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大晦日だよ☆新☆何でも屋。
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年の暮れが今年もやって来た。
何時ものように店頭で座って颯爽とMYTubeを開き、閲覧し始める中村。
『やっぱ!メガネブラザーズ(弟)のチャンネルはおもろいよな~♪』
今の彼のお気に入りは兄弟でMYTubeをやっている弟の方らしい。
『アナタ!何言ってんのよ⁉️メガネブラザーズは、当然‼(兄)の方が面白いに決まってるじゃない⁉️』
聞き捨てならない台詞だと感じたのか、まいの叫び声が奥の部屋から飛んでくる。
『『『『『『にゃあー♪♪♪』』』』』』
猫達もまいの意見に賛同(?)
?『こんにちはー………』
引き戸のすりガラス越しに見えるメガネをかけた、短い髪の毛のバカでかく突き出た唇のシルエット。
ガラガラガラっ‼
『いらっしゃ…………』
思わず、その客の姿を見た中村がフリーズし…手に持つビグホを床に落とした。
?『あのぉ………ビグホ、落ちましたよ?』
その客は親切にも!中村にビグホを拾い、手渡した。
その時!中村は思った。
奥さん⁉️…………なんで奥さんがまた!おひとりさまでウチに?
キラリ光る眼鏡!ショートヘアな黒髪‼トドメはその………誰にも引けを取らないバカでかい唇!!!
そのタラコ唇のお姉さん(※お世辞)は言葉を発した。
『あのぉ………女の子用と男の子用のポチ袋、、、ありませんか?』
漸くフリーズから解放された中村は、なんとか喉の奥から声を絞り出した。
『あぁ、ビグホ拾ってくれてサンキュー……(よく見たらそっくりさんの方だったぜ……)
で、ポチ袋だったな!
どんな柄のが良いんだ?』
すると、そのタラコ唇さんは少し悩んだ様子でこう言ったのだ。
『それが………今、あの子達がどんなキャラクターが好きか分からなくて………
何かオススメ無いですか?』
中村はショーケースの上に何種類かのポチ袋を出してみせる。
『ガキ達が幾つか知らねぇが………この覆面ドライバーZEROのはどうだ?』
『うーん………小学生中学年だから覆面ドライバーはもう卒業してるかも……(※あくまでもタラコ唇さんの独断と偏見であります)』
『じゃあ、このアタマから針を飛ばして攻撃する古風な男子のポチ袋はどうだ?』
『うーん………好きな甥っ子もいたハズだけども!今はどうか分かんないし………(超!悩)』
そこで中村は"とっておき"を披露した。
『そしたら!このビグオフのヤツは?女の子でもイケルぜ?』
コレにはタラコ唇さんも納得したようで、不気味にニターッと微笑いその唇を歪ませた。
『そうですね♪女の子用を別に用意する必要が無いし☆←用意しろよ。
ソレを2袋(1袋5枚入)下さい‼』
『まいどアリぃ☆200円だ!』
タラコ唇さんは、小さな白いクマの小銭入れから200円を取り出して中村に手渡した。
そして商品を受取ると、
『どうもありがとうございました~♪♪』
嬉しそうに鼻歌交じりで、あ!なんと口笛まで吹きながら……年末で人のごった返す街中へと飛び出したのであった。
何時ものように店頭で座って颯爽とMYTubeを開き、閲覧し始める中村。
『やっぱ!メガネブラザーズ(弟)のチャンネルはおもろいよな~♪』
今の彼のお気に入りは兄弟でMYTubeをやっている弟の方らしい。
『アナタ!何言ってんのよ⁉️メガネブラザーズは、当然‼(兄)の方が面白いに決まってるじゃない⁉️』
聞き捨てならない台詞だと感じたのか、まいの叫び声が奥の部屋から飛んでくる。
『『『『『『にゃあー♪♪♪』』』』』』
猫達もまいの意見に賛同(?)
?『こんにちはー………』
引き戸のすりガラス越しに見えるメガネをかけた、短い髪の毛のバカでかく突き出た唇のシルエット。
ガラガラガラっ‼
『いらっしゃ…………』
思わず、その客の姿を見た中村がフリーズし…手に持つビグホを床に落とした。
?『あのぉ………ビグホ、落ちましたよ?』
その客は親切にも!中村にビグホを拾い、手渡した。
その時!中村は思った。
奥さん⁉️…………なんで奥さんがまた!おひとりさまでウチに?
キラリ光る眼鏡!ショートヘアな黒髪‼トドメはその………誰にも引けを取らないバカでかい唇!!!
そのタラコ唇のお姉さん(※お世辞)は言葉を発した。
『あのぉ………女の子用と男の子用のポチ袋、、、ありませんか?』
漸くフリーズから解放された中村は、なんとか喉の奥から声を絞り出した。
『あぁ、ビグホ拾ってくれてサンキュー……(よく見たらそっくりさんの方だったぜ……)
で、ポチ袋だったな!
どんな柄のが良いんだ?』
すると、そのタラコ唇さんは少し悩んだ様子でこう言ったのだ。
『それが………今、あの子達がどんなキャラクターが好きか分からなくて………
何かオススメ無いですか?』
中村はショーケースの上に何種類かのポチ袋を出してみせる。
『ガキ達が幾つか知らねぇが………この覆面ドライバーZEROのはどうだ?』
『うーん………小学生中学年だから覆面ドライバーはもう卒業してるかも……(※あくまでもタラコ唇さんの独断と偏見であります)』
『じゃあ、このアタマから針を飛ばして攻撃する古風な男子のポチ袋はどうだ?』
『うーん………好きな甥っ子もいたハズだけども!今はどうか分かんないし………(超!悩)』
そこで中村は"とっておき"を披露した。
『そしたら!このビグオフのヤツは?女の子でもイケルぜ?』
コレにはタラコ唇さんも納得したようで、不気味にニターッと微笑いその唇を歪ませた。
『そうですね♪女の子用を別に用意する必要が無いし☆←用意しろよ。
ソレを2袋(1袋5枚入)下さい‼』
『まいどアリぃ☆200円だ!』
タラコ唇さんは、小さな白いクマの小銭入れから200円を取り出して中村に手渡した。
そして商品を受取ると、
『どうもありがとうございました~♪♪』
嬉しそうに鼻歌交じりで、あ!なんと口笛まで吹きながら……年末で人のごった返す街中へと飛び出したのであった。
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