4 / 42
4★☆
しおりを挟む
「ひゃ!」
素肌の尻が大理石に触れ、思わず声が出る。ヴィンセントの手が、反射的に逃げそうになった私の膝裏にかけられた。そのままぐっと押し上げられると、私はとんでもない格好で床にぬいつけられてしまう。
「や……!」
反射的に見ないで、と叫びたかったけれど、もう遅かった。
私の最奥、軽々しくひとに見せてはいけないところ、さっきから熱くて仕方のないところへの入り口に、男の指が触れる。
さっきから見ているヴィンセントの手――大きくて、指が長くて、節がごつごつと骨張っている――を思うと、体がこわばる。
けれど、実際には私のそこは、柔らかく彼の指を歓迎した、らしい。
ぬちゅりと恥ずかしい音がして、私の肉が彼の指に絡んでいく。
……濡れてる。
「……ごめんなさ、い」
しとどに濡れたそこがにちゅにちゅと音を立てるのがつらくて、私は思わず謝ってしまった。こんな状態でも、私は降って湧いた推しとの行為に喜んでいるらしい。
「謝るな。頼む」
ヴィンセントは低くうなる。その指が私の秘所に浅くもぐりこむ。
多分、指一本だ。痛くはない。
痛くはないけれど、ものすごい違和感だ。私は思わず震え上がった。
そういえば、生まれ変わる前の男運は最悪だった。何人か付き合ったひとはいたものの、行為らしい行為をする前に別れてばかり。私も、この体も、おそらく男女の営みを知らない。
ヴィンセントもそれに気づいたのだろう、眉間の皺を深くして、すくいとった蜜を私の肉の芽に塗りつけた。そのまま信じられないほど優しく肉の芽に触られて、私は今度こそ悲鳴を放つ。強すぎる刺激が次々生まれ、体が勝手に突っ張ってしまう。
「ひゃっ、あっ、あっ、やあ、それ……それ、ダメですっ!」
叫べば叫ぶほど頭にもやがかかる。甘い電流にずっと痺れさせられている。とろ、と体の中から新たな蜜がこぼれたのがわかる。ちゅ、ちゅ、とはしたない音を立てて、柔肉がヴィンセントに甘えている。
「う、ううっ、やっ…………!」
いくら叫んでも許されず、私は、ひときわ大きな痺れに貫かれた。
頭のてっぺんからつま先まで、じぃん……となって固まってしまう。周囲はがやがやとうるさいだろうに、すべての音が遠い。かろうじて聞こえるのは、ヴィンセントの冷たいほどの美声だけで。
「怪我をさせたくない。が、こんなもの、欺瞞だな」
吐き捨てるように言うと、ヴィンセントは私から指を離した。
代わりに、ぐっと押しつけられるもの。
「息を吐け……!」
ひとに命じ慣れたひとの、重い声。私はとっさに従おうとする。
けれど、できない。息が吐けない。まだ快楽に突っ張ったままの体は、人形みたいにこわばったまま。そこへ、彼自身のなめらかな表面が触れてくる。くちゅ、と優しいキスのような音がしたかと思うと、爆発的な痛みに襲われた。
「うぐっ……」
「我慢しろ。すぐだ」
ヴィンセントは囁き、力をこめて押し入ってくる。ぐぐ、と先端が私の中に入ってくる。すごい。指なんかものにならない異物感と、痛み。ひりつく痛みに耐えようと、歯を食いしばる。と、いったんヴィンセントが離れた。
ほっとする間もなく、どすん、と重量感のある腰がたたき付けられる。
「う、う、あ……!」
どすん、どすんと打ち付けられるたびに、圧倒的な質量が私の中を分け入ってくる。引き裂いて、彼の居場所を作ろうとしてくる。衝撃が体中を襲い、自然と声が押し出される。死ぬ、と思う。引き裂かれて、死ぬ。それくらい圧倒的だ。
でも、不思議。嫌じゃない。死んでもいい。
もっと。もっと。全部……!
声に出して叫びたいくらいだったけれど、体はついていかなくて。
私の意識は、すっと白いもやに呑まれた。ほんの少しだけ、気絶していたのかもしれない。
その間に私の意識は混乱して、過去のことを思い出した。
転生する前のこと。びっくりするくらい最低の会社で、徹夜続きだったこと。
残業続きで終電がなくなったからって、無理矢理雀荘に連れて行かれた。私はやけっぱちで煙草を吸い、ぬるいビールジョッキを横にひたすらにセクハラに耐えていた。
『お前は女って感じしないんだよね。なんつーの。むしろ、おっさん?』
同僚が言い、ゲラゲラと笑うのを聞く。とげのある言葉は紙やすり。心はどんどん摩耗する。
ぼうっとしながら、私は目の前を白い煙草の煙がたゆたうのを眺めたものだ。
誰かに削られるための、私の人生。なんて薄っぺらいんだろう。
薄っぺらくて薄っぺらくて、二次元の世界より薄っぺらくて。
多分これは夢なんだ、と思いながら、ヤニで黄色くなった天井に向かって煙を吐いた。
目の前が白く煙ってきて、夢なら覚めてほしい、そう思ったとき。
「っ……! ん、くぅ……ッ!?」
喉の奥から悲鳴が絞り出されて、私は目を見開いた。
熱い。体の奥が、とてつもなく熱い。
じんじんするしびれが下腹部にある。
なに、これ。私、どうなってるの?
何もわからないうちに、ずるり、体の芯から何かが引きずり出される。
「ひっ……」
引き出されていくそれにまとわりつく場所が、震え上がるほどに痛む。
信じられない。私、裂けてるんじゃないだろうか。下腹部から真っ二つに引き裂かれて、熱いものでその傷を広げられているような感覚。
無理だ。我慢できない。私はもがき、とっさに手近なものをつかんだ。
上質な布の感触。逃がさないようにわしづかみにして、浅い息を繰り返す。
「……エレナ」
低音の囁きが、すぐそばから降ってくる。
はっとして、私は目をこらす。
「ヴィンセント様」
かすれきった声で、私はそのひとの名前を呼んだ。
目の前にヴィンセントの顔がある。何度見ても飽きない、彫刻みたいな男性美をつめあわせたその顔。精悍で、気高さがはっきりと顔立ちに出ている、その顔。
その顔が私を見下ろして、苦しそうに言う。
「すまない」
「ひあっ!! あっ! あ、ぐ……」
信じられないくらい大きなそれが、ずるずると体に入ってくる。
そんなのが入ってくる場所なんてないと思っていたのに、それはぎちりと私に埋まる。
一番奥まで、満たされている。
ひりひりする痛みの中にわずかな快楽の気配があって、私はほろりと涙をこぼした。
悲しいわけじゃない。期待? もどかしさ? 恐れ?
多分、どれも正解。
私をすっかりと埋めたものは、やがて引き出されたかと思うと、また突きこまれる。
「くう、うっ、あ、んん……」
跳び上がるほど痛いのはずっと同じだ。でも、気配だけだった快楽が膨らんでいく。お腹が熱くて重くて、今にも爆発しそうだ。ヴィンセント自身が私の中をかき乱す。
「きゃあっ!」
誰にも触れられなかったところをすられると、あられもない声がほとばしった。
声が、止まらない。叫ぶたびにヴィンセントがつらそうになっていくのに。
止めたいのに、止まらない。
少し離れたところから、調子っぱずれの哄笑が響き渡る。
「あははははは、やるではないか、宰相閣下! やれ! やれ、突けぇ!!」
ぎり、と、酷い音がした。私を犯しているヴィンセントが、歯を食いしばったのだ。
ぽたぽたっとぬるい汗が私の顔に落ちてくる。
汚いとは思わなかった。むしろ、胸の真ん中が、ぎゅうっとした。
あなたの涙みたいだね、と、私は思う。そして、どうにか、ヴィンセントに手を差し伸べる。あなたの両の頬を、私の手のひらで包みこむ。
「だい、じょうぶ……」
言えたのはそれだけ。ヴィンセントは強く、強く目を閉じる。
「やめろ。許すな」
食いしばった歯の間から、絞り出される声。
どうしよう。ごめんね。
「許すよ。だって……」
あなたが苦しんでいるのは、半分は皇帝のせい。
半分は、私のせい。少しも、あなた自身のせいじゃない。
どうにか思いを伝えようと、唇を開く。
そこに、ヴィンセントの唇が重なった。
「!!」
柔らかい。信じられないくらいに、柔らかい。私の体の中にある剛直とは反対の、優しい感触が、私の唇を押しつぶす。
優しく、されている気がした。
こんなときなのに、とても、優しくされている。
嬉しかった。私も、優しくしたかった。
拙い仕草で、彼の乾いた唇を舐める。
彼はすぐに私の唇全体を覆うようにして、深い深いキスをした。
私は呼吸を忘れた。ただただ温かな彼の唇と舌の感触に溺れていると、永遠にこうしていたい、と思う。
閉じたまぶたの裏はどこまでも暗くて、温かくて、濡れていて。
そして私は――おそらく、また気を失ったのだと思う。
素肌の尻が大理石に触れ、思わず声が出る。ヴィンセントの手が、反射的に逃げそうになった私の膝裏にかけられた。そのままぐっと押し上げられると、私はとんでもない格好で床にぬいつけられてしまう。
「や……!」
反射的に見ないで、と叫びたかったけれど、もう遅かった。
私の最奥、軽々しくひとに見せてはいけないところ、さっきから熱くて仕方のないところへの入り口に、男の指が触れる。
さっきから見ているヴィンセントの手――大きくて、指が長くて、節がごつごつと骨張っている――を思うと、体がこわばる。
けれど、実際には私のそこは、柔らかく彼の指を歓迎した、らしい。
ぬちゅりと恥ずかしい音がして、私の肉が彼の指に絡んでいく。
……濡れてる。
「……ごめんなさ、い」
しとどに濡れたそこがにちゅにちゅと音を立てるのがつらくて、私は思わず謝ってしまった。こんな状態でも、私は降って湧いた推しとの行為に喜んでいるらしい。
「謝るな。頼む」
ヴィンセントは低くうなる。その指が私の秘所に浅くもぐりこむ。
多分、指一本だ。痛くはない。
痛くはないけれど、ものすごい違和感だ。私は思わず震え上がった。
そういえば、生まれ変わる前の男運は最悪だった。何人か付き合ったひとはいたものの、行為らしい行為をする前に別れてばかり。私も、この体も、おそらく男女の営みを知らない。
ヴィンセントもそれに気づいたのだろう、眉間の皺を深くして、すくいとった蜜を私の肉の芽に塗りつけた。そのまま信じられないほど優しく肉の芽に触られて、私は今度こそ悲鳴を放つ。強すぎる刺激が次々生まれ、体が勝手に突っ張ってしまう。
「ひゃっ、あっ、あっ、やあ、それ……それ、ダメですっ!」
叫べば叫ぶほど頭にもやがかかる。甘い電流にずっと痺れさせられている。とろ、と体の中から新たな蜜がこぼれたのがわかる。ちゅ、ちゅ、とはしたない音を立てて、柔肉がヴィンセントに甘えている。
「う、ううっ、やっ…………!」
いくら叫んでも許されず、私は、ひときわ大きな痺れに貫かれた。
頭のてっぺんからつま先まで、じぃん……となって固まってしまう。周囲はがやがやとうるさいだろうに、すべての音が遠い。かろうじて聞こえるのは、ヴィンセントの冷たいほどの美声だけで。
「怪我をさせたくない。が、こんなもの、欺瞞だな」
吐き捨てるように言うと、ヴィンセントは私から指を離した。
代わりに、ぐっと押しつけられるもの。
「息を吐け……!」
ひとに命じ慣れたひとの、重い声。私はとっさに従おうとする。
けれど、できない。息が吐けない。まだ快楽に突っ張ったままの体は、人形みたいにこわばったまま。そこへ、彼自身のなめらかな表面が触れてくる。くちゅ、と優しいキスのような音がしたかと思うと、爆発的な痛みに襲われた。
「うぐっ……」
「我慢しろ。すぐだ」
ヴィンセントは囁き、力をこめて押し入ってくる。ぐぐ、と先端が私の中に入ってくる。すごい。指なんかものにならない異物感と、痛み。ひりつく痛みに耐えようと、歯を食いしばる。と、いったんヴィンセントが離れた。
ほっとする間もなく、どすん、と重量感のある腰がたたき付けられる。
「う、う、あ……!」
どすん、どすんと打ち付けられるたびに、圧倒的な質量が私の中を分け入ってくる。引き裂いて、彼の居場所を作ろうとしてくる。衝撃が体中を襲い、自然と声が押し出される。死ぬ、と思う。引き裂かれて、死ぬ。それくらい圧倒的だ。
でも、不思議。嫌じゃない。死んでもいい。
もっと。もっと。全部……!
声に出して叫びたいくらいだったけれど、体はついていかなくて。
私の意識は、すっと白いもやに呑まれた。ほんの少しだけ、気絶していたのかもしれない。
その間に私の意識は混乱して、過去のことを思い出した。
転生する前のこと。びっくりするくらい最低の会社で、徹夜続きだったこと。
残業続きで終電がなくなったからって、無理矢理雀荘に連れて行かれた。私はやけっぱちで煙草を吸い、ぬるいビールジョッキを横にひたすらにセクハラに耐えていた。
『お前は女って感じしないんだよね。なんつーの。むしろ、おっさん?』
同僚が言い、ゲラゲラと笑うのを聞く。とげのある言葉は紙やすり。心はどんどん摩耗する。
ぼうっとしながら、私は目の前を白い煙草の煙がたゆたうのを眺めたものだ。
誰かに削られるための、私の人生。なんて薄っぺらいんだろう。
薄っぺらくて薄っぺらくて、二次元の世界より薄っぺらくて。
多分これは夢なんだ、と思いながら、ヤニで黄色くなった天井に向かって煙を吐いた。
目の前が白く煙ってきて、夢なら覚めてほしい、そう思ったとき。
「っ……! ん、くぅ……ッ!?」
喉の奥から悲鳴が絞り出されて、私は目を見開いた。
熱い。体の奥が、とてつもなく熱い。
じんじんするしびれが下腹部にある。
なに、これ。私、どうなってるの?
何もわからないうちに、ずるり、体の芯から何かが引きずり出される。
「ひっ……」
引き出されていくそれにまとわりつく場所が、震え上がるほどに痛む。
信じられない。私、裂けてるんじゃないだろうか。下腹部から真っ二つに引き裂かれて、熱いものでその傷を広げられているような感覚。
無理だ。我慢できない。私はもがき、とっさに手近なものをつかんだ。
上質な布の感触。逃がさないようにわしづかみにして、浅い息を繰り返す。
「……エレナ」
低音の囁きが、すぐそばから降ってくる。
はっとして、私は目をこらす。
「ヴィンセント様」
かすれきった声で、私はそのひとの名前を呼んだ。
目の前にヴィンセントの顔がある。何度見ても飽きない、彫刻みたいな男性美をつめあわせたその顔。精悍で、気高さがはっきりと顔立ちに出ている、その顔。
その顔が私を見下ろして、苦しそうに言う。
「すまない」
「ひあっ!! あっ! あ、ぐ……」
信じられないくらい大きなそれが、ずるずると体に入ってくる。
そんなのが入ってくる場所なんてないと思っていたのに、それはぎちりと私に埋まる。
一番奥まで、満たされている。
ひりひりする痛みの中にわずかな快楽の気配があって、私はほろりと涙をこぼした。
悲しいわけじゃない。期待? もどかしさ? 恐れ?
多分、どれも正解。
私をすっかりと埋めたものは、やがて引き出されたかと思うと、また突きこまれる。
「くう、うっ、あ、んん……」
跳び上がるほど痛いのはずっと同じだ。でも、気配だけだった快楽が膨らんでいく。お腹が熱くて重くて、今にも爆発しそうだ。ヴィンセント自身が私の中をかき乱す。
「きゃあっ!」
誰にも触れられなかったところをすられると、あられもない声がほとばしった。
声が、止まらない。叫ぶたびにヴィンセントがつらそうになっていくのに。
止めたいのに、止まらない。
少し離れたところから、調子っぱずれの哄笑が響き渡る。
「あははははは、やるではないか、宰相閣下! やれ! やれ、突けぇ!!」
ぎり、と、酷い音がした。私を犯しているヴィンセントが、歯を食いしばったのだ。
ぽたぽたっとぬるい汗が私の顔に落ちてくる。
汚いとは思わなかった。むしろ、胸の真ん中が、ぎゅうっとした。
あなたの涙みたいだね、と、私は思う。そして、どうにか、ヴィンセントに手を差し伸べる。あなたの両の頬を、私の手のひらで包みこむ。
「だい、じょうぶ……」
言えたのはそれだけ。ヴィンセントは強く、強く目を閉じる。
「やめろ。許すな」
食いしばった歯の間から、絞り出される声。
どうしよう。ごめんね。
「許すよ。だって……」
あなたが苦しんでいるのは、半分は皇帝のせい。
半分は、私のせい。少しも、あなた自身のせいじゃない。
どうにか思いを伝えようと、唇を開く。
そこに、ヴィンセントの唇が重なった。
「!!」
柔らかい。信じられないくらいに、柔らかい。私の体の中にある剛直とは反対の、優しい感触が、私の唇を押しつぶす。
優しく、されている気がした。
こんなときなのに、とても、優しくされている。
嬉しかった。私も、優しくしたかった。
拙い仕草で、彼の乾いた唇を舐める。
彼はすぐに私の唇全体を覆うようにして、深い深いキスをした。
私は呼吸を忘れた。ただただ温かな彼の唇と舌の感触に溺れていると、永遠にこうしていたい、と思う。
閉じたまぶたの裏はどこまでも暗くて、温かくて、濡れていて。
そして私は――おそらく、また気を失ったのだと思う。
1
あなたにおすすめの小説
男嫌いな王女と、帰ってきた筆頭魔術師様の『執着的指導』 ~魔道具は大人の玩具じゃありません~
花虎
恋愛
魔術大国カリューノスの現国王の末っ子である第一王女エレノアは、その見た目から妖精姫と呼ばれ、可愛がられていた。
だが、10歳の頃男の家庭教師に誘拐されかけたことをきっかけに大人の男嫌いとなってしまう。そんなエレノアの遊び相手として送り込まれた美少女がいた。……けれどその正体は、兄王子の親友だった。
エレノアは彼を気に入り、嫌がるのもかまわずいたずらまがいにちょっかいをかけていた。けれど、いつの間にか彼はエレノアの前から去り、エレノアも誘拐の恐ろしい記憶を封印すると共に少年を忘れていく。
そんなエレノアの前に、可愛がっていた男の子が八年越しに大人になって再び現れた。
「やっと、あなたに復讐できる」
歪んだ復讐心と執着で魔道具を使ってエレノアに快楽責めを仕掛けてくる美形の宮廷魔術師リアン。
彼の真意は一体どこにあるのか……わからないままエレノアは彼に惹かれていく。
過去の出来事で男嫌いとなり引きこもりになってしまった王女(18)×王女に執着するヤンデレ天才宮廷魔術師(21)のラブコメです。
※ムーンライトノベルにも掲載しております。
巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました
春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。
名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。
誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。
ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、
あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。
「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」
「……もう限界だ」
私は知らなかった。
宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて――
ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。
いなくなった伯爵令嬢の代わりとして育てられました。本物が見つかって今度は彼女の婚約者だった辺境伯様に嫁ぎます。
りつ
恋愛
~身代わり令嬢は強面辺境伯に溺愛される~
行方不明になった伯爵家の娘によく似ていると孤児院から引き取られたマリア。孤独を抱えながら必死に伯爵夫妻の望む子どもを演じる。数年後、ようやく伯爵家での暮らしにも慣れてきた矢先、夫妻の本当の娘であるヒルデが見つかる。自分とは違う天真爛漫な性格をしたヒルデはあっという間に伯爵家に馴染み、マリアの婚約者もヒルデに惹かれてしまう……。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる