90 / 122
第9章:この手で掴むモノ
第9話:コープの陣中見舞い
しおりを挟む
――大王歴1200年10月22日 アンゴリア大王国 首都:アウクスブルグにて――
結局のところ、神槍:ブリトニー=ノーガゥは危なげなく勝利を掴み、準決勝へと駒を進めることとなる。明けて次の日、いよいよロック=イートとの対戦と相成った。今日は午前10時から準決勝に勝ち進んだ者たちが闘い、そこで勝利した者たちは午後からの決勝戦に出場することとなる。
この日ばかりは控室にはコープ=フルールも現れて、ロック=イートに労いの言葉を送ることとなる。
「いやあ、ロックくん。よくぞ、ここまで勝ち進んできましたね。あとは神槍:ブリトニー=ノーガゥの整った顔を一発ぶん殴って、苦痛で歪めるだけですよっ!」
「簡単に言ってくれますね……。俺があのヒトの顔面に一発入れる前に槍を10発は叩きこまれそうなんですけど……」
コープ=フルールがバンバンとロック=イートの両肩を両手で叩き、はっぱをかける。だが、ロック=イートは渋面であった。またしてもコープ=フルールが何かを企んでいるような気がしてならないのであった。そして、労いの言葉を送り終えたコープ=フルールは執事であるゴーマ=タールタルに、この日のために準備したカラテ着を渡すように指示する。
ロック=イートはゴーマ=タールタルから手渡されたカラテ着を手に取るや否や、頬を引きつらせてしまうこととなる。なんと、カラテ着の背中部分には大きく『拳』と黒い糸で刺繍を成されていたからである。
「えっと……。コープ様。これはいったいぜんたい、どんな計らいでこんなことを?」
「いやあ。本当は『拳聖』と刺繍してもらおうかと思ったのですが、まだ後継者止まりじゃないですか? というわけで、控えめに『拳』だけにしておきました」
コープ=フルールがにこやかな表情でそう言いのける。ロック=イートが聞きたいことはそこでは無い。何故にこんな目立つようなことをしたのかと問いたいのであった。確かにコープ=フルールの言うことには一理ある。ロック=イートは拳聖:キョーコ=モトカードに後継者として指名はされたが、真に拳聖にまで昇り詰めたわけではない。ならば、彼の言う通り、中途半端だという意味を込めて、『拳』一文字のみなのは正しいのであろう。
「ふむっ。これは悪目立ちしそうなのじゃ。さすがはコープ様じゃのう。わらわなら、こんな道着を渡されたら、足で踏んずけて、ボロボロにしてしまうのじゃ」
「ご安心ください、タマモさん。貴女用の試合着となれば、極上の絹でこしらえた艶やかな着物を準備させてもらいますよ。もちろん、これはあくまでもロックくん用ですので」
コープ=フルールがふっふっふっと不敵な笑みを顔に浮かべつつ、ヨーコ=タマモと言葉を交わす。ヨーコ=タマモは、はんっ! と鼻を鳴らし、腹黒半兎半人の言を受け流す。何故にこの男は半狸半人ではないのかと疑いの眼をコープ=フルールに向けることとなる。その非難が込められた視線を受けつつもコープ=フルールはロック=イートにそのカラテ着に袖を通してみてくださいと促す。
ロック=イートは嫌な顔をしつつも、ゴーマ=タールタルから受け取ったカラテ着を着込む。すると、ロック=イートは驚きの表情をその顔に浮かべてしまうのであった。
「えっと……。これは何か仕掛けがほどこさているんでは?」
「はい、その通りです。きっと神槍:ブリトニー=ノーガゥは眼を剥くことになるでしょう。そのために大枚はたいて、アンゴリア大王国1番の仕立て屋に準備させましたので。ああ……。無駄にならなくて本当に良かった良かった」
何が良かったというのだろうと思わずにはいられないロック=イートであった。今、自分が着こんでいるカラテ着はロック=イートの信条をギリギリで護っている程度のシロモノだ。しかし、ご主人様の要求を袖に出来る権限はロック=イートには持ち合わせていない。ロック=イートはひと際大きくため息をつき、コープ=フルールへの抗議とする。
「わたくしもロックとおそろいのカラテ着が欲しいのですわ……。この背中の『拳』ってところが優雅極まりないのですわ……」
リリー=フルールは左手を頬に添えつつ、うっとりとした表情で、はぁ……と羨ましそうにため息をつく。ロック=イートはますます頬を引きつらせてしまうのであった。親が親なら子も子とはまさにこのことかっ! とツッコみを入れたくなってしょうがないロック=イートである。しかし、そんなロック=イートの助けとなるべきであるセイ=レ・カンコーがとんでも発言をしだしてしまう。
「ロックさん。あっしは誉れ高いですぜ……。神槍:ブリトニー=ノーガゥに勝った時は、コープ様に『聖』の字も増やしてもらうようにしましょうぜっ!」
「おお……。セイくん。なかなかにナイスアイデェア~ですよっ! そうですねっ! 神槍を打ち負かすほどなのです。『拳聖』と名乗っても差し支えなどありませんねっ! というわけで、ロックくん。先ほどはブリトニー=ノーガゥに一撃与えるだけで良しと言いましたが、訂正させてもらいます」
ロック=イートはげんなりとしていた。コープ=フルールが続けていう言葉が容易に想像できたからである。ヨーコ=タマモは左手をロック=イートの右肩にポンと置き、顔を左右に振って見せる。その所作でロック=イートはがっくしと頭を下に向けてしまうのであった。
「では、ロックくん。拳闘なだけに健闘を期待していますので……。ゴーマくん、そろそろ私たちは観客席に戻りましょうか」
「わかりましたのじゃ。ロックよ、コープ様のご期待に沿えるように頑張るのじゃぞ。くれぐれも神槍:ブリトニー=ノーガゥ様に一方的にやられるようなことだけは止めるのじゃっ!」
言いたいことを言い終えたコープ=フルールたちは控室から退出していく。ロック=イートは神槍:ブリトニー=ノーガゥを打ち倒す前に、自分のご主人様をぶん殴るほうが正解のような気がして堪らないのであった。しかしながら、そんな憎たらしいご主人様が愛情込めて育て上げた娘がロック=イートを励ましてくれるので、ロック=イートとしては複雑な気持ちになってしまう。
「ロック。ようやくここまで来ましたわね。わたくしはロックが勝ってくれることを願ってやみませんわっ!」
「ああ……。なるべく恥にならないように、やれるべきことの全てを出し切ってくるよ……」
「なんですの!? 勝利の女神であるわたくしが貴方を応援していますのよっ! しっかり胸を張って、まっすぐに前を向いてくださいましっ! わたくしの騎士たる者がそんなことでどうするというのですっ!?」
結局のところ、神槍:ブリトニー=ノーガゥは危なげなく勝利を掴み、準決勝へと駒を進めることとなる。明けて次の日、いよいよロック=イートとの対戦と相成った。今日は午前10時から準決勝に勝ち進んだ者たちが闘い、そこで勝利した者たちは午後からの決勝戦に出場することとなる。
この日ばかりは控室にはコープ=フルールも現れて、ロック=イートに労いの言葉を送ることとなる。
「いやあ、ロックくん。よくぞ、ここまで勝ち進んできましたね。あとは神槍:ブリトニー=ノーガゥの整った顔を一発ぶん殴って、苦痛で歪めるだけですよっ!」
「簡単に言ってくれますね……。俺があのヒトの顔面に一発入れる前に槍を10発は叩きこまれそうなんですけど……」
コープ=フルールがバンバンとロック=イートの両肩を両手で叩き、はっぱをかける。だが、ロック=イートは渋面であった。またしてもコープ=フルールが何かを企んでいるような気がしてならないのであった。そして、労いの言葉を送り終えたコープ=フルールは執事であるゴーマ=タールタルに、この日のために準備したカラテ着を渡すように指示する。
ロック=イートはゴーマ=タールタルから手渡されたカラテ着を手に取るや否や、頬を引きつらせてしまうこととなる。なんと、カラテ着の背中部分には大きく『拳』と黒い糸で刺繍を成されていたからである。
「えっと……。コープ様。これはいったいぜんたい、どんな計らいでこんなことを?」
「いやあ。本当は『拳聖』と刺繍してもらおうかと思ったのですが、まだ後継者止まりじゃないですか? というわけで、控えめに『拳』だけにしておきました」
コープ=フルールがにこやかな表情でそう言いのける。ロック=イートが聞きたいことはそこでは無い。何故にこんな目立つようなことをしたのかと問いたいのであった。確かにコープ=フルールの言うことには一理ある。ロック=イートは拳聖:キョーコ=モトカードに後継者として指名はされたが、真に拳聖にまで昇り詰めたわけではない。ならば、彼の言う通り、中途半端だという意味を込めて、『拳』一文字のみなのは正しいのであろう。
「ふむっ。これは悪目立ちしそうなのじゃ。さすがはコープ様じゃのう。わらわなら、こんな道着を渡されたら、足で踏んずけて、ボロボロにしてしまうのじゃ」
「ご安心ください、タマモさん。貴女用の試合着となれば、極上の絹でこしらえた艶やかな着物を準備させてもらいますよ。もちろん、これはあくまでもロックくん用ですので」
コープ=フルールがふっふっふっと不敵な笑みを顔に浮かべつつ、ヨーコ=タマモと言葉を交わす。ヨーコ=タマモは、はんっ! と鼻を鳴らし、腹黒半兎半人の言を受け流す。何故にこの男は半狸半人ではないのかと疑いの眼をコープ=フルールに向けることとなる。その非難が込められた視線を受けつつもコープ=フルールはロック=イートにそのカラテ着に袖を通してみてくださいと促す。
ロック=イートは嫌な顔をしつつも、ゴーマ=タールタルから受け取ったカラテ着を着込む。すると、ロック=イートは驚きの表情をその顔に浮かべてしまうのであった。
「えっと……。これは何か仕掛けがほどこさているんでは?」
「はい、その通りです。きっと神槍:ブリトニー=ノーガゥは眼を剥くことになるでしょう。そのために大枚はたいて、アンゴリア大王国1番の仕立て屋に準備させましたので。ああ……。無駄にならなくて本当に良かった良かった」
何が良かったというのだろうと思わずにはいられないロック=イートであった。今、自分が着こんでいるカラテ着はロック=イートの信条をギリギリで護っている程度のシロモノだ。しかし、ご主人様の要求を袖に出来る権限はロック=イートには持ち合わせていない。ロック=イートはひと際大きくため息をつき、コープ=フルールへの抗議とする。
「わたくしもロックとおそろいのカラテ着が欲しいのですわ……。この背中の『拳』ってところが優雅極まりないのですわ……」
リリー=フルールは左手を頬に添えつつ、うっとりとした表情で、はぁ……と羨ましそうにため息をつく。ロック=イートはますます頬を引きつらせてしまうのであった。親が親なら子も子とはまさにこのことかっ! とツッコみを入れたくなってしょうがないロック=イートである。しかし、そんなロック=イートの助けとなるべきであるセイ=レ・カンコーがとんでも発言をしだしてしまう。
「ロックさん。あっしは誉れ高いですぜ……。神槍:ブリトニー=ノーガゥに勝った時は、コープ様に『聖』の字も増やしてもらうようにしましょうぜっ!」
「おお……。セイくん。なかなかにナイスアイデェア~ですよっ! そうですねっ! 神槍を打ち負かすほどなのです。『拳聖』と名乗っても差し支えなどありませんねっ! というわけで、ロックくん。先ほどはブリトニー=ノーガゥに一撃与えるだけで良しと言いましたが、訂正させてもらいます」
ロック=イートはげんなりとしていた。コープ=フルールが続けていう言葉が容易に想像できたからである。ヨーコ=タマモは左手をロック=イートの右肩にポンと置き、顔を左右に振って見せる。その所作でロック=イートはがっくしと頭を下に向けてしまうのであった。
「では、ロックくん。拳闘なだけに健闘を期待していますので……。ゴーマくん、そろそろ私たちは観客席に戻りましょうか」
「わかりましたのじゃ。ロックよ、コープ様のご期待に沿えるように頑張るのじゃぞ。くれぐれも神槍:ブリトニー=ノーガゥ様に一方的にやられるようなことだけは止めるのじゃっ!」
言いたいことを言い終えたコープ=フルールたちは控室から退出していく。ロック=イートは神槍:ブリトニー=ノーガゥを打ち倒す前に、自分のご主人様をぶん殴るほうが正解のような気がして堪らないのであった。しかしながら、そんな憎たらしいご主人様が愛情込めて育て上げた娘がロック=イートを励ましてくれるので、ロック=イートとしては複雑な気持ちになってしまう。
「ロック。ようやくここまで来ましたわね。わたくしはロックが勝ってくれることを願ってやみませんわっ!」
「ああ……。なるべく恥にならないように、やれるべきことの全てを出し切ってくるよ……」
「なんですの!? 勝利の女神であるわたくしが貴方を応援していますのよっ! しっかり胸を張って、まっすぐに前を向いてくださいましっ! わたくしの騎士たる者がそんなことでどうするというのですっ!?」
0
あなたにおすすめの小説
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる