いつか生まれ変わっても…

みのる

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本編

黒焦げな山の頂きで。

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日が、とっぷりと暮れて来た。
糧を探しに出てくれてたエメラ。俺はエメラに問う。

『どう?エメラ、何か見つかった…?』

エメラは静かに首を横に振る。

『こんな黒焦げた山には、食える物なんか見つからねぇよ』

俺たちは、やむを得ず、今日の晩ご飯は体力回復薬!…で耐える事にした。

エメラがたき火を炊いてくれ、俺は道具入れから人数分の体力回復薬を取り出した。
蓋を開け、一気に飲み干す俺。
(……何か、物足りないなぁ……)
この回復薬、独特な苦味がとにかくキヨミは苦手みたいだ。嫌そうに回復薬を見つめるキヨミ。(そして俺の目は怪しく光った)

食が進まないキヨミの手から、回復薬をそっと奪った。

『‼』

となったけども、あまり必要そうではない。
俺はその蓋を開け、自らの口に少しだけ含む。そして、キヨミにおもむろに近寄り、回復薬を口に含んだまま、キヨミの唇に俺の唇を重ね合わせた。

『んっ‼…やだっ…‼』

俺の口を通じてキヨミの口の中に流れ込む回復薬。吐き出させない為にも、口付けを止めない俺


ごくんっ。

行き場の無い回復薬を、仕方がないので自らの喉を通過させたキヨミ。その顔は不味さに歪んでいる。
俺は1瓶無くなるまでそれを続けた。全て飲み干したキヨミ。一言呟く。

『マズい……。』

でもキヨミ、体力回復の為だよ?全部飲んで偉かったね♡俺はキヨミの頭をナデナデした。

それを眺めてニヤニヤ、ニヤニヤな二人。

『やだわぁ♡シュウったら見せつけてくれちゃって♡アタシも苦くて飲めなぁい♡』

…さっきゴクゴクと豪快に飲み干してたではないか?
エメラもニヤニヤ、ニヤニヤ。……夫婦なんだから、良いではないか?
とにかく、晩ご飯を終わらせて、テントを二つ張った俺。

エメラが先に火の番を引き受けてくれた。キヨミと二人でテントに入ろうとすると…

『ねぇ…?今日はキヨミをアタシに貸してくれなぁい♡』

………お断りします。(アンタオトコダシ。)

『キヨミは俺だけのだから、貸出不可です!』

キヨミを俺の肩に抱き、キサラにアカンベをしてやった。

『ちっ、失敗したか…』

無念そうなキサラ。

エメラがキサラを冷やかす。

『なんだぁ?おめぇ、今度はキヨミに手を出そうってのかぁ?』

嫌な笑いを浮かべてエメラは言う。

『違うわよぉ⁉…シュウとの“夜の生活”を問い正そうと思って♡…朝までかかってね♡』

……やっぱりそんなとこか(滝汗)エメラは苦笑い。


テントに入った俺たち。俺はキヨミに、

『今日は久々な闘いで疲れたね?…ずっと抱いてたげるから、今日はもぉ寝よっか?』

するとキヨミ。なんだかとっても嫌そぉな顔をして、

『……このやまは、なんだかムシムシしてあついから、ちかよるな。』

そんなぁ⁉キヨミぃ…俺は、お前を毎晩抱く事だけを楽しみに日々生きてんだよ?

……仕方ないので、少し離れたところから、キヨミが寝付くまで優しい眼差しで見守る事しか出来ない俺でした。
(その癖、キヨミったらたまはしっかり胸に抱きしめ寝てるし)
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