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christmas night……☆(2)※
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イヴの日、唐突な日向先輩の僕の家への訪問……(滝汗)
『せせせ…先輩………今日はこれから……僕……』
しっかりスーツに着替えてから僕は「本日は多忙である旨」を告げようとする。
と、余計な気を回して来た奏大が…………
『あ、「遥君」は本日はオールフリー♡なんで!どうぞご自由に連れ回してやって下さい‼』
てか……奏大の奴ぅぅぅううう!(何故か恨めしげに弟を睨む長男奏吒)
『えぇ♡今日はこれから遥君は私と食事に行って、そぉねぇ……帰りは何時になるか分からないわね♡(キッパリアッサリ)』
済ました顔でさらっと爆弾宣言な日向先輩‼
ぼ、僕……今日は家族でクリスマスディナーをぉぉぉぉおおおお………(何故か悲しみに暮れる奏吒)
日向に引きずられるようにして自宅を出発な奏吒。
それをそれは爽やかな笑顔で送り出す弟、奏大。
ご丁寧に外までお見送り☆
『かなた兄☆いってらー♪♪♪』
『じゃあ、行ってくるわね?「遥君」』
家に残る方の「遥君」に向かってニッコリと出発の挨拶な日向。
『あ!そうそう‼かなた兄、忘れモン♡』
そう言って後から思い出したかの如く、部屋から包みを持って来た奏大。そして奏吒にボソリ呟く。
「かなた兄、一番大事なモン……忘れんなよ?」
ご丁寧に、奏大による丁寧なラッピング付きである。
(※ラッピング材料の入手手段は極秘♡)
『そいでは!改めていってらー♡』
再び満面の笑みで大きく両手を振りながら僕と先輩を送り出す奏大。
こうして僕はクリスマスイヴの日、日向先輩に拉致(?)された。
良く良く先輩を見てみれば……今日は何時もよりなんだかバッチリとオシャレされてる。密やかに先輩の様子に目を向けてたつもりであったのに……
『今更、私の姿に惚れたの?』
…………‼いやいやいや!僕はただ……先輩、今日は綺麗だなぁと……ん?おやぁ?
(自らの思考に疑問発生な奏吒)
『と…とにかく!これから一体、何処に行くのですか?』
僕からの素朴な疑問に先輩は不敵な笑みを浮かべる。
『それは……着いてみてのお楽しみ♡よ?』
そう言って先輩は、バス停の方に歩きだした。
僕……これから一体、何処に行くの?(謎)
遅れて現れたバスに乗り込み、どうやら市街地へ向かっている様子な僕達。
そこで先輩は『本日の予定』を説明し始める。
『これから、まずは某商業施設の食堂にて昼食ね。それから夕方までは自由行動。それからまた場所を移動するから……ここまでは分かったわね?遥君』
ぼ……某商業施設ですか⁉今日なんか、イヴで休みだから混んでないのだろうか?
僕はまた疑問を抱きながらバスに揺られて市街地、到着。
それから電車に乗り換え、郊外へと出発。
電車にガタンガタン揺られながら……その心地よい振動に……
「……遥君……徹夜仕事でもしたのかしら……?」
私の肩にもたれかかり、ウトウトと眠りこける遥君。
その無垢な寝顔に思わず萌える私。
ふと隣を見ると、高校生位の男の子と……幼女(?)が席に座っていた。
その幼女(?)が瞳を輝かせながら流れ行く外の景色を……行儀良くもきちんと靴を脱いで正座して眺めている。
それを微笑ましい顔でニコニコと見つめてる男の子。
『次はぁ~、「大泉ぃ」大泉です』
あら、次で降りなきゃ。
という訳で、(私は遥君をおぶるとか器用な事は出来ないので)眠ってる遥君を起こしにかかる。
『ほら、遥君?次で降りるわよ?……起きなさい!』
『………ふぁ……?』
なんかまだ寝足りなそうだけども、何とか起床な遥君。
電車は大泉に到着し、我々は駅に降り立った。
『せせせ…先輩………今日はこれから……僕……』
しっかりスーツに着替えてから僕は「本日は多忙である旨」を告げようとする。
と、余計な気を回して来た奏大が…………
『あ、「遥君」は本日はオールフリー♡なんで!どうぞご自由に連れ回してやって下さい‼』
てか……奏大の奴ぅぅぅううう!(何故か恨めしげに弟を睨む長男奏吒)
『えぇ♡今日はこれから遥君は私と食事に行って、そぉねぇ……帰りは何時になるか分からないわね♡(キッパリアッサリ)』
済ました顔でさらっと爆弾宣言な日向先輩‼
ぼ、僕……今日は家族でクリスマスディナーをぉぉぉぉおおおお………(何故か悲しみに暮れる奏吒)
日向に引きずられるようにして自宅を出発な奏吒。
それをそれは爽やかな笑顔で送り出す弟、奏大。
ご丁寧に外までお見送り☆
『かなた兄☆いってらー♪♪♪』
『じゃあ、行ってくるわね?「遥君」』
家に残る方の「遥君」に向かってニッコリと出発の挨拶な日向。
『あ!そうそう‼かなた兄、忘れモン♡』
そう言って後から思い出したかの如く、部屋から包みを持って来た奏大。そして奏吒にボソリ呟く。
「かなた兄、一番大事なモン……忘れんなよ?」
ご丁寧に、奏大による丁寧なラッピング付きである。
(※ラッピング材料の入手手段は極秘♡)
『そいでは!改めていってらー♡』
再び満面の笑みで大きく両手を振りながら僕と先輩を送り出す奏大。
こうして僕はクリスマスイヴの日、日向先輩に拉致(?)された。
良く良く先輩を見てみれば……今日は何時もよりなんだかバッチリとオシャレされてる。密やかに先輩の様子に目を向けてたつもりであったのに……
『今更、私の姿に惚れたの?』
…………‼いやいやいや!僕はただ……先輩、今日は綺麗だなぁと……ん?おやぁ?
(自らの思考に疑問発生な奏吒)
『と…とにかく!これから一体、何処に行くのですか?』
僕からの素朴な疑問に先輩は不敵な笑みを浮かべる。
『それは……着いてみてのお楽しみ♡よ?』
そう言って先輩は、バス停の方に歩きだした。
僕……これから一体、何処に行くの?(謎)
遅れて現れたバスに乗り込み、どうやら市街地へ向かっている様子な僕達。
そこで先輩は『本日の予定』を説明し始める。
『これから、まずは某商業施設の食堂にて昼食ね。それから夕方までは自由行動。それからまた場所を移動するから……ここまでは分かったわね?遥君』
ぼ……某商業施設ですか⁉今日なんか、イヴで休みだから混んでないのだろうか?
僕はまた疑問を抱きながらバスに揺られて市街地、到着。
それから電車に乗り換え、郊外へと出発。
電車にガタンガタン揺られながら……その心地よい振動に……
「……遥君……徹夜仕事でもしたのかしら……?」
私の肩にもたれかかり、ウトウトと眠りこける遥君。
その無垢な寝顔に思わず萌える私。
ふと隣を見ると、高校生位の男の子と……幼女(?)が席に座っていた。
その幼女(?)が瞳を輝かせながら流れ行く外の景色を……行儀良くもきちんと靴を脱いで正座して眺めている。
それを微笑ましい顔でニコニコと見つめてる男の子。
『次はぁ~、「大泉ぃ」大泉です』
あら、次で降りなきゃ。
という訳で、(私は遥君をおぶるとか器用な事は出来ないので)眠ってる遥君を起こしにかかる。
『ほら、遥君?次で降りるわよ?……起きなさい!』
『………ふぁ……?』
なんかまだ寝足りなそうだけども、何とか起床な遥君。
電車は大泉に到着し、我々は駅に降り立った。
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