっちへ来て!!
う~ん、どうしても外れないわね······』
シュコシュコシュコシュコシュコ、シュコシュコシュコシュコ
(だから言ってるだろ、俺も散々外そうとしたんだ)
『ちょっと待ってね、私にはどうする事も出来ないから店主さんに電話して相談してみるわ。』
事情を知ったまいもマスクを外そうとするが、どうしても外す事が出来ず元店主に連絡する事にする。
ビグホを鞄から取り出すと直ぐに元店主へと電話をかけはじめる。
『あ、もしもし、まいですご無沙汰しています、あのですね店主さんにちょっと相談事が有りまして······
はい、実はですね…主人がどこかから届いたマスクを着けたら外せなくなってしまったようでして、はい···私も外そうとしたのですがとても外せそうに無くてどうしていいか分からす店主さんに連絡を······
そうですか、すみませんがよろしくお願いします。』
『アナタ、店主さん直ぐに来てくれるってよ☆』
電話に出た元店主に事情を説明すると直ぐに来てくれる事になり、その事を店主中村に伝えるまいであった。
しかしどこかで見たような言い回しだな・・・
ーーー20分後ーーー
元店主夫婦が到着して店に入ると、目の前には白いマスクを被り腕組みをした男が若干顔を上げ顎を突き出した感じで偉そうに椅子に座って居た。
『しかしなんだね、そんな風にふてぶてしく座ってるとまるでお山の大将みたいだね。』
シュコシューコ、シュコシュコシュコシュコシュッコーシュコ
(うるせーよ、マスクの重みで首が疲れたから持たれかかってただけだッつーの)
『シュコシュコ、シュコシュコ何を言ってるのかねお前さんは。』
『店主さん、奥様わざわざ来ていただきありがとうございます。』
『まいちゃんの頼みだからねぇ、断る訳にもいかないさね、ねぇアンタ。』
『まぁ、そう言うことだから気にしないで。』
『すみません、ありがとうございます。』
『さて、早速見てみるとするかね。』
元店主にお山の大将と言われて腹を立てた店主中村が文句を言うが、当然ながら元店主夫婦にも何を言ってるのかはわからない。
元店主が呆れた顔で苦言を漏らすとまいが来てくれた事へのお礼を言う。
すると奥さんはまいを妹の様に可愛がってる事もあり、夫婦は来るのは当然といった感じで有る。
再度お礼をまいが述べると元店主が店主中村の方へと歩みよりマスクの調べ始める。
『う~ん、確かに外れそうに無いね・・・
さて、どうしたものか。』
『店主さん何か良い案は無いですか?』
『う~ん……』
『マスクの表面がツルツルで滑るし、面白いほどに繋ぎ目も無いねぇ。』
元店主も外そうと試みるも外せそうもなく、まいも心配そうにしていると奥さんも外そうとするが結果は同じである。
『お前さんも、誰から届いたものかもわからないのに、何でもかんでも着けるんじゃないよ。』
シュコシュコ、シュコシュコシュコシュコシュコシュコ‼シュココココココ
(人の事を道端に落ちている物を何でもかんでも食う野良犬みたい言うな‼ほんとにまったく!)
『だから、何を言ってるのかね?シュコシュコ言ってるだけじゃわからんよ。』
一向に外れる気配も見せないマスクにイラついて来た元店主が苦言を漏らすと、気に触ったのか怒り出す店主中村だったが、相変わらず伝わってはいなかった。
と、ここで一つの案を思い付いた元店主が行動に移そうとする。
『青年の体を二人でしっかりと押さえていてくれるかい?
マスクを無理矢理引き剥がせないか引っ張ってみるよ。』
『えぇ、わかったわ!』
『それじゃあ行くよ~』
シュコココココ!!シュッコシュッコシュコ
(イテテテテテ!!ちょっと待ってくれ)
『シュコシュコシュコシュコうるさいねぇ!?すこしは我慢おし!!』
『シュコ!!
(アイタ)
は、外れた、奥さんのお陰で助かったぜ!!』
奥さんとまいにガッチリ身体を固定したので、元店主がマスクを無理矢理引き剥がそうと力一杯引っ張ると、あまりの痛さに悲鳴を上げ大きな声で喚きはじめる。
店主中村が喚くものだから元店主が仕方なく一時中断すると、すかさず奥さんが拳骨でマスクの上からスコン!!と殴る。
するとマスクが真っ二つに割れ、漸くマスクから解放された店主中村は喜ぶ。
そして店主中村は何も無い方へ向かってキメ顔をしたり横を向いたり色んなポーズをとり始める。
『お前さんはいったい何をしとるんだね?』
『いや、なんてことは無いさ。久しぶりに出た俺のイケメン顔を読者の皆様によく見せてやろうと思ってな、グフフフフ……♡』
『盛り上がっている所悪いんだけど、この作品は漫画じゃなくて小説だからお前さんの顔は一切見えんよ?』
(し、しまった~、すっかり忘れてた!!)
『そ、そんな事よりオッサン、この送り主に心当たりは無いか?
俺個人では無くて、何でも屋の俺宛になってたんだけど俺には心当たりが無くてさ。』
『さりげなく話を摩り替えてるけど、顔が真っ赤になってるよ。
『うるせーな、ほっとけよ!!』
せっかくポージングまでしたのに残念だったな店主中村、これは小説だ!!
店主に突っ込まれ誤魔化そうとするも赤面している事を見逃しては貰えなかった店主中村であった。
『それよりもこれを見てくれよ。』
『うん?どれどれ······こ、これは!!
字が汚すぎて読めないね。』
『どらどらどらどら、私にも見せておくれ♪
う~ん、これあんたの父親からじゃ無いかねぇ?
送り主の所に【おじぃさん♡じゃ♪】って書いてあるし。』
『おや?ほんとだね、漢字だと思って読もうとしてたからわからなかったけど平仮名で書いてあったのか、そう言われてよく見たら父親の字だね、これは一本取られたよ☆』
『あのジィサンかよ!?おかけで酷い目にあったぜ、ほんとにまったく…』
気を取り直して元店主に送り状を見せるが、あまりにも字が汚いので元店主にも読めなかったが、横から奥さんが自分にも見せろと奪い取ると、そこは流石は奥さん!物の見事に解読してみせてどこか自慢げである♪
奥さんに指摘された元店主が改めて確認して元店主の父親からの荷物だと確認された。
『父親に電話をかけてみるよ。
あ、もしもし父さん?何でも屋の青年に荷物を送ったの?えっ?代われ?わかった、ちょっと待って。
おーい青年、電話を代わってくれって。』
『なに、おジィさんが?······もしもし?』
『おじぃさん♡じゃ~♪』
『んなこたぁ~わかってるんだよ、それよりもあのマスクはなんだ?おかげで俺ァ酷い目に遭ったんだぞ?』
『そうかね、そんなに気に入ってくれたのかね?あれはワシの自信作じゃ♡
被るとロックがかかるようになっておるんじゃ、凄いじゃろ?』
『誰も気に入ったとは一言も言ってねーだろ!!ほんとにまったく…
危なくてオチオチ着ける事も出来ないじゃねーか!!』
『あぁ~、ロックは一度外れたらもう二度とかかる事は無いぞ♪』
『······本当にか?』
元店主が確認の為にお爺さん(父親)に電話をかけると店主中村に代わる様に言われ、店主中村に代わり二人で何やかんやとやり取りをして最後にお爺さんが、マスクのロックは一度外れたら二度と機能しなくなる様なことを言う。
店主中村は嬉しそうに本当にロックはかからないのか確認をする。
中村よ、散々酷い目に遭ったのにまたマスクを被るつもりなのか?オラ、知らねぇぞ?
『あぁ、ワシの言う事に間違いは無いのじゃ♡』
『そうか、ロックはともかくマスクの見た目とセイバーライトは気に入ってるのは確かだからな、ありがとうよおジィさん♡』
『そっちで散々世話になったからのう、ささやかなお返しじゃ♡』
『感謝してるんだったら何でロック機能なんか付けたんだ!?』
『そんなのおもしろいからに決まってるじゃないか♡』
『やっぱりそれか、ほんとにまったく……
まぁおジィさん♡も達者でな!じゃあまたな。』
『ほらよ、オッサン。
それとオッサンと奥さん、今日は悪かったなお陰で助かったよ。』
『そんなの別に構わんよ、困った時はいつでも頼れば良いよ・・・なぁお前。』
『そうだよ気を使わなくても良いさね、さてと済んだしそろそろ帰ろうかねぇ?』
『じゃあまた来るよ!青年。』
『今日はありがとうございました。』
電話を切った店主中村はビグホを元店主に返し、改めて二人にお礼を伝える。
元店主夫婦にとっては些細な事な様で気にしてる様子もなく、用が済んだからと帰る二人をまいもお礼を言って送り出す。
後日元店主のビグホにまいから電話が有り、店主中村がまたマスクを被って外れなくなったから何とかして欲しいとの事だが、これはまた別のお話……
店主中村の希望により、(※泣きつかれた)超!キメ顔な店主中村。
(おそらく以前と同じ顔です……)
※例のマスクを被ったからといって、突然!顔が変わる(?)という都合の良いシステムはございませぬ。
(俺ァ、今日と言う日を待ちわびたぜ!!ほんとにまったく…)
開始早々から何故か店主中村の御機嫌が斜めである。
シュコシュコシュコシュコ!!シュココココココ
(誰の所為で機嫌が悪いと思ってんだ!!ほんとにまったく…)
シュコシュコシュコシュコ!!
(それよりも早くマスクを取りやがれ!!)
さて、前回から引き続き店主中村が寝ていると・・・
シュコシュコ、シュコシュコシュコシュコシュコ!?
(おい待て、俺の話を聞いてるのか!?)
中村が寝ていると!!
シュコシュコ、シュコシュコシュコシュコ?シュコシュコ
(わかったよ、寝りゃあ良いんだろ?寝りゃあ)
シュココココ~、シュココココ~
(ンゴゴゴゴ~、ンゴゴゴゴ~)
シュココココ~、シュココココ~
(ンゴゴゴゴ~、ンゴゴゴゴ~)
店主中村が寝ていると出かけていた奥さんのまいが帰ってきた。
『ただいま~♪』
シュコ?シュコ、シュコシュコシュコ~
(ンガ?まいか、お帰り~)
『きゃああああーー!!強盗ーーーっ‼
シュコッ!!シュッコシュコ
(イテッ!!ちょっと待て)
『こっちへ来ないで!!』
シュコシュコシュッコシュコ!!シュコシュコ!!
(だから待てって!!俺だよ!!)
シュ~コ、シュコシュコシュコ······
(え~と、紙とペンは······)
『え、何?何を探してるの?』
マイが帰って来た音で目覚めた店主中村が、マスクを被ってるのを忘れていつものように声をかけてしまう。マスクを着けた怪しげな人物に驚いたまいが、近くにある物を手当り次第に投げはじめる。
投げられた物の幾つかが店主中村にヒットしたようで、痛がりながらまいに近付こうするも、まいの抵抗が激しくなり店主中村は直ぐに離れて両手を前へ突き出し、手を左右に振り待てとジェスチャーする。
マスクマンの動きがオカシイのでまいが物を投げるのを止めると、店主中村が大急ぎで紙とペンを探しはじめる。
『え~と、何々·····えっ!?アナタなの!?』
シュコシュコシュコ
(そうだ俺だ)
『何でそんなマスクなんて被ってるのよ?もうアナタってわかったんだし早く脱いだら?』
シュコシュコシュコシュコ!!
(外せないんだよ!!)
『何を言ってるのよアナタ!?』
紙とペンを見つけた店主中村は、紙にデカデカと【まい、俺だ】と書きまいに見せる
マスクマンの正体が店主中村だと気付き驚きを隠せないまいだが、直ぐに落ち着きを取り戻し店主中村に一つの疑問をぶつける・・・何故マスクを外さないのかと。
まぁ当然と言えば当然な話である。
まいの疑問に答える店主中村だがまいにはシュコシュコとしか聞こえておらず、何を言ってるのかと言われる始末。
再び紙とペンを手にとった中村は一部始終を紙に書きまいに見せる。
『え~‼マスクを着けたら外せなくなったの!?アナタちょっとこっちへ来て!!
う~ん、どうしても外れないわね······』
シュコシュコシュコシュコシュコ、シュコシュコシュコシュコ
(だから言ってるだろ、俺も散々外そうとしたんだ)
『ちょっと待ってね、私にはどうする事も出来ないから店主さんに電話して相談してみるわ。』
事情を知ったまいもマスクを外そうとするが、どうしても外す事が出来ず元店主に連絡する事にする。
ビグホを鞄から取り出すと直ぐに元店主へと電話をかけはじめる。
『あ、もしもし、まいですご無沙汰しています、あのですね店主さんにちょっと相談事が有りまして······
はい、実はですね…主人がどこかから届いたマスクを着けたら外せなくなってしまったようでして、はい···私も外そうとしたのですがとても外せそうに無くてどうしていいか分からす店主さんに連絡を······
そうですか、すみませんがよろしくお願いします。』
『アナタ、店主さん直ぐに来てくれるってよ☆』
電話に出た元店主に事情を説明すると直ぐに来てくれる事になり、その事を店主中村に伝えるまいであった。
しかしどこかで見たような言い回しだな・・・
ーーー20分後ーーー
元店主夫婦が到着して店に入ると、目の前には白いマスクを被り腕組みをした男が若干顔を上げ顎を突き出した感じで偉そうに椅子に座って居た。
『しかしなんだね、そんな風にふてぶてしく座ってるとまるでお山の大将みたいだね。』
シュコシューコ、シュコシュコシュコシュコシュッコーシュコ
(うるせーよ、マスクの重みで首が疲れたから持たれかかってただけだッつーの)
『シュコシュコ、シュコシュコ何を言ってるのかねお前さんは。』
『店主さん、奥様わざわざ来ていただきありがとうございます。』
『まいちゃんの頼みだからねぇ、断る訳にもいかないさね、ねぇアンタ。』
『まぁ、そう言うことだから気にしないで。』
『すみません、ありがとうございます。』
『さて、早速見てみるとするかね。』
元店主にお山の大将と言われて腹を立てた店主中村が文句を言うが、当然ながら元店主夫婦にも何を言ってるのかはわからない。
元店主が呆れた顔で苦言を漏らすとまいが来てくれた事へのお礼を言う。
すると奥さんはまいを妹の様に可愛がってる事もあり、夫婦は来るのは当然といった感じで有る。
再度お礼をまいが述べると元店主が店主中村の方へと歩みよりマスクの調べ始める。
『う~ん、確かに外れそうに無いね・・・
さて、どうしたものか。』
『店主さん何か良い案は無いですか?』
『う~ん……』
『マスクの表面がツルツルで滑るし、面白いほどに繋ぎ目も無いねぇ。』
元店主も外そうと試みるも外せそうもなく、まいも心配そうにしていると奥さんも外そうとするが結果は同じである。
『お前さんも、誰から届いたものかもわからないのに、何でもかんでも着けるんじゃないよ。』
シュコシュコ、シュコシュコシュコシュコシュコシュコ‼シュココココココ
(人の事を道端に落ちている物を何でもかんでも食う野良犬みたい言うな‼ほんとにまったく!)
『だから、何を言ってるのかね?シュコシュコ言ってるだけじゃわからんよ。』
一向に外れる気配も見せないマスクにイラついて来た元店主が苦言を漏らすと、気に触ったのか怒り出す店主中村だったが、相変わらず伝わってはいなかった。
と、ここで一つの案を思い付いた元店主が行動に移そうとする。
『青年の体を二人でしっかりと押さえていてくれるかい?
マスクを無理矢理引き剥がせないか引っ張ってみるよ。』
『えぇ、わかったわ!』
『それじゃあ行くよ~』
シュコココココ!!シュッコシュッコシュコ
(イテテテテテ!!ちょっと待ってくれ)
『シュコシュコシュコシュコうるさいねぇ!?すこしは我慢おし!!』
『シュコ!!
(アイタ)
は、外れた、奥さんのお陰で助かったぜ!!』
奥さんとまいにガッチリ身体を固定したので、元店主がマスクを無理矢理引き剥がそうと力一杯引っ張ると、あまりの痛さに悲鳴を上げ大きな声で喚きはじめる。
店主中村が喚くものだから元店主が仕方なく一時中断すると、すかさず奥さんが拳骨でマスクの上からスコン!!と殴る。
するとマスクが真っ二つに割れ、漸くマスクから解放された店主中村は喜ぶ。
そして店主中村は何も無い方へ向かってキメ顔をしたり横を向いたり色んなポーズをとり始める。
『お前さんはいったい何をしとるんだね?』
『いや、なんてことは無いさ。久しぶりに出た俺のイケメン顔を読者の皆様によく見せてやろうと思ってな、グフフフフ……♡』
『盛り上がっている所悪いんだけど、この作品は漫画じゃなくて小説だからお前さんの顔は一切見えんよ?』
(し、しまった~、すっかり忘れてた!!)
『そ、そんな事よりオッサン、この送り主に心当たりは無いか?
俺個人では無くて、何でも屋の俺宛になってたんだけど俺には心当たりが無くてさ。』
『さりげなく話を摩り替えてるけど、顔が真っ赤になってるよ。
『うるせーな、ほっとけよ!!』
せっかくポージングまでしたのに残念だったな店主中村、これは小説だ!!
店主に突っ込まれ誤魔化そうとするも赤面している事を見逃しては貰えなかった店主中村であった。
『それよりもこれを見てくれよ。』
『うん?どれどれ······こ、これは!!
字が汚すぎて読めないね。』
『どらどらどらどら、私にも見せておくれ♪
う~ん、これあんたの父親からじゃ無いかねぇ?
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『父親に電話をかけてみるよ。
あ、もしもし父さん?何でも屋の青年に荷物を送ったの?えっ?代われ?わかった、ちょっと待って。
おーい青年、電話を代わってくれって。』
『なに、おジィさんが?······もしもし?』
『おじぃさん♡じゃ~♪』
『んなこたぁ~わかってるんだよ、それよりもあのマスクはなんだ?おかげで俺ァ酷い目に遭ったんだぞ?』
『そうかね、そんなに気に入ってくれたのかね?あれはワシの自信作じゃ♡
被るとロックがかかるようになっておるんじゃ、凄いじゃろ?』
『誰も気に入ったとは一言も言ってねーだろ!!ほんとにまったく…
危なくてオチオチ着ける事も出来ないじゃねーか!!』
『あぁ~、ロックは一度外れたらもう二度とかかる事は無いぞ♪』
『······本当にか?』
元店主が確認の為にお爺さん(父親)に電話をかけると店主中村に代わる様に言われ、店主中村に代わり二人で何やかんやとやり取りをして最後にお爺さんが、マスクのロックは一度外れたら二度と機能しなくなる様なことを言う。
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中村よ、散々酷い目に遭ったのにまたマスクを被るつもりなのか?オラ、知らねぇぞ?
『あぁ、ワシの言う事に間違いは無いのじゃ♡』
『そうか、ロックはともかくマスクの見た目とセイバーライトは気に入ってるのは確かだからな、ありがとうよおジィさん♡』
『そっちで散々世話になったからのう、ささやかなお返しじゃ♡』
『感謝してるんだったら何でロック機能なんか付けたんだ!?』
『そんなのおもしろいからに決まってるじゃないか♡』
『やっぱりそれか、ほんとにまったく……
まぁおジィさん♡も達者でな!じゃあまたな。』
『ほらよ、オッサン。
それとオッサンと奥さん、今日は悪かったなお陰で助かったよ。』
『そんなの別に構わんよ、困った時はいつでも頼れば良いよ・・・なぁお前。』
『そうだよ気を使わなくても良いさね、さてと済んだしそろそろ帰ろうかねぇ?』
『じゃあまた来るよ!青年。』
『今日はありがとうございました。』
電話を切った店主中村はビグホを元店主に返し、改めて二人にお礼を伝える。
元店主夫婦にとっては些細な事な様で気にしてる様子もなく、用が済んだからと帰る二人をまいもお礼を言って送り出す。
後日元店主のビグホにまいから電話が有り、店主中村がまたマスクを被って外れなくなったから何とかして欲しいとの事だが、これはまた別のお話……
店主中村の希望により、(※泣きつかれた)超!キメ顔な店主中村。
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