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02夏休みの出来事
無人島の攻防事件03
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……誰かに肩をつつかれた。邪魔くさい。こっちは疲労困憊で指すら動かすのが億劫だってのに。あっちに行け。
しばらくしてまたつつかれた。カラスか? 俺をとって食おうというのか? なら反撃して、俺がまだ生きているという事実を教え込まねばなるまい。お前ごときが朱雀楼路様をどうこうできるものか……
……って、あれ?
「生きている……?」
俺は目を見開いた。まだ周囲は明るい。そう、俺は生きている。生きて、どこかにうつ伏せに倒れている。地面は砂だ。先ほどまでの雨に濡れてはいるが、手で引っかくと跡ができる。この手の平に広がる感触……!
「生きている!」
俺はがばと立ち上がった。隣でひゅっと息をする音が聞こえた。ん? 今のは誰の息だ?
隣を見る。さっきまで俺の肩をつついていた人物――息の主がそこに尻餅をついていた。
「……っ!」
女の子だ。ところどころ泥のついた緑色の服で、髪は金色のおさげだ。青い目と可愛らしい鼻に、白い肌。身長110センチ弱といったところか。年齢は……5歳かそこらだろう。
俺は周囲を見渡した。ここはどこだろう? 一応砂浜と森があるが、陸地なのか島なのか? それにこの子は誰だ? どうも俺は波打ち際に漂着したらしいが、この娘は俺を起こそうとしていたのか? それに、純架と英二はどうなった?
数々の疑問がぐるぐると脳内を駆けずり回る。それらを灰色の箱に押し込めて静止させると、とりあえずこの子に事情を聞こうと思った。まずは分かる範囲からだ。彼女はどうやら外国人のようだが、英語は通じるだろうか。
俺は女の子の前にひざまずき、その両肩に手をかけた。
「アイアムロウジスザク。ホワッツユアネーム?」
彼女は眉間に皺を寄せ、俺の手を振りほどいた。あれ、聞き方間違ったか? ちくしょう、普段から英語の授業に身を入れておくんだった。
雨はその勢いを減じている。女の子は手にしていた小枝で砂浜に文字らしきものを書いた。それはこんな文句だった。
『Sara』
サラか。これは彼女の名前だろう。サラというのか。でもなんで筆記?
『Roji,I can not speak.』
たどたどしい文章だった。やはり5歳ぐらいの子では母国語さえ満足に書けないようだ。
つか、これって「喋れない」ってこと? 俺はワンテンポ遅れて驚いた。
「俺の話は聞こえる。でも喋れない。そういうことか?」
恐らく彼女の親は最初にこの文章を覚えさせたのだろう。不憫な話だ。
そう思っていたら、別の言葉を書いた。
『Help me.』
そして潤んだ目で俺を見上げる。
いや、助けてほしいのはこっちの方なんだけど。
俺とサラは20分ほど互いのことを話した。といっても俺はいい加減で全くネイティブではない英語、サラは5歳の自分にできる限りの筆記で、全くはかどらなかった。
それでも分かったのは、ここには観光ではなく大人たちに連れられてやってきた、ということだけだった。
「じゃあとりあえず、その大人たちに会いに行けば何か分かるかもしれないってことだな」
サラは日本語がさっぱりなので、俺の言葉にも無反応だ。それにしてもこんな年端のいかない――しかも口の利けない子供を一人にするなんて、あんまり勝手すぎるというものだ。会ったら糾弾しなければならない。
俺はサラの手を引いて森に向かおうとした。だがサラは根でも生えたかのように動かない。彼女が足の指で地面を掴んでいるのに気がつく。
「どうした?」
俺は手に力を込め、無理矢理引きずろうとした。だが彼女は必死に抵抗する。よくよく見れば彼女の足は、切り傷や痣だらけだった。
「そうかサラ、お前は森を歩いてきたんだな。それで怪我して、もう二度と森に入りたくないと、そういうことなんだな」
サラはもちろん俺の言葉が分からない。俺は一人合点して、彼女を抱きかかえた。お姫様抱っこという奴だ。
「これならいいだろ。負傷もしないし」
サラは俺の腕の中で暴れ、「あー」だの「うー」だの声にならないうなり声を立ち昇らせた。俺が木々を分け入って進み出すと、彼女は俺の頬を引っ張ったりつねったりして抵抗する。乱暴な子だ。
雨の残滓が地面のぬかるみに直結していて、足裏の感触は何とも気持ち悪いものだった。どこかで鳥が鳴いている。太陽は分厚い雲に邪魔されて見えないが、まだ昼過ぎらしく、中天高く昇っているのが薄明かりで看取された。
サラの足を容赦なく攻撃した鋭い葉が俺の足を襲う。だが何のこれしき、かすり傷だ。それよりも、泥がくるぶしまで飲み込み、足を抜き取ることさえ重労働だったのが辛かった。おまけに幼女とはいえ人を抱えている。それで行き当たりばったりに島を探検するのは愚の骨頂だったが、かといってサラを一人残しておくわけにもいかない。明日は全身筋肉痛だな、と思いながらはかどらない旅程を辿った。
純架と英二は大丈夫だったのだろうか? そんな不安が胸中を渦巻く。
「ん……?」
俺は遠くの方で葉っぱを掻き分ける物音がするのに気付いた。人か? もしそうなら助けを呼べる! 俺は色めき立ち、声をかけようと口を開いて――
その口を塞がれた。
「……!」
サラが両手を伸ばし、俺の発声を未然に防いだのだ。俺の視線の先で彼女は首を振った。
「声をかけるなってことか? でも、何で……」
口の中でつぶやき、俺は茂みに隠れた。何となくそうした方がよさそうな気がしたからだ。草木と格闘する音は、やがて俺たちの目前にまで迫った。こちらはいよいよ物陰に身を沈める。
俺は信じられないものを見た。視界を右から左へ通過する人物――リュックを背負った軽装の中年男だった――の手に、なんと拳銃が握られていたのだ。黒色で細長いそれは、死のあぎとを鈍く光らせ、殺意の具現化をいつでも可能にする冷厳さを備えていた。
男が立ち去るまで俺は動かなかった。いや、動けなかったと言う方が正しい。『バーベキュー事件』でボウガンに狙われたことがあったが、それとはまた異質の、見るものの背筋を凍らせる凶器があの拳銃だった。
「そうか」
俺はサラの先刻からの訴えを理解した。あれは「森に入るな」「男に出くわすな」と告げていたのだ。俺はなぜそうしなければならないのか聞いた。
「ホワイ?」
サラは地面に下りると、手近な木の枝を折り取って土に何か書こうとした。だが降雨ですっかり水分を含んだ泥濘は、文字のような細いものを記述するには適していない。刻んだそばから周囲の泥が雪崩をうって覆い尽くし、すぐ読めなくしてしまう。加えて、最初会ってからずっとそうだが、サラは英単語に詳しくなかった。結局二つの無視できない悪条件により、サラが何を言いたいのか理解することは不可能だった。
「しょうがない、とりあえず一度森を出るか。あのおっさんに見つかるとやばそうだしな」
俺は今度は背中にサラをおぶって、来た道を引き返し始めた。さすがに足跡のような大きな痕跡は、まだ判別できる程度に残っている。自分のそれを辿っていけば森から出られる道理だった。
「暑いな……」
背後に拳銃おっさんの恐怖を抱えながら、俺たちは汗だくで逃避行を続けた。いや、汗をかいているのは俺だけだったが。
気付けば俺の足はあっちにぶつかりこっちにつまずき、細かい傷だらけとなっていた。サラは、この5歳の女児は、こんな険しい森の中を一人で歩いてきたのだろう。それで浜辺に到着し、打ち上げられている俺を発見して助けを求めた――
「しっかりしているな」
俺は独りごちた。正直な感想だった。
と、そのときだ。
「待ちやがれ、お前っ!」
どすの利いた声が背後から轟いた。草木の折られる音と足音とが、こちらに向かって急速に近づいてきている。さっきの男が俺の足跡を発見し、追跡してきたのだろうか。聴覚で収集した情報は、追っ手が一人であると判断するに足りた。サラの親族だろうか?
俺はどうするべきか迷った。立ち止まるか、逃げるか。
逡巡する俺の肩に、顔に、冷たい雫が張り付いた。雨だ。雨がまた降ってきたのだ。それはたちまち豪雨となり、俺の足を大地から引き剥がす役目を担った。
「これで足跡が隠れるかもな……!」
俺は男と対峙する道を選ばず、逃亡する未来を採った。よく考えれば、明らかに外国人のサラに、日本語を話す父親がいるとは思えない。いたとするなら、サラがもう少し日本語を理解できていてもいいはずだ。それにさっきの怒鳴り声は明らかに日本人の発音だった。もし拳銃の男なら、俺たちを害する目的で追ってきていると断定して差し支えない。
俺は力の続く限り走りに走った。驟雨は俺とサラを恨んででもいるかのように雨滴の罰を与え続ける。何度も転びそうになり、その度つんのめっては足を前に出した。男の声は聞こえない。大粒の水滴が葉や木、地面を容赦なく叩き、その騒音で聴覚はあまり意味をなさなくなっていたのだ。
「くそ……」
俺は頼りにしていた自分の足跡を見失っていた。にわか雨がすっかり洗い落としてしまったからだ。勘だけが唯一の味方とは情けない。俺は必死にしがみつくサラを背負ったまま、盲目的に走り回った。
しばらくしてまたつつかれた。カラスか? 俺をとって食おうというのか? なら反撃して、俺がまだ生きているという事実を教え込まねばなるまい。お前ごときが朱雀楼路様をどうこうできるものか……
……って、あれ?
「生きている……?」
俺は目を見開いた。まだ周囲は明るい。そう、俺は生きている。生きて、どこかにうつ伏せに倒れている。地面は砂だ。先ほどまでの雨に濡れてはいるが、手で引っかくと跡ができる。この手の平に広がる感触……!
「生きている!」
俺はがばと立ち上がった。隣でひゅっと息をする音が聞こえた。ん? 今のは誰の息だ?
隣を見る。さっきまで俺の肩をつついていた人物――息の主がそこに尻餅をついていた。
「……っ!」
女の子だ。ところどころ泥のついた緑色の服で、髪は金色のおさげだ。青い目と可愛らしい鼻に、白い肌。身長110センチ弱といったところか。年齢は……5歳かそこらだろう。
俺は周囲を見渡した。ここはどこだろう? 一応砂浜と森があるが、陸地なのか島なのか? それにこの子は誰だ? どうも俺は波打ち際に漂着したらしいが、この娘は俺を起こそうとしていたのか? それに、純架と英二はどうなった?
数々の疑問がぐるぐると脳内を駆けずり回る。それらを灰色の箱に押し込めて静止させると、とりあえずこの子に事情を聞こうと思った。まずは分かる範囲からだ。彼女はどうやら外国人のようだが、英語は通じるだろうか。
俺は女の子の前にひざまずき、その両肩に手をかけた。
「アイアムロウジスザク。ホワッツユアネーム?」
彼女は眉間に皺を寄せ、俺の手を振りほどいた。あれ、聞き方間違ったか? ちくしょう、普段から英語の授業に身を入れておくんだった。
雨はその勢いを減じている。女の子は手にしていた小枝で砂浜に文字らしきものを書いた。それはこんな文句だった。
『Sara』
サラか。これは彼女の名前だろう。サラというのか。でもなんで筆記?
『Roji,I can not speak.』
たどたどしい文章だった。やはり5歳ぐらいの子では母国語さえ満足に書けないようだ。
つか、これって「喋れない」ってこと? 俺はワンテンポ遅れて驚いた。
「俺の話は聞こえる。でも喋れない。そういうことか?」
恐らく彼女の親は最初にこの文章を覚えさせたのだろう。不憫な話だ。
そう思っていたら、別の言葉を書いた。
『Help me.』
そして潤んだ目で俺を見上げる。
いや、助けてほしいのはこっちの方なんだけど。
俺とサラは20分ほど互いのことを話した。といっても俺はいい加減で全くネイティブではない英語、サラは5歳の自分にできる限りの筆記で、全くはかどらなかった。
それでも分かったのは、ここには観光ではなく大人たちに連れられてやってきた、ということだけだった。
「じゃあとりあえず、その大人たちに会いに行けば何か分かるかもしれないってことだな」
サラは日本語がさっぱりなので、俺の言葉にも無反応だ。それにしてもこんな年端のいかない――しかも口の利けない子供を一人にするなんて、あんまり勝手すぎるというものだ。会ったら糾弾しなければならない。
俺はサラの手を引いて森に向かおうとした。だがサラは根でも生えたかのように動かない。彼女が足の指で地面を掴んでいるのに気がつく。
「どうした?」
俺は手に力を込め、無理矢理引きずろうとした。だが彼女は必死に抵抗する。よくよく見れば彼女の足は、切り傷や痣だらけだった。
「そうかサラ、お前は森を歩いてきたんだな。それで怪我して、もう二度と森に入りたくないと、そういうことなんだな」
サラはもちろん俺の言葉が分からない。俺は一人合点して、彼女を抱きかかえた。お姫様抱っこという奴だ。
「これならいいだろ。負傷もしないし」
サラは俺の腕の中で暴れ、「あー」だの「うー」だの声にならないうなり声を立ち昇らせた。俺が木々を分け入って進み出すと、彼女は俺の頬を引っ張ったりつねったりして抵抗する。乱暴な子だ。
雨の残滓が地面のぬかるみに直結していて、足裏の感触は何とも気持ち悪いものだった。どこかで鳥が鳴いている。太陽は分厚い雲に邪魔されて見えないが、まだ昼過ぎらしく、中天高く昇っているのが薄明かりで看取された。
サラの足を容赦なく攻撃した鋭い葉が俺の足を襲う。だが何のこれしき、かすり傷だ。それよりも、泥がくるぶしまで飲み込み、足を抜き取ることさえ重労働だったのが辛かった。おまけに幼女とはいえ人を抱えている。それで行き当たりばったりに島を探検するのは愚の骨頂だったが、かといってサラを一人残しておくわけにもいかない。明日は全身筋肉痛だな、と思いながらはかどらない旅程を辿った。
純架と英二は大丈夫だったのだろうか? そんな不安が胸中を渦巻く。
「ん……?」
俺は遠くの方で葉っぱを掻き分ける物音がするのに気付いた。人か? もしそうなら助けを呼べる! 俺は色めき立ち、声をかけようと口を開いて――
その口を塞がれた。
「……!」
サラが両手を伸ばし、俺の発声を未然に防いだのだ。俺の視線の先で彼女は首を振った。
「声をかけるなってことか? でも、何で……」
口の中でつぶやき、俺は茂みに隠れた。何となくそうした方がよさそうな気がしたからだ。草木と格闘する音は、やがて俺たちの目前にまで迫った。こちらはいよいよ物陰に身を沈める。
俺は信じられないものを見た。視界を右から左へ通過する人物――リュックを背負った軽装の中年男だった――の手に、なんと拳銃が握られていたのだ。黒色で細長いそれは、死のあぎとを鈍く光らせ、殺意の具現化をいつでも可能にする冷厳さを備えていた。
男が立ち去るまで俺は動かなかった。いや、動けなかったと言う方が正しい。『バーベキュー事件』でボウガンに狙われたことがあったが、それとはまた異質の、見るものの背筋を凍らせる凶器があの拳銃だった。
「そうか」
俺はサラの先刻からの訴えを理解した。あれは「森に入るな」「男に出くわすな」と告げていたのだ。俺はなぜそうしなければならないのか聞いた。
「ホワイ?」
サラは地面に下りると、手近な木の枝を折り取って土に何か書こうとした。だが降雨ですっかり水分を含んだ泥濘は、文字のような細いものを記述するには適していない。刻んだそばから周囲の泥が雪崩をうって覆い尽くし、すぐ読めなくしてしまう。加えて、最初会ってからずっとそうだが、サラは英単語に詳しくなかった。結局二つの無視できない悪条件により、サラが何を言いたいのか理解することは不可能だった。
「しょうがない、とりあえず一度森を出るか。あのおっさんに見つかるとやばそうだしな」
俺は今度は背中にサラをおぶって、来た道を引き返し始めた。さすがに足跡のような大きな痕跡は、まだ判別できる程度に残っている。自分のそれを辿っていけば森から出られる道理だった。
「暑いな……」
背後に拳銃おっさんの恐怖を抱えながら、俺たちは汗だくで逃避行を続けた。いや、汗をかいているのは俺だけだったが。
気付けば俺の足はあっちにぶつかりこっちにつまずき、細かい傷だらけとなっていた。サラは、この5歳の女児は、こんな険しい森の中を一人で歩いてきたのだろう。それで浜辺に到着し、打ち上げられている俺を発見して助けを求めた――
「しっかりしているな」
俺は独りごちた。正直な感想だった。
と、そのときだ。
「待ちやがれ、お前っ!」
どすの利いた声が背後から轟いた。草木の折られる音と足音とが、こちらに向かって急速に近づいてきている。さっきの男が俺の足跡を発見し、追跡してきたのだろうか。聴覚で収集した情報は、追っ手が一人であると判断するに足りた。サラの親族だろうか?
俺はどうするべきか迷った。立ち止まるか、逃げるか。
逡巡する俺の肩に、顔に、冷たい雫が張り付いた。雨だ。雨がまた降ってきたのだ。それはたちまち豪雨となり、俺の足を大地から引き剥がす役目を担った。
「これで足跡が隠れるかもな……!」
俺は男と対峙する道を選ばず、逃亡する未来を採った。よく考えれば、明らかに外国人のサラに、日本語を話す父親がいるとは思えない。いたとするなら、サラがもう少し日本語を理解できていてもいいはずだ。それにさっきの怒鳴り声は明らかに日本人の発音だった。もし拳銃の男なら、俺たちを害する目的で追ってきていると断定して差し支えない。
俺は力の続く限り走りに走った。驟雨は俺とサラを恨んででもいるかのように雨滴の罰を与え続ける。何度も転びそうになり、その度つんのめっては足を前に出した。男の声は聞こえない。大粒の水滴が葉や木、地面を容赦なく叩き、その騒音で聴覚はあまり意味をなさなくなっていたのだ。
「くそ……」
俺は頼りにしていた自分の足跡を見失っていた。にわか雨がすっかり洗い落としてしまったからだ。勘だけが唯一の味方とは情けない。俺は必死にしがみつくサラを背負ったまま、盲目的に走り回った。
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