初代桑原家の育児戦闘記

みのる

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キャンプ(3)※

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朝、目覚ましも何も無い自由な生活2日目。朝はパンをかじってから、みんなで『付近散策』。
親父を先頭に1時間程の散策、何が起こるかワクワクして先へ進む。
黒猫の子猫ちゃんと遭遇したり、蟹を見付けたり。あっという間に1時間は過ぎた。

『これから、泳ぐか?』

との親父の声に、みんな大賛成‼

『アタシも、泳いじまおうかねぇ?(ワクワク)』

えぇっ⁉母さん泳ぐの!??(意外)いそいそと水着に着替える母親。(母さん、今何歳何だろう?)
親父が、子ども達の浮き輪を膨らまして、準備をする。

『あ、お昼は、BBQするから、みんなで協力して作ろうな?』

と親父。炭とかも準備してたんだね…?大荷物な訳だ。


我先に、海に飛び込む弟たち。

『足の着かないところには行くなよぉ?』

親父の注意。“はぁい♪”と弟たちの声。オレたちは、泳ぐ前の準備体操(笑)こんな所は、秀と気が合う。

『ぼちぼち、入水するか?』

オレが秀を誘う。

『うんっ!』

もちろん、浮き輪付き。オレの浮き輪は無い。海に向かって走って行くオレたち。

母親が、後から追いかけてくる。

『おぉーい!待っとくれよー⁉』

ゼーハー言いながら、全速力。母さん…無理はするなよ…?
なんと!母さん、ピンクのビキニ‼

『アタシも、まだまだ若いだろ?』

…いやぁ、ちょっと無理をなされているのでは?(ダラダラ)
オレたちは、海に足を入れる。

『冷たっ⁉』

アイツら、良く平気で泳いでるなぁ…(尊敬)徐々に水に慣れてきて、オレは秀と水のかけ合い(笑)母親が混ざってくる。

『アタシもいれとくれよ♪』

…弟たち、見とかなくても良いの?

親父が、浜から声をかける。

『おぉーい!そろそろごはんの支度にしよう?』

オレたちはすぐに、

『はぁい!』

と浜に上がる。弟たちは言う事を聞かない(汗)
母親が、

『アタシがあの子ら見とくから、アンタら!とうちゃんとごはん、頼んだよ?』

と、サラリと爆弾発言‼んなアホな…でも弟たちほっといても危ないし…やむなく条件を飲んだ。


親父が、炭に火を興している。なかなか潮風にやられて、つかないみたいだ。オレと秀で、野菜を切った。誰だ⁉シイタケ持ってきたの…(オレ嫌い)秀も同じく嫌いで、お互い見合わせて、苦笑い。カボチャ…固い(涙)玉ねぎ、目に染みる(涙)とうもろこしも皮を剥き、幾つかに切った。ナスは切りやすい(喜)ジャガイモがあるではないか⁉(大好物‼)ピーマンも切り、、、後は肉だけ!

『男の夏料理』、完成‼(後は焼くだけ)

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