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本編
ーその頃、現世ではー
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『いってきまぁす!お母さん‼』
8歳になった娘の萌香を玄関に出て送り出す、母親蒼空。
『行ってらっしゃい、萌香』
微笑みながら、愛しい我が子を見送る。
蒼空のお腹は少しだけ膨らみを帯びていた。第2子を身ごもっているらしい。
空をぼぉっと見つめながら、蒼空は呟く。
『母さんが旅立って、もう5年か……。それにしても…父さん、見つからないわねぇ…』
※本当は、このお腹の中の子を、清美の生まれ変わりにしようと思ってました。
そこに、ピンポーン♪と呼び鈴の音。
蒼空はふと我に返り、玄関を開ける。←誰か確認しないの?
するとそこには、双子の弟の大地が立っていた。
『俺、今日は仕事休みなんだ♪』
蒼空は大地に、紅茶と茶菓子を出す。
『大地、佳奈さん(奥様の名前)のお腹の子の様子はどう?』
紅茶を啜りながら答える。
『んー…?俺には良く分かんないけど、順調なんじゃないの?』←もっと妊婦を労れよ?大地。
※本当は、このお腹の中の子を、秀の生まれ変わりにするつもりでした。
蒼空はふぅっとため息を付く。
『アンタ、休みの日くらい、奥さんと一緒に居たげたらどうなの?』
そこで何気に大地が反抗。
『だって、今日は母さんの五周忌じゃないかぁ、…まぁなにもしないんだけど、なんか家に居られなくてさ』
大地が続けて話す。
『あのアパート…どうなっちゃったんだろうね…』
小さい頃、彼らが住んでいたアパートの事だ。住む者の居なくなってしまった後、持って帰れる家具は持って帰り、あの…両親の思い出深い”ダブルベッド“だけは、どうしようも無くて処分させて貰った。両親が化けて出ないということは、まぁ別に良かったのかな?とか考えてみたりして。
ピンポン♪ピンポン♪…あのピンポンダッシュは…(苦笑い)蒼空はまた確認もしないで玄関を開ける。
そこには、すっかりじいさんになってしまったユウスケと、ユウイチロウであった。ユウイチロウの手には、桃色のカーネーションの花が1輪。
『きよみちゃんに、線香を上げさせて下さい』
両親の仏壇が、蒼空の家にある。父親は、どんなに探しても見つからなかった。
母さんがひとりだと可哀想だと言うことで、勝手に遺骨も無いまま父親も仏壇に遺影を置いた。
仏壇に手を合わせるユウスケ&ユウイチロウ。カーネーションを供えて、
「きよみちゃんが居なくなって…何だか火が消えたみたいに寂しくなったね…」
ポソリ呟くユウイチロウ。
「秀アニキ…結果見つからなかったな…何処行っちまったんだろ?」
ユウスケもポツリ呟く。
※秀と清美の生まれ変わり同士の恋愛って、どうだったんでしょうね?
→結果違うものになりましたが。
現世では、秀が行方不明になり、清美が亡くなって5年が過ぎようとしていた。
8歳になった娘の萌香を玄関に出て送り出す、母親蒼空。
『行ってらっしゃい、萌香』
微笑みながら、愛しい我が子を見送る。
蒼空のお腹は少しだけ膨らみを帯びていた。第2子を身ごもっているらしい。
空をぼぉっと見つめながら、蒼空は呟く。
『母さんが旅立って、もう5年か……。それにしても…父さん、見つからないわねぇ…』
※本当は、このお腹の中の子を、清美の生まれ変わりにしようと思ってました。
そこに、ピンポーン♪と呼び鈴の音。
蒼空はふと我に返り、玄関を開ける。←誰か確認しないの?
するとそこには、双子の弟の大地が立っていた。
『俺、今日は仕事休みなんだ♪』
蒼空は大地に、紅茶と茶菓子を出す。
『大地、佳奈さん(奥様の名前)のお腹の子の様子はどう?』
紅茶を啜りながら答える。
『んー…?俺には良く分かんないけど、順調なんじゃないの?』←もっと妊婦を労れよ?大地。
※本当は、このお腹の中の子を、秀の生まれ変わりにするつもりでした。
蒼空はふぅっとため息を付く。
『アンタ、休みの日くらい、奥さんと一緒に居たげたらどうなの?』
そこで何気に大地が反抗。
『だって、今日は母さんの五周忌じゃないかぁ、…まぁなにもしないんだけど、なんか家に居られなくてさ』
大地が続けて話す。
『あのアパート…どうなっちゃったんだろうね…』
小さい頃、彼らが住んでいたアパートの事だ。住む者の居なくなってしまった後、持って帰れる家具は持って帰り、あの…両親の思い出深い”ダブルベッド“だけは、どうしようも無くて処分させて貰った。両親が化けて出ないということは、まぁ別に良かったのかな?とか考えてみたりして。
ピンポン♪ピンポン♪…あのピンポンダッシュは…(苦笑い)蒼空はまた確認もしないで玄関を開ける。
そこには、すっかりじいさんになってしまったユウスケと、ユウイチロウであった。ユウイチロウの手には、桃色のカーネーションの花が1輪。
『きよみちゃんに、線香を上げさせて下さい』
両親の仏壇が、蒼空の家にある。父親は、どんなに探しても見つからなかった。
母さんがひとりだと可哀想だと言うことで、勝手に遺骨も無いまま父親も仏壇に遺影を置いた。
仏壇に手を合わせるユウスケ&ユウイチロウ。カーネーションを供えて、
「きよみちゃんが居なくなって…何だか火が消えたみたいに寂しくなったね…」
ポソリ呟くユウイチロウ。
「秀アニキ…結果見つからなかったな…何処行っちまったんだろ?」
ユウスケもポツリ呟く。
※秀と清美の生まれ変わり同士の恋愛って、どうだったんでしょうね?
→結果違うものになりましたが。
現世では、秀が行方不明になり、清美が亡くなって5年が過ぎようとしていた。
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