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第2章:東の果ての囚人
第4話:鉄格子
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ロック=イートは混濁していた意識を無理やり覚醒させられるような痛みを右腕に感じていた。その感覚はまるで生きながらにして、その身を虫か何かに貪り喰われているかのようでもあった。それもそうだろう。天叢雲剣と呼ばれた義腕からは刺繍糸のような太さのコードが幾重にも絡み合いながら、ロック=イートの右腕に縫うように食い込んでいく。
筋肉の繊維と血管が、そのコードにより無理やり接続されていく。そう表現するほうが正しいかのような動きを見せながら、義腕はロック=イートとひとつになろうとする。ロック=イートは激しい痛みに襲われながらも、彼の脳裏にはあるイメージが浮かび上がる。
イメージは最初、ふわふわとした直径5メートルはある綿あめのようであったが、それは段々と収縮していき、やがてヒトの形を取り始める。そして、ヒトの形を成したソレはロック=イートに無骨な口調で語り掛けてくる。
――力が欲しいか?
それは率直すぎる言い方であった。語り掛けてくる人物の種族的特徴を捉えることはロック=イートには出来ずにいた。そして、その人物の声は老人のようでありながらも、同時に青年を思わせるモノである。その表現しがたい声のために、ロック=イートは答えを言えずじまいであった。
――もう一度聞く。汝は力が欲しいのか?
輪郭がはっきりとしない人物は再びロック=イートに語り掛けてくる。確認するために聞いてきたといった感じの口調である。ロック=イートは返事をする前に、自然とコクリと頷いてしまっていた。それを了承したと捉えたのか、謎の人物は左手を手刀とし、なんと自分の右腕を切断してしまう。そして、切断した右腕を放り投げるように左手を用いて下手で放り投げる。ロック=イートはそれを両腕で抱え込むように受け取る。
――まずは右腕を与えよう。望めば左腕も与えるが?
ロック=イートは思わず、ブンブンと頭を左右に振ってしまう。謎の人物はふむ……と一息つき、そしてニヤリと口の端を歪める。まるでいつかロック=イートが左腕も欲しがるだろうと言いたげな表情であった。
――では、契約の第1段階は終了だ。さあ、元の世界に戻れ。逆らえぬ運命に抗うだけの意思を我に示すが良い……。
謎の人物はロック=イートにそう告げると、その存在感を霧が晴れていくかのように薄れさせていく。ロック=イートは彼に何かを訪ねようとしたが、それは叶うことはなかった。その謎の人物が去った後、ロック=イートの意識は遠のいていき、夜の帳が落ちていくが如くに眼の前が真っ暗になってしまう。
次にロック=イートが覚醒した時、彼が眼にしたのは錆びた色をした鉄格子であった。ロック=イートは上半身を起こし、頭を左右に振り、混濁する意識を無理やりに覚醒させる。どうやら、自分は右の二の腕部分に義腕を装着させられた時から、長く意識を失ってしまっていたのだろうと考える。
だが、意識を失っている間であったとしてもだ。何かと会話をしていたような気もするし、そういうことは無かったようにも感じた。結論として、どうなったのかがまったくわからない。ただわかることは、自分は今、荷台が鉄格子で出来ている荷馬車に乗せられていることだけは確かであった。
「俺の身に一体、何が起きたんだ?」
「おや? ようやく目が覚めたようですね……。でも、そのままいっそ目覚めなかったほうが良かったかもしれませんぜ……」
ロック=イートは自分に語りかけてきた人物に注視する。彼が着ているのはタイガー・ホール所属者が着るカラテ着であり、それだけでロック=イートは安心感を得るのであった。そして、彼の顔はどこかで見たことのあるような顔をしていたのである。
「すまない……。キミの名前を思い出せないんだ。そのカラテ着を着ているってことは、俺と同じ、タイガー・ホール所属のニンゲンで良いんだよな?」
「そうでっさ。拳聖様の3大高弟のひとりのロックさんじゃ、下から数えたほうが早いくらいの序列のあっしの名前なんざわかるわけがありやせんぜ」
ロック=イートの予想通り、同じ鉄格子の中に捕らわれているのはタイガー・ホールに所属するニンゲンで間違いはなかった。だが、何ゆえに自分はこの鉄格子付き荷馬車に乗せられているのかはわからずじまいであった。それゆえに、ロック=イートはまず、彼の名前を聞き、そして今は一体どういう状況になっているのかを聞きだすことになる。
「話せば長くなりやすが、それでも良ければ……。ああ、でも、あっしも全てを知っているわけじゃないんで、そこは勘弁してほしいですぜ」
鉄格子の中で同席していた男の名はセイ=レ・カンコーであった。半猫半人のセイ=レ・カンコー曰く、タイガー・ホール内にて序列の低い者たちは後学のためにも、ロック=イートとコタロー=サルガミが決闘を行っている最中、ずっと固唾を飲んで、行く末を見守っていたと。そして、『裏』と自分たちをそう呼ぶあのアルカード=カラミティと黒毛の半兎半人であるミーナ=バーナンが現れた後、ロック=イートは右腕を切断されてしまったと。
ロック=イートはそこまで聞いて、自分の右腕を見る。ミーナ=バーナンに切断された右腕は、今や黒々とした色になっており、その存在感を主張していた。それを覆い隠すかのように薄汚れた包帯で乱暴に右の義腕はグルグル巻きにされている。この処置をしたのは一体誰であろうか? と思うロック=イートであるが、それよりもまず、セイ=レ・カンコーの話に耳を傾けることとなる。
その後、その『裏』たちにより、タイガー・ホールを囲む森に火が着けられて、自分たちは消火活動を行っていたと。だが、そこにさらに乱入者が現れたのだと。
「あの盾に描かれたキツネの3本尾の紋章を見る限りにおいて、あっしらは剣聖:プッチィ=ブッディ様が率いる一軍がタイガー・ホールにやってきたことを知ったんですさ」
セイ=レ・カンコーはさらに話を続ける。火を着けられた森の消火活動並びに付近の村々に住む村民たちの避難誘導等で、拳聖の弟子たちは消耗しきってしまっていた。そこに拳聖:キョーコ=モトカードがアンゴルモア大王に対して、反旗を翻そうとしているとの情報を掴んだ剣聖:プッチィ=ブッディが一軍を率いて、タイガー・ホールを急襲したのであった。
もちろん、疲れ切っていた拳聖の弟子たちは拳聖:キョーコ=モトカードの汚名を晴らすべく戦うことすら満足に出来なかった。抵抗らしい抵抗も出来ぬままに、拳聖の弟子たちは次々と囚われの身となってしまったという。
「ただの孤児のあっしたちに生き残る術として、武術を叩き込んでくれたキョーコ=モトカード様のためにならば、この身命を賭してでも戦いたかったんですよ。でも、無暗やたらに命を落とす必要は無いと、サラ=ローランさんが皆に投降を呼びかけたんです……」
筋肉の繊維と血管が、そのコードにより無理やり接続されていく。そう表現するほうが正しいかのような動きを見せながら、義腕はロック=イートとひとつになろうとする。ロック=イートは激しい痛みに襲われながらも、彼の脳裏にはあるイメージが浮かび上がる。
イメージは最初、ふわふわとした直径5メートルはある綿あめのようであったが、それは段々と収縮していき、やがてヒトの形を取り始める。そして、ヒトの形を成したソレはロック=イートに無骨な口調で語り掛けてくる。
――力が欲しいか?
それは率直すぎる言い方であった。語り掛けてくる人物の種族的特徴を捉えることはロック=イートには出来ずにいた。そして、その人物の声は老人のようでありながらも、同時に青年を思わせるモノである。その表現しがたい声のために、ロック=イートは答えを言えずじまいであった。
――もう一度聞く。汝は力が欲しいのか?
輪郭がはっきりとしない人物は再びロック=イートに語り掛けてくる。確認するために聞いてきたといった感じの口調である。ロック=イートは返事をする前に、自然とコクリと頷いてしまっていた。それを了承したと捉えたのか、謎の人物は左手を手刀とし、なんと自分の右腕を切断してしまう。そして、切断した右腕を放り投げるように左手を用いて下手で放り投げる。ロック=イートはそれを両腕で抱え込むように受け取る。
――まずは右腕を与えよう。望めば左腕も与えるが?
ロック=イートは思わず、ブンブンと頭を左右に振ってしまう。謎の人物はふむ……と一息つき、そしてニヤリと口の端を歪める。まるでいつかロック=イートが左腕も欲しがるだろうと言いたげな表情であった。
――では、契約の第1段階は終了だ。さあ、元の世界に戻れ。逆らえぬ運命に抗うだけの意思を我に示すが良い……。
謎の人物はロック=イートにそう告げると、その存在感を霧が晴れていくかのように薄れさせていく。ロック=イートは彼に何かを訪ねようとしたが、それは叶うことはなかった。その謎の人物が去った後、ロック=イートの意識は遠のいていき、夜の帳が落ちていくが如くに眼の前が真っ暗になってしまう。
次にロック=イートが覚醒した時、彼が眼にしたのは錆びた色をした鉄格子であった。ロック=イートは上半身を起こし、頭を左右に振り、混濁する意識を無理やりに覚醒させる。どうやら、自分は右の二の腕部分に義腕を装着させられた時から、長く意識を失ってしまっていたのだろうと考える。
だが、意識を失っている間であったとしてもだ。何かと会話をしていたような気もするし、そういうことは無かったようにも感じた。結論として、どうなったのかがまったくわからない。ただわかることは、自分は今、荷台が鉄格子で出来ている荷馬車に乗せられていることだけは確かであった。
「俺の身に一体、何が起きたんだ?」
「おや? ようやく目が覚めたようですね……。でも、そのままいっそ目覚めなかったほうが良かったかもしれませんぜ……」
ロック=イートは自分に語りかけてきた人物に注視する。彼が着ているのはタイガー・ホール所属者が着るカラテ着であり、それだけでロック=イートは安心感を得るのであった。そして、彼の顔はどこかで見たことのあるような顔をしていたのである。
「すまない……。キミの名前を思い出せないんだ。そのカラテ着を着ているってことは、俺と同じ、タイガー・ホール所属のニンゲンで良いんだよな?」
「そうでっさ。拳聖様の3大高弟のひとりのロックさんじゃ、下から数えたほうが早いくらいの序列のあっしの名前なんざわかるわけがありやせんぜ」
ロック=イートの予想通り、同じ鉄格子の中に捕らわれているのはタイガー・ホールに所属するニンゲンで間違いはなかった。だが、何ゆえに自分はこの鉄格子付き荷馬車に乗せられているのかはわからずじまいであった。それゆえに、ロック=イートはまず、彼の名前を聞き、そして今は一体どういう状況になっているのかを聞きだすことになる。
「話せば長くなりやすが、それでも良ければ……。ああ、でも、あっしも全てを知っているわけじゃないんで、そこは勘弁してほしいですぜ」
鉄格子の中で同席していた男の名はセイ=レ・カンコーであった。半猫半人のセイ=レ・カンコー曰く、タイガー・ホール内にて序列の低い者たちは後学のためにも、ロック=イートとコタロー=サルガミが決闘を行っている最中、ずっと固唾を飲んで、行く末を見守っていたと。そして、『裏』と自分たちをそう呼ぶあのアルカード=カラミティと黒毛の半兎半人であるミーナ=バーナンが現れた後、ロック=イートは右腕を切断されてしまったと。
ロック=イートはそこまで聞いて、自分の右腕を見る。ミーナ=バーナンに切断された右腕は、今や黒々とした色になっており、その存在感を主張していた。それを覆い隠すかのように薄汚れた包帯で乱暴に右の義腕はグルグル巻きにされている。この処置をしたのは一体誰であろうか? と思うロック=イートであるが、それよりもまず、セイ=レ・カンコーの話に耳を傾けることとなる。
その後、その『裏』たちにより、タイガー・ホールを囲む森に火が着けられて、自分たちは消火活動を行っていたと。だが、そこにさらに乱入者が現れたのだと。
「あの盾に描かれたキツネの3本尾の紋章を見る限りにおいて、あっしらは剣聖:プッチィ=ブッディ様が率いる一軍がタイガー・ホールにやってきたことを知ったんですさ」
セイ=レ・カンコーはさらに話を続ける。火を着けられた森の消火活動並びに付近の村々に住む村民たちの避難誘導等で、拳聖の弟子たちは消耗しきってしまっていた。そこに拳聖:キョーコ=モトカードがアンゴルモア大王に対して、反旗を翻そうとしているとの情報を掴んだ剣聖:プッチィ=ブッディが一軍を率いて、タイガー・ホールを急襲したのであった。
もちろん、疲れ切っていた拳聖の弟子たちは拳聖:キョーコ=モトカードの汚名を晴らすべく戦うことすら満足に出来なかった。抵抗らしい抵抗も出来ぬままに、拳聖の弟子たちは次々と囚われの身となってしまったという。
「ただの孤児のあっしたちに生き残る術として、武術を叩き込んでくれたキョーコ=モトカード様のためにならば、この身命を賭してでも戦いたかったんですよ。でも、無暗やたらに命を落とす必要は無いと、サラ=ローランさんが皆に投降を呼びかけたんです……」
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