新☆何でも屋

みのる

文字の大きさ
69 / 99

11月18日は何の日?

しおりを挟む
少し時期は遡る。
『うぅぅぅーーーーーむーーー……………………(悩)』
たまを抱っこしながら旧・店主奥さんは頭を抱える。
不思議そうな顔をして、奥さんを覗き込むたまの瞳。

「もうすぐ………あの人の誕生日だよ………
あの人が欲しいモノはきっと"ヨンテEXネェチャン(パソコンの部品)"だろうし……(ブツブツ)
でもそんなんはぁ!あの人は自分で取り出しゃあ済むしねぇ………(考)」

とにかく、愛する者の為の生誕の贈り物を何にするか悩んでいた。(汗)

そして!彼女はヒラメイタ。

『そうだよ!「例のアレ」にしよう♪』

今年もまた(気が向いたからかそうでないのかは一切の謎だが)机に向かい、色画用紙やらを取り出すのだ。


暫く机と格闘していたかと思うと、次は……
ペラペラと本を捲り始めた。
『よし!コレにしよう‼(決定)』

『たま、いい子に留守番してるんだよ?』
そう残すと奥さんは眼鏡を光らせながらランラン♪気分で出かけていった。


ー一方、此方は新☆何でも屋ー
『オッサン!何だか久しぶりだな……2、いや3ヶ月ぶりか?どうしてたんだ?』

『いや、ちょっとトシウミにな?』

ご無沙汰ぶりに今日もやって来た旧・店主。
何時も通り、新聞を読み耽る。

そこでまいが旧・店主に声をかける。
『店主さん、良かったらウチでお昼ご飯食べていきません?……そろそろお昼だし。』

まいのその声に反応して、旧・店主が新聞から顔を上げる。
『ん?あぁ、もうそんな時間か。……いや、せっかくだけど私は家に帰ってから食べるよ。』

という旧・店主に中村も一緒になって是が非でも中村家での食事を勧めるのだ。
『ほ、ほら!オッサン、今日はオッサンの好きなはんばぁぐだしよ?3人でたまには食ってかないか?(慌)』

あまりにも熱心に誘う中村に根負けしてか、
『……そうかい?じゃあ……いただくかねぇ?』

それを聞いた中村夫婦は陰でガッツポーズを決めたとかなんとか。


ーそして此方は旧・店主邸ー
『あの子達……あの人を足止めしてくれてるかねぇ………』
本を見ながら四苦八苦する奥さん。……さて、奥さんは一体何を???
そして、何を想像したのかはまた!謎だが……その口角を醜く歪め、にたァ~~~ッと不気味に笑うのだ。(怖)
※本人は可愛く微笑んでいるつもりなのです。


『完成!(達成感)』
『ただいま~!』
おや!同時に旧・店主のお帰りだ‼
……まぁ、ある程度旧・店主を足止めしといてくれ。というのは奥さんからの中村夫婦への依頼ではあったのだ。

旧・店主は鼻を鳴らしながら、
『……なんか、懐かしい匂いがするね?お前、何作ってたんだい?』
奥さんに問いかける。
そこで頬を桃色に染め上げながら奥さんは答えるのだ。

『アンタは……覚えているかい?……初めて逢った時にアタシが作っていった……ザックリココアくっきぃだよ♡
……アンタはコレに歯型を付けるのがこころ苦しかったみたいで、こんなに大きなくっきぃを!ひとのみにしたって話だったから……そりゃあ驚いたよ(笑)』

「あぁ、そんな事もあったねぇ……懐かしいね。」
そう照れながら旧・店主は呟きながら、やはりその手作りくっきぃをひとのみに食らってみせる。
『………うん、「あの時」と同じ味だ……なんか照れるね。』
旧・店主ははにかんだ表情を浮かべる。


『それから、コレ……』
更に頬を赤くしながら奥さんが旧・店主に差し出した、手紙のようなモノ。
旧・店主はあたかも分かっていたかのように受け取る。

中を開くと、それは如何にも手作り感満載のカード。奥さんは、それ程器用でも無いが……たまげる程に不器用でも無い。
イベント毎にハンドメイドのカードを作成して元・店主に贈っているとかなんとか。(注:何時もではない)

旧・店主はそれは嬉しそうにカードを封筒にしまうと大事な物入れに閉まった。
旧・店主は思い出す。
"あぁ!今日は僕の誕生日だ。"
←因みに、旧・店主は自分の事となると超!無頓着である。

そして奥さんはやはり!不気味に微笑み旧・店主に問うのだ。
『今日の晩ご飯は、アンタの好きなちぃずはんばぁぐで良いかい?』
そこで旧・店主は思わず苦笑いを浮かべるのであった。


ーその夜……久しぶりに旧・店主は懸命に励んだとかー(何に?)
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。 「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく… なお、スピンオフもございます。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

処理中です...