初代桑原家の育児戦闘記

みのる

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ある日の国語の時間

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ーキーンコーンカーンコーンー
オレは号令をかける。
『きりーつ!』『きをつけ!』『れい!』『ちゃくせーき!』いつもの仕事。

今日の1時間目は『国語』。新しい話に入る。
『大人になれなかった弟たち』という話だ。
クラスの1番左前の人から、少しずつ読んでいく。
先生が、『ハイ、そこまで』というまで。
1人で、さき先を読み続けてた。
(弟の粉ミルク、飲んで美味しいのかな…?)素朴な疑問が湧いた。全然、何処まで読んでるのか聞いてなかった。

『…ハイ、次、桑原くん』

えぇっ!聞いてなかった…(絶叫)オレは仕方なく、

『………すみません、何処からですか?(汗)』

周りがざわめきだす。笑い声も起こる。先生は苦笑いしながら、

『88ページの3行目からですよ?…桑原くんらしくもないね』

すみません、先を読んでたものでして。
黒板に先生がチョークで書き始める。新しい漢字とかを習う。(むむっ、難しい漢字だな?)→『難』
帰って、復習だな。(メモメモ♪)宿題のプリントが配られる。
時間が来て、チャイムが鳴る。
またオレの号令で終わる。

『きりーつ!』『きをつけ!』『れい!』
『ありがとうございましたぁ!』元気な声が響く。

次は体育だ。着替えて運動場に移動だ。
(先に教室を貸し切り、女子から着替える)
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