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番外編・過去との対話02
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篤彦から電話番号を聞き出していなかったことが悔やまれる。
その後はただ、壊れたスピーカーのように、一定の騒音が辺りを繰り返し包んでいた。
家に戻ったときには、もう家族3人は夕食の途中だった。白米、豆腐とわかめの味噌汁、鶏の胸肉、レタスのサラダ。俺の分はちゃんと残されていた。母ちゃんが俺の顔を見てため息をつく。
「酷い顔して……」
「不細工で悪かったな」
「そういう意味で言ったんじゃないよ」
分かった上で言ってみただけだ。俺は席に着き、「いただきます」と食べ始めた。正志と母ちゃんは少し経って食べ終え、食卓を離れる。父ちゃんの晩酌に、俺は自然と付き合うことになった。
「で、どうだったんだ?」
何杯目かのビールのとき、父ちゃんが俺に話を振ってきた。俺は問いの真意も意味も不明だったので、「何が?」と問い返す。
「さっき出かけていっただろ? 血相変えてさ。保、お前が真剣になるのは家族か友達、どっちかで問題が発生したときだけだ。家族はこの家に揃っていたんだから、あるとするなら友達だ。おおかた仲間と喧嘩でもして、謝りに行ったんだろう。……違うか?」
さすがは俺の父親。お見それしました。俺は茶碗を食卓に置いた。
「違わない。……なあ、父ちゃん。俺の友達に田辺篤彦ってのがいてさ」
「いつも言ってる篤彦くんか。うん、彼が何か?」
「実はそいつが変なこと言い出してさ……」
俺は今日の帰り道での篤彦とのひと悶着を話した。父ちゃんは半ば酔ったような目で、俺の語る内容に相槌を打っていた。
「……というわけなんだ。どう思う?」
全てしゃべり終えると、俺は父ちゃんの見解を待った。それはしばしの熟考の時間を挟んで俺にもたらされた。
「そりゃ、篤彦くんのいうことは本当なんだろうな」
やっぱりそうなるか。俺は石ころが人語を話すという、こんなでたらめで無茶苦茶な話をまるで疑いもしない父親へ、純粋に尊敬の視線を送った。
「保、お前は確かに女の子の声を聞いたんだろう?」
「ああ。正確には、頭の中に響いてくる感じだったんだけど」
「きっと篤彦くんは、その不可思議を、お前なら信じてくれると思って話してくれたんだ」
ずしりと重たい十字架を背負わされた気分になった。
「そうだよな。俺、最低なことしちゃった」
俺は篤彦を信じるどころか、暴言を吐いたあげく、大切な石ころを投げ捨ててしまった。今考えればとんでもないことをしてしまった……
父ちゃんは落ち込む俺を慰める。
「でも、お前はすぐに篤彦くんを気遣って現場に戻ってみたんだろう? たとえ篤彦くんがいなくても、それはよくやったほうだと俺は思うな。むしろ戻らなかったら俺が怒るところだ」
父ちゃんは食卓に両肘をついて、組んだ手に顎を載せた。
「昔、俺にも似たようなことがあった。あれは30年ほど前、大学生の頃だった。テニスサークルに入っていた友人Sくんに、ある晩突然電話をかけられた。深夜0時、もう俺がアパートの部屋でいびきをかいていた頃だ。俺がしぶしぶ電話に出ると、Sくんは名乗った上でこうまくし立てた」
その目が過去を懐かしむようにすがめられる。
『今から言うことをメモしてくれ。「僕は渡来くんと花月くんを誇りに思う」。「僕は留学生のメアリーさんが大好きだ」。「僕の家族は素晴らしい家族だ」。この三つだ』
父ちゃんはふっとため息をついた。
「当時はまだ携帯電話が普及していない頃だ。俺は何が何やら分からぬまま、メモも取らずに一体どうしたんだ、と尋ねた。しかしSくんは『メモを取ってくれたか? じゃあな、渡来くん』と告げると、一方的に電話を切ってしまったんだ。俺は気になって電話をかけ直そうとしたが、発信が公衆電話だったので無理だった……」
俺は喉の渇きを覚えた。ひょっとして……
「そのSさんの言葉は、遺言だったんじゃ……」
父ちゃんは片目をつぶって回答した。
「そのとおりさ。二度寝した俺はまた電話で叩き起こされた。朝6時だった。相手は友達の花月くんからで、Sくんが通り魔に遭って、脇腹を包丁で刺されて出血多量で死亡した、ってな」
俺の父親はずるずると頭を下げて、組んだ手に額を預けた。
「その際の詳細も分かった。Sくんは凶行に遭うと、血だるまのまま公衆電話ボックスに駆け込み、まず119番通報した。だが彼はその時点で、もう自分は助からないと踏んでいたんだろう。電話を切ると、今度は俺に電話をかけた。そして、例の遺言さ。彼は最後の話し相手に俺を選び、大切な三つの台詞を俺に託したんだ。俺を最高の仲間だと信じてな……」
正志は風呂に入っている。母ちゃんは台所で洗い物をしている。父ちゃんは面を上げると、コップにビールを注ぎ足した。目元が赤いのは泣いているからか、酔っているからか。
「それから俺は、メモしていなかった三つの遺言を必死に思い出そうとした。あのときほど自分を馬鹿野郎だと思ったことはないね。言われたとおりにメモしていれば、それでSくんの願いは叶えられたのに……」
俺はビールをあおる父ちゃんを痛ましく見つめた。
「でも、思い出したんだろう? その遺言を……。今話していたじゃないか」
「ああ、多分これらで合っていたと思う。でも、本当にそうだったかどうかは、正直心もとないんだ。ともかくSくんの葬儀の際、花月くん、メアリーさん、それからSくんの家族には、今言ったような最後の言葉を伝えておいた。けど、そのとき罪悪感がなかったわけじゃない。本当にこの遺言で正しかったのか、もしかしたら違っていたんじゃないか、俺は誤っていたんじゃないか――ずいぶんと苦しんだもんだよ。その後悔は、今も続いている……」
それきり、父ちゃんは押し黙った。俺はテーブルに目を落として今の話を考え込む。まったく様相こそ違うものの、それでも今語られた出来事は、確かに現在俺が抱えているもやもやとリンクしていた。
最高の友達だと信じてくれている。それこそが、Sさんと篤彦の共通点だった。父ちゃんは彼の願いに完全には応えられなかった。俺は……
父ちゃんが空になったコップを振りつつ、淀んだ口調で母ちゃんに声をかけた。
「なあ知世、ビールもう一本いいか?」
「嫌よ、何本飲む気なの? アルコール中毒にでもなる気?」
俺は父ちゃんに加勢した。
「いいじゃん、もう一本ぐらい。俺に免じて、さ」
「何言ってんの、保。……ま、仕方ないわね。親子の友情に免じて、もう一本だけ、ね」
今の話を聞かれていたのだろうか? 俺は確かめようとしてやめ、食事を終えた。
「ごちそうさま」
席を立って食器を片付け、部屋に戻ろうとする。そのとき、父ちゃんが言った。
「保。俺はもうSくんに聞き返すことはできない。彼は死んでしまったのだから。でも、お前は……」
「分かってるよ、父ちゃん」
「ならいい」
俺は明日、篤彦に謝ろうと決心していた。
その後はただ、壊れたスピーカーのように、一定の騒音が辺りを繰り返し包んでいた。
家に戻ったときには、もう家族3人は夕食の途中だった。白米、豆腐とわかめの味噌汁、鶏の胸肉、レタスのサラダ。俺の分はちゃんと残されていた。母ちゃんが俺の顔を見てため息をつく。
「酷い顔して……」
「不細工で悪かったな」
「そういう意味で言ったんじゃないよ」
分かった上で言ってみただけだ。俺は席に着き、「いただきます」と食べ始めた。正志と母ちゃんは少し経って食べ終え、食卓を離れる。父ちゃんの晩酌に、俺は自然と付き合うことになった。
「で、どうだったんだ?」
何杯目かのビールのとき、父ちゃんが俺に話を振ってきた。俺は問いの真意も意味も不明だったので、「何が?」と問い返す。
「さっき出かけていっただろ? 血相変えてさ。保、お前が真剣になるのは家族か友達、どっちかで問題が発生したときだけだ。家族はこの家に揃っていたんだから、あるとするなら友達だ。おおかた仲間と喧嘩でもして、謝りに行ったんだろう。……違うか?」
さすがは俺の父親。お見それしました。俺は茶碗を食卓に置いた。
「違わない。……なあ、父ちゃん。俺の友達に田辺篤彦ってのがいてさ」
「いつも言ってる篤彦くんか。うん、彼が何か?」
「実はそいつが変なこと言い出してさ……」
俺は今日の帰り道での篤彦とのひと悶着を話した。父ちゃんは半ば酔ったような目で、俺の語る内容に相槌を打っていた。
「……というわけなんだ。どう思う?」
全てしゃべり終えると、俺は父ちゃんの見解を待った。それはしばしの熟考の時間を挟んで俺にもたらされた。
「そりゃ、篤彦くんのいうことは本当なんだろうな」
やっぱりそうなるか。俺は石ころが人語を話すという、こんなでたらめで無茶苦茶な話をまるで疑いもしない父親へ、純粋に尊敬の視線を送った。
「保、お前は確かに女の子の声を聞いたんだろう?」
「ああ。正確には、頭の中に響いてくる感じだったんだけど」
「きっと篤彦くんは、その不可思議を、お前なら信じてくれると思って話してくれたんだ」
ずしりと重たい十字架を背負わされた気分になった。
「そうだよな。俺、最低なことしちゃった」
俺は篤彦を信じるどころか、暴言を吐いたあげく、大切な石ころを投げ捨ててしまった。今考えればとんでもないことをしてしまった……
父ちゃんは落ち込む俺を慰める。
「でも、お前はすぐに篤彦くんを気遣って現場に戻ってみたんだろう? たとえ篤彦くんがいなくても、それはよくやったほうだと俺は思うな。むしろ戻らなかったら俺が怒るところだ」
父ちゃんは食卓に両肘をついて、組んだ手に顎を載せた。
「昔、俺にも似たようなことがあった。あれは30年ほど前、大学生の頃だった。テニスサークルに入っていた友人Sくんに、ある晩突然電話をかけられた。深夜0時、もう俺がアパートの部屋でいびきをかいていた頃だ。俺がしぶしぶ電話に出ると、Sくんは名乗った上でこうまくし立てた」
その目が過去を懐かしむようにすがめられる。
『今から言うことをメモしてくれ。「僕は渡来くんと花月くんを誇りに思う」。「僕は留学生のメアリーさんが大好きだ」。「僕の家族は素晴らしい家族だ」。この三つだ』
父ちゃんはふっとため息をついた。
「当時はまだ携帯電話が普及していない頃だ。俺は何が何やら分からぬまま、メモも取らずに一体どうしたんだ、と尋ねた。しかしSくんは『メモを取ってくれたか? じゃあな、渡来くん』と告げると、一方的に電話を切ってしまったんだ。俺は気になって電話をかけ直そうとしたが、発信が公衆電話だったので無理だった……」
俺は喉の渇きを覚えた。ひょっとして……
「そのSさんの言葉は、遺言だったんじゃ……」
父ちゃんは片目をつぶって回答した。
「そのとおりさ。二度寝した俺はまた電話で叩き起こされた。朝6時だった。相手は友達の花月くんからで、Sくんが通り魔に遭って、脇腹を包丁で刺されて出血多量で死亡した、ってな」
俺の父親はずるずると頭を下げて、組んだ手に額を預けた。
「その際の詳細も分かった。Sくんは凶行に遭うと、血だるまのまま公衆電話ボックスに駆け込み、まず119番通報した。だが彼はその時点で、もう自分は助からないと踏んでいたんだろう。電話を切ると、今度は俺に電話をかけた。そして、例の遺言さ。彼は最後の話し相手に俺を選び、大切な三つの台詞を俺に託したんだ。俺を最高の仲間だと信じてな……」
正志は風呂に入っている。母ちゃんは台所で洗い物をしている。父ちゃんは面を上げると、コップにビールを注ぎ足した。目元が赤いのは泣いているからか、酔っているからか。
「それから俺は、メモしていなかった三つの遺言を必死に思い出そうとした。あのときほど自分を馬鹿野郎だと思ったことはないね。言われたとおりにメモしていれば、それでSくんの願いは叶えられたのに……」
俺はビールをあおる父ちゃんを痛ましく見つめた。
「でも、思い出したんだろう? その遺言を……。今話していたじゃないか」
「ああ、多分これらで合っていたと思う。でも、本当にそうだったかどうかは、正直心もとないんだ。ともかくSくんの葬儀の際、花月くん、メアリーさん、それからSくんの家族には、今言ったような最後の言葉を伝えておいた。けど、そのとき罪悪感がなかったわけじゃない。本当にこの遺言で正しかったのか、もしかしたら違っていたんじゃないか、俺は誤っていたんじゃないか――ずいぶんと苦しんだもんだよ。その後悔は、今も続いている……」
それきり、父ちゃんは押し黙った。俺はテーブルに目を落として今の話を考え込む。まったく様相こそ違うものの、それでも今語られた出来事は、確かに現在俺が抱えているもやもやとリンクしていた。
最高の友達だと信じてくれている。それこそが、Sさんと篤彦の共通点だった。父ちゃんは彼の願いに完全には応えられなかった。俺は……
父ちゃんが空になったコップを振りつつ、淀んだ口調で母ちゃんに声をかけた。
「なあ知世、ビールもう一本いいか?」
「嫌よ、何本飲む気なの? アルコール中毒にでもなる気?」
俺は父ちゃんに加勢した。
「いいじゃん、もう一本ぐらい。俺に免じて、さ」
「何言ってんの、保。……ま、仕方ないわね。親子の友情に免じて、もう一本だけ、ね」
今の話を聞かれていたのだろうか? 俺は確かめようとしてやめ、食事を終えた。
「ごちそうさま」
席を立って食器を片付け、部屋に戻ろうとする。そのとき、父ちゃんが言った。
「保。俺はもうSくんに聞き返すことはできない。彼は死んでしまったのだから。でも、お前は……」
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